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■□水処理倶楽部通信■□第254号 2006/8/21(月)■□
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△△水処理の情報交換と交流誌△△編集発行:通信編集委員会
 【発行ページ】http://homepage2.nifty.com/watertreatment-club/
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    目  次
      ★ お知らせ
      ★ 香川オフ開催される その7
      ★ 短信

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■■ お知らせ ■■
●香川県にて開催された傾斜土槽法見学会&オフ会。第7回目、パーラー排水の
処理施設についての考察、前回の続きです。

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■■ 香川オフ開催される その7■■
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 前回は、傾斜土槽に投入する汚水には脈流が必要であるという話で終わりまし
た。さて、その頻度はどのくらいが良いのでしょうか? これに対する明確な答
えはまだないでしょう。

 傾斜土葬は、同じ構造が積み上がっていますから、下の槽に行くほど脈流が緩
和されていくことになります。そう考えると、一番上の槽が受け入れられるだけ
の汚水を投入し、最後の槽から排出されるまでを待つようにすると、確実に脈流
することになります。もちろんそんなことをすると、かなりの数の傾斜土槽が必
要になるでしょうから、その半分、もしくは1/3の間隔にするのが妥当かもしれ
ません。

 もう1つ、別の考え方もできます。傾斜土槽は、受け入れられる量は、土槽の
中を浸透しながら水が移動し、過剰な水量は表面を流れていくという特性があり
ます。つまり、一気に汚水を投入すれば、下の段まで汚水で満たすことができま
す。一番下まで満杯にすると、十分な浄化ができないで排出されてしまう恐れが
ありますから、下から数段上までを満杯にする程度の汚水を一気に投入し、ほぼ
すべてが排水されるまで待って、次を投入するというパターンが考えられます。

 土槽の中は、汚水が満たされて空気が追い出され、水の排出によって新鮮な空
気が流入する、を繰り返します。投入と排水の頻度が高いほど、酸素が供給され
ることになるので、汚濁物質の浄化が進みやすくなります。しかし、傾斜土槽の
良さは、浄化にミミズや虫などの高等生物が関与することによって、汚泥の発生
量を減らす点にもあります。このような生物は、頻繁に汚水で満たされる状況を
好まないでしょうから、1日に1〜2回の投入に抑えるか、1回の投入量が、全体を
満たさない程度にした方が良いでしょう。

 このように考えると、傾斜土槽の管理方法は、かなりの選択肢があり、どれが
適しているのかを試行錯誤する余地がかなり残されているように思います。

 さて、このパーラー排水を処理している施設では、どうでしょうか。とりあえ
ず、ポンプによる脈量が起きているでしょうが、その頻度の検討はまだなされて
いないように思われました。
(つづく)

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■■ 短信  ■■
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中城村の海岸 ボラが大量死
http://www.otv.co.jp/newstxt/news.cgi?mode=detail&code=20060812181648

-----ここから引用-----
 中城村当間の海岸でボラが大量に死んでいるのが見つかり、県や警察などが海
岸付近の水質調査を行い原因を調べています。
-----引用ここまで-----

 ボラって汚濁に強いが私のイメージです。ということは、どんな汚水が?と思
った次第です。ボラにもいろいろなのでしょうか。
(須)

 googleでボラ、大量死で引くといろいろ出てきました。
児島湖でボラ大量死
http://www.rnc.co.jp/news/news.asp?nwnbr=2005112811
-----ここから引用-----
 県の環境管理課などが調べたところ魚が死んでいたのは児島湖締切堤防の水門
付近で現場では体長25センチほどのボラおよそ1万匹が死んで浮かんでいまし
た。岡山県では死んだボラの回収作業を急ぐとともに、現在、現場の水を採取し
水質検査を行っている他、ボラを回収し水産試験場で検査を行い死んだ原因を調
べています。児島湖では去年の4月にもボラおよそ6千匹が死んで浮かぶという
今回と同じような事件がありましたが、検査の結果、原因は判っていません。
-----引用ここまで-----
これは原因不明のままなのでしょうか。

