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■□水処理倶楽部通信■□第242号 2006/5/29(月)■□
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△△水処理の情報交換と交流誌△△編集発行:通信編集委員会
 【発行ページ】http://homepage2.nifty.com/watertreatment-club/
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    目  次
      ★ お知らせ
      ★ 汚泥談合
      ★ 短信

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■■ お知らせ ■■
●「汚泥談合」は、汚泥処理施設談合事件に端を発した事件についてまとめてみ
ました。

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■■ 汚泥談合 ■■
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 防衛庁、橋梁、そして汚泥と世間を騒がしている団子(う)三兄弟事件です。
泥団子ならぬ汚泥団子(う)について、情報をまとめてみました。

○まずは逮捕者が出た情報から
汚泥談合 公取委がメーカー告発、幹部ら逮捕へ
http://www.sankei.co.jp/news/060523/sha050.htm
荏原製作所など7社の担当者7人を逮捕 汚泥談合事件
http://www.asahi.com/national/update/0523/OSK200605230058.html?ref=rss
 11社による談合組織で、荏原製作所、住友重機械工業、栗田工業、クボタ、ア
タカ工業が主導的な役割を果たす「幹事社」だったようです。こういった会社を
中心に7社の部長級担当社員7人を独占禁止法違反で逮捕したそうです。いずれ
も容疑を認めているとのことです。大阪府阪南市をはじめ、静岡、三重、山口、
福岡、長崎、熊本各県内の計8件の工事で、組織的な談合を繰り返したとされて
います。


○事業を撤退
告発6社、事業撤退 需要減・収益悪化 汚泥談合
http://www.asahi.com/national/update/0524/TKY200605230390.html?ref=rss
 11社のうち、住友重工、荏原製作所、JFEエンジニアリング、クボタ、日立
造船が事業撤退、三菱重工は業務を子会社に移管だそうです。「事業をめぐって
は入札前に談合情報が飛び交い、政治団体などから圧力がかかることが多かった
といい、業界でも「リスクが高い」とみられてきた」ということで、以前から撤
退を検討していたところもあったようです。「ある大手メーカーが事業からの撤
退を話し合う役員会議を開いたのは、(昨年の)7月だったという。『怪文書がた
くさん届いている』『使途を明らかにできない支出が多い』。幹部は厳しく担当の
営業部門を叱責したという。」ということもあったようです。

社長の視点: 汚泥施設談合
http://ipi117.cocolog-nifty.com/blog/2006/05/post_c913.html
 大手ゼネコン4社は、昨年末から談合に関与したとみられる全国の営業担当者
を一斉に配置転換したそうです。談合に加わったら懲戒解雇にする規定を設けた
企業もあるとのことです。もし、社意に反して談合しているのであれば、懲戒免
職すべきでしょうね。できないのはしゃべってもらってはまずいことがあるか
ら?


○かなり強引なこともやっていたようです
汚泥談合担当者逮捕/下関市 対応追われる
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000000605240003
 入札当初から参加出来なかった企業が再三にわたって市に異議を申し立てたり、
事業責任者の市環境部長が「この問題にかかわりを持ちたくない」として就任1
カ月で突然辞任したりと異例の事態が続いていたようです。

汚泥談合、入札前から疑惑噴出 富津
http://mytown.asahi.com/chiba/news.php?k_id=12000000605240001
 公正取引委員会が告発対象に加えなかったものの、一連の談合の一部だったと
指摘している富津市クリーンセンター工事の入札について、当初アタカ工業が受
注することで話がついていたけれども、タクマが談合組織に加わる条件で落札し
たようです。落札に当たっては、様々な疑惑や怪文書が飛び交っていたそうです。


○迷惑を被っているところもあるようです
汚泥談合余波で、三田市施設建設が宙に浮く
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20060521p402.htm
 昨年10月に仮契約を結んだプラントメーカーが、他で建設した産業廃棄物処
理施設でダイオキシン濃度の虚偽報告が発覚したために契約を破棄しました。先
月、再入札を試みたそうですが、大阪地検が談合事件の捜査に着手したことで、
主要メーカーが軒並み6か月以上の指名停止になる可能性があり、主要メーカー
抜きに建設を行うのは難しいとの判断で再入札を取りやめたそうです。既設の施
設は、耐用年数の15年を過ぎていて、毎年補修を行って"延命"を図っている状
態だそうです。今回の事件に関わるメーカーなしで入札できないとの判断
は???ですが、耐用年数が15年しかないってのもどうなんでしょう?


