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■□水処理倶楽部通信■□第263号 2006/10/23(月)■□
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△△水処理の情報交換と交流誌△△編集発行:通信編集委員会
 【発行ページ】http://homepage2.nifty.com/watertreatment-club/
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    目  次
      ★ お知らせ
      ★ デンマーク研修旅行記 その13
      ★ 短信

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■■ お知らせ ■■
●デンマーク研修旅行記は、2つ目のバイオガスプラントで見た消化液の処理で
す。

●編集委員がイギリス・フランスに行くため、再来週の11月30日は休刊させてい
ただく予定です。田舎を渡り歩くため、インターネット接続が困難なようです。
水関係が目的ではありませんが、関連する情報がありましたら、本通信にて報告
することになるかもしれません。

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■■ 水の旅 ■■

デンマーク研修旅行記
その13 〜ダンスクバイオガス社製の個別型バイオガスプラント(2)〜
           長峰 孝文
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3)消化液の成分分離
 ボイラーのはす向かいにある壁には、大きなパネルがかけてあり、豚舎からふ
ん尿を集めてメタン発酵して熱や電気を生産し、消化液を固液分離して、堆肥?
をトラックで、液肥をパイプラインで出荷している様子が描かれていました。パ
ネルの前を通り過ぎ、部屋の奥へと進むと、キィ〜ンという高音を立てている装
置がありました。

 それは、幅2m、高さ1mほどある遠心分離型の固液分離器、デカンタでした。
幅1.5m、直径0.5mほどの横倒しになった円筒状のドラムの中で、ローター
が4000rpmで回転しているそうです。発生する消化液のうちの2300t/年
を、固液分離しており、設置してからの2年間、トラブルが発生したことはない
とのことでした。装置からは、斜め上方向に四角いパイプが延びており、天井付
近で外へと出ていました。デカンタの脇にあるドアから外に出ると、その四角い
パイプの先からベルトコンベアーが出ており、そこから固形物が落ちていました。
下にはトラックの荷台があり、固分の山ができていました。固形分は2000t/
年できるそうです。

 スカニング氏は、固液分離のある方向から延びてきている直径5cmほどのパイ
プから分岐しているパイプのコックを開き、すぐに閉じました。コックの先のパ
イプは、コンクリートで固めた床までで切れており、そこから分離された液分が
出てきました。こげ茶色の液体は、粘りもなく床に広がり、固分がよく分離され
ているのが分かりました。と同時に、いや〜な臭いも広がってきました。消化液
の臭いを嗅ぐのは、このときが初めてでした。

 家畜ふん尿を主体としたメタン発酵の消化液の臭いは、アンモニアと硫化水素
が主体です。通常の生活で、このタイプの臭いをかぐことはまずないです。汚水
が流れる溝に溜まった汚泥に、アンモニアを加えたような臭いです。この臭いが、
日本でのメタン発酵の普及を妨げている、おそらく最大の原因であることを知る
のは、日本に帰ってからです。同行していた参加者たちは、この研修旅行中に、
消化液の処理の問題をしばしば質問していました。

 スカニング氏は、足下にあるマンホールを開けました。先ほどのパイプのもう
一方の先が延びてきており、液分の貯留槽になっていました。ここからは、それ
ほどの臭いはしませんでした。彼は、その奥にある部屋へと案内してくれました。
ここに入ってまず目を引いたのは、高さ4mほどもある3本の白い円筒状の装置
でした。
(つづく)

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■■ 短信  ■■
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『日本一汚い湖』返上へ 川の水から佐鳴湖浄化試験施設
http://www.chunichi.co.jp/00/siz/20061018/lcl_____siz_____003.shtml
(須)

 汚い理由は、
http://www.japanriver.or.jp/sjwp/sjwpj_history/jyusyou/jyusyou_pdf/no5_hamamatsu.pdf
によると、佐鳴湖に流れ込む上流は下水道が整備されているが、佐鳴湖から流出
する下流(新川)には
ほとんど整備されておらず、この汚濁度の高い水が満潮時に逆流して佐鳴湖に流
れ込むことにあるようです。新川流域の地図↓。
http://www.google.com/maps?f=q&hl=ja&q=%E4%BD%90%E9%B3%B4%E6%B9%96&ie=UTF8&z=15&ll=34.69939,137.668691&spn=0.020676,0.043473&om=1
 この新川に礫と植物による浄化槽を設置して浄化しようということのようです。
記事の図によると、礫層に上下交互に板を入れることで、短絡流を防ぐ構造にな
っているのが、面白いと思います。目詰まりせんのかな?という気もしますけど。
(長)

 こういう方法には常にリスクがあって、それがゆえに、途中で頓挫することも
多いのかなとも思います。そこをどうメンテで対応するか、できるかが論点にな
るのかも。
(須)