横浜市沿岸域で発生した赤潮及び魚介類の死亡原因に関して
http://www.city.yokohama.jp/me/kankyou/mamoru/kenkyu/news/20030611.pdf
-----ここから引用-----
5月26日に、横浜港内の新港埠頭付近でボラが浮上し、大黒町運 河周辺でボラや
スズキの浮上が見られ、また、大岡川周辺の市民からは悪臭の苦情もありました。
6月1日には、金沢湾野島干潟でマテガイ、アサリ、アマモの大量死が市民により
確認されました。横浜市環境科学研究所では、この時期、週に2回の頻度で横浜
市沿岸域の富栄養化調査を実施しており、その調査結果から、今回の魚介類の被
害原因について報告します。大黒町運河周辺で発生したボラやスズキの死亡原因
については、動物性の赤潮プランクトンMesodinium rubrum(アカシオ ウズムシ)
が大量に増殖し、その後死滅したことにより生じた貧酸素化、青潮化による被害
と推定されます。
-----引用ここまで-----
これは酸欠によるものです。中城村の海岸は湾になっていないし、汚染が進むよ
うなこともないでしょうから、これが原因ということはないでしょう。
http://www.google.com/maps?f=q&hl=ja&q=中城村&ie=UTF8&om=1&ll=26.25732,127.788162&spn=0.042105,0.089521&t=k
きれいな海岸みたいですね。関係ないけど、何かと話題になる普天間基地が近く
です。軍事施設もよく見えてます。

津の農業用水で 魚大量死 近くに農薬の空容器浮く
http://chubu.yomiuri.co.jp/news_kan/kan060805_4.htm
-----ここから引用-----
 4日午前7時35分ごろ、津市栗真町屋町の農業用水路で、魚が大量に死んで
いるのを近所の男性(70)が見つけた。近くに農薬の空容器が浮いていたため、
通報を受けた津署では、毒劇物取締法などに違反する疑いもあるとみて、大量死
との関連を調べている。
 調べでは、死んでいたのはボラやウナギの稚魚約300匹で、50メートルほ
どの距離にわたっていた。空容器は、野菜栽培に使う殺虫剤「マリックス」のプ
ラスチック製ボトル(500ミリ・リットル)で、キャップも近くで見つかった。
ラベルの状態などから、最近投げ込まれたとみられる。
-----引用ここまで-----
これはひどいですね。googleの検索では、他に、低温による大量死が、いくつか
出てきましたが、今回の事件とは関係ないでしょうから省きました。
(長)

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第3回緊急時水循環機能障害リスク検討委員会議事・配付資料 
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/03/s0315-6.html

(須)

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設置広がる冷却装置 ノズルで噴霧、涼しさ体感
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200608110008a.nwc

-----ここから引用-----
ノズルから噴射した微細な水滴が気化の際に周辺の熱を奪い、周辺の気温を2〜
3度下げる。水は水道水で、噴霧後すぐ気化するため、人体やペットにまったく
害がなく、肌や衣服がぬれてベタつきを感じることもほとんどないという。
-----引用ここまで-----

 以前に紹介した打ち水大作戦
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/env/news/
の高級版というところでしょうか。歩道を歩いていて、ひんやりした感じが味わ
えるのはいいですね。でも、みんながこれを始めちゃうと、水道の供給が不足す
るかも。
(長)

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金属価格高騰の影響で下水ふた窃盗続出
http://www.excite.co.jp/News/odd/00081155022375.html

 世界ではこんなことが。しかし、事故の元ですね。
(須)

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プールできらめく人工オーロラ 神奈川・江の島
http://www.asahi.com/life/update/0811/005.html

-----ここから引用-----
 11色の光が揺れながらきらめく「人工オーロラ」が、神奈川県のリゾート施
設で今月から公開されている。本物に近い条件を再現し、揺らめきや色も近づけ
たのが特徴だという。
-----引用ここまで-----

 ここのサイトに写真もあります。これは涼しげでいいですね。
(長)

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"加湿+除菌イオン"の合わせ技、シャープの空気清浄機
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0608/10/news058.html

-----ここから引用-----
 シャープは8月10日、除菌イオンと加湿機能を組み合わせた"加湿空気清浄
機"を発表した。加湿を同時に行うことで、除菌イオンのハウスダスト除去効果
が向上するほか、繊維の奥に浸透したニオイまで抑えることができるという。
-----引用ここまで-----

 非科学製品で取り上げられることの多いマイナスイオン関連ですが、シャープ
がウイルスを不活化させたとのデータを付けて、新製品を出してきました。加湿
器を組み合わせたとのことで、先週発行した通信253号に掲載した
アモウ、空気清浄機 水の粒子が汚れ吸着
http://www.nikkei.co.jp/hokkaido/series/ser_0000000101.html
に似ているような感じもする商品ですが、シャープの方は、ウイルスを不活化す
るのだそうです。その情報も出ていました。

