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■□水処理倶楽部通信■□第236号 2006/4/17(月)■□
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△△水処理の情報交換と交流誌△△編集発行:通信編集委員会
 【発行ページ】http://homepage2.nifty.com/watertreatment-club/
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    目  次
      ★ お知らせ
      ★ 傾斜土槽法による汚水浄化
      ★ 手作り生物浄化装置プロジェクト 9
      ★ 短信

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■■ お知らせ ■■
●「傾斜土槽法による汚水浄化」は、234号にて紹介した傾斜土槽法について、
花水土さんから投稿がありましたので紹介します。
●「作り生物浄化装置プロジェクト」は、原水のSSを考えてみました。

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■■ 傾斜土槽法による汚水浄化 ■■
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 Googleで検索し、貴倶楽部を知りました。

 私は、ダム貯水池の水質管理と水質改善対策を行っています。しかし、いくら
貯水池内で頑張っても、ダムの上流からは汚濁がどんどん流入してきます。現在、
合併処理浄化槽の普及が進められていますが、既設処理方式からの切り替わりは、
家の建て替え時になるので、現状が改善されるには、数十年は必要でしょう。高
度浄化型(T-N・T-P浄化型)合併処理浄化槽の普及などは、夢のまた夢のようで
す。私の担当するダム流域での高度浄化型合併処理浄化槽の設置は皆無です。

 この状況を改善するには、より安価にBOD・CODとT-N・T-Pを同時浄化する方法
が必要と考え、傾斜土槽法を考案し、現在、これによる水質浄化対策に取り組ん
でおります。当初は、台所排水などの未処理の生活雑排水対策に取り組み、技術
的には完成しました。通信234号にあった台所排水の浄化実験は、わが家の台所
です。設置から5年目になりますが、無動力、維持管理なしで、毎日100L程度を
BOD・COD・T-N・T-Pの除去率80〜90%で浄化を続けています。そろそろ浄化担体
の掃除(生成土壌の回収)を行う予定です。

 しかしながら家庭用は、行政の支援がないと普及は難しく、現在は口コミで知
った環境意識の高い方が、通販で傾斜土槽の容器を購入されて自前で設置されて
いる状況です。滋賀県での"こだわり住宅コンク−ル"にて、昨年、傾斜土槽法
で生活雑排水を浄化する方式で家を新築された方が受賞され、県知事から表彰さ
れておりました。

 現在は、排水処理で困っておられる食品工場や畜産事業場に展開を始めていま
す。香川県畜産試験場とは、昨年から共同研究を行っています。また、JICA
からの要請で、一昨年からは、海外の発展途上国(主にアジア)から水質浄化の
研修に来日される研修生の講義メニュ−の一つになり、講義を行っています。日
本よりも海外での普及が早いかもしれません。
(花水土)

傾斜土槽法についてのサイト(末尾に文献も紹介しています)
http://ns4c.yon-c.co.jp/dept/environ/hanami.html

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■■ 手作り生物浄化装置プロジェクト 9 ■■
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 砂や砂利の情報を仮設サイトに掲載しました。
http://homepage.mac.com/nagt/mizusyori_kurabu/suna/suna.htm

 その8に掲載した内容を整理して掲載しました。
http://homepage.mac.com/nagt/mizusyori_kurabu/seiri/seiri.htm


 原水のSSについて整理してみました。

 原水に含まれるSS(微細粒子)は、装置の規模や構造を考える上で、かなり重
要な要因になります。生物浄化装置でのSSの除去は、微生物による分解と、微生
物膜層によるろ過の2つがあります。微生物による分解は、水に解けていないけ
れども微生物に利用できる成分でできた粒子に対して作用するもので、ガスや水、
水に解ける成分、そして微生物に分解できない粒子になります。微生物膜層によ
るろ過は、前に述べた微生物に分解できない粒子に対して作用するものです。こ
の粒子には、微細な鉱物のような分解しようがないものもありますが、微生物に
よって分解可能なものでも、砂ろ過槽の表面を削ったり、藻の浮上によって排出
されたりするまでに、分解されきれない粒子も含まれます。

