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■□水処理倶楽部通信■□第252号 2006/8/7(月)■□
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△△水処理の情報交換と交流誌△△編集発行:通信編集委員会
 【発行ページ】http://homepage2.nifty.com/watertreatment-club/
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    目  次
      ★ お知らせ
      ★ ふじみ野市の流れるプール死亡事故について
      ★ 酪農排水処理プロジェクト 2
      ★ 短信

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■■ お知らせ ■■
●ふじみ野市の流れるプール死亡事故については、MLでの話題を紹介します。
●酪農排水処理プロジェクトは、ブログへの投稿と、排水処理の難しさをお伝え
します。

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■■ ふじみ野市の流れるプール死亡事故について ■■
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 まずは、ご冥福をお祈りします。まったく痛ましい事故です。明らかな人災な
ので、これから先の責任の行方が気になるところです。MLにて、話題になってい
ますので紹介します。

 水処理NEWS 『A-ri-TIMES』2006/8/1 号外
http://www.mag2.com/m/0000189696.html
は大変、考えさせられました。安全第一。起こってからでは遅いと。
(須)

 失敗知識データベースというのがあります。
http://shippai.jst.go.jp/fkd/Search
今回の、ふじみ野市の流れるプールの女の子の死亡事故では、主に、維持管理の
責任が問われていますが、吸い込み水量に対してあの取水口の大きさ・形状は問
題があると思います。設計・施工に携わった業者にも反省して欲しいと思います。
(さがわ)

 そうですね。同時に、くじら13号さんのブログでの叫び
http://wave.ap.teacup.com/whale13/105.html
は、現場無視の体質が根本にあるという主張、激しく賛成です。
(へ)

 「この事件にはまだまだ不明な点があります。私にはどうしてもあの吸水口の
設置状況が気になって仕方がありません。」
上記は「あぶないプール」という著作もある有田一彦さんのブログから。
http://www.arita.com/ar/archives/2006/08/05/p00l06a.html
今後、継続してこの件を整理していかれるそうです。
(すずめばち)

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■■ 酪農排水処理プロジェクト 2 ■■
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 246号に紹介しながら、1ヶ月半が過ぎてしまいました。まずは、投稿の紹介で
す。この通信を掲載しているブログに投稿がありました。takabiさん、ありがと
うございます。
http://wave.ap.teacup.com/whale13/97.html
主な内容は、

・経営規模として、20 haの土地と40頭以上の乳牛が必要(北海道の場合)

・スラリーを農地にまく機会は年に2、3回しかないので、その間の貯留槽が必要

・冬の餌をどうするのか

といったところです。福島では北海道ほどの経営規模は必要ないとしても、将来
的には最低でも30頭前後になるでしょうから、これを見越したふん尿処理を考え
ていかなくてはなりません。スラリーの散布については、極力放牧地に散布する
としても、今の13頭ならば3.5 haの放牧地でなんとかなるでしょうが、これ以上
の頭数の分については、別に処理しなくてはなりません。農地に散布するとして
も、takabiさんのご指摘の通り、貯留槽や運搬・散布のための機材が必要になっ
てきます。

 冬の餌については、私も気になっています。積雪の影響がある4ヶ月間は、ほ
とんど草がない状態になります。おそらく今年の冬は、購入した餌でまかなうこ
とになるでしょう。周辺には、耕作放棄地があちらこちらにあるので、安く借り
受けて、飼料作物の栽培することで、冬の飼料を備蓄できるようにしなくてはな
りません。こうすれば、ふん尿の投入もできます。これにも、ある程度の機材を
導入しなくてはなりませんが、中古が多いので、大きな出費にはならないと思い
ます。

 ブログにも書きましたが、新規就農の彼について、前回「農業知識ゼロ」と書
きましたが、今の牧場を開設する前に、1年ほど酪農ヘルパーをやっていたそう
です。酪農ヘルパーとは、個人経営の酪農家が、休日を得るために、その日の代
わりに作業してくれる人のことです。いろんな牧場に入って、実際の作業ができ
るので、技術を学ぶには良いところです。とは言っても、1年では経験不足は否
めないところです。

