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■□水処理倶楽部通信■□第249号 2006/7/17(月)■□
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△△水処理の情報交換と交流誌△△編集発行:通信編集委員会
 【発行ページ】http://homepage2.nifty.com/watertreatment-club/
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    目  次
      ★ お知らせ
      ★ 香川オフ開催される その3
      ★ 短信

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■■ お知らせ ■■
●香川県にて開催された傾斜土槽法見学会&オフ会。第3回目です。

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■■ 香川オフ開催される その3■■
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 馬鹿みたいに日本酒を飲みまくった翌朝は、予想外のすっきりした寝覚めでし
た。梅雨時でありながら、天気も上々です。さて、見学会2日目は、(株)井上産
業から始まりました。この会社は、活魚水槽などのFRP製品を製造販売しており、
傾斜土槽の製品開発にも携わっています。傾斜土槽の販売も行っており、購入し
たいときは、ここに発注することになります。
http://www.inouesangyo.co.jp/

 高松から南に10km余りのところにある、今年3月に合併誕生したばかりの、綾
川町にありました。敷地には、様々な試作、実験の残骸が置かれており、参加者
一同、興味津々であちらこちらを覗き回りました。花水土さんが、その一画にあ
る、ブルーシートがかけてあるところに案内しました。

 シートをめくると、2cmほどの白い石が、50cmほどの高さに積まれていました。
これは、食品工場の油ギトギトの排水(n-ヘキサン抽出物質が15,000〜
450,000ppmもある!)を流して、油がぎっちり詰まった傾斜土槽の担体を、出し
て積んでおいたものでした。担体には、鹿沼土の代わりに、強度の強い軽石が使
われているとのことでした。積まれた表面は、ただの軽石しかないように見えま
した。しかし、掘ってみると、前日に四電コンサルタントで見たのと同じように、
黒い土のようなものが軽石の表面にべっとり付いた状態のものが出てきました。

 手に採って臭ってみると、ミミズがたくさんいる汚水溜めの臭いが、かすかに
しました。よく見ると、軽石の間に1〜5mmほどの細かい砂利状のものが、たくさ
ん含まれていました。これを指で潰してみると、ちょっと力を加えただけで簡単
に砕けて、細かい粉になりました。そして、懐かしい、山の土の香りがしました。

 私の郷里は、シラスと呼ばれる真っ白な火山灰土が、降り積もってできた山に
囲まれています。子供の頃は、その山で、よく遊んだものです。シラスの主成分
はケイ素で、栄養分がなく、保水性もないので、植物は育ちません。しかし、長
い年月の間に、山の表面の1mほどが黒い土になり、大きな木が茂る山になってい
ます。山を削って作られた林道では、このような断面が、あらわになっていると
ころが多くあります。このようなところで見られる小さな粒が、まさに、その傾
斜土槽の担体の間にあった粒と、大きさ、硬さ、砕け具合、臭い、ともに同じで
した。

 私の横で、だれかが「これはミミズのフンだな」と言いました。山でも傾斜土
槽でも、ミミズがこの粒を作っている! 一瞬、ナウシカが、腐海の底の砂が、
指の先で簡単に砕け、腐海の機能を知ったシーンが浮かびました。
  ナウシカ:なんて立派な木。枯れても水を通している。井戸の底の砂と同じ。
       石になった木が砕けて降り積もっているんだわ。
  アスベル:ナウシカ。泣いてるの?
  ナウシカ:うん。うれしいの・・・

 事務所に入ると、社長の井上氏が迎えてくれました。彼は、傾斜土槽で取り組
んでいる、畜産排水処理の話をしてくれました。この中で興味深かったのは、家
庭用の台所に設置するディスポーザーとその後の処理をする装置の話でした。
http://www.izumi-products.co.jp/products/kankyou/izumi_clean/index.html
この装置は、粉砕後に固液分離し、固分を乾燥させるもので、30万円だそうです。
一通り、話を終えた井上氏は、外に出て、実際にその固液分離器を見せてくれま
した。

 その装置から取り出した固液分離器は、モーターを含めて一辺30cmの立方体の
中に収まってしまうくらいのコンパクトさです。日頃、畜産排水処理の現場で見
ている、ごつい固液分離器に比べ、外装がプラスチック製のそれは、おもちゃの
ように感じました。

 井上氏は、乳牛舎の汚水(主に尿で、これにふんがとけ込んでいるもの)に凝
集剤とおがくずを混ぜ、この装置に取り付けてあるロートに流し込みました。す
ると、きれいに固液分離され、ぱさぱさな感じがするくらい水分の少ない固分が、
次から次に出てきたのです。1日に1m3くらいの処理は、余裕でできそうなくらい
の処理速度です。こんなちゃちな装置で、こんな性能を発揮するとは驚きです。

