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■□水処理倶楽部通信■□第253号 2006/8/14(月)■□
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△△水処理の情報交換と交流誌△△編集発行:通信編集委員会
 【発行ページ】http://homepage2.nifty.com/watertreatment-club/
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    目  次
      ★ お知らせ
      ★ 香川オフ開催される その6
      ★ 短信

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■■ お知らせ ■■
●例年では、お盆休みになることも多いこの時期ですが、香川オフレポートが、
予想に反して長期化(暴走?)していますので、お休み返上にてお伝えします。
●香川県にて開催された傾斜土槽法見学会&オフ会。第6回目は、パーラー排水
の処理施設について考察します。

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■■ 香川オフ開催される その6■■
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 前回は、パーラー排水を処理する傾斜土槽法の、うまく処理しきれていない現
状をお伝えしました。しかし、これは設計と運転に問題があるのではないかと、
私は思うのです。これについて、私の考えを述べたいと思います。

 まずは傾斜土槽の入る前の処理についてです。ここの施設は、スクリーンを通
して一時貯留し、沈殿槽を経て傾斜土槽に入っていました。スクリーンは、目開
き1 mmほどで、乾草などのポンプに障害のありそうなものを除くのに、妥当なも
のだと思いました。しかし、貯留槽は、おかしいと思いました。

 貯留槽は、1日貯留することで、パーラー排水に高濃度で含まれる次亜塩素酸
を除去するのが主目的のはずです。私たちが見たときには、深さ30 cmほどしか
ありませんでした。搾乳は、毎日、朝夕2回行いますから、今朝も搾乳したはず
で、その分の排水が入ってきているはずです。前々回に書いたように、1.5〜2 
m3/日のパーラー排水が出ているとのことですから、1回あたり0.75〜1 m3が排出
されるわけです。夕方だけに搾乳パドックの洗浄をしているのだとしても、朝に
は0.5 m3くらいは排出されるでしょう。そうすると、貯留槽の底面積は2 m×1 m
程度ですから、50 cmくらいになります。そう考えると、見学した時間帯(朝の
搾乳が終わった後)に30 cm程度ということは、
 1.随時ポンプが動いていて、朝の排水の一部が既に送られた
 2.朝の排水が入る前に空になるようにしている
 3.朝の排水が入った後に送るようにしている
 4.見学があるということで特別に排水していた
の、どれかだと思います。1だとすると、次亜塩素酸の除去の効果は全く望めな
いことになります。2ならば、夕方の排水は、一昼夜置いただけで排出されてし
まいますから、どのくらい次亜塩素酸が消失しているのか?が気になります。3
だと1と同じで論外です。4のようなことは、こういう見学に行くとしばしばあ
ることですが、今回は、花水土さんの案内で、あえてこのようなうまくいってい
ない事例をも見せていただいたわけですから、そういうことはないでしょう。そ
う考えると、この貯留槽は、次亜塩素酸を除去できていないのでは?という可能
性があります。

 1日置かなくては、次亜塩素酸が抜けないのか?という点も問題になるわけで
すが、私が知っている限りでは、1日以下でも良いとする情報はありません。情
報によっては、単なる貯留では不十分で、日光が当たるような環境が必要だとす
るものすらあります。消毒薬の濃度は、時には高濃度になることもあることを考
えると、少なくとも1日の滞留があった方が良いでしょう。もし、時間を短くし
たいということであれば、ばっ気すると、かなり揮散するようです。以前に見学
した他の施設では、活性汚泥に投入する前にばっ気しており、塩素臭が漂ってい
たのが印象的でしたから、それなりに効果があるでしょう。

 さて、そもそも貯留槽の容積は、1日分の汚水量しかないわけですから、1日の
滞留時間を実現するためには、常に満杯に入っているような状態でなくてはなり
ません。そう考えると、次の沈殿槽と同じ水位にして、押し出し流れ式に行くよ
うにすれば良いわけです。しかし、次の沈殿槽が、もっと高い水位になっている
ので、そういうわけにはいきません。それに、私は、ポンプで送り出すようにし
た方が良いと考えています。

