サイレンサーについて
掲示板に、サイレンサーの効果や有効性、形状による違いについての質問が投稿されましたので私なりの経験を書きます。科学的な証明ではありませんので、ご注意下さい。
1、サイレンサーは効果があるのか?
A,効果のあるものもあるし、ないものもある。
B,効果のある場合もあるし、ない場合もある。
C,効果の出る銃もあるし、出ない銃もある。
まず、”A”についてです。サイレンサーの形状や内部構造によってかなり効果に違いが出ます。最高の消音効果を狙うならサイレンサーの出口を弾力性のあるテープや板ゴムで塞ぎ、弾よりやや大きめに十文字に切りこみを入れます。サイレンサーの構造を有するものにこの加工をすると、大変静かになります。ただし、有効射程距離が極端に短くなります。1ジュールのパワーで狙えるのは5m以下でしょう。目的によっては大変有効なサイレンサーです。
まともに狙えるサイレンサーで効果的なのは、長くて射出口が小さいものです。長すぎると内部で弾が接触する危険があるので、15cmから20cmくらいが適当です。太さは2cmもあれば効果が出ます。出口の大きさも弾があたらない範囲で出来るだけ小さくします。ホンのわずかでも接触すると、弾はどこに飛んで行くか判りません。
内部の構造は音が拡散して外に出なければ良いので、スプリングにスポンジをかるく巻きつけたもので十分です。より効果をあげるには2種類の消音方法を組み込むと良いです。市販のサイレンサーの先端に穴をあけたフィルムケースを被せるだけで、効果倍増です。見た目重視の方は、やや太めの筒のサイレンサーにして、前半はバッフルタイプ、後半はスポンジタイプにするなどはどうでしょう。
市販のサイレンサーはアルミ製の物が多いですが、金属性の響きが残る物があります。この場合は、中でも外でも良いので、板鉛を張ると響きが消えます。重くなってしまいますが。
というわけで、市販のサイレンサーは、多くのメーカーが多種類のものを出していますが、すべて効果の出方が違います。どれが良いかは、使っている人との情報交換ですね。私のように市販のままではない場合もあるし!
”B”についてです。これは、相手との距離、銃口の向き、フィールドの地形、風、雑音、等 同じ銃とサイレンサーでも相手に対する効果はまったく違います。サイレンサーの効果とは別にフルオートよりセミオートの方が良いとか、誰かが発砲中に撃てば良いとか、敵が移動中に撃てば良いといった”撃ちかたや撃つタイミング”の方が重要だったりします。
撃つ方も、まったく音を聞かれたくない場合もあるし、音は聞こえても距離や方向を特定されなければよい場合もあるでしょう。自分の望むレベルによって消音方法も変わってきます。
音は低音であるほど方向や距離が特定されにくくなります。したがって、発射音のうち高音成分を消せばかなり有効なサイレンサーとなるでしょう。サイレンサーとして市販されている物は、どれもそれなりに効果があります。なっとくできなければ改造しましょう(笑)
”C”についてです。同じサイレンサーでも、取りつける銃によって効果の出方が違います。正しく言うと、銃口から出る音の消音率は同じでも、銃自体が発する音によって効果が違うのです。作動音の小さな銃は、発射音を小さくすることに意味があります。しかし、調整不良のメカボックスやブローバックの作動音は発射音よりうるさいこともよくあります。そういう銃にサイレンサーをつけても見た目以外の意味はありません。
作動音が同じなら、もともとの発射音が小さい銃のほうが有利です。当たり前ですね。``r(^^;)ポリポリ
では、作動音や発射音の静かな銃とは?
以下に列記する項目が経験上静かな銃です。
* 発射音について
A バレル先端部がテーパー状に広がっていないもの。出口がラッパ状になっていれば、うるさくて当たり前。
B インナーバレルの容積が発射用のエアー又はガスより大きい物。差が大きすぎると初速がダウンします。
C パワー(初速)が低いもの。ガス式の場合はガス圧が低いもの、又はガス放出量の少ないもの。コッキング式(電動ガンも含む)はスプリングの弱いもの。
D インナーバレルの内径が大きいもの。
E 弾詰まり又は弾詰まり寸前の銃
* 電動ガンの作動音について
A 銃全体を消音材で包んであるもの。一番手っ取り早い!