 残念ながら、この装置で、乳牛舎の汚水を処理したところ、砂が隙間に入り込
んで、2週間で動かなくなったそうです。井上氏は、この装置を分解した部品を
使って、その仕組みを教えてくれました。
http://www.izumi-products.co.jp/products/kankyou/izumi_clean/system_new.html
この図の固液分離装置にあるように、一部突起のあるリング状のステンレスの板
が、一定の隙間を空けて何枚も重ねてあり、これがドラムの中を回転する構造で
す。板の隙間から水分が抜け、突起の部分でかき集められた固分が、バネで支え
られた板に押し付けられることで、しぼられて排出されます。ドラム本体はプラ
スチックですが、内側にステンレスの板が張ってあり、摩耗を防いでします。し
かし、このステンレスの板とプラスチックの間に細かい砂が入り込んで、中で回
転するリングに接触するようになって止まってしまったそうです。

 井上氏は、現在、直流電流を流しながら凝集剤を混ぜることで、効率的に固液
分離ができる装置を開発中だとのことでした。
(つづく)


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■■ 短信  ■■
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社団法人千葉県環境保全センターのサイト
http://kankyohozen.com/

 結構頑張って更新されています。かなり役に立つと思います。
(くじら13号)

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平成18年度「資源回収型造水技術調査」に係る請負先の公募について
http://www.meti.go.jp/information/data/c60712bj.html

平成18年度グリーン・サービサイジングモデル事業の公募結果について
http://www.meti.go.jp/press/20060714003/20060714003.html

平成18年度環境コミュニティ・ビジネスモデル事業の公募結果について
http://www.meti.go.jp/press/20060714004/20060714004.html

(須)

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平成18年度東京湾貧酸素水塊発生機構解明調査業務
http://www.env.go.jp/kanbo/chotatsu/kikaku1/h180714a.html

 こんな業務あるのですね。最初、何それ?って感じでした。
(須)

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屋上緑化2倍増 国交省調査 壁面緑化は13倍に
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200607080002a.nwc

------ここから引用-------
 ビルの屋上に芝などを植える屋上緑化は6年前の約2倍、壁面にツタをはわせ
る壁面緑化は約13倍に増えている。
---中略---
2000年の施工面積は屋上緑化が12・3ヘクタール、壁面緑化が0・14ヘ
クタールだったが、05年は屋上24・1ヘクタール、壁面1・8ヘクタールへ
とそれぞれ増加。6年間の累計でみると、屋上が123・7ヘクタール、壁面が
4・6ヘクタールに拡大した。
------引用ここまで-------

 いいですね。ついでに中水を散布してやれば、冷却効果も高まりそう。それよ
も、屋上全体を傾斜土槽にして、処理水を壁面に垂らして蒸散させれば、汚水を
流し込めるかも。
(長)

 見学会でみていただいたわが家のネット壁面緑化は、夏場のエアコンの稼動が
ずいぶんと減りましたから、やはり壁面や屋上の緑化は省エネ効果があるのでし
ょうね。傾斜土槽を中水製造目的で設置している家庭では、この夏場は、傾斜土
槽の処理水は、庭木の水やりに活躍しています。
 その意見のような大型の傾斜土槽(公園の花壇を兼用したような)を、どこか
で実現させたいと考えております。
(花水土)

 前号の報告で、その壁面ネットについて、書こうかどうか迷って、結局書かな
かったのですが、あれは効果が高いと思いました。家の壁に直接ツタをはわせて
いるところをしばしば見かけますが、これよりも冷却効果が高いと思いますし、
家の痛みが少ないと思います。難点は、延び過ぎたツタの処理と、見た目、か
な?
(長)

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温暖化対策も?  氷床崩落は太古からCO2削減『実効性ない』
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sci/20060627/ftu_____sci_____004.shtml

------ここから引用-------
 地球温暖化対策は意味がない、という考え方もある。二酸化炭素の排出増によ
る温暖化への疑問、排出削減をしても温度上昇を止めるのは無理というシミュレ
ーション結果など、疑いだせばきりがない。
---中略---
東京大生産技術研究所の渡辺正教授(化学)は言う。

