Malti Flight Feelihg

頭上げは100%!

正直、過激にお答えしますと、私の経験から、バーレス仕様の場合、
どれだけ、高性能で高価なローターやローターヘッドを取り付けても上空飛行時に『頭上げや癖』をおこすと言うことを申し上げておきます。
勿論、『頭上げ』といいましてもコントロール出来ないほど、頭を上げるわけではありませんので誤解なされないように
よく、文章などで『マルチ仕様は頭上げや癖は』と言った文面を拝見することがありますが、
頭上げをしないローターやヘッドが存在するのであれば是非、お目に掛かりたいとも思っているのですが…
過激な内容からお話しするにはそれなりの根拠が必要かと思いますが、
根拠に付きましては私の勝手な長年の経験と体験からくる物です。

かれこれ15年ぐらい前になるでしょうか、私がマルチヘッドやマルチローターに極端に興味を持ち
夜な夜な組み立てては飛ばし、組み立てては飛ばしと言った具合に
開けても暮れてもマルチヘッドの制作やマルチローター作りに『ハマッタ』事がありましてねぇ
どれほど時間を割いて取り組んだか解りませんが、それでも納得いくほどの機体に仕上がらないんですよ
勿論、フレームタイプのヘリですと『こんな所かなぁ〜』と言えるところまでつめることが出来、
当時のF3Cパターンは全てなんなくこなしました。
『なんなく』何って書くと誰もが簡単に飛ばせると思ってしまわれがちですが、本当は飛ばせる技量があり
マシーンを調整できる上級者(コンテストフライヤーを含む)の方と言うことになるのが事実です。
では、初心者や中級者では調整やフライトが出来ないのかと言われると、そんなことはありません。
コンテストフライヤー並のフライト技量が無くても基本道理にマシーンを組み立てる事が出来、パーフェクトに近い調整が出来る方で、
更に条件に合ったエンジンの性能を最大限引き出すことが出来る方であれば十分楽しむことの出来る分野だと言うことです。
しかし、マシーンの基本調整やエンジン調整などが、基本的に調整できないうちは控えられた方がいいと言うことも付け加えておきますが…


何故マルチ

では何故、頭を上げやるバーレスを好んで楽しむのかっと言うことになるのですが、
私にとってはスケールボディーには、マルチ仕様は絶対の条件であり、夢でもあります。
また、頭を上げるといっても上げる程度の問題ですし、
私でも『滝上り』の要に頭を上げるマルチは飛ばしたくありませんし、コントロールしきれません。
誰もが見ていて格好いいとも思えないはずです。
問題は使用するローターやボディーによって異なる癖を見極め
マシーンの調整やエンジンの調整で飛ばしやすくしてやれば言い訳ですが、
こと、スケールボディーになると簡単に結果をつめる所までなかなかいかないのが現実だと思います。
これまでに私がラジコン技術や航空ページェント等でご紹介した機体なども当然、頭上げ症状はありますが、
上空飛行をさせても 殆ど頭上げを感じない程度です。(マルチになれちゃってるだけかも…)
当然、機体(ボディー)の形状に寄っても頭上げ症状は違いますが、
飛ばし辛いような機体は少なかったと思います。
むしろマルチ・ローターはロータージャイロ効果の発生が通常のローターよりもある為、
微風程度の風の中ではホバリング安定は張り付く感じで、座ってくれます。
誰もが簡単!になどと言ってしまうのは少し大げさな表現かもしれませんが、
通常のヘリを基本的に扱う事が出来る方ならマルチは決して難しくないと言うことです。
また、私なりに解った事と言えば、マルチヘッド(リジットタイプ)の場合、加工精度が正確であれば
個人が自作ヘッドを制作しても全然問題がないと言う事と、
全く頭上げ症状に対してヘッドは関係がないと言うことです。(基本条件を満たしている事)
しかし、重要な注意点もありますので、製作時には注意が必要です。
(マルチヘッドの製作は機会があればご紹介します)