B メカボックスのシム調整がうまく出来ているもの。ギアの回転がスムースでガタの無い物はモーターに掛かる負担が小さいので、ギャーとかギュウーという音が小さくなる。
C メカボックスにある不要な穴をふさいであるもの。板鉛、厚手のビニールテープが有効。メカボックス全体を包んでしまうとより良い。
D 東京マルイのステアーはメカボックスが密閉されているので、最初から静か。A,B,Cを併用すると大変静か。
E ギアのすりあわせがしてあるもの。(バリ取りや、モーターの慣らしも含む)
F ギアー部のグリスが多めのもの。
G 発射に関係のないギミックを取り除いてあるもの。動く部分は少ないほど良い。
H スプリングが弱いもの。ノーマルが一番!
I シリンダーに穴が開いていないもの。
* ガス式について
電動ガンが主流になって忘れ去られようとしているガス式フルオートの銃ですが、アサヒファイヤーアームズ(AFA)とJACのものが静かな銃を作るには最適です。ガス圧によってバレルが前後動するだけなので、メカ的な作動音はほとんどゼロです。したがって発射音だけを抑えれば無音攻撃が可能です。トリガーを引いた直後にシュッといいますが、調整で消せます。弾切れした時もシューっといいますが、なれれば抑えられます。サイレンサーをもっとも有効に使える銃でしょう。私はAFAのスターリング改を愛用しています。
ガス式の問題点は、調整が難しいことです。まともに弾が出るようにするだけでも大変微妙な調整が必要です。外気温や湿度にも影響されます。集弾性も電動ガンと比べてはいけません。ホップアップもなかなか安定しません。
調整のほかにもパワーソースをどうするかという問題があります。グリーンガスが手軽ですが、コストがかかります。エアータンクは重くて大きいし、エアーをどうやって入れるかも問題です。私は、1リットルのスーパータンクという物を使用しています。
* ハンドガンについて
ハンドガンには4種類あります。コッキング式、スライド固定式、ブローバック式、リボルバーです。この中でサイレンサーが有効なのはスライド固定式です。寒さにも強いです。最近はブローバックが主流ですが、KHC、デジコン、マルシンなどがスライド固定式の銃を販売しています。過去にはMGC,WA、コクサイにも良い物がたくさんありました。性能と価格の両面でお奨めなのはKHCでしょう。ほとんどのスライド固定式のハンドガンは、サイレンサーの取り付けが考慮されていませんが、ベレッタ92Fは各社からアダプターが出ていますし、アウターバレルに接着しても使えます。工夫すれば何とかなります。私はデジコンの92FにKHCのホップバレルを入れてM14ネジアダプターを介してサイレンサーを付けた物を愛用しています。
以上の各項目に注意すれば、静かな銃と効果的なサイレンサーによって敵から嫌がられるでしょう。( ̄^ ̄)
2、市販のサイレンサーの互換性は?
まず、市販品の中で”○○○専用”というのは、指定された銃以外で使用するのは難しいでしょう。”見た目”的にも決まるようにできています。流用するには工作の腕が必要です。
M14正ねじという物は、銃口部分にM14のねじが付いていれば、ほとんどの銃に取りつけ可能です。銃口部に取り付けるM14ねじアダプターというものもあります。銃口部にネジが無い物は、必ずアダプターを使用するか、アウターバレルをM14ネジ付きの物に交換する必要があります。サイレンサーの形状によっては取り付けできない場合や、サイトが見難くなるものもあります。
東京マルイの電動ガンは、M14ですが逆ネジですので正ネジのサイレンサーを取り付けるにはアダプターが要ります。
ブローバックハンドガンの中にはサイレンサーの重さによって作動しなくなる物があります。どの銃がどれくらいの重さで動かなくなるのかは、銃の違いだけではなく個体差(調整も含む)によっても違います。取りつけて撃ってみるしかありません。