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第6章 旅立ち
ロンズ
「誰だ!?」
「私はバレッジ・・・カオスの最高責任者だ」
突然現れた女性『レナ』の活躍によって
『風の主』を倒したところに現れた集団の一人が話しかけてきた
ラグナ
「カオス・コーポレーション・・・」
ロンズ
「なんだそれ?」
ラグナ
「ガンダル大陸に本拠地がある団体だよ
色んな仕事してるけど・・・特にロザナス文明は独占して調査してるんだ」
バレッジ
「その通りだ
当時のロザナス文明は、現在の文明よりかなり先へ進んでいる
各地に散らばるロザナス遺跡を調べれば、その技術を手に入れることが出来るのだ
が、しかし・・・この調査には危険が付きまとう・・・
ダンジョンのような構造の建物にある、様々なトラップ・・・
そして、先ほどのようなモンスターが、どの遺跡にも存在する・・・
ま、今のモンスターは正体不明の獣人が、封印を解いたと聞いたが・・・
まぁ、それはいいとして・・・どうだね?」
ロンズ
「?」
バレッジ
「実力としては、まだまだだが・・・その腕で訓練をすれば、下の階でくたばっている役立たずより期待ができる
私達に協力してくれないか?」
ロンズ
「・・・・・・・・・」
バレッジ
「金は好きなだけ出そう、悪い話ではない」
ロンズ
「ふざけるな」
バレッジ
「何がだ?」
ロンズ
「てめぇの仲間が殺されて・・・なんで役立たずと平気で言えるんだ!?気にいらねぇ!
おい、行くぞ」
ラグナ
「え、あ・・・ま、待ってよぉ」
バレッジ
「・・・・・・種族は?」
ロンズ
「・・・・・・狼だ」
バレッジの横を通り間際に交わした会話
立ち止まることもなく、そのまま去っていった
ロンズを追いかけるようにバレッジの横を3人が通り過ぎ
カオスの団体だけが残った
少し間沈黙が流れる・・・
バレッジ
「・・・ふふふ・・・・・・おい・・・尾行しろ」
・
・
・
・
・
『風の塔』を後にし、ラナに向い歩き出していた
戦いで負った傷はラグナに癒してもらい
今はラナに向かって歩き出している
一息入れたところで、ロンズの質問がラグナに向けられた
ロンズ
「なぁ、その女誰だ?」
ラグナ
「あ、紹介してなかったね
この子は『レナ』っていって・・・」
レナ
「レナ・バーナー、ラグナの妻よぉ」
・・・・・
全員真っ白・・・
ロンズ&ロウ
「つ・・・つ・・・妻ぁぁ!?!!」
ラグナ
「レ、レナ!?ち、違うよまだ恋人関係で・・・」
ここで、一番慌てたのはラグナだ
確かに恋人関係ではあるが・・・まだ結婚はしていない
ロンズ
「妻って言わせるぐらいだから婚約してるって事だろ!?
お前まだ17だろ?もうちょっと早すぎねぇか??」
ラグナ
「いや、だからそれは・・・大げさに言ってるだけで・・・特に何も・・・」
レナ
「いいじゃない、付き合うぐらいなら
最後まで行きたいじゃない?ねぇ、ラグナ?」
そういうと、ラグナの腕を掴み、寄り添って歩き出した
かなり押しの強い女性だ
だんだん、ラグナが赤くなるのがわかる
ラグナ
「レ、レナ・・・・・・は、恥ずかしいよ・・・」
レナ
「いいじゃな〜い、合宿行ってて1ヶ月も会ってなかったんだからぁ」
ロウ
「・・・外の世界の女性って・・・かなり積極的なんだね・・・」
ロンズ
「・・・・・・・・・」
見たことの無い光景、それに対しての免疫が無い2人にはキツイかも・・・
ラグナの紹介だと、レナとは同い年で恋人関係
彼女は黒魔法を主に授業を受けており
得意なのは炎系の魔法らしい
ラグナとは去年から付き合って、とても仲がいいようだ
恥ずかしながら、笑顔で話しているラグナの顔がそう思わせる
ちなみに、レナが塔に来た理由、それは
合宿から帰宅後、ラグナが正門を出るところを目撃し
その後を追ってきたようだ
レナ
