━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□水処理倶楽部通信■□第246号 2006/6/26(月)■□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ △△水処理の情報交換と交流誌△△編集発行:通信編集委員会 【発行ページ】http://homepage2.nifty.com/watertreatment-club/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 目 次 ★ お知らせ ★ 酪農排水処理プロジェクト 1 ★ 短信 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■ お知らせ ■■ ●酪農排水処理プロジェクトは、実際の処理現場での試行錯誤を、読者のみなさ んとともにやっていきたいという企画です。よろしくお願いします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■ 酪農排水処理プロジェクト 1 ■■ ========================================= ひょんなことから、酪農家のふん尿・排水処理の手助けをすることになりまし た。読者のみなさんからも、ご意見を集めつつ、いろいろと試行錯誤しながら、 処理できるようにしていきたいと思います。 【状況】 農業知識ゼロの若者が、廃業した牧場に入り、酪農を始めたところです。すで に乳牛が15頭いますが、将来的には24頭まで増やす予定です。牛舎と、3.5haの 牧草地(1ha程度は土壌改良しなくては使えないので実質2.5ha)がありますが、 牛舎は自然流下式で、貯留槽があるのみです。ここには、牛が食べ残した長い乾 草も流れてきており、ポンプなどを詰まらせる可能性が高いと思われます。機材 は、トラクターなどの農機がなく、軽トラが1台あるだけです。資金はほとんど ありません。現状は、全て人力で行っており、とても苦労しています。 自然流下式:畜舎の深い溝があり、ここにふん尿や洗浄水を落とし、貯留槽まで 流れていくようになっている畜舎構造です。 【処理プラン】 いくつかのできそうなプランを考えてみました。 1.バキュームタンクで牧草地に散布 トラクターとバキュームタンカーを購入する予定(いつになるか不明)です。 これで、貯留槽から吸い取って、牧草地に散布できます。処理の手間や時間がか かりませんが、重たいトラクターやタンカーが牧草地に入るため、牧草や地面を いためる可能性があります。 2.ポンプで送って牧草地に散布 ポンプで牧草地まで送って散布する方法です。散布先は人力で作業するので、 手間はかかりますが、牧草地をいためません。しかし、牧草地は広いので、数百 メートルの配管が必要ですし、これを送るだけのポンプが必要です。冬期の凍結 の問題もあります。 3.軽トラで牧草地に散布 軽トラにタンクを積んで、これにポンプで投入し、軽トラで牧草地に散布する。 バキュームタンクよりも重量がないので、牧草や地面のいたみは少ないですが、 1回の散布できるのが300L程度なので、1日あたり1000L程度出るとすると、3回も 作業をしなくてはなりません。1回に30分かかるとすると、90分もかかってしま います。 4.完全放牧 基本的に牛舎を使わず、放牧させることで、ふん尿はそのまま牧草地にしても らう方法です。ふん尿処理の手間はかかりませんが、牧草では不足する分の餌を 別途与える作業が面倒になる、病気にかかりやすくなる、牧草地に均等にふん尿 が散布されるわけではないといった問題があります。 5.施設を導入する 何らかの補助金を受けて施設を導入することができるか? 自己資金ゼロでは 難しいかもしれません。 ポンプなどを送る場合は、貯留槽に入り込んだ乾草がトラブルのもとになりそ うです。カッターポンプ(高価だろうなぁ)で切断するか、餌として与える前に 短く切断するか(手間かかるし解決になるかも不安)、自然流下で固液分離装置 まで持っていくかしなくてはならないです。固液分離する場合は、分離した固形 分を別途処理しなくてはなりません。また、貯留槽の底にたまる汚泥を、撹拌し てから吸い出すのか、別途取り出して処理するのかも、全体の処理を大きく変え ます。 牧草地に散布する場合、悪臭が問題にならないかも気になります。何らかの前 処理が必要かもしれません。 さてはて、他に良い案はあるでしょうか? また、これらのプランで、お勧め のものはどれでしょうか? 皆さんからのご意見をお持ちしています。 →mizusyori@mac.comまで (長) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■ 短信 ■■ ======================================================= 栗田工業 環境規制強化で"特需" 排水処理事業 08年度に倍の80億円 http://www.business-i.jp/news/china-page/news/200606230016a.nwc 汚水処理の中国特需の内容です。最近、これらプラント関係の社員で中国語の 学習を強調する人が増えてきているように感じます。一方、このことは敏感な人 はすでにわかっていたので、かつ、いまさら語学学習では特需に間に合わないよ という意見も聞きます。今ならまだ間に合うのか。それとも、特需はまだまだ続 くのか。結構、まだ続くようにも思います。さて、どうでしょう。 (須) ======================================================= ガソリン、バイオエタノール混合に転換 30年まで http://www.asahi.com/science/news/TKY200606110305.html すでに朝日のサイトでは消えているので、googleのキャッシュで見てください。 http://72.14.235.104/search?q=cache:7tdB0ce04vAJ:www.asahi.com/national/update/0611/ TKY200606110305.html+ガソリン、バイオエタノール混合に転換&hl=ja&ct=clnk&cd=1&lr=lang_ja 環境省が自動車のガソリンの全量を、2030年までに植物資源からつくるバイ オエタノール10%混合に切り替えることにしたそうです。環境に良さそうです が、対応できていない古い車が走れなくなくなりそうなのはいやだなぁ。自動車 メーカーは車の売れ行きが良くなってうれしいのでしょうけど。 (長) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□水処理倶楽部通信 ■□水処理の情報交換と交流誌■□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【お断り】このマガジンは正確さ・完璧さなど保証致しかねますので各自の 責任で確認のうえ、ご利用下さい。また本誌で知りえた情報による損害・ 紛争について一切関知しませんのであらかじめご承知下さい。 ◆配信所:まぐまぐID=0000019863 melma!ID=m00010669 その他の配信所は、配信を停止しました。 ◆登録・変更・解除、バックナンバー、ML、読者掲示板 http://homepage2.nifty.com/watertreatment-club/ ◆発行:水処理倶楽部通信編集委員会 連絡・投稿先:長峰 mizusyori@mac.com ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【編集後記】大阪に5日間滞在しました。1泊だけしたホテルでは、漆喰の部屋と いうところでした。全ての壁一面が漆喰なのです。できて間もないということも あるのでしょうが、漆喰の臭いがかなり強かったので、しばらく窓を開けました。 そうしたところ、蚊が入り込んで、これと1時間以上も格闘する羽目になりまし た。いやはや。 (長)