Flight Feelihg

既にお判りのようにマルチ仕様の場合、セルフコントロール機能は一切付いていませんので、
通常のヘリの分野とは全く違った感覚と、捉えて頂いた方が間違いがないと思います。
話が横道にそれますが、全くの初心者が独学でヘリを初め、独学で組み立てたヘリを想像してみて下さい。
想像するだけで、ヘリの経験者であればお判りになると思います。
多くの方が『浮くはずがない!』と思ったに違いありません。
しかし、全く調整されていないヘリでも地面から浮くことは出来るのです。
勿論、浮いた後のコントロールが出来るか出来ないかは別としてですが、
現在のヘリはお金だけを出せば特別な知識やノウハウがなくってもこの程度のことは簡単に出来てしまうのです。
どうして、調整も取れていないヘリが地面から浮くことが出来るかと言いますと、
高性能なヘリとベルヒラー混合システム更にスタビライザーのお陰なんですよ。
如何に現在のヘリにはこのスタビライザーが必要かと言うことがお判り頂けたでしょうか。
日本製のへりキットは既に5〜7年前には完全に完熟されています。
言葉を返せばこの先、新しい性能を引きずり出すことは不可能に近いのかもしれません。
それだけ日本のキットは完成されていると言うことです。
反対にダイレクトコントロールシステム(マルチ)の機体の場合は上記のように簡単には浮いてくれません。
地面から離れる前に倒してしまうか、仮に浮いても全くコントロールが出来ないと思います。
このことから自立安定の手助けをしてくれるスタビライザーが付いているのと付いていないのでは
極端に差があるために尻込みをしてしまう事になります。
勿論、マシーンの調整やエンジンの調整が出来ていると言う事を忘れては行けません。
マルチの特性として大きく分けるとしたら2つです。
一つは浮上→ホバリングと
二つ目は勿論、上空飛行と言うことになります。
ここで少し勘違いをされている方の為に少しご説明します。
良く耳にする事ですが、『俺゜はマルチ』を飛ばしたが、頭上げをしない…等と良く聞きます。
頭を上がらないへりを見せて頂くと、これが何と目が点…(?_?)
そうなんです、浮いているだけなのです。
浮いている物は飛んでいる訳ではありません。
飛ぶと、浮くでは大違いです。
ホバリングしか出来ない方は飛んでいるのではなく浮いているのです。
飛ぶと言うことは文字道理機体を上空で走らせることを意味します。
ホバリングで頭の上がる方は残念ですが、マルチを諦めた方が良いかもしれません。
また、反対にホバリング中では頭上げと言う現象は全くありませんので付け加えておきます。


Impression

一つ目の浮上⇒ホバリングですが、マルチ仕様の場合の基本調整部分となります。
良好に調整されたマシーンやエンジンを搭載しているならば
張り付くホバリングが実現でき、皆さんの想像を超えた安定感があります。
マルチは風があると飛ばない…とか、風で暴れて…とか、言われる方がいますが、これは間違いです。
飛ばないと言う事はありませんし、暴れてコントロールできないこともありません。
確かに微風状態より条件は不利になりますが、調整と技量の問題でもあるのです。
原因の一つはスタビライザーが付いていませんので、当たり前と言えば当たり前なのです。
ここで簡単に暴れる方のために?原因の一つを簡単に説明しますと
スタビライザーには2つの役目があり
1つは安定性を決める役目(ベル)が失われることにより
ヘリの自立安定は本人のコントロールしかないのです。
もう一つの操作性を補助する役目の(ヒラー)もない訳ですので、コントロールはスタビ付きに比べ効きが悪くなります。
この事から一度暴れかけたヘリを安定させる為には
コントロールは全て自分の技量に頼らざる負えなくなるからです。

確かにマルチの場合スタビライザーが付いていない分、安定度は通常のヘリより減少しますし
背風は特に禁物で、コントロールが遅れると破損に繋がる恐れがあります。
これは機体の調整やコントロールするパイロットの技量の問題でもあるのですが、ある程度の慣れも大切です。
私の場合、経験から4〜6m位の風の中でも撮影や調整をすることがありますが、問題はありません。

二つ目の上空飛行ですが、これはハッキリ言って別物の感覚が確かにあります。
頭上げと言う現象よりもヘリの動きと言う部分に大きな違いがあります。
これはボディー形状に寄っても大夫違ってきますが、
旋回途中、ある一定のバンク角を追えると機体が大きくオーバーハングすると言うことです。
これは機体スピードに寄っても違いますが、低速旋回等でもオーバーハングに入ります。
別に慣れてしまえば問題は無いのですが、初めて上空飛行を経験される方などは注意が必要です。
また、極めたマルチマニヤの方などは、このアクションが実機感溢れる事から魅了されると聞きますし
私も昔はマルチヘリ(フレームタイプ)でナイフエッジ旋回を楽しんだ事があります。
頭上げに関して少し違った方向からご説明しますと、
(ローターから来る頭上げ現象やボディー形状から来る、ピッチング現象などは別コーナーでご説明します)
頭上げと言う現象については色々原因がありますが、ボディー側の調整が完璧な状態だと仮定しますと、
翼形や種類、重さなどによっても一概にこれだ!という判断は難しいのですが、原因の多くはメインローターからくる物が多いようです。
その他にもスケールボディーの場合、機体形状からくる物も少なくありません。
これはボディー・モーメントの関係が大きく左右することになります。
上記の事から頭上げをする事柄が解っているのですから
言い換えれば頭上げが感じられないようなセッティングやボディー製作をしてやればいいと言うことです。
基本が解ればマルチは特別な物ではありませんし、誰もがなんって言ったら大げさですが、簡単に楽しめるジャンルの一つです。
浮かせるだけではなく、飛ばす事にチャレンジしてみて下さい。
チャレンジこそが新たな楽しみの幕開けかもしれません。
スケールマニヤ・マルチマニヤを応援していますので、頑張って下さい。

説明が不十分で解りづらい部分が多かったと思いますが、ご理解下さい。