〜創造的生き方29の法則〜

「自分の時間」とは、自分のやりたいことを主体的にこなしている時間のことである。
そして、自分の時間を多く持つことこそが、人生を豊かにする

創造的生き方29の法則
1.「自分の時間」 使うから出来る自分の時間
2.「知的生活」 知的になるということは今後の人生において大きな武器になる
3.「人生の時間割」 自分の一生を一枚の紙に書いてみよう
4.「自由旅行」 旅こそ自分の時間に塊である
5.「集中自在」 集中するには何もいらないようになりたい
6.昼休活用 社外の人と連絡を取るパワーランチ
7.「朝が肝腎」 一日を楽しく過ごすコツ 〜朝のスタートを大切に〜
8.「発想風呂」 朝風呂に入っている時に一日のシナリオを描く
9.「三文の徳」 早起きはたった三文の"得"にしかならない
10.「逆残業」 裏技残業による時間の取り戻し
11.「ジレンマ」 「徹夜」の是非
12.「作業効率」 睡眠時間と作業効率のトレードオフの関係
13.「分割睡眠」 自由にいつでも90分睡眠可能
14.「自己確立」 自分のスタンスを明らかにする
15.「情報豊富」 常に情報のおみやげを持っている
16.「カネ離れ」 金に頓着しない
17.時間厳守 時間をきちんと守る
18.「プロミス」 約束したことは絶対守る(約束出来ないことはしない) 
19.「ギブギブ」 ギブアンドギブの精神で
20.「スタンス」 常に相手の立場に立って考える
21.明日実行 明日出来ることは今日やらない
22.即刻着手 いつかやろうと思っている限りは永遠に時間はやってこない
23.「公言実行」 「有言」「有限」実行こそパワーの源(人間は言葉の動物)
24.「多忙人種」 忙しいヒトは暇にはならない
25.「待ちゼロ」 待ち時間を限りなくゼロにする方法→待ち合わせをしない
26.「締切厳守」 締め切りシステムを作る
27.目的達成 達成感をしっかりと認識する
28.「個人の情報化投資」 パソコンへの投資は時間の買い戻し
29.「自己紹介」 自己紹介のためのツール

「自分の時間の使い方29の法則」 

わたしの仕事は、「GDP統計の基礎推計」です。国民経済計算部というセクションでGDPの推計は約50人の人が関わっています。その一部分を担当しています。
また、仕事以外の時間を有効に使って、ライフワークとして文章を書いてきました。その経験に基づいて今回は「創造的生き方29の法則」をお話させてもらおうと思います。
ここで、お断りしておかなければいけないのは、わたしが説明するのは、わたしの法則であって、皆様の法則ではないという点です。個々人の時間を有効に活用しようというときに一般的な理論みたいなものはありません。自分に合ったものを考え出すしかないのです。
今日のわたしの話は、そのヒントのひとつになるといいなと思っています。