○被害額は188億円
汚水施設談合:2年半で不当利得188億円 国の補助金も
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060526k0000e040067000c.html
 2003年4月〜2005年7月の間に発注された工事で、メーカー側の不当利得が188
億円を超えるようです。おそらく、これも氷山の一角かと思いますけど。142億
円が自治体や事務組合、46億円が国の損害だそうです。3兆円の公的資金を吸い
込んで、アイフル事件を起こしているような銀行に比べると、まだまだかわいい
金額ではあります。とは言うものの、数十万円あれば、とりあえずは殺さずにす
んだ期間が延びて、もしかすると殺さなくても良いことを知ることができたかも
しれない事件
身障者の二女殺害 「介護負担増と誤解」 福岡地裁初公判 母、罪状認める
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/20060526/20060526_008.shtml
もあることから考えると、188億円あれば、いったい何人の日本人が殺されたり
自殺せずに済んだのでしょうか。もちろん、その目を海外まで広げれば、数千万
人単位を救えるかもしれません。


○根っこは天下り団体?
談合も行き着いた先は・・・ 
http://plaza.rakuten.co.jp/wakeari2005/diary/20060422/
城南衛管 談合防止問題
http://www.geocities.jp/nikkori5/eikandanngoubousi0604.html
 今回の事件をたどっていくと、厚生労働省や環境省の天下り機関となっている
財団法人日本環境衛生センターにいきあたるそうです。ここがコンサルトしての
窓口となり、「汗かき」として自社で設計してもらえば、自然と落札できるとい
うシステムだそうです。この辺までくると、霧の中って感じです。いつものパタ
ーンだと、ここまで明確になることはないですね。


○こんな情報まで
汚泥再生施設談合の裏に安倍晋三代議士も関与か!
http://straydog.way-nifty.com/yamaokashunsuke/2005/08/post_5e30.html
 これも審議が定かでないないようですが「汚泥再生施設は、先に事件化した橋
梁談合よりも利益が見込める。橋梁の場合、部品の市場価格が決まっており、水
増しに限度があるが、汚泥施設ではそういう基準がない。」との指摘は、なるほ
ど!ですね。このサイトでは、先にも出た下関市が発注した汚泥施設で「20億円
程度の施設規模に30億円で発注しており、市民オンブズマンが異常な高値でおか
しいと、入札の執行停止の仮処分を申し立てた経緯がある。その差額のかなりが
市長と、その背後の安倍事務所に裏金として還流しているのではないかと見られ
ている。」としています。


○とりあえず感想をば
 談合の相次いだ摘発。自分らの税金を吸い取っているのかと思うと、腹が立つ
事件です。「越後屋よ、お前も悪じゃのぅ」の江戸時代、いやもっと前から連綿
と続いてきたものを感じます。あくまでも、これは氷山の一角。逮捕されるのは
海の上の出ている部分だけなのです。その人たちは、仕方なく、もしくはこれが
当然だとやっていたのかもしれません。これを防止する策が出てくる日はいつな
んでしょう?

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■■ 短信  ■■
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NPO法人「地域水道支援センター」設立総会開催される
http://www.geocities.jp/watertecjapan/tiikisuidou.html

 5/20にNPO法人「地域水道支援センター」の設立総会がありました。この日
は、信州大学の中本教授や、「水道はどうなるのか?」の瀬野守史さん、保屋野
初子さん、築地書館の土井社長などの著名な方から学生さんまで、会の運営に賛
同した人30〜40名くらいが参集していました。この会がこれから少しでも今
の水道が抱える問題解決の糸口を作っていければ良いと思います。
(ひろきち)

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原油相場の攪乱から学ぶ経営戦略
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20060516/102218/?P=1

 水処理=>有効利用=>ガス発生など代替エネルギー利用
という技術的図式。一方で、
 原油高=>省エネ、代替エネ開発
という国際的政治経済的な図式。この二つをくっつけると代替エネルギー開発は
国際政治経済との関係がある重要な技術開発国策となるように思います。日本政
府ではブラジルとバイオアルコールの点で協力をする方向も見えます。そのうち、
アルコールで動く、ハイブリッド車が出てきたり、下水道消化ガスで動く、ハイ
ブリッド車が出てきたりするかもしれません。
(須)

