業魔殿

 

井上 聡
次長・課長 この写真は超多忙な日々を過ごす彼に無理矢理お願いし、徹夜4日目の朝に楽屋で撮影したものである。無意識に彼の口から出るエクトプラズムを貴方は確認できるだろうか。
岡山県白鷺ヶ丘町
1976/2/28
ニックネーム バカサトシ
アウトドア全般
購読雑誌 Big Tomorrow , AERA , 歴史街道
特技 PKキャンセル雷撃掌
口癖 「いじけてやる」

 

平成十年度井上聡考
人間の第一印象っていうのはとっても大事です。

井上君の場合、それはほぼ顔に向けられます。それは彼の必要以上に整った顔が、私達凡人には気になって仕方が無いためです。高校生がバイクの排気量をやたらと気にするようなもんなのです。孔雀のメスが立派な羽根を見ているようなもんなのです。
でもちょっと待って下さい。第一印象はどの程度あてになるのでしょうか。私は'97年2月から彼とお付き合いさせて頂いております。それは公私共にまあまあといった程度ですが、まあまあ位は彼を見ているというわけです。 はじめの頃の私は、はっきり言って彼を軽く見ていたと言ってもいいでしょう。「ふーん、確かに男前やなぁ。さっ、仕事仕事。この分だと今日も残業か・・・」その程度でした。

しかし、彼は”その程度”なのではなかったのでした。
とにかく深い。現時点で私は18ヶ月彼を見ていますが、正直いまだにつかめないのです。マニアックなのか、ベタなのか、自由奔放なのか、まとまっているのか、几帳面なのか、大雑把なのか・・・。 私も普通の26歳男性なので、大体は2,3回も喋れば判るつもりです。それが彼に関してはいつまでもボヤッとした輪郭しか描けないのです。何度となく家に泊りに行ったりしているにもかかわらずです。まあ家に行ってもゲームしてるか、漫画読んでるかなんで、たいした話はしていないんですけど。

一応、ボヤッとした輪郭を少し描いてみます。
概ね彼は無欲です。それはこの世界では非常に珍しいと言ってもいいでしょう。何せ、前へ前への世界です。面白い人も面白くない人も前に出て来ます。それは性格上なのか、仕事上なのかは問わずです。水面に落ちた虫を食らうブルーギルのようにです。そんな時でも彼は浮き上がってきません。 じっと流木の下から出てこないのです。大人の中には「そんなことじゃダメなんだ、この世界は。認めてもらわないとなんにもならないぞ。」と言う人もいるでしょう。実際私もそれが妥協意見です。が、流木の下にいるからこそ、浮き上がって来ないからこそにじみ出る魅力が有るのも否定できない事実なのです。 私自身も彼のそういう所が非常に好きです。打ち合わせや舞台やテレビ等で、彼が小声で言っているツッコミや例えはとても面白く、いつまでも頭の中に残ります。

あと、彼は私みたいな頭の硬い人間には理解できない楽しい事もしてくれます。打ち合わせ時にお腹がすいたので、二人で御飯を買いに行きました。何でもいい、と私が言うと、彼は吉野家の牛丼にしようと言いました。牛丼並二つを楽屋に持って帰って、ショウガと生卵を牛丼にかけていました。 その時、彼は横に置いた入れ物の蓋に、御飯の上にのっている牛肉の7割を移動させていました。それは食べないらしいです。勿論彼はダイエットなどしていませんし、お腹もちゃんとすいていました。私が聞くと、肉は嫌いとのことです。 何故そんな事をするのかは分かりません。私なら違う物を買っただろうし、買ったなら全部食べていたと思います。そのような事態は幾らでも避ける事が出来たのです。しかし彼は避けなかった。この件に関しては折をみてその内じっくり彼から聞いてみたいと考えています。

その他、彼も私もよくゲームセンターを利用します。二人とも対戦ゲームが主です。その日、私は早々と仕事が終わり、一人日本橋のゲームセンターで上級者相手に木偶になっていました。3時間ほどやって、2千円くらい。時計6時を見てもう帰ろうかなと振り向くと、彼がニヤついた顔で近づいて来ました。おったんかい、いつからやねん。 彼はニヤついたまま言いました。4時から。それから二人はすぐ店を出て別々の方向に帰りました。私には理解が出来ませんでした。勿論声をかける義務も必要もありませんが、声をかけない理由も無いのです。ダメ兄とは言われているが、嫌われているといった感じでもない。偶然、同じ時間、同じ場所に二人がいた。ただそれだけ。それ以上でもそれ以下でもない。ただそれだけ。なんなのでしょうか。

ここに記したのは氷山の一角に過ぎません。まだまだ彼にまつわる謎話は沢山あります。中には話してしまった瞬間に台無しになってしまう話もあります。話せる話はおいおい書いていきたいと考えています。私がダラダラ書いたこの文章で何を言いたいのかと言うと、確かに彼の容姿は魅力が有るとおもいます。中にはそれが理由で応援している方もいるかもしれません。 でもその先にはもっと魅力がつまっているのです。それを放っておく手はどこにも無いのです。そろそろ第二印象を見つめてもいいんではないでしょうか。
〜1998/8〜

 

井上聡図鑑
なりふりかまわず漫画を熟読する井上聡 漫画>命の井上聡
漫画と井上聡は切っても切れない仲なのです。この写真は仕事の打ち合わせ中の物ですが、いつ見ても井上聡は漫画を手放しません。ただ一度、井上の手から漫画を取りあげようとした事があります。その時彼は泣き怒り、叫びわめき散らしながら、手にしていた漫画雑誌を半分に破り裂いてしまったのです。理由を聞いてみると「他人に読ませるくらいならこの世から消去してしまった方がいい。お前に俺の何が分かるんだ。」と顔に唾を吐きかけられてしまいました。そんな彼は岡山の実家の事をトキワ荘と呼んでいるらしいです。
舌を光らせる井上聡 井上家の三男です
人は誰しも特技の一つや二つは有るものです。井上聡の場合、それは自転車の速さと光る舌なのです。自転車では十年連続世界大会優勝と本人の口から聞いていますし、周りの人が「井上は速いよ。」と言っているのを聞いた事も有ります。光る舌はいざという時に役立つと聞いています。例えば通信手段が無いがよく晴れている日などは、舌を使って太陽光を反射させて遠くの相手に伝える。夜になったら夜行性の虫を集めてそのまま貪り食う。光る舌で相手を威嚇する。等です。羨ましがっている私に彼は「訓練次第で誰でも出来るんだよ。人間と言うのは潜在能力の30%しか使ってないんだ。」と教えてくれました。この写真では、自分の舌が光りすぎていて、まぶしい目になっている井上聡です。

 

 

【注】 ここでは私の隣人、知人を紹介・分析しています。当り前の事ですが、それは私の知る範囲内での私の考えであり、事実ではありません。ピントのずれた発言をしている可能性も十分に考えられます。観察力・洞察力・感性の欠如から本来の魅力を紹介出来ていない場合も有ると思います。 ですので、ここの内容に関して疑問、不満、怒りを感じられた方は御手数ながらメールにて私の方までお知らせ下さい。頂き次第、即削除したいと思います。小さいメディアではありますが、貴方と彼らとの有益な関係を破壊する権限など決して私は持ち合わせていませんし、破壊する気も全くありません。 もし気分を悪くなされたらメールにて御指摘下さい。

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