三本の柱
 わたしは本を書きたかったので、とにかく時間をいかに作り出すかということずっと考えて来ました。週末に自分をみがくというかブラシアップすることもしたかったので、その経験を踏まえて、時間につくりかたという話をさせて頂きます。
 まず、わたしのテーマをお話をしておきますと、一つはパーソナルアデンティティです。自己実現とう言い方もありますけれども、そういう固い言葉でなく、日本語でいうといかに「生き生き元気に楽しく過ごすか」ということだと思うんです。
 ただその概念だけ考えていても空回りすると思うので、具体的で実行可能なことを考えてみました。それがパーソナルマネジメントとパーソナルネットワークとパーソナルオートメーションであるという結論に達しました。
 パーソナルマネジメントの大きな柱の一つは時間管理です。週末、すなわち仕事以外の時間をどう使うかという話です。だいたいは仕事8時間、睡眠時間8時間、自分の時間が8時間。それぞれ3分の1です。その3分の1をどう使うか。もうすこし厳密に計っていくと睡眠時間は8時間もありません。さらに、睡眠時間すらも自分の時間だと考えると16時間は自分の時間で、3分の2は会社に関係ない時間となります。それをどう活用したらいいだろうかという問題意識がありました。
 そういうことを変えることは会社に断わることもありませんし、会社に反旗をひるがえすわけではありませんから何をやってもいいと思っています。
 パーソナルネットワークについて言いますと、わたしが勉強会を立ち上げたのは二八、九才の時です。それをまともに運営出来るようになったのは三〇代でした。虎ノ門界隈の友達の会社の会議室を借りて、やっていました。勉強会は大きくする必要は全然ないと思うし、組織にする必要はないし、有名な先生を呼ぶ必要も全然ないと思います。むしろ若い人、自分と同じ位のレベルの人たちがどんどんネットワークしていった方が良いと思って、そういう会づくりみたいなことを考えました。今人脈作りフォーラムには30人ほどの方が参加してくれますが、もう一回初心に戻って10人位の人数で、互いに深く話し合えるような会をやったらどうかと思って今、「知研・達人サロン」をやっています。余談ですが、「知研・達人サロン」という名前は八木会長につけていただきました。とても気に入っているんですよ。
さて、人と話をするということはすごく難しいことだと思うんです。日本語がしゃべれればコミュニケーションが出来ているように見えますけれども、実は出来ていない。一番近い人のことを思い浮かべてみればわかります。自分はこんなに思っているのに相手はそれと同じ分だけ返してくれません。だからもっといろいろな人に触れて自分を見つめ直すという場所が必要です。「知研・達人サロン」は一つ一つが派手な会ではありませんが、身近なテーマをとりあげて気楽に開催しています。たとえば、「離婚」とか「失業」など異業種交流会では扱いにくい話題を取り上げるようにしています。
 パーソナルオートメーション、すなわち個人の情報化について言いますと、87年にワープロを使い出してて以来、一貫して情報化投資だけは続けていきました。知的生産というのはキーワードとしてありましたが、単に勉強会に入るよりも実践することが大事だと思って、いろいろ本を書いたり情報発信したりしてきました。情報というのは発信しないと入ってきません。インターネットは情報を取ってくるツールのように見えるけれども、あれで得る情報は情報ではなくて、やっぱり自分に必要な情報はこっちから発信してはじめて入ってくるのではないかと思います。人前で話すこともそうですけれども、発信するツールとして機械というのはすごく大切だと思っています。
■創造的生き方29の法則とは
 今日は「自分の時間の使い方29の法則」をお話します。何かのヒントやきっかけになれば幸いです。

1. 「自分の時間」 使うから出来る自分の時間
 「自分の時間」というのは自分のやりたいことを主体的にこなす時間のことです。この時間をたくさん持つことが自分の人生を豊かにすることだと思っています。
 例えば会社で「何かやりなさい」といわれて仕事を指示されますと、若いうちは上司に逆らえないで自分の裁量が狭い仕事を与えられます。でもそういう仕事をいつまでもやらされたらたまったものではない。だけど、今はかなり自分の裁量で動けるようになりました。例えば今日も6時位にこっち来て「二時間ほどちょっと飯食ってくるよ」といって戻ることが出来るわけです。それも自分の時間です。
 みなさんの年齢になれば、上司にいちいち手取り足取りというより、自分の裁量でこなす仕事の時間が多くなってきているのではないでしょうか。最終的にはすべての時間を自分の裁量で行動するのが理想でしょうが、その時は会社や役所などの組織の論理に反してしまうかもしれませんね。
ところで、わたしは「時間は使うところに意味がある」と思っています。時間は作りだすものではないと思うんです。使うものだと思っています。時間を作ってその時間を有効に何かに使うことが出来る人がいたらすごいなと思います。
 例えば朝早おきして、時間が3時間出来たとします。この時間を有効に使えますか。わたしは、多分のんびりと眠っていると思います。だって、やることが無い時間をいくら作り出しても意味ないのではないでしょうか。
 時間というものは、あくまでも、作り出してから使うのではなく、使うから時間がついてくるのだと思っています。わたしは「時間の使い方」というのに非常にこだわっています。
どんなに時間を作りだしてもそれを使えなきゃ意味がない。時間貧乏です。自分の時間を持とうと言うのはこういうことです。

