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■□水処理倶楽部通信■□第216号 2005/11/14(月)■□
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△△水処理の情報交換と交流誌△△編集発行:通信編集委員会
 【発行ページ】http://homepage2.nifty.com/watertreatment-club/
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    目  次
      ★ お知らせ
      ★ 高崎浄水場見学会の報告 追補版
      ★ 短信

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■■ お知らせ ■■
●高崎浄水場見学会に同行した雑誌記者の方が書いた記事が掲載されたそうです。
 月刊Earth Guardian 2005年11月号(10月21日発行)
 【タイトル】「生物浄化」で渓流の水を飲料水に(「特集 水を活かす」辺り
に掲載か?)
 http://www.nippo.co.jp/EG/
●213号の短信にて紹介した、週刊新潮 2005年10月20日発売に掲載の「緊急
レポート 水道が危ない!(後編)」について、情報が寄せられています。もし、
読まれた方がいましたら、感想をお寄せください。
●「高崎浄水場見学会の報告 追補版」は、高崎浄水場見学会の報告の正誤表と
中本先生からいただいたコメントを紹介します。また、加筆修正後の原稿につい
ては、同時発行の第216番外号として、別途発行します。
●短信は、ちょっと話題になっていた情報の紹介です。


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■■ 高崎浄水場見学会の報告 追補版 ■■
              報告者 長峰
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 通信210号、211号に掲載しましたその1と2の報告について、中本先生から、
多くのコメントや、間違いのご指摘をいただきました。また、他にも間違いがあ
りましたので、これを含めて紹介します。


○正誤表(中本先生からご指摘いただいたところを含めて列挙してあります)
【第210号掲載のその1について】
------(原文ここから)------------------------
沈殿池の水面の大きさは沈殿池と同程度で、水深は1.5mくらいです。砂の層は
2mほどだそうです。

沈殿池の砂は、26日おきに表面を削る作業をしています。左側の沈殿池は削り取
ったばかり、真ん中が削ってから10日ほど、右側が20日ほど経ったものだそう
です。それぞれ面持ちが違っていました。
------(原文ここまで)------------------------
 ↓
------(修正後ここから)------------------------
ろ過池の水面の大きさは沈殿池と同程度で、水深は1.5mくらいです。砂の層は
2mほどだそうです。

ろ過池の砂は、26日おきに表面を削る作業をしています。左側のろ過池は削り取
ったばかり、真ん中が削ってから10日ほど、右側が20日ほど経ったものだそう
です。それぞれ面持ちが違っていました。
------(修正後ここまで)------------------------
ろ過池と書くべき所を沈殿池と書いていました。


【第211号掲載のその2について】
------(原文ここから)------------------------
先生は、沈殿池の中を反対側まで歩き、槽の角まで行くと、排水口の説明をしま
した。
------(原文ここまで)------------------------
 ↓
------(修正後ここから)------------------------
先生は、ろ過池の中を反対側まで歩き、槽の角まで行くと、排水口の説明をしま
した。
------(修正後ここまで)------------------------
ここも、ろ過池と書くべき所を沈殿池と書いていました。


------(原文ここから)------------------------
藻は、堆肥や家畜の餌として、有効活用使できるのではないかと思いました。
------(原文ここまで)------------------------
 ↓
------(修正後ここから)------------------------
藻は、堆肥や家畜の餌として、有効活用できるのではないかと思いました。
------(修正後ここまで)------------------------
「使」がよけいでした。


○中本先生からのコメント(先生には断りなく少し加筆させていただきました)
【第210号掲載のその1について】
微生物浄化法では、生物が代謝できるものは、すべて浄化できると考えていいよ
うです。ですから、逆にこれ以上分解できない状態でも私たちに害をなす物質は、
除去しきれない可能性があります。例えば、本ではバングラッシュでのヒ素を含
んだ水の浄化の場合、施設内のヒ素が蓄積してしまう問題があったようです。
(中本先生からのコメント:原水中のヒ素を除去できても、砂層に蓄積してしま
う。ヒ素は元素であり、完全に無くすことはできない。そこで、ヒ素を含まない
湖沼や河川水を利用することを考えた。)


左側のろ過池が先生の調査対象になっているようで、排水側に高精度の濁度計が
付いていました。でも、ここが0以上の値を記録したことはないそうです(中本
先生からのコメント:生物浄化法では精密濁度計で0.0以下になるのが普通で
す)。ここから学生が処理水を採水していました。


K氏は、とっても準備がよくて、エビアン(だったけか?)も持ってきていまし
た。この水を飲んでみると、岩肌から湧き出てきた水の感じでした。一方、この
浄水場の水は、苔の生えたところから湧き出た水の味。(中本先生からのコメン
ト:山の清水は、スッキリとした感覚。それは、有機物は無いが、溶けている無
機イオン物質が反応しやすい状態で存在している。それらの物質が少ない時は良
い水。鉄やマンガンなど還元物質がイオン状態で存在し、空気に触れて、酸化沈
殿する場合もある。この水は渋い、苦いことがある。それに対して、生物浄化処
理した水は重いような甘いような味がする。反応する物質が無い状態である。こ
の水は、生物にとって甘い水。「こっちの水は甘いぞ!」と童謡にある水で、生
物にとって安全な水である。2005年9月10日にフジテレビ系の全国ネットで放
送された「不思議の水1000年の旅」で俳優の辰巳琢郎さんが飲んだ水は、苔が生
えたり、藻が生えたりしたところを通過した水で、甘い水でおいしい水であっ
た。)