 現在、成牛前の子牛など意外は、100%放牧を行っています。ちょっと前のど
しゃ降りが続いたときも、今の太陽が照りつけるときでも、牛は外にいます。も
ちろん、牛は雨がひどかったり暑かったりするときは、木の下に入るなどでしの
ぎます。昨日、牧場に行ったときには、牧草地の横の山の斜面に牛達はいました。
大部分に木が生い茂っていますが、うまく活用できれば、2haほどあるので、牛
の頭数を増やすことができるかもしれません。

 しかし、斜面の放牧利用は容易ではありません。なぜなら、うまく草を維持で
きずに地面が露出してしまうと、雨水による土壌の流出が起きてしまうからです。
海外では、牛の放牧が当たり前のように見られますが、傾斜地の多い日本では、
放牧の風景があまり見られないのは、そういう理由があるのです。

 さて、1ヶ月ほど前、梅雨に入ったすぐの頃ですが、246号にて提案したプラン
3を試してみました。汚水溜の液状部分を、汚水ポンプで吸い出し、軽トラック
に積んだ500Lのタンクに入れ、タンクの底に取り付けた1インチ(2.53cm)のバル
ブを開けて牧草地に散布してみたのです。

 まずは、ポンプとタンクの設置です。汚水溜には、乾草が入っているので、汚
水用のポンプでも、これを吸い込むとトラブルの元となります。そこで、直径
30cm、高さ40cm、目開き5mmの円筒状の網をかぶせました。汚水溜に浮いている
厚さ30cmほどのスカムをかき出し、ここに設置しました。液状の部分は、沈降と
スカムの浮上とで、意外なほどに粘性のない状態でした。よく考えてみると、放
牧主体になっているので、ここに流れてきている汚水のほとんどが、パーラー排
水(250号の「香川オフ開催される その4」をご参照ください)
http://homepage2.nifty.com/watertreatment-club/wnews200/wnews250.html
なので、単なるふん尿よりも水分が高いのです。タンクは、軽トラに乗せただけ
で、固定はしませんでした。問題は、畜舎や牛の通り道の配置の関係で、軽トラ
が汚水溜の近くまで来られない点でした。ホースを寄せ集めてつなぎ、60mほど
にして、なんとかポンプとタンクをつなぐことができました。

 早速ポンプの電源を入れてみました。快調に汚水を送ることができましたが、
10秒ほどで、ポンプに被せた網が詰まってしまいました。こんなに表面積が大き
な網でも、全くダメだということが分かりした。そこで、今度は、幅1cm、長さ
7cmほどのスリット状の穴が側面に開いているコンテナボックスを使ってみまし
た。うまく乾草を除去でき、目詰まりしても、ちょっと揺するだけで、すぐに解
消しました。

 ホースは、軟らかいものだったので、つぶれて流れなくなるように調整しなが
ら、タンク側で支えていなくてはならず、吸い込み側は、かごをしばしば揺すら
なくてはならないので、2人いないとできない作業でした。これでは、彼1人で、
毎日やれる作業ではないです。

 タンクに300Lほどの汚水を入れるのに、5分もかかりませんでした。軽トラの
位置は、汚水溜よりも低いところにあり、揚程がほとんど無いことから、ポンプ
の最大能力に近い効率が得られたのでしょう。私は軽トラの荷台に乗り込み、散
布地まで行きました。軽トラの荷台は、牛ふんを積んでいたらしく、生ふんでぬ
めっていました。このため、私は、軽トラが加速するたびに、タンクが落ちない
ように支えていなくてはなりませんでした。

 散布するところに着き、バルブを開けました。汚水は、それほど粘性がないよ
うに見えましたが、ある程度あるようで、排出に思っていたほどの勢いがありま
せんでした。中身が出てしまうまでに20分くらいかかったでしょうか。これでは、
作業時間がかかりすぎですし、軽トラを歩くよりもゆっくり走らせなくてはなり
ません。

