ENGLISH
菅原 優

 私はテンペラと油の混合技法を中心としながら、人間の変容を主軸のテーマとして作品を制作しています。

 変容した人間像は、精神の視覚化でもあり、また人間性の未知なるものへの示唆でもあります。
奥底に隠されたものとして既に知っているものと、これから切り開かれていくものとして未だに知らないものとの融合は、人間の本質的な在り方を示すものだと考えます。
形とは意味の体系であり、直感的に捉えられた形は、人間の奥底にある何かと相関しているのです。

 人間とは幻想的であり、幻想を持たずして人間は成り立たないでしょう。
古典として扱われている絵画は技術的な卓越さも然る事ながら、そこに私たちがある憧憬を抱くのは、現在の私たちにとってそれが既に一つの異世界だからです。それは非常に現在的な事柄でさえあります。

 より現実的な幻想、或いは、現実世界と精神世界とのより妥当な世界観の生成を私は願っている。

[略歴]
1977年 埼玉生まれ
1998年 日本デザイン専門学校 卒業
1999年 日本デザイン専門学校 研究科 修了
1999年 墓石に戒名を彫る会社に就職
1999年 墓石に戒名を彫る会社を退社
2003年 日本デザイン専門学校 非常勤講師

[展覧会]
1998年 グループ展「蜂の腰」(アートスペースリビーナ)
2000年 個展「投げ出された肖像」(HARAJUKUGALLERY)
2002年 グループ展「架空庭園の六人」(月光荘)
2004年 個展「私の化身」(銀座ギャラリー中沢)
2004年 グループ展「鉛筆派5」(アートスペースリビーナ)
2005年 グループ展「鉛筆派6」(アートスペースリビーナ)
2006年 個展「肉の行為」(青木画廊3階LUFT)
2007年 グループ展「鉛筆派7」(アートスペースリビーナ)
2008年 グループ展「鉛筆派8」(アートスペースリビーナ)
2009年 個展「沈黙のアフォリズム」(神戸芸術センター)
2009年 グループ展「鉛筆派9」(アートスペースリビーナ)

[賞]
2004年 GALLERY HOUSE MAYA「挿画を描くコンペディション Vol.4」 入選
2005年 第1回世界堂絵画大賞展 入選
2006年 GALLERY HOUSE MAYA「挿画を描くコンペディション Vol.6」 入選
2007年 第1回芸術センター記念絵画公募展 入選
2008年 第25回全国絵画公募展IZUBI 入選
2007年 第2回芸術センター記念絵画公募展 銅賞