━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□水処理倶楽部通信■□第218号 2005/11/28(月)■□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ △△水処理の情報交換と交流誌△△編集発行:通信編集委員会 【発行ページ】http://homepage2.nifty.com/watertreatment-club/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 目 次 ★ お知らせ ★ 緊急レポート「水道が危ない!」について 追加情報 ★ 内モンゴル旅行記 その6 そして事件は起きた ★ 短信 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■ お知らせ ■■ ●前号に掲載の「緊急レポート「水道が危ない!」について」について、カミち ゃんさんから追加情報が寄せられました。 ●水の旅内モンゴル編は、第6回目です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■ 緊急レポート「水道が危ない!」について 追加情報■■ by カミちゃん ========================================= 追加情報です。 国土交通省のホームページに、 Q&A「給水管更生工法の技術評価等について」が 掲載されました。 http://www.mlit.go.jp/gobuild/index.html 後半に下記の記載がありますので、ご確認ください。 ======================================================= 記事で指摘されたタール系エポキシ樹脂(基剤)及びアミン類(硬化剤)につい ては、 ・タール系エポキシ樹脂は使用されていない。 ・アミン類は、日本水道協会規格(JWWA)に基づく溶出試験により、不検出で あること。 が3工法について確認されています。 ======================================================= ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■ 水の旅 ■■ 内モンゴル旅行記 その6 〜そして事件は起きた〜 長峰 孝文 ========================================= 内モンゴル大学は、予想意以上に遠かったです。3.5kmほどでしょうか。途 中の大きな公園で、20分ほど休憩を取った私は、再び歩き始めました。 公園から通りに出ると、道の向こう側に、内蒙古健康大学(だったかな?)と 書いてある、看護婦養成学校と思われる施設がありました。地図によると、内蒙 古医院とあります。そして、その真ん前、私がいる側には、商店が並んでおり、 その一つに「φφφ健康用具」(φはどんな文字だったか忘れた部分で伏せ字では ないです)という看板の店がありました。どんなものを売っているのだろう。間 口が3mほどしかない店の中を覗いてみると、ピンク系の色調の大きな箱がいくつ も展示してあります。よくよく見ると、箱に開けられた窓から、口を開けた女性 の顔がのぞいていました。こ、これは・・・南極2号のたぐいではないか! 店 の奥にいた、60歳前後のおじさんが、こっちに目を向けたので、私は、あわて て道を先に進みました。看護学校の真向かいに、この店。中国、恐るべし! ようやく内蒙古大学に着きました。これも、かなり大きな敷地がありました。 正門前の通りは、800mほども大学の敷地が続いています。 フフホトの道を歩きながら、疑問に感じていたことがあります。大きな通りの 歩道の多くには、4mほどの間隔で、街路樹が植えられています。この街路樹の根 元は、1m四方程度の地面が露出しています。ここが妙に窪んでいるのです。地面 よりも50cm以上も窪んでいます。公園などでは、ここに木製や金属製の格子で ふたがされているところもあります。乾燥地帯なので、土が露出していると、風 で飛んで行ってしまうのでしょうか? 内蒙古大学前の通りも、同様の街路樹が並んでいました。そして、ここで窪み の原因を知ることができました。一人のおじさんが、小型のタンクローリーから 引いてきたホースで、その窪みに水を入れていたのです。なるほど、ですね。そ の様子をビデオで撮っていると、おじさんに、何撮ってやがるんだみたいな顔で にらまれてしまいました。 目的とした「入り口スーパー」は、見つけることができませんでした。でも、 内蒙古大学を見ることができたので、次は、初日に道に迷って行きそびれた http://www.geocities.jp/suteichai/02_chengshi/02_chengshi03.htm に紹介されている「清真大寺の近くのウイグル族の集落にあるうまい羊肉串(シ シカバブ)の店」を目指すことにしました。しかし、遠い。あまりにも遠くて、 夕食の時間が迫ってきたため、途中で断念しました。後で、地図をたどってみた ところ、かなり歩いたつもりでしたが、この日に歩いたのは6kmほどしかありま せんでした。暑かったこと、直線的で変化の乏しい風景が多かったこと、そして 標高1000mの空気の薄さが、距離感を狂わせたようです。 この日、気になったことがあります。すれ違う中国人の1000人に数人くら いが、私の顔を覗き込むようにしてから通り過ぎるのです。Tシャツに膝丈のズボ ンという普段着の私が、特に目立っているとは思えないのですが、フフホト空港 で運転手が感じた何かがあるのかな?と思っていました。ホテルに戻ってから、 このことをTさんに話すと、彼は「それのせいじゃない? 漢字が読めるからこの 人は何?って思ったんじゃないかな」と私のTシャツを指差しました。そこには 「琉球人」と大きく書かれていました。なるほど。Tシャツは2枚しか持ってきて おらず、もう一つには「Touch me!」と大きく書かれています。今度は覗き込むだ けでなく触って来る人がいるかも。しかし、「英語が読める人は少ないんじゃない」 とTさんが言った通り、翌日からこれを着て出歩きましたが、触って来る人はいま せんでした。 