2. 「知的生活」 知的になるということは今後の人生において大きな武器になる
 知的生活というキーワードは人生後半にとてとても大切なものです。年を取ってくるとだんだん体力が落ちてきます。そうすると知的なことに触れていくことは方向として大事なのではないかと思います。知的なことは定年になっていきなり出来るものではなく、それまでの間に少しづつでも本を読んだり文章を書いたり、人と接したりして蓄積していかないと実らない。知的生活を送ることは「今後の人生において大きな武器になる」と書きましたけれども、そういう考え方がすごく大事です。
 土日をどう使うかということは皆さんそれぞれの勝手ですが、ぼーっと過ごすよりは「充電」に使うことに意義があります。「充電」するというのは普段やっていること、たとえば仕事と違うことをすることです。ボランティアでも結構ですし、違った仕事でも勉強でも良いでしょう。今やっている仕事がどうであれ知的なものはそれと違った軸から生まれてくるものです。

3.「人生の時間割」 自分の一生を一枚の紙に書いてみよう
 自分の一生を一枚の紙に書いた人生時間割をつくってみました。このアイデアは、余暇開発センターの白石さんから教わった方法ですが、縦軸に24時間をとって、横軸に年齢を書く。0歳から100歳まであればほとんどの人はカバーするでしょう。そこに、起床時間と就寝時間とプロットしてみる。出勤時間、会社ですごす時間、残業時間などをおおざっぱにプロットしてみてください。そして定年、60歳でも65歳でもけっこうです。幕を引いてみてください。
これで、A4の紙一枚にあなたの一生が描けたのです。22才から60才まで働くとすると、自分の起きている時間が算出されます。その中でさらに仕事の時間がを出します。常に残業している人は自分の時間がその分減ります。
このように絵を描いてみると自分の一生の時間が面積としてわかります。その中でいかに仕事の時間を短くするか。どうしても仕事に時間に引っ張られます。全体の時間からすれば仕事の時間なんてわずかですが・・。

4.「自由旅行」 旅こそ自分の時間に塊である
 自由旅行というのは理想的な旅ですね。旅こそ「自分の時間」の固まりだからです。どこかに移動する時間というのはほとんど自分の時間に使えます。公務員は出張の多い人もいればわたしみたいにデスクワークがほとんどの人間もいます。ほんとうは景気の分析をやるにはデスクワークばかりやっていてはいけないので、出来るだけ現場を見たり、人に会うようにしてます。
現在は、旅行作家協会というところに入ってなるべく旅に行くことがオフィシャルであるかのような顔をして、出かけることにしています。先週も佐渡に行ってきました。つとめて出かけて行くことによって自分の時間、一人になる時間を作るようにしています。

5.「集中自在」 集中するには何もいらないようになりたい
 「時間は万人に共通である」とか、「万人に共通の資源である」というふうにだいたい時間を論じた本にはそう書いてある。でもあれは全部嘘です。万人に共通なのは「長さ」だけであって、「密度」は違う。密度を深く出来るかどうかは自分でしかやれません。それを深くするには集中力をつけることです。
 集中力をつけるといっても修業をする必要は全然ありません。例えば好きな音楽を聴いて集中するとかいう習慣をつけていきます。集中すればほかは何もいらない、他はすべて忘れるということに最終的に落ち着いていくのではないかと思います。 作家の人でよく電車の中で文章を書く人がいます。最初は集中できなかったが、だんだん誰がどう見ていようが、隣に座っているおじさんがのぞいていようと別に気にもならなくなるというふうに言っていますが、それが集中力ということなのです。

