サロメ

サロメ


 聖書によれば、サロメはユダヤのヘロデ王の王妃ヘロデアの連れ子。
 王の前で舞を舞った褒美に、預言者ヨハネの首を切らせた(しかも、母にそそのかされて)…と、なっているだけで、別にヨハネに横恋慕して、口付けするために首を欲しがったとか、ストリップまがいのダンスを踊ったとはどこにも書かれてないのですが…オスカー・ワイルドの戯曲やモロー等の絵のせいで、すっかり「男を破滅に導く運命の女」のイメージが固まってしまったようです。
 ま、確かに、母親の言いなりになっているような彼女よりも、自分の欲望のままに行動するサロメの方が魅力的ですね。
 ちなみに私の好きな渋沢龍彦氏によれば、彼女は「永遠の不満足の化身」「熱い不感症の女」だそうです。


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