「ちょっと、気になってたんだけど、あなたは・・・髪長くない?」
ロンズ
「へ?」
レナ
「ロングヘアでも、伸ばしすぎよ」
ロンズに近づき、後髪を触る
ロンズ
「うっ・・・ほ ほっとけ!」
レナ
「なによ〜せっかく教えてあげたのにぃ」
ロンズ
「ちょ・・・ままま、マテマテ・・・顔・・・近・・・」
ラグナ
「・・・・・・・・・?」
ロウ
「くふふ・・・」
いつもは押し気味のロンズが、後ずさりしている
しかも少し顔が赤いように見える・・・
それを見ていたロウが、笑を堪えていた
ラグナ
「ど・・・どうしたの、あれ?」
ロウ
「ふふ・・・あのね、ロンズ女性が苦手なんだ」
ラグナ
「え゛!?」
ロウ
「どうも話してたり、近づいたりすると
上がっちゃうみたいなんだよね」
ラグナ
「女性が嫌いなの?」
ロウ
「いやいや、そういう訳じゃないよ」
ラグナ
「ふ〜ん・・・どっちかというと、女好きな顔してるのに・・・」
ロウ
「ぶ、あはははは・・・はぁ、笑わせるなよ〜ははは!」
ラナに戻り、寮に向かう
都市では既に『風の塔』の事件の噂が流れ、大騒ぎになっていた
その中を潜り抜け、寮に向かい
荷物をまとめ、ラナを後にすることになった
ロンズ
「じゃあ、世話になったな、サンキュー」
ロウ
「ありがとう」
ラグナ
「うん、2人とも気をつけてね
南の門を出たら、道なりに真っ直ぐ行けば『サーク』に着くよ」
ロンズ
「そこで船に乗って、ディオールに行けばいんだな
・・・その前に図書館だな」
ラグナ
「どうして?」
ロンズ
「ロザナス遺跡の場所を知りたいからさ」
ラグナ
「そう、それなら2階に行くといいよ
歴史や、世界地図が置いてあるから」
レナ
「気をつけてね2人とも
・・・あ、それとロザナスの事は他の町に行ったら喋っちゃ駄目よ」
ロンズ
「なんで?」
レナ
「ここの人達はお人好しだから噂が流れなかったけど・・・
他の町で自分達がロザナスって話したら大変な事になるわ
でも・・・もう絶滅してる種族のはずだし・・・誰も信じないでしょうけど」
ロンズ
「・・・そっか、サンキュー」
言葉に出して言わなかったが、レナは信じていないと感じた
その隣にいたラグナもそんな雰囲気を出していた
信じてもらえないことに憤りを感じながら
寮を後にして図書館に向かう
教えてもらった通り、2階にロザナス遺跡の場所を記した資料が出てきた
発見されている遺跡はサナリア大陸の『風の塔』を含め4箇所
北に位置する極寒の大陸『アイスランド』に『氷の塔』
南に位置する熱帯大陸『ゼア大陸』に『大地の塔』
西に位置する機械仕掛けの大陸『ガンダル大陸』に『火の塔』
東には今いる大陸『サナリア大陸』の『風の塔』
そして、これから向かうのはこの4箇所ではない『ディオール大陸』
『サナリア大陸』から西に移動すると見えてくる大陸だ
互いの大陸は交流が深く、ディオール行きの船は
『サナリア大陸』以外では出ていない
世界地図のコピーを貰い、遺跡の場所をメモをとり図書館を後にした
南の正門に到着し、ラナと別れを告げた
ロウ
「ザックは・・・ディオールにいるかなぁ?」
ロンズ
「さぁな・・・まずはサークで探さないとな」
ロウ
「うん・・・早く見つかるといいね」
ロンズ
「そうだな・・・」
親友の行方は分からない
ただあても無く町を捜索するしかない
「ロ〜〜〜ウ、ロンズ〜〜〜!」
ロンズ
「誰か呼んだか?」
ロウ
「あれ・・・ラグナだ」
正門から手を振りながら走ってきた
背中には大きめのリュックを背負っていた
ラグナ
「はぁ、はぁ・・・間に合ったぁ」」
ロウ
「どうしたの?」
ラグナ
「うん、サークまで一緒に行こうと思って
レナがすぐ別の合宿があるみたいで・・・また当分会えなくなるから
実家に帰ろうかと思ってさ」
ロウ
「やった、もう少し一緒にいれるんだね」
第6章 旅立ち 〜終わり〜