6.昼休活用 社外の人と連絡を取るパワーランチ
 わたしは職場から5分程度でこれる場所にサロンを借りています。職場から5分という位置にかなりこだわっている理由は昼休みを活用したいからです。今日もある出版社の編集者の方がここに来てわたしの次の本について一時間ほど打ち合わせをしました。役所の昼休みは一時間ですから正確には一時間も打ち合わせはできませんが、打ち合わせする場所としてわたしはわざわざ少なからぬ投資をして部屋をかりているのです。
 普通、役所でデスクワークしているなんて言うと、役所以外の人とネットワークすることができないように思うのではないでしょうか。しかし相手の人は昼間も自由に動いています。営業マンもいればフリーでやっている人もいますから、そういう人たちに申し訳ないけれど近くに来てよと言えばいいのです。こっちはせいぜい時間距離で5分程度しか移動時間はないのですから。

7.「朝が肝腎」 一日を楽しく過ごすコツ 〜朝のスタートを大切に〜
「一日を楽しく過ごすコツ」 これは一つしかありません。朝のスタートです。朝は楽しいと思えばいいんですよ。本当は勤めに行きたくないです。でもそういうふうに思っていったら楽しくありません。朝、地下鉄から階段を上がってくるときにいつもまじないを掛けていますが、「こんな楽しい階段はないな」と。朝「おはよう」と言うときも、気持ちよく言うか言わないかで一日が全然違います。
 特に課長など上に立つ人は明るく言ってもらわないと、また昨日庁内でけんかでもしたのかなと思われたりします。それで職場が一日中暗くなります。嘘でもいいから明るくすることが大事です。

8.「発想風呂」 朝風呂に入っている時に一日のシナリオを描く
 わたしは朝風呂にずっと入っていますけれども、夏は入らず、朝シャワーを浴びながらシナリオを描くというか今日一日どうしようかなと考えます。さすがにぬれるから手帳は持ち込めないですけれども・・。今日一日の活動を考えておくことによって行動に無駄が出ないですむということがあるのではないかと思います。

9.「三文の徳」 早起きはたった三文の"得"にしかならない
 「早起きはたった三文の徳でしかない」この意味は、早く起きるということに意味があるのではなく、早く起きたならその時間を使って何をやるのかという方が大事なのだということです。
昔は、得と書かずに徳と書いたのだそうです。少し早起きしたくらいでは、「得」までは至らないのではないでしょうか。わたし自身は2、3時間の早起きが必要だと思っています。30分くらい早起きしただけでは、せいぜい始発の電車に座れるという「得」程度なのではないでしょうか。
 「早起き」について2つの考え方があります。それは、定時に起きる考え方と定時間眠る考え方の2つです。定時に起きるというのはすごくつらいです。朝4時に確実に起きるということにすると、前の日の2時に寝ても4時に起きるわけです。それでないと納得できないと言う人はすごくつらいけれど、6時間眠るのが自分の早起きだと決めてしまえば寝た時間によって起きる時間を変える。そういうふうに自由にすればつらくないのではゃないかと思います。
 わたしは目覚し時計を使いませんが、目覚し時計を使わないのも朝を快適に起きる一つの工夫です。だから例えば朝5時というふうに自分が起きる時間をセットしておくと、自分で考えて寝起きするするのですからどんなに寝坊したとしても3時間も寝坊するということはありえません。目覚ましで起きるというのは一番深く眠った時、あるいは眠りかけている時に叩き起こされるようなものなので、あまり良くない。目が覚めたらそのまま活動するというのが一番正解です。
 目が覚めた時にまた時計を見て眠ると眠くなった時に目覚ましが鳴って起きる。こんなつらいことはないと思っています。

