朝の達人へようこそ!  朝はビジネスパーソンに残された最後の聖域です。
朝を最大活用しましょう。
朝を活用するヒント募集!

投稿する

朝を征するユニークな方法について体験談をお送りください。
こちらのホームページに掲載します。

最後に残された勉強時間
 
 最近、朝の時間が見直されている。世の中で成功した人の多くは、早起きで、朝の爽やかな時間を活用したとされている。確かに、そうだろう。朝を活用せよと言う本も数多く出版されている。かく言うわたしも、『週末の達人』の続編として『朝(ビフォア9)の達人』(二期出版)という本を出した。
 この本はわたし自身の体験をもとに書いたものだが、早起きを勧めているわけではなく、結果的に早起きになったというつもりで、表現した。

 早起きをすることはとても良いことだし、本人の健康に繋がるなら、継続して習慣化した方がいいと思う。しかし、成功のために、無理に早起きをするというのはいかがなものだろうか。
 経営者の多くは早起きをして経営者になった訳ではなく。超多忙の毎日を過ごすための術として、結果として早起きになったにすぎないのである。
 早起きをすると成功するということには、逆方向の因果関係は無いのである。

 世の中の現象だけを捉えて、さも因果関係があるかのように表現し、早朝に何をするかが重要なのに、早く起きるという行動にすり替えてしまうのは、はなはだ問題である。
 と、前置きが長くなったが、これは、早起きをするかどうかが問題なのではなくて、自分の時間の何処で何をこなすかという考え方が重要なので少しくどく書いておこう。

 とりあえず早起きしてみる、なんていうのは、苦労の割にはあまり効果がない
 では、朝を有効に活用する必要がないのかというとそうではない。
 わたしは、サラリーマンに最後に残された勉強時間は早朝しかないと思っている。勉強をしようと思う。何かまとまった文章を書くときでもいい。静かな環境で、ある程度の時間集中したいものである。ウイークディの昼間には仕事をしているので、そんな時間はとれない。
 夜、仕事が終わって自宅でくつろいでいる間を削る気になるだろうか。よほど意志の強い人でないと時間を作り出すことが出来ない。
 そうなると、朝、少し早起きしてみようという気になる。しかし、ほんの少しの早起きではまとまった時間を確保するのが難しい。

 そう。2時間位はいつもよりも早起きするべきなのである。だって、ほんの30分早起きしたくらいでは、本を読み始め、ようやく頭が暖まって来たと思った頃に出勤しなければいけないのだからあまり効果がないのである。ま、これはわたしの実感なので、すき間時間をうまく活用出来る器用な人が居るかもしれないが。
 2時間も早く起きるのが困難という人のための三十分でも十分効果の上がる方法がある。それは、出勤時間をその分早めてしまうのである。誰も来ていない朝のオフィスは非常に効率が上がるのだ、特に仕事関係の本を読んだりするには、とても効果的である。日頃忙しくて手にとれない業界新聞む時間にあててもいい。  わたしの経験では、朝は手紙を書く時間としてはもったいない。頭がすっきりとしているので、手紙を書く分にはとても良い時間であるが、もっと頭をフル回転させるようなことに使いたいものである。 

 わたしは手紙やメールの返事は、昼休みに少し早めに席に戻って書くことが多い。満腹で他のことを考えるより、手を動かす作業が向いているような気がする。手紙の文章などは、時候の挨拶など定型的な文章なので、本文はほんの少しなのである。

 早朝は、作業向きの時間ではない。勉強向きの時間なのである。
 早起きには、まだまだ良いことが沢山ある。都心で通勤している人なら、毎日我慢して乗っている通勤電車が本当にガラガラなのだ。

 わたしは通産省に七時前には入っていたので、電車に乗るのが、六時頃だった。毎日、西川口駅から京浜東北線に乗るのだが、座れる位に空いているのである。特に冬は人が少ない。

 座るとさすがに眠くなるので、座らないようにしていたが、モノを書こうとか本を読もうという鉄の意志を持った人なら三十分ほど勉強できそうである。
 わたしの場合は、電車の中は原稿チェックの時間と決めているので、座る必要はない。立ったままで、A4サイズにプリントアウトした原稿に朱を入れるだけなので、立ったままの方がむしろやりやすいのである。  わたしの様な超・早起きを真似してみようという人が多いが、夜早めに休むとか色々と工夫しているようである。わたしは、早起きのために夜、早く眠るということはしない。夜は夜で用事がいろいろとあるのだ。夜やっていることの方が重要ならば早起き出来なくても全く問題は無いと思っているのだ。  問題は、早く起きることではなく、何をやるかということなのである。

 世の中に早起きの会というのが沢山ある。極端なものになると朝四時という会もある。もうこれは、修行である。  わたしは、目的を早起きにするのは、何かすり替えをしているようでどうも気になる。仕事が、勉強があるから、早起きするのである。何もなければ、ゆっくりと眠っているのが最高である。
ビジネスマンよ朝、走るな
 早朝、早起きをしてマラソンをしている人がいる。健康維持のためには、とても重要なことなのかもしれない。アメリカの大統領がジョギングをやっていると聞くと、自分もエグゼクティブになった気分になれるのかもしれない。
 スポーツにしろ何にしろ、イメージトレーニングというモノは大切なので、いいだろう。
 しかし、わたしは早朝起きても、乾布摩擦をやったり、水風呂に入ったり、ジョギングをやったりしない。朝からあまりに運動をしすぎると、やはり筋肉や肉体の疲労が蓄積してしまうような気がするのである。

 ジョギングが趣味の人や体を鍛えることを目的にしている人はそれでいいのだが、わたしを含めて三十歳代過ぎの人は、朝早起きすると同時に夜も遅いのではないだろうか。
 深夜に帰宅して、朝早起きする、さらにジョギングなどとんでもない。体が持たない。何もそこまでいじめる必要はないのである。 

 もっとも、夜早く休める人ならジョギングもいいかもしれない。十分な睡眠をとって、早朝マラソンをする。朝飯が美味しいだろうなと羨ましくなってくる。
 深夜に帰宅して、早朝起きるビジネスマンがいきなり走ったりしたら、健康を維持、強化するつもりがとんでもないことになってしまうかもしれない。気をつけたいものである。

 わたしの友人の会社での事故なのだか、健康にちゃんと気を使っていた彼の上司が、会議が終わっても席を立たない。不思議に思った同僚が声を掛けても返事がなかったそうだ。

 課長は席に座ったまま死んでいたのである。これは、ある会社での出来事だが、あまりにも体を痛めつけると突然何が起きるか分からない。他人事ではないのである。
 だから、朝の早起きを習慣化するには、散歩や簡単なストレッチ程度の目覚めの運動にとどめておくのがコツである。

 それよりも、頭がはっきりと目覚めたらより知的な活動をすることにしたい。
 わたしは、朝はパソコンに向かうことが多い。三十分もあれば、コンピュータを使ってかなりのことが出来るのである。

 仕事関係ならば、やり残した分をフロッピーに入れて職場に持って行けばいい。最近は電子メールがあるので、フロッピーも必要無くなった。電子メールの添付ファイルで、そのまま送ってやれば自分のデスクで続きの仕事を始めることが出来るのだ。

 近いうちにパソコン付きのエアロバイクが売り出されるに違いない。

拙著の紹介

朝の達人

自分の時間をワイドに楽しむ68のヒント
第1章 今なぜ早朝活用なのか
第2章 もう時間が無いとは言わせない
第3章 ビフォア9を輝かせるヒント
第4章 朝があなたの発想を変える
第5章 あなたの人生はこうして広がる