━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□水処理倶楽部通信■□第274号 2007/1/22(月)■□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ △△水処理の情報交換と交流誌△△編集発行:通信編集委員会 【発行ページ】http://homepage2.nifty.com/watertreatment-club/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 目 次 ★ お知らせ ★ デンマーク研修旅行記 その19 ★ 短信 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■ お知らせ ■■ ●デンマーク研修旅行記は、ダンスクバイオガス社のセミナーです。 ●本通信は、皆様からの情報にて成り立っております。「水」と付いていれば、 下水から湧き水まで、さらには環境に関わる話題も含めて幅広く取り上げており ます。これはという話題や新製品情報などのご投稿をお待ちしております。なお、 ご投稿の際は、ペンネームもしくは無記名希望を明記してください。よろしくお 願いします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■ 水の旅 ■■ デンマーク研修旅行記 その19 〜ダンスクバイオガス社のセミナー(1)〜 長峰 孝文 ========================================= 一気に3カ所も訪問した長い一日を終え、Hotel Dagmar(その5に記載) http://homepage2.nifty.com/watertreatment-club/wnews100/wnews181.html に戻ると、ニールセン教授(その6に記載) http://homepage2.nifty.com/watertreatment-club/wnews100/wnews184.html が待っており、古都リーベを案内してくれました。その5で、私がたまたま迷い 込んだ「水辺の散歩道」は、観光の名所だったらしく、ここも教授は案内してく れました。 翌日、一行を乗せたバスは、オーフスへと向かいました。周辺は、相変わらず の農地の中に、時折、牛の放牧と風力発電が見られる風景が続いていました。し かし、オーフスの近郊に入ると、住宅地や広い道路が続く、デンマーク第二の都 市というだけの風景に変わりました。こちらは、コペンハーゲンよりも新しい感 じの建物が多いです。バスは、瓦屋根の三階建ての建物のある敷地に入りました。 住宅にしてはちょっと大きいし、オフスビルにしてはカジュアルすぎるその建物 は、ショウ&コウ社のセミナーハウスでした。 ショウ&コウ社は、前日にスカニング氏の牧場で見学したバイオガスプラント を製造したダンスクバイオガス社の主要株主です。ダンスクバイオガス社のプロ ジェクト統括責任者であるブラッドストラップ氏が出迎えてくれました。彼は、 バイオガスのプランニングを20年間やってきており、日本でもいくつかのプロ ジェクトに関わったことがあるそうです。10時から16時まで、日本の状況を 踏まえた上で、バイオガスプラントをどのように設置・運営するかについて講義 してくれました。以下、彼の講義の内容を紹介します。 1)ダンスクバイオガス社の概要 ダンスクバイオガス社は、10年前に設立され、バイオガスの他に風力発電の会 社にも投資しているショウ&コウ社を主要な株主として、3年前に株式会社とな りました。ダンスクバイオガス社は、これまでに、18の個別型バイオガスプラン ト、8の集中型バイオプラント、1の産廃処理プラント、2の固液分離プラントを 手がけています。デンマークでは、1年前にバイオガス発電への国の補助政策が 大きく転換されて、バイオガスプラントの設置に対しての補助が後退してしまい ました。このため、バイオガスビジネスが壊滅状態となっているのだそうです。 そこで、ダンスクバイオガス社は、海外への市場開拓に目を向けているとのこと です。つまり、こういう背景が、今回の研修旅行が企画された要因の1つのよう です。日本でのバイオガスビジネスは、まだこれからということでしょうか。 2)バイオガスプラントのプランニングについて バイオガスプラントは、これを設置計画する人たちと、設置してからの施設を 操業する人たちが別々だとうまくいかないようです。これは、計画したときに問 題となったことを、操業する人たちにフィードバックしないと、計画からはずれ た操業となってしまうためです。まず、バイオガスを始める動機として、廃棄物 をリサイクルするのだという考えがポイントになるようです。 消化液は、スラリーに比べて、粘性が低く、成分が均一で、においが少ないと いった利点があるので、家畜の糞をメタン発行処理する利点は、バイオガスだけ ではないことも重要だそうです。参加者の一人から、固液分離畜舎(文末の用語 解説を参照してください)で、固体は堆肥化、液体は浄化放流している場合、固 液混合畜舎にしてメタン発酵の後に固液分離して、固体は堆肥化、液体は浄化放 流といった設備に移行することは可能か?との質問がありました。これに対して、 「液肥の利用を増やす。例えばペレット化をする。このような努力をするしかな い。それと、バイオガスから出たエネルギーを浄化に使うことができることを強 調するべきだ。」と彼は答えていました。 ブラッドストラップ氏によると、バイオガスでは、液肥の利用促進が重要だそ うです。農地での利用はもちろん、ゴルフコース、家庭菜園、ビニールハウスな どへの利用が考えられるとのことで、消化液を液肥として販売するときには、化 学肥料メーカーでなく、肥料販売会社に持ち込むとよいとのことです。肥料販売 会社にとっては、肥料としての効果さえあれば、液肥と化学肥料のどちらであっ てもかまわないはずだからというのが理由です。デンマークでは、農協を介さず に農家に直接持ち込んだのだそうです。 【用語解説】固液分離畜舎 畜舎の中で、家畜が出した糞や尿、それに洗浄水などが、固形分と液体に分け て回収できるような構造の畜舎です。豚の場合は、床がスノコ状になっていて、 糞が回収できるようになっているものが多いです。乳牛の場合は、床が一段低く なっていて、そこにかき取り機が巡回していて、固形分を回収するような構造を よく見ます。例えば↓のものです。 http://www.delaval.jp/Products/Manure_handling/Scraper_for_open_alley/default.htm (つづく) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■ 短信 ■■ ======================================================= 今後の浄化槽の在り方に関する「浄化槽ビジョン」について http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=7899 -----ここから引用----- 本日開催の中央環境審議会廃棄物・リサイクル部会浄化槽専門委員会(委員 長:加藤三郎 (株)環境文明研究所代表取締役所長)において、環境行政全般 の進展や社会状況の変化を踏まえた、今後の浄化槽の在り方として、「浄化槽ビ ジョン」の取りまとめがなされました。 