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シンポジウム「地域環境学の構想〜楽しい環境保全をめざす学問〜」
http://www.iii.u-tokyo.ac.jp/~yasutomi/ProjectY/posuta.pdf

6月8日、9日
駒場キャンパス 18号館ホール
このシンポジウムでは、苦しくない形で環境を保全する仕組みを求めて「楽闘」
を続ける勇者たちが集います。堅苦しく、報告を拝聴するのではなく、ワイワイ
と議論しながら、各人の活動と思索を紹介していただくやわらかな形式といたし
ます。

このシンポジウムとは別に、これに続いて以下の研究会を開きます。
ご興味のある方は、ご参加ください。
「対話による複雑系研究会(4)」
6月9日(金)4時から
18号館ホール
昨年度から3回にわたって対話による複雑系研究会を行なってまいりました。本
年度最初の研究会は、「共生とは何か」というテーマで議論をおこないたいと思
います。今回の対話者は、複雑系科学の指導者の地位を占める物理学者金子邦彦
氏と、トゥバ民族音楽演奏家でありながら、微生物学者でもある等々力政彦氏で
す。金子さんには、数理科学の側面から、共生という現象を可能にするうえで不
可欠な生物の可塑性について論じていただき、等々力さんには、シャーレのなか
における、大腸菌と粘菌という捕食者・被捕食者が、ある状態で暮らしているう
ちに、いつしか共生関係にはいり、やがてお互いなしには生きられないまでにな
る、という実験室での進化過程を話していただいた上で、共生を理解するための
科学的枠組みを探求いたします。皆様のご参加をお待ちしております。

 趣旨を汲み取りにくい内容ですが、先端だから言葉に表しにくい、そういう集
まりです。新たな視点が生まれるときは、いつも見えづらいものですが、見えて
しまえば理解は簡単です。地球が回っていることや遺伝の仕組みだってそうだっ
たのですから。
(長)

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今さら聞けない アース
http://www.be.asahi.com/be_s/20060521/20060511TSUN0002A.html

 まさに今さらですが、水関係は時に気をつけましょう。
(長)

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中国の理系論文を日本語DB化、今秋から公開
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20060522ik01.htm

 「中国の学術論文を日本語で紹介するデータベースを独立行政法人科学技術振
興機構が作り、今秋から公開する」だそうです。中国の研究は幅広いですから、
先端からトンデモまであって、楽しそうです。
(長)

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【編集後記】談合事件。見方を変えると、日本の良きシステムの終焉を表してい
るのかなぁとも思います。談合などのなれ合い社会を容認してきた日本が、それ
を許さなくなるとき。振り返ってみれば、自分たちの健康、老後、教育、平和、
多くの面で格差を拡充しつつある経緯を見れば、こうした良き日本型社会主義を
終わらせ「金のないやつは、それなりのところで生きろ(もしくは死ね)」の本
格的資本主義への突入か?とも思います。それをよしとする人もいるでしょうが、
平和に楽しく楽に生きたいと思う人がほとんどではないでしょうか? そんな自
分たちの寄りどころは日本国憲法です。これは、国が自分らを縛る決まりではな
く、自分らが国を縛る内容になっています。とりあえず、以下の2条をどうぞ。

第15条 公務員を選定し、及びこれを罷免することは、国民固有の権利である。
2 すべて公務員は、全体の奉仕者であつて、一部の奉仕者ではない。

公務員に邪険に扱われたときは、お前らは奉仕者なんだから、奉仕しないなら首
にさせっぞ!と言えるはずです。そんな公務員を減らして、民間に移すことの意
味はもっと考えるべきでしょう。もっと正さなくてはならないところはあるで
しょうに。

第25条 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
2 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上
及び増進に努めなければならない。

健康で文化的な最低限度の生活ができていない人は、堂々と権利を主張していい
はずです。国が努めなければならないことなのですから。努めるとは、不可能な
ことでない限り実現するということです。戦後ではなく豊かな今の日本。できな
いことは少ないはずです。

未来に希望を感じられなくなったとき、自殺しそうになったとき、自殺しそうな
人を見つけたとき、たまにはゆっくりこういうものを読んでみるのも良いもので
す。
日本国憲法
http://www.houko.com/00/01/S21/000.HTM
(長)




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