【第211号掲載のその2について】
PACなどの凝集剤を使うと、後の生物浄化がうまく機能しなくなるのだそうです。
凝集剤は、多くが凝集して沈殿するが、一部が残ってしまい、これを微生物が嫌
うためだと、先生は考えているそうです。私は、PACを使うと、リンがほとんど
除去されてしまうために、栄養塩が不足して藻類が増えられなくなるのも、理由
の1つになるのではないかと思いました。(中本先生からのコメント:リンや窒
素が極端に少ない渓流の水でも、メロシラは繁殖することがわかり、栄養塩が減
少するのではなく、急激な水質変化がいけないと思われた。また、凝集剤が沈殿
池で除去しきれず、ほんの少しでもろ過池に入ると、ろ過池から線虫などの微小
動物が漏出することがわかった。)


削った砂は、しばらく積んでおくのだそうです。そうすると、藻が腐って白くな
ります。現場にいたおじさんが、10cmくらいの固まりを採ってくれました。元が
藻だとは思えないほど真っ白で、指先で簡単に壊れるほどの軽い固まりでした。
腐るときは、かなり臭いそうです。藻は、堆肥や家畜の餌として、有効活用でき
るのではないかと思いました。(中本先生からのコメント:中本の研究室では、藻
の有効利用の研究、どれだけ生産されるのかの研究をしている。)


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■■ 短信  ■■
 こんな情報が流れていました。

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●山口市、椹野川源流にゴミ最終処分場計画
 清流を守る会、返上を申し入れ
 安渓遊地さんのサイトに住民の声
 http://ankei.jp/yuji/

椹野川源流地域、山口市仁保地区は、多くの賞を受賞する地域おこしの先進地と
して知られるとともに、先年産業廃棄物処理場計画を断念に追い込むなど、河川
上流・水源の地域として河に誇りをもち大事にするところとして有名です。とく
に、農業集落排水事業では、河川放流水質を1ppm以下にすることという協定
を市と結んでいることは特筆されます。

2005年夏より、この仁保地区にゴミの最終処分場計画が持ち上がり、今、地域ー
集落を揺るがす大問題になっています。

椹野川の有名な鮎は、今後も食べつづけられるのか、合併した新山口市の水道水
源として大丈夫なのか(同じ山口県内でも、厚東川、木屋川に比べるとあらゆる
データで安心安全さを示していました)

安渓遊地さんは、予定地に近い一貫野部落に「100年は持つ」という県産材の木
の家を建てて住んでいます。今年は、大学の仕事でスペイン・ナバラ州に半年近
く行っていて、その報告を楽しみにしていたのですが、9月帰国以後、ホームペ
ージは、連日の部落集会や申入書、参考資料、新聞記事、集落の若者の発言など
関連事実の報告が掲載されています。

水処理に関心のある人にとって目の離せないサイトです。(へちまや)

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●「市民のための環境学ガイド」の安井先生がテレビ出演
 http://www.yasuienv.net/index.html
 11月19日土曜日日本テレビ系「世界一受けたい授業」
 ミネラルウオーターと水道水について出演されるみたいです。

テレビの内容は、「市民のための環境学ガイド」で紹介されています。
http://www.yasuienv.net/MisunderstandNo1-1.htm
http://www.yasuienv.net/MisunderstandNo.1-2.htm
ここのホームページも読み応えがありそうです。(くじら13号)

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●合併浄化槽と19世紀型下水道の根本的間違い、屎と尿分離型トイレ
 http://www.env.go.jp/chemi/end/2004/sympo7_mats/s6-4_Matsui_01.pdf
 の最後のページ

たしかにアイデアは面白いのですが、我々は、おしっことうんこを別々に分離回
収することはできない(可能だが現実的ではない)という前提で浄化槽を考えて
いるんですよね。これよりは、くみ取り便所と台所排水(+お風呂排水)専用浄
化槽の組み合わせが、現に稼働している屎尿処理場を最大限活用できるので、よ
り現実的でしょうね(さがわ)

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●中 登史紀(NAKA toshiki)のホームページ
 http://www.nakaco.com/

こういう本を翻訳して出しています。
http://www.nakaco.com/s_txt1.htm
最近は辰巳用水、ダム建設にもの申すという活動を多くしているようにHPでは
見えます。(須)

水処理通信100号のサイト巡回で取り上げました。
http://homepage2.nifty.com/watertreatment-club/wnews100/wnews100.html
行動するコンサルですね。すばらしい!!(へちまや)

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●「さきがけライブ2005」のお知らせ
 http://www.jst.go.jp/kisoken/sakigake-live/
 と き:12月22日(木)10:00−17:00
 場 所:東京国際フォーラム ホールB7
 主 催:独立行政法人科学技術振興機構
 入場料:無料

水処理に関するテーマはないようですが、たまには最先端の研究に触れてみるの
もいいものですよ。(長)

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●中央環境審議会廃棄物・リサイクル部会浄化槽専門委員会
 第10回会合の開催について
 http://www.env.go.jp/press/press.php3?serial=6517

中央の話なので、行くことも、いけることもないのですが、何を議論しているの
かなと思うところです。内容をみると、浄化槽の維持管理に関する業務の在り方
について とあるのですが、何が問題のテーマなのか?と気にかかるところです。
(須)


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■□水処理倶楽部通信 ■□水処理の情報交換と交流誌■□
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◆発行:水処理倶楽部通信編集委員会
 連絡・投稿先:長峰 nagt@shirakawa.ne.jp
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【編集後記】高崎浄水場のレポートを書いてて、ふと思ったのは、沈殿と沈澱、
どっちが使われているのだろうということです。googleで検索すると、沈殿
1,060,000件、沈澱89,900件で圧倒的に前者でした。Wikipediaによると「澱が
当用漢字に含められなかったことから、同音の殿での書き換えが行われた」だそ
うです。沈殿だと、字面だけ見ると変な感じ。(長)




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