白州みちくさ案内

花水坂から台ヶ原宿のお散歩です。


三吹地区から西を見る

お散歩のはじまりは、国道20号を西進し、北杜市武川町から北杜市白州町に入ってすぐのところからです。
 上の写真は北杜市武川町三吹地区からのものです。左を走るのが国道20号、中央が釜無川で左から尾白川、右側から大深沢川が合流し、右に向って登る道が花水坂です。
 国道の橋を渡って左側に入る道がありますが、これは未舗装道路で、軽トラックくらいしか入れません。素直に歩きましょう。
 食堂のすぐ裏くらいに馬頭観音様(?)があります。あまりに尾白川の堤防に近いので、ここに昔からあったかどうかは疑問が残るところですが、ちょうど付近が甲州街道上の分岐点になっていたようです。今の国道20号と同じような道筋で行く道のほかに、花水坂を登って七里岩上へと上がっていく道の分岐点です。穴山橋が洪水で流失するという古文書なども残っているようですが、通れないときは七里岩上を通り、ここで元に戻るという風になっていたようです。
 右の写真は、左の馬頭観音様の横の文字を写したかったのですが、うまく撮れませんでした。それぞれは、左側面に「安永五丙申歳六月建立之 右かうふまち左はらじ道」「左りはらみち」と記されています。
 一応「台峠(うてなとうげ)」という地名が伝承上は残っているようで、このあたりのことをいうと思うのですが、峠らしくは見えません。この道も、堤防があるが故にも思え、本当はもう少し違うとかもしれません。

500mくらい歩くと、舗装道路に出ます。橋が目印です。橋の袂で振り返ると、花水坂付近では見えていた富士山は見えなくなっています。甲斐駒方面も所々見えるのですが、この先の「台ヶ原中」の交差点付近までは、やはり中山の陰に隠れてしまいます。
 舗装道路をそのまま進むと、国道20号の交差点までたどり着きます。道中左側に馬頭観音様がありますが、その他は住宅と畑なので、あまり見るところはありません。
 国道20号を渡り、さらに西に進みます。国道との交差点には、台ヶ原宿の案内看板があります。左下の写真は、塀も味がありますが、その奥の赤松が見事です。庭から母屋のに向けて、一本枝が伸びています。七賢さん付近の写真はよく紹介されていますが、その他にもお蔵などがあります。
 下の写真は、岡村屋さん?だったかな。名前が違ってたらすみません。店の右にはお蔵があり、いまどき珍しく、入口などにサッシが使われていません。一時期、多分昭和30年代ですが、トタンなどに壁や屋根が変わっていった時期があったようで、一部の家は古来の外観ではなくなっている中で、結構貴重なお宅の一つだと思います。最近は今風の住宅も増えています。なお、このお店の前の自動販売機は100円均一です。休憩はここでいかが?

家並みを見ながら、進むと右側に「本陣跡」の石碑というか灯篭があります。この先に七賢さんや金精軒さんがあります。

台ヶ原宿が登場する山岳紀行文では、甲斐駒の圧巻の眺望などが書かれていますが、今はこのとおりを避けて、国道を行くか、もう一つ北側の通りを進む方が良いでしょう。

左の写真の石碑の真中には、「道」と大きく書かれています。日本の道百選に選ばれた旨が書いてあります。この石碑は、車で通り抜けると、おそらく分からないでしょう。道がちょうど狭くなるところですし、色も目立たないので。まあ、この石碑が目立ってもしょうがないんですけど。
 左下の写真の奥に見える鳥居が荒尾神社の鳥居です。車一台分くらいの幅の道が左の石灯籠の後ろにありますので、これを曲がってみましょう。
 少し坂を登ると、右に小さな竹林があり、左が荒尾神社と田中神社です。神社の真正面に奉納相撲の土俵があります。鳥原地区にある石尊神社にも奉納相撲の土俵があります。道の駅はくしゅうの隣にある若宮八幡神社にも、以前は土俵があったとのことですが、現在はありません。
 荒尾神社を過ぎると丁字路になりますので、これを左に曲がります。丁字路の正面に見えるのは竜福寺で、桜の木がたくさんありますので、4月上旬はすばらしいですね。


日本の道百選の碑, 荒尾神社入口付近, 荒尾神社の境内

旧甲州街道では甲斐駒などが見えないので、ちょっと外れて田圃の間の道を進みます。左手に甲斐駒ヶ岳が顔を見せてくれます。右手には八ヶ岳。比較的交通量が少ない道なので、ゆっくりと「お散歩」できるでしょう。