10.「逆残業」 裏技残業による時間の取り戻し
 ここだけの話、通産省は「通商産業省」ともじって「通常残業省」と言われています。それくらい忙しい役所なのです。
そんななか、自分の時間を持つために、わたしは30歳になってから「逆残業」を続けています。仕事をしていると残業しなければならないこともあります。当然30代40代は残業をしなければいけないようになるわけですが、わたしはそれを朝に回しています。これを逆残業と言っているのです。
 通産省時代の勤務スタイルは、まず朝の6時57分に役所につきます。それからだと午前中は5時間ぐらいあるわけです。5時間たっぷり仕事が出来ます。皆が出勤してくるのは9時すぎです。わたしは彼はみんなより2時間も働いているから、その分ずいぶん効率が上がるわけです。
夕方は6時になると帰ります。これは批判の的になりました。その分ちゃんと仕事をこなしてやることをやっているから構わない。相手に「小石さんはやることをやっているのだから帰ってもいいのではないですか」と言わせるところまでいけばいいですけれど。そうなるかなと思っていたら役人は2、3年で人事異動しますから、相変わらず言われますね。でも、これは仕方ないかもしれません。批判されなくなったら、存在価値もないということですから。

11.「ジレンマ」 「徹夜」の是非
 徹夜で時間を作るというのは、とても作業効率が悪いですね。でも、まとまった時間を確保するには、便利です。麻薬のようなものですが、結局ひるまの時間が使えなくなる。ま、これ以上話す必要もないでしょう。

12.「作業効率」 睡眠時間と作業効率のトレードオフの関係
 わたしは睡眠時間を自由にコントロールできるといいなと思っています。90分ワンサイクルで睡眠を取れれば一番いいと思っています。レム睡眠とノンレム睡眠のワンサイクル90分というわけです。
 いろいろな睡眠法を考えたり実践してみたりしました。
 少し、発想を変えるために、「三分割睡眠」についてお話しましょう。まず、肉体の疲労と脳の疲労と内臓の疲労の三つに分けてみると、脳の疲労が一番つらいですが、違ったことに頭を切り替えればいいのではないかと思いました。
 肉体の疲労はみなさんと同じでエスカレーターやエレベーターがあるビルで働いているので移動にほとんど時間がかからず筋肉疲労はほとんどありません。内臓の疲労は飲み食いですから、暴飲暴食を少し制御することによって防げる。だから睡眠による疲労回復の必要性はあまりないのではないかなと考えていた時期がありました。
 そこでその頃睡眠時間をすごく短くしていたんですけれども、最後にはストレスが体にたまって頭痛がするなど良くないことが起こってきましたので、結論としては、体にはほしがるだけ睡眠を与えてやったほうがいいということですね。

13.「分割睡眠」 自由にいつでも90分睡眠可能
 これはよくないですね。家に帰って一回寝たあと、仕事して朝寝るということをやったことがありますけれど、これは半年も続けたら頭痛がして体に良くありませんでした。
自分のやりたいことがあれば、いくらでも体をコントロールすることができるのですが、やりすぎはよくありませんね。反面教師的な意味で書いておきました。

14.「自己確立」 自分のスタンスを明らかにする
人脈や社外ブレーンを持ちたいという人がたくさんいます。ま、ほとんどの人の願望でしょうね。そのために名刺をたくさんばら撒いても年賀状を必死に出そうが、そんなに人脈は拡大しません。
人脈を作るということは自分自身を作るということに気がついていないからです。自分自身、相手として付き合いたい人を値踏みしているではありませんか。何の専門性も無い、タダの飲み友達を大勢もちたいと思いますか。相手もそう思っているのです。
人脈作りの道はまず自己確立からです。

15.「情報豊富」 常に情報のおみやげを持っている
 このあたりは人づきあいの中での話です。情報のお土産を持っているか。これは話題が豊富ということに通じるのですが、本を読んでメモしておいてそれを話すという話題ではないです。人と話し合ったり接したりする中から出てくるものだと思います

16.「カネ離れ」 金に頓着しない
「カネ離れ」というのは金に頓着しないことがいいと言っているのではありません。人と会ってなんか肌が合わないとか、いい奴なんだけれどちょっと波長があわないというのは、けっこうお金の問題だったりすることがあるような気がします。別にケチが悪いわけではないんだけれど、何かうまくまわらない、ずれるということがあります。