 プラン3は、このような結果に終わり、残念ながら、この程度の機材では、実
行困難と考えられました。

 近々、トラクターとバキュームタンクが入手できそうだとのことなので、草地
への散布が容易になります。ただし、先に書いたように、畜舎などの配置が悪い
ために、トラクターが入れる範囲が限られています。これを改善するには、かな
りの土木工事が必要です。手作業で、少しずつ進めている状況ですが、まだ先は
長そうです。

 ところで、収入について、幸いにも、牧場は年間3万人ほどの利用者がある施
設に隣接しており、そこに直売する方向で話しが進んでいるとのことです。そう
なれば、通常の販売ルートよりも、多少なりとも多くが望めます。将来的には、
ジャージーなどの付加価値の高い牛を導入し、より収入を増やすこともできます。
また、酪農協同組合や地域住民が協力的で、何かと助けてもらっているようなの
で、出費を抑えることができているようです。

 今後も、通信にてお伝えしていきたいと思います。皆様からの、ご意見、ご提
案をお待ちしています。

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■■ 短信  ■■
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夏の悪夢!最新撃退術を伝授
http://www.gyao.jp/news/

 248号に掲載された銅で蚊の撃退する話題
http://homepage2.nifty.com/watertreatment-club/wnews200/wnews248.html
について、「夏の悪夢!最新撃退術を伝授」で、当の本人が解説しています。
(解説になっていないって話もあるが)
(さ)

 このサイト、macOSに対応していないので、見るのにちょっと手間取りました。
研究者は、ボウフラが死ぬ理由は不明だと言ってましたhttp://www.asahi.com/life/update/0721/006.html
によると、「銅を入れた容器の水からは銅イオンが検出された。濃度は最大約1 
ppmで人体には無害という。」ということです。
(長)

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「水道の水、飲みますか?」の意見を募集
http://www.yomiuri.co.jp/komachi/forum/

 そう言われてみれば、水道水の水、直接飲むことは少なくなったなぁと思いま
す。我が家のガキどもは、うまいうまいと言って飲んでいますが、それもどうか
と思います。改めて考えてみると、けっこう、複雑な気分があることに気づきま
した。
(長)

 このへんはかなり微妙ですね。井戸水だからといって、すべてが美味しいわけ
ではありません。実家の井戸水(浅井戸)は、美味しくないです。周辺が畑とい
うのが影響しているのかもしれません。今、住んでいるところの水道水は、不味
くはないです。実家の井戸水みたいに変な雑味が無いので、かえって安心して飲
めます。
(さがわ)

 水道法という法律に以下の条文があります。

(給水の緊急停止)
第23条 水道事業者は、その供給する水が人の健康を害するおそれがあることを
知つたときは、直ちに給水を停止し、かつ、その水を使用することが危険である
旨を関係者に周知させる措置を講じなければならない。
2 水道事業者の供給する水が人の健康を害するおそれがあることを知った者は、
直ちにその旨を当該水道事業者に通報しなければならない。

この法律が適正に運用されていると仮定すれば、少なくとも、給水側である自治
体は人の健康を害するおそれがある状況にはないと判断していることになります。
絶対に害が無いかどうかは、「神のみぞ知る」と言うことになると思います。市
販されているペット飲料でも、絶対に安全かというと、誰も証明なんか出来ない
のではないのでしょうか? それはさておき、一応、日本の水道水は生で飲んで
も(健康体であれば)下痢もすることなく安全だと思いますよ。
(少伯)