 傾斜土槽法は、短絡流ができやすい構造をしています。これを改善するために、
傾斜の途中に、30 mm程度の低い仕切りが2カ所横切っています。しかし、それで
も常時同じくらいの水量が流れていたのでは、短絡流ができてしまいます。その
ため、花水土さんによると、傾斜土槽にとっては、適度な脈流があった方が良い
のではないかとのことでした。ナイル川の氾濫(今はないですが)が、その流域
周辺を肥沃にしていたのと同じようなものです。私も、そうだと思いますし、さ
らに、乾季に相当する時間もあるべきだと思います。傾斜土槽は、酸素の供給を、
もっぱら通気性に頼っていますから、常に水に浸かった状態では、酸素の供給効
率が大きく違ってくるだろうからです。これは、私が堆肥化にも携わっている経
験から、そう思うのです。しかも、傾斜土槽では、水が入ったり出たりすること
で、新鮮な空気が奥まで送られることも期待できます(潟や渚の浄化作用と同じ
ですね)。このような理由から、汚水の流れ込みには脈流があるべきであり、こ
れを制御するためにポンプで送り込むようにするのが良いと思うのです。

 場合によっては、花水土さんの自宅で見た台所排水が直接投入でうまくいって
いたように、制御なしでも良いかもしれません。とりあえず、このパーラー排水
処理の施設に関しては、ポンプによって、この脈流を作り出すしかありません。
さて、どのくらいの頻度が良いのでしょうか?
(つづく)

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■■ 短信  ■■
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SPA-FIELD! 温浴水処理を考える
http://blue.ap.teacup.com/spafield/

 マニアックすぎて、ちょっと温浴施設の裏っ側を知ってないと、想像するのが
難しいかななんてところもあります。
(くじら13号)

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時計台近く、道路水浸し
http://dailynews.yahoo.co.jp/photograph/pickup/?1154936263

 おおっと、やったねえ!ってところです。個人的にはまだ実物見たことがない
です。
(須)

 これすごいですね。夏にこれやってくれると、周りは大喜び!? 逆に、水が
止まって行水もできなくて、抗議が殺到か?
(長)

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硫化水素か、汚水処理施設マンホールで作業員2人死亡
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060807i117.htm

 大阪府和泉市の産業廃棄物処理会社の汚水処理施設の点検用マンホールの底で、
同社社員とメンテナンス会社社員が倒れているのを別の社員が見つけたが、2人
とも死亡したそうです。
(須)

 こういう事故って、なくなりませんね。「発見当時、竹越さんは着用、山崎さ
んのマスクは近くに落ちていたという。」ということは、入って硫化水素に気づ
いて、あわててマスクをしたけれども、間に合わなかったということかな? 雇
用する側は、こういった危険性を熟知させ、なおかつ慣れてしまわないようにす
る工夫が必要です。経営者が知らなかったり、慣れてしまっていたりして、危機
感がないと話にならないですけども。
(長)

 プール事故や失敗DBをみると、やはり「マンネリ感」が事故、誘発の原因に
入っているように思います。水道の噴水ほどでなくても、水道管の小さいのを破
壊して水が出たり、また、NTTなど電線を切るような事例は根絶されておらず、
やはり「ヒューマンエラー」が問題のように思います。一方、緊張感をどう保つ
か?。これは難しい問題だと思います。
(須)

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平成18年度「環境負荷物質対策調査(閉鎖性海域水質環境対策検討調査)」に係
る委託先の公募結果について
http://www.meti.go.jp/information/data/c60809dj.html
(須)

 採択された「いであ株式会社」って、国土環境(株)と日本建設コンサルタント
(株)が合併してできた会社なんですね。
http://ideacon.jp/
(長)

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エコ燃料利用推進会議報告書「熱利用エコ燃料の普及拡大について」の取りまと
めについて
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=7414

 エコ燃料の発想が推進される中、なんとか汚水処理、汚泥処理から燃料でてこ
ないかが開発論点になっているように思います。
(須)