17.時間厳守 時間をきちんと守る
 「時間厳守」はあたりまえのことかもしれませんが、時間を7時なら7時と決めたらかならず7時を守る事です。
例えば誰かと待ち合わせすると決めた時間が一番盛り上がる時間というか、会いたい時間なんです。それを5分過ぎ10分過ぎると自分は裏切られたんじゃないかとか軽く見られているのではないかというイメージが沸いてしまいます。だから待たせた方は損なのではないかと思います。ジャストタイムってすごく大事なのではないかと思います。

18.「プロミス」 約束したことは絶対守る(約束出来ないことはしない) 
約束も同じです。約束は絶対守れるんです。なぜかと言うと、約束を守れないことは最初からしませんから。これだけ心がけていれば約束は守れるのではないかと思います。約束をすぐ破ってしまう人がいますは、それは出来ないことを約束しているのではないかと思います。

19.「ギブギブ」 ギブアンドギブの精神で
「ギブ&ギブの精神で」 これも人とのつき合いの中で考えていることなんですが、ギブ&テイクということになると、相手に対する期待感みたいなものが心の中に生じます。ギブ&テイクの基本はいいんです。誰かに何かしてもらったら返すということは当然のことですから。しかし相手にこれだけしたんだから何かあるだろうということを考えて生きるのはつらいではないですか。そんなふうにならない方がいいと思います。

20.「スタンス」 常に相手の立場に立って考える
 相手の立場に立ってみて始めて見えることがたくさんあるような気がします。しかし、この相手の立場に立つというのは、言うほど簡単ではありません。なかなか相手の立場が見えませんから。しかし、人付き合いの中ではこのスタンスを崩してはいけないと思っています。

21.明日実行 明日出来ることは今日やらない
「明日実行と即刻着手」 この二つは違うように思われるかもしれませんが、明日実行というのは「明日出来ることは今日やらない」ということをわたしは大きな声で言うんです。わたしは残業しない時に「明日出来るじゃないか。明日の朝やればいいじゃないか。何で今日残ってやる必要があるの。わたしは帰って自宅のコンピューターで出来るし、そのほうが通産省のシステムよりずっといいんだよ。残業手当をつけるわけでもないし」と言います。6時〜12時まではゴールデンタイムです。この時間をどう使うかです。
 
22.即刻着手 いつかやろうと思っている限りは永遠に時間はやってこない
「即刻着手」というのは、いつかやれると思っているかぎり時間は永遠にやって来ないということです。いつかこれをやろうやろうと思ってわたしは四一才になってしまっているわけですが、皆さんとて同じだと思うんです。やろうと思ったら即刻行動しなければ駄目です。
わたしは7月に佐渡の町起こしの講演にホテルオークラ顧問の橋本さんといっしょに行ってきました。翌8月にも一泊で行ってきました。このとき「いい町だな」と思いました。向こうが相談してきたことについて手紙のやり取りなどしていると、いつかお互いに熱が冷めちゃうんです。だからいいなと思ったらすぐに出かけることですね。
それからぐっと深く付き合うようになりました。一泊二日でいいんです。そうやってフットワーク軽く動くことから何かが始まるのです。それが「即刻着手」だと思うんです。「そんなことやって何が起こるの」と聞かれたって、別に何が起こるかはわかりません。やっぱり人なんです。すごくいい人がいます。その人たちに会いに行くのが旅だと思うんです。逆に言えば自分がそこで学ぶことになるのではないかと思って行くのです。やろうと思ったらすぐそこでアクションを起こす。

 23.「公言実行」 「有言」「有限」実行こそパワーの源(人間は言葉の動物)
「公言実行」。不言実行という言葉はありますが、有言実行という言葉はありません。黙ってことをなすというのは、神様でなければ出来ないんで、大いにしゃべってからやればいいんではないか。アイディアでも何でも「自分はこうやるよ」と言ってそれを実行して行く。それが「有言実行」だという造語をした人がいましたけれども、わたしはもっと大勢の前でしゃべってしまっていいのではないかと思いました。そうすれば必死になってやる以外にないではないですか。それには期限は切らないと駄目です。締め切りを作らないと。
 
