東京都府中市保育園 やまびこ保育室
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やまびこによせて

2006年度「文集やまびこ」より

保育目標の一番目に「自分で考え、判断し、行動する子」としています。

やまびこでは、この自分でしっかりと考え、意見を言う、ということを大事に保育をすすめています。 自分は何をしたいのか、何をいいたいのか、どうしたかったのか。 そのことを子どもが自分のおもいとして話してくれるのを待つことを大事にしています。 時にはなかなか話せなくて、時間がかかることもありますが、その子を信頼して待つとゆっくりでも自分のおもいを話します。 子どもの気持ちに寄り添い、心をよせていくと、子どもは安心して自分の言葉で話してくれます。 自分で「〜したい」と決めたことは大事にして、できるだけその通りにしてあげることを基本としています。 ただ、どうしてもその通りにできない時には、保育者も真剣にそのことを話します。 たいていの場合には保育者の真剣なまなざしに納得してくれます。

保育園正門
保育園正門

子どもと大人といえども対等です。 そしてこの自分、自我をふくらませ、大きく育てていくのは乳幼児期、特に0才〜3才ぐらいだと思います。 ていねいに大事に子育てをしていく必要があります。 1才を過ぎてからのヤダヤダ、ジブンデジブンデがとっても大事です。 でも、このことは時には大人にとっては都合の悪いことも多いんですよね。

私達保育者は、毎日子どもたちが午睡中に連絡ノートを前にして、 今日の保育の中での子どもの様子を話しあい、子どもが自分を出せているか、 保育者の対応はどうだったのか、保育者全員で話しあうことを大事にしています。 保育の中でのある場面を出し、子どもはどういうことをいっていたのか、どんなおもいだったのか、 担当保育者はどんなおもいでどう保育したのか。 そのことはよかったのか、違う保育者からみたらどうなのか。

やまびこでは、子どもたちにも話しあうことの大切さ、自分の考えをいうことの大切さを伝えているつもりです。 自分を出す方法も一人一人子どもによって違います。 その子のおもいを言葉だけではなく、わかってあげられるか、毎日毎日悩んでいます。 なかなか自分を出せなかった子が、保育者に「〜したい!」といっているのをきき、 さっそく保育者全員に報告をし、みんなでよろこんだり。 まずは自分自身をしっかり持つこと、そしてそのおもいをいつでも安心してだせるように 保育者全員で見守っていきたいと思います。 やまびこの職員会議では一人一人の姿を話し、保育を確認していくことを大事にしています。 保育者一人一人は未熟だったり、みえないものが、 職員全体で話しあい、力をあわせていくことで、全体の、やまびこの保育をつくっています。 自分をしっかり持っている子は友だちにもやさしくなれるし、受け入れられる余裕があります。 認可保育園になっても、このやまびこの保育の基本を大事に、 そして今、この文集を書きつつ一人一人の子どもの顔をおもって明日へ向かっていきます。

園長 古泉 久美子