「浄化槽ビジョン」においては、今後の浄化槽の普及の推進を図るため、既存 単独処理浄化槽の合併化も含めた面的整備、地域住民の環境意識の高揚、持続的 発展が可能な社会の構築のための浄化槽システムの構築等が提案されています。 -----引用ここまで----- (須) ======================================================= 平成19年度地球環境基金助成金の募集案内 下記の活動に助成するそうです。 -----ここから引用----- 民間団体が行う地球環境保全に資する活動で、次のいずれかに該当するものです。 イ 国内に主たる事務所を有する民間団体による開発途上地域における環境 保全活動 ロ 海外に主たる事務所を有する民間団体による開発途上地域における環境 保全活動 ハ 国内に主たる事務所を有する民間団体による国内における環境保全活動 -----引用ここまで----- 募集期間 平成19年1月4日(木)~平成19年 1月25日(木)午後5時迄 環境再生保全機構のページ http://www.erca.go.jp/jfge の「地球環境基金助成金」をクリックすると情報を見ることができます。 (長) ======================================================= 木くずからエタノール バイオエタノール・ジャパン・関西、世界初の商業生産 http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200701150016a.nwc -----ここから引用----- 同社では建設廃木材、木くず、剪定(せんてい)枝などを 原料にして、ガソリンに混合する燃料用エタノールを 初年度約1400キロリットル製造する。 -----引用ここまで----- もう実証規模のプラントができたなんて動きが速いです。トータルでのエネル ギーバランスを評価してほしいところです。 (長) ======================================================= 車・PCの廃熱 冷却に利用…同大教授らメーカーと開発 http://osaka.yomiuri.co.jp/eco_news/20070121ke01.htm -----ここから引用----- 車やパソコンなどから出る廃熱のエネルギーを冷房・冷却に使える装置を同志 社大学の渡辺好章教授らが開発し、自動車、電機メーカーなどと協力して200 8年中に実用化するめどがたった。熱エネルギーを音エネルギーに転換する「熱 音響現象」を応用した技術で、実験では温度を約40度下げることに成功し、小 型化も実現した。環境に有害な冷媒を使わない、次世代の省エネ冷却システムと して注目を集めそうだ。 -----引用ここまで----- この技術が本当なら、スゴイ技術になるかも。 (長) ======================================================= 関西テレビがおわび放送で捏造を謝罪 http://www.sponichi.co.jp/entertainment/flash/KFullFlash20070121046.html -----ここから引用----- 納豆のダイエット効果を紹介した情報番組「発掘!あるある大事典2」(7日 放送)で実験データの捏造などがあった問題で、関西テレビ放送(大阪市)は2 1日夜の放送で、「視聴者や関係者の信用を裏切ることとなり深くおわびしま す」と謝罪した。 -----引用ここまで----- 以前からアヤシイ情報を流し続けていた番組が、データのねつ造が発覚して大 問題になっているようです。こんな番組の言うことを真に受けて納豆を買いに走 った皆さん、他にもだまされてませんか? いろんな健康食品やダイエット商品 があります。テレビや雑誌の不確かな情報だけで、それを試すことは、自分の体 をモルモット代わりに試験しているようなものです。 水処理の世界にも、アヤシイ技術や商品が出回っているので、科学的な目を養 うことはとても大切だと、日頃から感じているところです。 (長) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□水処理倶楽部通信 ■□水処理の情報交換と交流誌■□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【お断り】このマガジンは正確さ・完璧さなど保証致しかねますので各自の 責任で確認のうえ、ご利用下さい。また本誌で知りえた情報による損害・ 紛争について一切関知しませんのであらかじめご承知下さい。 ◆配信所:まぐまぐID=0000019863 melma!ID=m00010669 その他の配信所は、配信を停止しました。 ◆登録・変更・解除、バックナンバー、ML、読者掲示板 http://homepage2.nifty.com/watertreatment-club/ ◆発行:水処理倶楽部通信編集委員会 連絡・投稿先:長峰 mizusyori@mac.com ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【編集後記】「財団法人日本環境整備教育センター」 http://www.jeces.or.jp/ に行ってきました。何をやっているところかよく知らずに行ったのですが、昔の 名称「社団法人日本浄化槽教育センター」だと、一発でわかりますね。 帰りに、センターに最寄りの菊川駅の近くにあったうどん屋さん「夢茶房」に 寄りました。ここは「ぶらり途中下車の旅」に取り上げられたそうです。 http://www.ntv.co.jp/burari/050618/info02.html このサイトでは「塩とり汁うどん」が、ほめ讃えられてますが、「とり汁うど ん」と「もつ煮込うどん」がメインのようです。 「とり汁うどん」うまかったです。1.5人前をたのんで、運ばれてきてこれは ちと多かったか?と思ったのに、食べているうちに、2人前にすれば良かった。 と思ったうまさです。しかも、そば湯ならぬうどん湯?まで付いてきて、これが またいい味出しているんです。今度行ったら「もつ煮込うどん」か「もつ煮込み セット」だな。 ちなみに、くじら13号さんの情報によると、日本環境整備教育センターでの講 習会は、時間みっちりあって、昼時にこのうどん屋に行くのは無理だそうです。 (長)BACK|NEXT
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