24.「多忙人種」 忙しいヒトは暇にはならない
 忙しい人はいつまでたっても暇にはなりません。つぎから次にやりたいことが出てくるからです。だから忙しい人ほど時間をつくることが出来るんです。忙しい人は時間がないと思ったら大間違いで、彼らは楽しんで忙しがっているんです。だからどんどん集中できますし、スケヂューリングして効率よくことをこなすことが出来るようになる。忙しければ忙しいほど時間が出来るんです。

25.「待ちゼロ」 待ち時間を限りなくゼロにする方法→待ち合わせをしない
 待ち合わせ時間というのはけっこう無駄だとは思いませんか。この時間を限りなくゼロにするには待ち合わせをしないことと書いたんですが、それはこういうことです。例えばわたしは新橋にサロンを借りていますが、月に何万とかかるわけです。ここで夜文章を書いている時に誰かがやって来ます。それは待ち合わせをしているようでしていないんです。「何時でもいいから来て下さい。わたしはサロンでもの書きをやっていますから」と言っておけば人はその間に来るだけの話です。人を自分の方に巻き込むというか、自分がいるところに来てもらうのは、待ち合わせをしているようでしていないわけです。そうでないと先程いったジャストタイムのジレンマではないけれど、かならず会うまで20、30分と無駄が出てきます。でもサロンで待っていればその20、30分の無駄もまた楽しいものです。

26.「締切厳守」 締め切りシステムを作る
 締め切りシステムとわたしは自分で言っています。仕事の効率を極限まであげるのは締め切りではないかと思っています。
私事はずかしいのですが、本を書いてくださいという依頼がある。来春出版などと漠然としたしめきりを設定するとなかなか春がやってこないのです。
一方で雑誌の原稿などは、来週の月曜日朝までとか厳格に締め切りを通知してくるので、その時間めざして体と脳が効率よく動いてくれるような気がする。
何かをするには、厳格な締め切りシステムが必要のようです。

27.目的達成 達成感をしっかりと認識する
 「目的達成」。 達成感というのをしっかり認識することが大事です。何かをやったら、ここま
で自分はやった。自分を褒めてあげる、これが大事です。
 
28.「個人の情報化投資」 パソコンへの投資は時間の買い戻し
 これはわたしが単にパソコンが好きなだけで買う時の言い訳のようなものですけれども、パソコンはよく買います。情報化投資とか言って。普通の人は情報化消費という言葉がふさわしいです。買ったにせよインターネットを眺めているだけです。やっぱり自分の時間を作り出すにためには機械化、スピード化が一番必要です。例えば講演のレジメを作ったりするのは10分位で仕上がります。そういった意味で情報化投資はすごく大切だと思います。
 
29.「自己紹介」 自己紹介のためのツール
 自己紹介はとても大切です。誰かと知り合った時に自己紹介のツールとして名刺はもちろん大切ですが、現代では、名刺だけでは足りません。ホームページをつくってあれば会う前の不特定多数の人に自分を公開できます。こういうものはどんどん今新しいものがツールと出てきていますから、それは人と仲良く接していく時間の短縮になるのではないかと思います。時間を短縮して効率化して、ゆっくり過ごすということなんです。何でもかんでもぎりぎり詰めてやる必要はないと思いますけれども、わたし自身は余った時間は本を書いたり、フォーラムやったりしているわけです。

以上、わたしの日々の生活から考えた29の法則をお話しました。これを参考に、あるいはヒントにぜひ自分自身の29の法則を作成してみることをお勧めします。蛇足ですが、29という数値には何の意味もありません。かき出したら29になったということです。理論的な美しさよりも実践に重きを置いた人生を歩みたいとおもいます。