 基本的に液ものは、バイオガス利用のようです。水素ガスを取り出す方向も考
えているようですが、発酵で取り出すのは、技術的に難しくて、実用化にはまだ
かかりそうです。亜臨界処理の方はどうなんでしょう?
(長)

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アモウ、空気清浄機 水の粒子が汚れ吸着
http://www.nikkei.co.jp/hokkaido/series/ser_0000000101.html

-----ここから引用-----
 同社が開発した「すいえんくん」は水が異物を溶かす性質を利用する。装置内
部で高圧空気により水と水を衝突させ、加湿器の蒸気の10―20分の1の大きさに
あたる5―10マイクロ(マイクロは100万分の一)メートルの水滴を作って室内に
放出する。
 水粒子は空中を漂ううちに雑菌やにおいを吸着するため、常時循環させながら
空気の汚れを除去する仕組み。回収した水粒子は液化して汚れを取り除き、再利
用する。ランニングコストはほとんどかからないという。
-----引用ここまで-----

 職場で、喫煙所のタバコの煙を除去したいと思い、空気清浄機の導入を検討し
たことがあります。ところが、ネットで
http://nosmoke.hp.infoseek.co.jp/
を見つけて、結局導入しませんでした。この装置は、水に吸着して除去するので、
水溶性のものならガスでも除去できそうです。仕組みが、アモウのサイトにあり
ました。

http://www.amou-group.co.jp/suienkun.html
水をまいて、冷却して回収するもののようですが、冷却して回収なら、水滴は既
に水蒸気になっているのではないの?と思ったりします。それに、水滴は壁とか
に結露しないのかな?とも思います。価格は100万円位するようです。
http://www.amou-group.co.jp/catalog04.html

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割り箸から見た環境問題
http://www.sanshiro.ne.jp/activity/frame.htm?99/k01/6_18prs1.htm

 このサイト、既にご存知の方も多いと思いますが、よく調査し、よくまとめて
あります。私も割り箸を控えることにします。
(長)

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「バイオ燃料」拡大へ100億円―農水省が07年度予算要求
http://eco.goo.ne.jp/news/files_daily/daily_20060802.html

 環境新聞によると、製造施設や供給施設の設置や実証の経費を助成するとのこ
とです。原油価格の高騰が、この動きに拍車をかけているのだそうです。
(長)

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トウモロコシ急騰 米代替燃料政策でコ〜ンな余波が…
http://www.business-i.jp/news/world-page/news/200607310015a.nwc

-----ここから引用-----
 米国でトウモロコシ価格が急上昇している。ガソリンに代わる
エタノール燃料の原料としての需要が拡大しているためで、米政
府の見通しによると今年の平均価格は前年比2割以上、上昇する
見込みだ。このあおりを受け、食品メーカーが製品値上げの検討
に着手。世界的な食料価格への影響が心配されている。
-----引用ここまで-----

 以前に紹介した記事では、非現実的との報告がされたバイオ燃料ですが、こん
な影響が出ています。
穀物市場で設けようとする人がバイオ燃料を持ち出したのではないかという、う
がった見方もできますね。
(長)

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【編集後記】子供連れでThe Tonesのジャズコンサートに行きました。ミュージ
シャンが、自分たちのためにやっているコンサートは、自分たちを含めて20名余
りの観客しかいなくて、本当に贅沢な時間を過ごすことができました。はじける
ドラム(元気良すぎ!と思ったけど、11歳の息子に、このひとスゴイ!と言わせ
るほど)、えっ!と思うほど多彩な音を出すパーカッション(私はこの人が一番
気に入ったです)、全体を支える底音とソロをこなすベース(コントラバスって、
こんなに激しい演奏できるんだね!)、こんなにも個性的な3人を余裕で包み込む
ピアノ(美空ひばりや都はるみの専属ピアニストは、やはりさすが!)。そして、
ビールと生ハムのサラダ。いや〜えがった〜。
本当に、飲み食い関係なしに良かったですよ(誤解がないように)。
↓The Tonesさんは、こんな人たちです。
http://www2.odn.ne.jp/ehera/diary-main.htm
(長)


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