私がぷらぷら歩き回っていた間に、大変な事件が起きていたことを聞いたのは、 この日の夕食のときでした。 日本人参加者の一人が、中国の公安に拘束されてしまったのです。彼は、内モ ンゴル自治政府の前で、施設をカメラ撮影していただけだったのですが、たまた ま私服の公安職員を撮ってしまったらしいのです。その場で、拘束されてしまい、 カメラのデータを消去され、2時間以上に渡って、日本語も英語も通じない人た ちに詰問されたそうです。中国側の事務局の人たちが出向いて、始末書みたいな ものを書いて、ようやく解放されたそうです。 私服の公安なんて分かるはずもないのに、たまたま写真撮っただけで3時間も 拘束されるなんて! 私も、ほぼ同じ時間帯に同じ場所でビデオ撮影していたな んて! 内モンゴル自治政府どころか、交番や軍人らしき人や、ダッチワイフを 売っている店(これは関係ないか)まで撮影していたとは、なんて危険なことを していたのでしょう。翌日からは、なるべく目立たないように撮影することにし ました。・・・って、その方が怪しまれるか? さらにもう一つの事件が、密かに、参加者全員に向かって、進行していました。 4日目の朝食時、Mさんが「みんな、やられてるみたいだけど、そろそろ来てな い?」と言いました。どうやら、日本人参加者のほとんどが、下痢に悩まされて いるようなのです。私も、そう言われてみれば、おなかが変な発酵していて、や たらとおならが出るし、緩い感じもありました。 この話は、それだけに終わりませんでした。参加者の一人は、3日目辺りから 下痢と嘔吐を繰り返していて、ホテルの部屋から全く出られない状態になってい たのです。私は、事務局をしているMさんに、中国人に付き添ってもらって、すぐ にでも彼を病院に連れってもらうように言いました。彼は、医者に見てもらった ところ、食中毒だったそうです。その日に点滴を受けて帰ってきた彼は、周囲が 驚くほどの回復を見せ、シンポジウムの翌日からの1泊2日の大草原ツアーでは、 元気に踊っていました。 飲み水は、絶対にミネラルウォーター以外を口にしないように、シンポジウム 事務局側から、あらかじめ知らされていました。しかし、水割りに入っている氷 が問題だったのではないか、洗った食器に雑菌が残っていたのではないか、そも そも食材があやしい、と様々な憶測が流れました。意外な盲点を教えてくれたの は、新婚旅行で外モンゴルの大草原を馬で1週間ひたすら進んだという強者のT 夫妻です。彼らは、おなかに来ていなかった数少ない日本人です(最終日あたり には来たそうです)。それは、歯磨きの際に、歯ブラシを洗ったり、口を濯いだ りするのに、水道水を使ってはいけないというものです。飲むわけではないので、 うっかり使っていました。恐らく、日本人参加者の多くがそうだったと思います。 @@@雑談モードです@@@ 216号の短信にてお知らせしました安井先生が出演 された「世界一受けたい授業」を、ご覧になったでしょうか。一昔前までは「旅 先の生水は口にしてはいけない」が日本国内でも当たり前でした。しかし、安井 先生が「6Lを毎日飲み続けても大丈夫なのが水道水だ。」と言っているのを見て 「お〜」と思ったのは私だけではないでしょう。フフホトでの経験が、日本のこ の贅沢を認識させてくれました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■ 短信 ■■ ======================================================= 215号に「浄化槽法施行規則の改正について」を掲載したばかりですが、月刊下水 道12月号vol.28, no.14に水関連三法に関連した特集が掲載されていました。 http://www.kankyo-news.co.jp/ps/qn/guest/news/showbody.cgi?CCODE=19&NCODE=2 ここで「浄化槽法の改正について」として、環境省の浄化槽推進室の係長が書い ています。これによると、この改正は管理の部分に焦点を当てているようですね。 今後は、法定検査実施の徹底を図って行きたいとのことです。(長) ======================================================= 下水汚泥を有効活用 タクマと東京ガス 処理場で発電実験 http://www.tokyo-np.co.jp/00/sci/20051122/ftu_____sci_____001.shtml 東京都でも、PFI方式で消化ガス発電事業をやっていますが、稼働状況はどうなん でしょうね?(さ) 燃焼ガス発電ですね。汚泥の乾燥は、水分80%全てを加熱乾燥しているのかな? そこでかなりのエネルギーロスが出そうだけど。似たようなので、鶏ふんの焼却 熱で発電というのがあります。 http://leio.lin.go.jp/tkj/tkj25/kokunai2_25.html (長) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□水処理倶楽部通信 ■□水処理の情報交換と交流誌■□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【お断り】このマガジンは正確さ・完璧さなど保証致しかねますので各自の 責任で確認のうえ、ご利用下さい。また本誌で知りえた情報による損害・ 紛争について一切関知しませんのであらかじめご承知下さい。 ◆配信所:まぐまぐID=0000019863 melma!ID=m00010669 その他の配信所は、配信を停止しました。 ◆登録・変更・解除、バックナンバー、ML、読者掲示板 http://homepage2.nifty.com/watertreatment-club/ ◆発行:水処理倶楽部通信編集委員会 連絡・投稿先:長峰 nagt@shirakawa.ne.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【編集後記】ひさびさの内モンゴル編で、水道水の問題を紹介できました。よう やく次回あたりから、この連載を書こうと思った核心に・・・近づくのか? こ れが終わらないとデンマーク研修旅行記が再開できないのだが・・・(^.^;;(長)