━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□水処理倶楽部通信■□第264号 2006/11/6(月)■□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ △△水処理の情報交換と交流誌△△編集発行:通信編集委員会 【発行ページ】http://homepage2.nifty.com/watertreatment-club/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 目 次 ★ お知らせ ★ デンマーク研修旅行記 その14 ★ 短信 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■ お知らせ ■■ ●デンマーク研修旅行記は、2つ目のバイオガスプラントで見た消化液の処理の 続きです。 ●本通信は、皆様からの情報にて成り立っております。「水」と付けば、下水か ら湧き水まで、さらには環境に関わる話題も含めて幅広く取り上げております。 これはという話題や新製品情報などのご投稿をお待ちしております。なお、ご投 稿の際は、ペンネームもしくは無記名希望を明記してください。よろしくお願い します。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■ 水の旅 ■■ デンマーク研修旅行記 その14 〜ダンスクバイオガス社製の個別型バイオガスプラント(3)〜 長峰 孝文 ========================================= この3本の円筒状の装置は、メタン発酵の後に残った消化液の減圧蒸留機、エ バポレーターでした。消化液のほとんどが水分であり、これを蒸留するとなると、 かなりのエネルギーが必要になります。いくらバイオガスが回収できているとし ても、使い物になるのか?と思いました。ところが、その熱源は、発電機の冷却 水で回収した熱の一部を活用しており、他のエネルギーは使っていないのだそう です。発動機からの冷却水は80℃なので、減圧することで蒸留を可能にしていま す。 蒸留後に残存した液の方は、カリウムを主体としたシロップ状の溶液であり、 肥料として使用するそうです。蒸留された方の液は、アンモニアが主体の溶液に なります。こちらは、江波ポレータの向かい側の壁に置かれた、高さ2m、幅2m、 奥行き1.5mほどの枠に収められたアンモニア分離装置を通ります。この装置 は、イオン交換樹脂を使って、高濃度のアンモニア水と、成分の低い水に分ける ものです。前者は窒素肥料として、後者は灌漑水として、農地に利用しているそ うです。 見学時は、エバポレーターが故障しているとのことで、これらの装置が稼働し ているところを見ることはできませんでした。 これらの装置が設置してある部屋を通り抜けて外に出ると、一辺が1.5mほ どの立方体の容器があり、先ほどのデカンターで分離した後の固分が満杯につめ られていました。顔を近づけて表面の臭いを嗅いでみましたが、かすかに甘いよ うな、おそらく薄い揮発性脂肪酸(すし飯の香りみたいな感じ)の臭いがするだ けでした。しかし、5cmほど掘ってみたところ、目にしみるくらいのアンモニア が出てきました。見た目は、日本で流通している堆肥のようですが、こんなに悪 臭が出るのでは、とても日本では農地にまくことはできそうにないと思いました。 4)スカニング氏の講義 一通り施設を見て回った私たちを、スカニング氏は、レンガ造りのしゃれた建 物の一室に案内しました。そこは、40-50人ほどは入れるような広々とした 講義室のようになっており、今回のような見学をたびたび受け入れているのであ ろうことを感じました。壁には、この養豚場の4つの養豚施設と思われる航空写 真がかけられていました。どの施設にも、直径20mくらいあると思われる、多 分ふん尿を一時貯留するためのタンクが設置されていました。 スカニング氏は、隣の部屋から缶ビールが入った箱を抱えて持ってきました。 ビールを全員に配り終えると、彼は話し始めました。講義の間、このビールを喜 んで飲んでいたのは、私を含めた数名だけで、参加者のほとんどが意外なほどま じめだということを知りました。 (つづく) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■ 短信 ■■ ======================================================= 熊谷市の川でコイやフナ500匹死ぬ http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20061028-109706.html -----ここから引用----- 27日午後7時半ごろ、埼玉県熊谷市の星川に大量の魚が浮いているのを近所 の住民が見つけ、市役所に連絡した。 -----引用ここまで----- 河川改修工事のために川がせき止められていて、マンション建設現場から、セ メントが混じった廃液が川に流れ込んでいたのが原因ではないかと考えられてい るようです。 (長) ======================================================= 漂着ごみ悩み山積 野田の暴風被害 http://www.iwate-np.co.jp/news/y2006/m10/d14/NippoNews_9.html -----ここから引用----- 野田村は、記録的な暴風雨で下安家漁港に漂着した大量の流木やごみを「自腹」 を切って処理することにした。費用は400万円。 -----引用ここまで----- 海に浮いている漂流物は「公共水域」のため、国から3分の2の補助があるが、 今回は波が強くて、打ち上げられたために対象外なのだそうです。 (長) ======================================================= 土壌・地下水環境展 http://www.nikkan.co.jp/eve/06dojyo/index.html 今年はもう終ってますが、こういうのがあるのですね。水の問題も、行き着く 先は海か土壌(地下水)かですから、興味ある分野です。 (長) ======================================================= 「カボチャで動く」携帯電話ネットワーク http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0610/12/news033.html 電力供給がない地域に、バイオ燃料で稼働する携帯電話受信基地を置くプロジ ェクトだそうです。食べ物が不足していそうな地域でこれはどうか?という感じ です。落花生、カボチャの種、ジャトロファ(ってなに?)、パーム油が原料だ そうですが・・・。 (長) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□水処理倶楽部通信 ■□水処理の情報交換と交流誌■□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【お断り】このマガジンは正確さ・完璧さなど保証致しかねますので各自の 責任で確認のうえ、ご利用下さい。また本誌で知りえた情報による損害・ 紛争について一切関知しませんのであらかじめご承知下さい。 ◆配信所:まぐまぐID=0000019863 melma!ID=m00010669 その他の配信所は、配信を停止しました。 ◆登録・変更・解除、バックナンバー、ML、読者掲示板 http://homepage2.nifty.com/watertreatment-club/ ◆発行:水処理倶楽部通信編集委員会 連絡・投稿先:長峰 mizusyori@mac.com ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【編集後記】イギリスとフランスを回って、金曜日に帰ってきました。エコノミ ークラスのシート12時間+長距離バス5時間でお尻が割れそうだし、時差ぼけも ひどくてフラフラです。帰ってすぐに土日だったのは、とてもありがたいです。 川とトイレを撮ってきたので、通信でも紹介できるんじゃないかな? (長)BACK|
HOME|バックナンバー| 広場|リンク| メール