 この図のように担体内部を上下交互に水を流すには、流入部と流出部にかなり
の水頭差・水圧がなければ、無理でしょう。傾斜土槽法の水平版では、汚濁濃度
の高い流入部に汚濁物質が堆積して、その後は流れなくなります。原水がそれほ
ど汚れていないのなら、心配はないかもしれませんが・・・。机上の計画で終わ
らなければ、実験結果は楽しみです。
(花水土)

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ども、くじら13号です。
こんな記事見つけました。

アキバの有料トイレが一般利用開始 
http://slashdot.jp/articles/06/10/17/1034238.shtml

 ページ中の記事の中にもありますが、秋葉原はいろんなお店が所狭しと並んで
いるので、わざわざ有料トイレを使わなくても、きれいな無料トイレはいくらで
もありますね。緊急事態ですぐ近くを通っていたら使うでしょうけど。Suicaの
チャージ忘れてたらつらいかも。
 トイレそのものがきれいか汚いかだけではなく、流れていったものがどうなる
かという視点で、有料か無料かという議論もあっていいと思いました。
(くじら13号)

http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2583043/detail
「管理者がカウンターに常駐することによって、安全が確保され、トイレが常に
清潔に保たれる」だそうで、フフホトで入った公衆トイレにカウンターに座った
女性がいてギョ!となったのを思い出しました。
 日本の公衆トイレは危険?なのかなぁ。「有料トイレの年間管理に約2000万円
かかる」だそうで、1回100円なので、20万人、÷365日で1日当たり548人の利用
者が必要ですね。「タッチパネルの情報コーナーや企業協賛で併設された喫煙
室」あたりが設置の主目的なのではないか?と思ったりします。
(長)

 トイレの有料化ってのは、今後の公共施策の重要論点なので
はないかと思います。背景としては、
・治安が悪くなった。・・・情報治安、例えば盗撮も含む。
・きたない、くさい。といった旧来の問題。
・自治体財政が厳しい。・・・管理費の一部でも負担ほしい。
そのうち、お金を払うのが当たり前の時代もくるかもしれません。

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10年後に渤海は「死の海」の可能性 専門家警告
http://www.asahi.com/international/jinmin/TKY200610190318.html

 急激にクローズアップされてきていますね。中国へのODAは環境分野に特定
せよ!といった議論は5年、10年前からですが、冷戦戦略物資としてのODA
の限界でしょうか。
(須)

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第39回日本原生動物学会大会
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsproto/meeting/2006/index.html

会期:2006年11月17日(金曜)〜19日(日曜)
会場:西九州大学第一視聴覚教室(佐賀県神埼市)
参加費:一般会員 3,000円  学生会員 1,000円
懇親会費:一般会員 5,500円  学生会員 4,500円

 10年近く前に金沢で大会があった時に参加したことがあります。農学分野にし
か行ったことがなかった私は、研究の動機が「おもしろそうだからやってみた」
で始まる発表に衝撃を受けたことがあります。おもしろい学会です。佐賀県近辺
の方、参加費もリーズナブルですし、のぞいてみてはどうでしょうか。
(長)

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ユーグレナ研究会第22回研究会
http://www.biochem.osakafu-u.ac.jp/BE/euglenaresearch/22prog.html

日時:平成18年11月18日 土曜日 午前10時から午後 
7時30分
場所:アカデミーヒルズ
参加費:無料?
懇親会参加費:3000円、学生1000円

 ここ数年、大阪で開催されていたユーグレナ研究会が、東京で開催されるそう
です。いちげんさん大歓迎だそうです。今回は、一般演題の他に、特別シンポジ
ウム「ユーグレナ研究30年とこれからの展開」があるそうです。
(長)

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【編集後記】先週紹介した「ネズミ村と731部隊」を最後まで読みました。後半
は、細菌戦の部隊が731だけでなくいくつもあったことや、細菌兵器を生産する
ためにネズミの収集が大きな障害となっていたことが分かってきた様子が書いて
ありました。そして、戦後、その技術が朝鮮戦争に使われていったことにまで到
達していきます。この本の中で、高校生たちが目標にしたというのが「高校生が
追う 陸軍登戸研究所」(長野・赤穂高校平和ゼミナール、神奈川・法政二高平
和研究会著)です。早速取り寄せて読んでいるところです。この本も、高校生が
まとめたとは思えないほどの内容です。以前に明治大学生田キャンパスで「これ
は陸軍の施設だったらしいよ」と紹介されても特に気も止めずに通り過ぎたあの
建物が、風船爆弾とかで有名な登戸研究所の一部だったのは驚きでした。
(長)







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