プラズマクラスターイオンがウイルスを退治する?
http://www.itmedia.co.jp/news/0209/05/nj00_sharp_ion.html
-----ここから引用-----
 シャープはこのほど、同社独自の「プラズマクラスターイオン空気清浄化技
術」が、空気中のウイルスを不活化(増殖能力を失わせて死滅させること)する
効果があることを、北里環境科学センターとの共同研究によって検証。9月5日に、
同技術に関する説明を行った。
-----引用ここまで-----
で、気になったので、検索したところ、安井氏が、ずいぶん前に、これについて
書いていました。

http://www.yasuienv.net/MinusIonYamada.htm
-----ここから引用-----
シャープの主張をバックアップしているのが、北里環境科学研究所。「ウイルス
をやっつける」は、ここのデータ。しかし、実験装置の概要も明らかにされてお
らず、「どうやって測定したか分からないものをどうやって信用するのだ」、とい
う議論があったらしい。その後、装置の図が公表されたが、こんなもので、どう
考えても測定が出来る訳が無いという代物らしい。
-----引用ここまで-----
安井氏(の友人?)が、こんな装置で測定できないとあったので、これを書いた
2003年7月8日の時点では問題のある試験だったのでしょう。さて、今回の試験に
ついては、
http://www.itmedia.co.jp/news/0209/05/nj00_sharp_ion.html
に、装置の構造と、検出方法がありあます。イオンを投入するものと、そうでな
い密閉容器2つに、ウイルスを流し込んで反対側の水にトラップする。これを細
胞に接種して感作を見る。原理的には、そんなに問題のあるものではないように
思います。でも、私は以下の2点が気になりました。

1.容器は2つだけ?
 科学的なデータを出す場合、繰り返しても同じ結果が得られることを示す必要
があります。この試験の場合、同じように作った容器であっても、その間に違い
があって、結果に影響しているかもしれないとの可能性があります。この試験の
装置は単純な構造ですが、これほど小さいと、ウイルスの噴霧の具合や、空気の
流れをきっちり同じにすることは至難の業でしょう。なので、この影響が結果に
差を生じさせたのではないことを示すために、少なくとも2個ずつ、できれば5個
ずつくらい同じ容器が、ほしいところです。もしくは、両方にイオン投入できる
ようにして、片側だけのイオン発生装置を稼働させて、片側を対照区とする。こ
れを入れ替えることを3〜5回繰り返して平均する。ということをします。この試
験では、こういったことをしているのかな。

2.容器が小さい。
 安井氏の指摘として、1cm3に数万個程度では少なすぎるだろうというものがあ
ります。
http://www.yasuienv.net/MinusIonYamada.htm
特に、今回のウイルスへの作用の場合、ウイルスが感染するために持つ機能にダ
メージを与えなくてならない直接的な作用が必要です。人の健康というような場
合、ごく少量でも大きな作用があるかもしれないという可能性を捨てられません
が、ウイルスの場合は、物質に近いですからその可能性は考えなくても良いでし
ょう。ということで、気になるのは、こんな小さな容器に、イオン?をガンガン
投入すれば、効果も出るかもしれないということです。もしくは、同時に発生す
るオゾンが大量に発生している可能性もあります。オゾン濃度を測定して、対照
区にも同じだけのオゾンを投入しなくてはならないでしょう。
(長)

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JYG ジャパン・ヤング・グリーンズ 
「第五回 Japan Young Greens 全体ミーティング」のお知らせ
http://www.tvac.or.jp/page/tvac_access.html

とき:8月26日(土)18時〜21時
場所:東京ボランティア市民活動センター
内容:
「チーム農業・食糧」成果発表
「チーム経済・エネルギー・資源」成果発表
「チーム哲学・倫理・教育」成果発表
コメンテーター 環境省水・大気環境局大気生活環境室 野本卓也

なんだか面白そうな集団です。
(長)

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◆発行:水処理倶楽部通信編集委員会
 連絡・投稿先:長峰 mizusyori@mac.com
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【編集後記】関西にある活性汚泥処理施設に、高度処理の実験装置を設置しまし
た。この施設は、円形のオキシデーションディッチなのですが、なんと流れるば
っ気槽の水面をアメンボがス〜イスイッと泳いでいました。餌になるようなもの
もないだろうに、荒波に向かっていくサーファーのような彼(彼女?)の姿に、
しばし見入ってしまいました。
(長)



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