 水道水の安全性については、「市民のための環境学ガイド」にあります。
http://www.ne.jp/asahi/ecodb/yasui/suidosui.htm
ミネラルウォーターには、水道水よりもヒ素濃度が高い可能性があることや、そ
もそもリスク自体が低くて、気にするほどでもないだろうといったことが書いて
あります。それから、216号の短信コーナー
http://homepage2.nifty.com/watertreatment-club/wnews200/wnews216.html
で紹介しましたが、このサイトの安井先生が「世界一受けたい授業」で話された
内容の紹介は、とても分かりやすいです。
http://www.yasuienv.net/MisunderstandNo1-1.htm
(長)

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炭素繊維による浄化がテレビで放映
http://homepage1.nifty.com/sagi/ytobira.html

 炭素繊維を汚染の進んだ湖水などに浸けておくと、微生物が付着して浄化が進
むというもので、74号の「炭素繊維で水質浄化」と233号の「短信」でも取り上げ
ています。
http://homepage2.nifty.com/watertreatment-club/wnews200/wnews233.html
この技術についての、炭素繊維と普通の繊維の比較試験はあるのかな?
(長)

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環境技術実証モデル事業小規模事業場向け有機性排水処理技術分野における実証
対象技術の募集について
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=7369

(須)

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トイレの掃除は拭き取り掃除が清潔

 におい・かおり環境学会誌の7月号に、学校環境の空気環境と臭気を特集して
いました。この中で、学校のトイレ研究会
http://www.jtu-net.or.jp/toire/index.html
の高嶋宏明さんが、「トイレ改修と学習環境」として、学校のトイレの現状を報
告していました。
 ここで面白かったのは、トイレの清掃で、水をぶちまけるウエット清掃と、掃
き掃除とモップがけを中心にするドライ清掃の比較です。菌数(一般細菌?)が、
ウエットだと清掃後も変わらず、もしくは小便器下では逆に10倍に増えているの
です。ドライでは、減少しています。湿り気の度合いで、菌数が決まっているよ
うです。
(長)

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水面に絵・文字くっきり
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200607240021a.nwc

-----ここから引用-----
 三井造船昭島研究所(東京都昭島市)は、大阪大学の内藤林(しげる)教授と
共同で、「水面に波で絵や文字を描く」技術を開発した。
(中略)
絵や文字が水面に浮かび上がるのは一瞬だが、3秒おきにさまざまな絵や文字を
連続的に浮かび上がらせることができる。
-----引用ここまで-----

 これ、すごいですね。実物を見たいです。
(長)

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地球を冷やそう、今年も打ち水大作戦
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/env/news/20060728ddm010040125000c.html

-----ここから引用-----
 江戸時代の知恵「打ち水」がヒートアイランド現象に対してどのような効果が
あるのか、決められた期間にみんなで一斉に打ち水して検証しようと2003年
からスタートした。
 4年目の今年は、二十四節気の一つで、暑さがもっとも厳しいといわれる「大
暑」の7月23日から、新涼が間近い「処暑」の8月23日の1カ月間行われる。
-----引用ここまで-----

 「打ち水人」を募集しているそうです。
http://www.uchimizu.jp/
ヒートアイランドに対して、どのくらい効果があったのか、どうやって評価する
んでしょうね。今年は梅雨が長かったから、打ち水しすぎて渇水なってことはな
さそうだけど。
(長)

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■□水処理倶楽部通信 ■□水処理の情報交換と交流誌■□
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 連絡・投稿先:長峰 mizusyori@mac.com
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【編集後記】春先から、我が家の水道の使用量が、やたらと多くなりました。大
家さんが、稲の苗栽培に利用しているので、そのせいだろうと思っていました。
ところが、田植えの季節が終わっても使用量は一向に減りません。試しに全ての
蛇口を閉めて、水道メーターを見てみると・・・回っている。どこか水漏れして
いるのです。いくつかの蛇口に耳を当ててみると、水道管を伝って水漏れの音が
聞こえました。この辺あやしい!と、掘ってみたところ、ありました。太陽熱温
水器に送るために分岐しているところが割れていました。補修して一件落着です。
それにしても、ひと月に20 m3くらいはあったであろうはずの漏れていた水は、
地中でどこに行っていたのだろう?
(長)

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