 「確かに大都市の気温は百年で二、三度上がっている。それは熱を大量発生さ
せる都市独特の現象。北極圏も気温が上昇しているが、寒冷化した一九七〇年代
の反動とも考えられる。温度計は主に都市に置かれ、海上にはない。南極の気温
は上がっていない。全地球的にみたら上昇には疑問がある」とする。
---中略---
 電力中央研究所が米ロスアラモス国立研究所などと行った予測によると、二酸
化炭素排出をある程度抑える「排出量中レベル」のシナリオでは、百年後に二・
五度上昇。その後も温度上昇はなお続き、気温の安定には数百年かかる。
---中略---
 丸山康樹・電力中央研究所研究参事は「京都議定書の内容を守っても温暖化は
防止できないということ。議定書に参加しない米国や中国が悪いというレベルの
話ではない。むしろ変化する気候に適応した食糧生産などを考えた方がいいかも
しれない」と指摘する。
------引用ここまで-------

 好き勝手なことを言ってますね。電力屋さんにとっては、炭酸ガス排出削減な
んかしたくないでしょうけど。「できない」には、物理的にムリというのと、人
的にやらないというのがあります。子孫たちに、どっちの意味でできなかったと
言うつもりでしょう? とは言うものの、6%でなく80%削減が必要
http://suslab.seesaa.net/article/20537715.html
と言われると、なかなか容易ではないです。そこまでなくても50%くらいでもか
なり違った結果になるとは思いますけど。
(長)

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北海道の雪氷で都心のビル冷やす 国交省が実験
http://www.asahi.com/life/update/0708/001.html

------ここから引用-------
 自然にできた北海道の雪氷(せっぴょう)を東京に運び、都心部のビルの冷房
に使う実験が7日から始まった。10月までに330トンが運び込まれる。都市
部ではエアコンが出す熱などでヒートアイランド現象が深刻化している。輸送費
用など実用化への課題はあるが、社会実験の一つとして注目される。
---中略---
 天然の氷を使うのは環境負荷が低い。課題はコスト。今回の実験では通常の1
0倍以上と、かなり割高になりそうだが、同局は「将来、行政の支援策などが整
えば、新ビジネスにつながるのでは」としている。
------引用ここまで-------

 輸送などにかかるエネルギーと、普通にクーラーで冷やすのとで、エネルギー
収支的にどうなんでしょうね。クーラーのように廃熱が環境にバラまかれない点
はいいかもしれませんが、こんなものに2億2000万円もかけるのなら、都心
に人口が集中しない工夫をした方がいいんじゃないの?
(長)

 ま、これはこれで、それなりに意義があるでしょうが、私としては、空調服み
たいなアプローチの方が好きですね。酷暑の中で仕事をする人達には、今までク
ーラーそのものがなかったわけですから、これは画期的な製品だと思います。エ
ネルギーを消費して冷やすのではなくて、自分の汗で冷やすなんて、コロンブス
の卵みたいです。
株式会社空調服
http://www.9229.co.jp/
この空調服、なかなか涼しいらしいです。あと、空調ベッドなんてものもあって、
それも、なかなか良さそう。
(さがわ)

 今回のはトラック輸送でしたが、空荷のRORO船またはフェリーなど幾らで
もありそうだから、方法如何によっては成り立つかなと思います。ポイントは、
末端の輸送手段なんでしょうね。積めるだけ船に積んで、東京湾に撒き散らす。
って言うのは駄目かな?
(さ)

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イーホームズ藤田社長の意見書 
きっこのブログから。
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/ 7月9日版
同じ内容
http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=338790&log=20060709

 掲載された意見書は、堂々としていますねえ。なるほどなあ、官尊民卑、民の
切り捨てかと思いましたねえ。きっこさんも立派。こんなブログが人気ブログト
ップなのは、世の中健全なのか、それとも、・・・
(へ)

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民間国際救助隊:実現するか、日本版サンダーバード
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/it/coverstory/news/20060707org00m300119000c.html

------ここから引用-------
 発注者「謎の大富豪」、プロジェクト名「民間国際ロボット救助隊実現検討調
査」−−こんなユニークな試みが、前田建設工業のホームページ企画「ファンタ
ジー営業部」で始まった。世界のどこで大地震や大規模テロが起ころうとも48時
間以内に出動し、ロボットで被災者を救助する「サンダーバード日本版」を目指
す。
------引用ここまで-------

 いいですねぇ。夢があります。まあ、夢だけじゃない部分もかなりあるでしょ
うが、日本がすべきことは、軍事力で押し付けるのではなく、どこの国に行って
も、喜んで迎え入れてくれる日本になることじゃないかと思いますね。
(長)

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【編集後記】我が家の烏骨鶏もどきが繁殖して、まき散らされるフンが馬鹿にな
らなくなって、そろそろ食べどきかと思うこのごろです。とりあえず、今日はフ
ンかきをしました。ところで、ファイブセブンで身土不二。なんじゃそりゃ?て
な人は、水処理倶楽部のトップページをご覧ください。良いことがあるかもしれ
ませんよ。
(長)

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