 生物浄化装置では、後者の微生物膜層によるろ過によって除去されるSSが問題
となるのが一般的だと思われます。微生物によって分解される粒子は、BODとし
て補足される有機物ですから、そんなにBODが高い水を飲み水にすることは少な
いからです。

 微生物膜層によるろ過によって、SSを除去する方法は、先に述べたように、砂
ろ過槽の表面を削るか、藻の浮上によって排出されるかの2つしかありません。
砂ろ過槽の表面を削る作業は、微生物の浄化作用を低下させるので、多くても月
に1回(砂を削らずに生物膜の部分だけを吸い出すだけなら2、3回程度でしょう
か?)程度です。ですから、SSの流入が多い場合は、それだけ砂ろ過槽の面積を
大きくしなくてはなりません。

 ところが、砂を通る速度は3〜5m/日が適切とされており、平常時の流速がこれ
よりも遅くなると、良好な水質が得られなくなる可能性があります。したがって、
この流速を維持できないほどの原水の場合は、砂ろ過槽に入る前に、前処理とし
て沈殿槽や礫槽などを通して、分解されないSSを除く必要があります。

 原水の汚濁成分で増殖した微生物たちも、砂ろ過槽の表面を削るか、藻の浮上
によって排出されるSSだと考えることもできます。つまり、原水のBODや栄養塩
が多すぎる場合は、微生物膜層の増殖が速くなるでしょうから、その排出を高め
る必要があります。すると、その分だけ分解できないSSの除去も高まります。つ
まり、分解できないSS、微生物の栄養となる汚濁物質、砂ろ過槽の面積が関係し
合っていることになります。

 ここには、藻類を含めた微生物の活性が関わっているので、水温、太陽光の量、
負荷の変動といったことも影響してきます。この辺の関係は、明確になっている
のかな?

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■■ 短信  ■■
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バンコクの下水処理 東京工業大学工学部の浦瀬太郎助教授
http://homepage3.nifty.com/turase/greeting/opi_j157.html

 バンコクには三階建ての下水処理場があるのですね。おもしろいですね。
(さがわ)

 すごい構造ですね。従来の排水路を下水道代わりにしているところも面白いで
すね。BODが低いのは、流れている間に浄化が進んでいるためかな。このサイト、
なかなか面白いですね。「下水処理水に含まれるハロ酢酸の起源およびその放流
域での挙動」は初めて見ました。
http://www.cv.titech.ac.jp/~turase/research/haa.html
(な)

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水不要の小便器米高層ビルに…地元の配管工反発
http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200604/sha2006040412.html

 前々号、前号に続いて話題になっている「水を使わなくても衛生的な男性用小
便器」に関する続報です。海外でははやってきているのでしょうか?
(くじら13号)

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浄化槽管理士試験の解答

 「設備と管理」5月号に浄化槽管理士試験の解答が載っていますね。今年はチ
ャレンジしてみようと思います。
(さがわ)

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「ヴァーチャルウォーター(仮想水)」という考え方
http://www.inax.co.jp/company/news/2006/060_eco_0331_48.html

 INAXのホームページにこんな記事がありました。日本人は、一人一日に1,460
リットルの水を輸入していることを知っていますか?
(くじら13号)

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食の安全システムと品質管理シンポジウム
食の安全・品質規格(ISO22000 、SQF SQF)と品質向上に向けての新展開
http://www.sasj.org/meetings/sympo2006/FOOMA.pdf

と き:2006年6月6日(火)
会 場:東京ビッグサイト(国際食品工業展会場内に設置)
主 催:農業施設学会
共 催:鹿児島TLO

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【編集後記】畜産を中心に未利用有機資源の利活用をしようとする、新しいプロ
ジェクトを企画中です。その現場に関わる人たちと、花見と称して一杯やってき
ました。ビールに始まり、ワイン、日本酒、焼酎、締めくくりは中華料理店で豚
足を食べながらの老酒・・・翌日はほとんど死んでました。でも、楽しかったし、
おいしかった。特に最後の人肌に燗した老酒と煮込んだ豚足はベストマッチ!
(やっぱり飲み食いの話に終始 ^.^;)(長)





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