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2009/11/15(土)ねじめ正一/文学学校/特別講座 昼過ぎに家を出て、ねじめ正一さんを出迎えに新大阪駅へ。少し早く着いて駅構内の喫茶店でサンドイッチ&コーヒー。予定通り2時過ぎの「のぞみ」で到着。6年ぶりの再会です。そのままタクシーでおしゃべりしながら谷町6丁目の文学学校まで。30分ほど前に着きました。その間、谷川俊太郎さんの話題やら作家詩人の話題などいろいろ。 いろいろ話しつつ時間です。100人余りの満員の参加者の中、午後3時開始です。最初に司会の山田からねじめさんの紹介。かねて決めてあった「荒地の恋」の一節を朗読したのですが、なぜかこの時は足がふるえます(前回もそうでした、なぜだろう)。詩を朗読する時はそんなことないのですが。不思議だ。 不思議に思いつつ本編。ねじめさんのお話は多岐にわたりとても興味深いものでした。おもしろいし。最初、途中で休憩を入れましょうねと打ち合わせしていたのですが、まったくそのタイミングがつかめません。結局2時間たっぷり休みなし。最近あまり元気がなくて、とおっしゃっていましたが、どうしてどうして。話し始めたら止まりません。すごいな。近年の代表作「荒地の恋」のことや詩と小説のことなど。谷川さんのことや長島茂雄のことなどもたっぷり。次の作品についても話していただきました。詩と小説を融合したような作品、だそうです。興味津々。今後がますます楽しみです。最後の質疑応答にもしっかり熱心に対応してくださって感謝感謝。 感謝しつつ、終了後、近くの韓国料理店での懇親会。ここでも熱心にいろいろ話してくださいました。「長島茂雄は純文学だから」という発言には感心しました。なるほど。すると落合博満は? それは聞かぬが花でしょう。ぼくの感覚では、長島茂雄が純粋詩だとすれば落合博満は散文詩(かな)。7時半頃におひらきです。 おひらきしたもののまだ時間が早いので。帰りに阿倍野でCD3枚と文庫本2冊を買って、コーヒーを飲んで、酔いをさましてから帰宅しました。密度の濃い1日無事終了です。 無事終了してほっとしつつ深夜ワイン。買ったばかりのCDを聞いています。キース・ジャレット・カルテットのアルバム3枚。トリオでなくカルテットです。デューイ・レッドマンのサックスを加えた『心の瞳』。とてもおもしろい。週末です。 ★「書評」の欄を更新しました。高橋睦郎詩集「永遠まで」。 2009/11/13(金)講義/演習/業務 木曜は朝から講義なのでタクシー出勤。すっかり定番です。何人もいる近鉄タクシードライバーともすっかり顔なじみ。黙っていても大学まで行ってくれます。世間話をする時もあればずっと黙ったままの時も。こちらの様子を見て臨機応変にしてくれるので助かります(例外はあるけど)。自宅から20分ほど。 20分ほど経って大学到着。いったん6階の研究室まで上がって。教材を準備してから徒歩10分弱かかって教室へ(遠いです)。途中の自動販売機で伊右衛門茶を買うのがこのところ定番。 定番の宮沢賢治講義を終えて昼食を済ませてから研究室で業務。午後は演習。 演習を済ませてから再び徒歩10分弱かけて丸善書店芸大店へ。三たび徒歩10分弱かけて研究室にリターン。ふうふう。 ふうふう言いながら研究室で業務業務。卒論の学生が二人相談に来たのでお相手をしてからまた業務。 業務をすべて終了して即帰宅。自室に帰ったら、大事なファックスが届いていました。お返事を書いて。夕食後、夜も気になる業務業務。 業務業務の木曜が終わって日付が変わって。いつものように赤ワインタイムは昨夜に続いてビル・エヴァンスを聞きながら。こういう平凡な一日でもやはり日記は書いた方がいい、と思っています。読む方は退屈でしょうが、自分にとっては記録になるし、文章練習にはなっています。読んでいただいた方には感謝。 2009/11/12(木)ねじめ正一/検査結果/チョコ大福 来る11月14日(土)午後3時より、大阪文学学校で公開講座があります。今回の講師はねじめ正一さん。くわしくはこちらをご覧ください。ねじめさんには6年前にも来ていただきました。その時は自作詩朗読も含めての大熱演でした。長島茂雄の話も。その直後に長島と杉浦茂をモデルにした小説「天使の相棒」が出たのでした。その後、モデル小説としては詩人の北村太郎を主人公に「荒地の恋」を書き、野球ものとしては「落合博満 変人の研究」を出しています。一番新しいのは、この10月に出たばかりの「ぼくらの言葉塾」(岩波新書)。この本を、さきほどちょうど読み終わったところです。おもに詩のことを書いていますが、歌詞や絵本や童謡にも触れて、詩的言語の(という言葉をねじめさんは使いませんが)おもしろさをたっぷり示してくれています。まど・みちおさんのある作品を「詩論として読んで」いる、という一節には驚きました。なるほど。おもしろい観点です。公開講座当日の司会は山田が務めます。 山田が勤める大学の授業準備をしてから、夕方、近所のお医者さんで毎月恒例の検査をしました。先月に続ききわめて良好。よかった。いつもの薬をいただいて、帰りにスーパーで買物。いつも行く和菓子屋さんで「生チョコ大福」なる新製品を見つけました。なんだかおもしろそう。早速購入。これはいいです。生チョコを餅で包んで表面をチョコパウダーで覆ったお菓子。餅とチョコとは意外な取り合わせ。新しい食感です。美味。 美味なるワイン、今夜はコート・デュ・ローヌです。ひさしぶりにビル・エヴァンスを聴きながら。1973年の東京ライブ。気合いが入っています。エディ・ゴメスのベースも。マーティ・モレルのドラムも。 2009/11/11(水)PPM/オレゴンの旅/デジャ・ヴュ 大阪は夕刻から雨が降り出して。今どしゃぶりです。雨の夜。 雨の夜になぜか昨夜から続けてPPM(ピーター・ポール・アンド・マリー)のCDを聴いています。今はアルバム『In the wind』。そういえば、中学生の頃、ほしくても買えなかったアルバム(そんなのいっぱいありました)。友達に借りて聞き倒していました。録音機材もちゃんとしていなかったし。そういうこと、よくありますね。 よくあるそういうことで思い出したのは、15年以上前に翻訳したセーラー出版の絵本『オレゴンの旅』(ルイ・ジョス/ラスカル)。ベルギーの作家ですが、舞台はアメリカです。サーカスの熊オレゴンをロッキー山脈に返すためにピッツバーグからアメリカ横断の旅に出るピエロのデュークの物語。途中でお金がなくなってオレゴンにもたれかかりながらデュークがつぶやきます。ぼくは幸せでした、だって子どもの頃、ぼくはぬいぐるみの熊さえ持っていなかったのです。今は本ものの熊と一緒でとても幸福だ、というのですね。最後にデュークはオレゴンをオレゴンの森に返して(「オレゴンはオレゴンに!」)、今度は自分の旅に出る、という話です。顔にくっついて離れなかった赤い鼻が雪の上に落ちている場面で絵本は終わります。このピエロ、年令不詳ですが、注意深く読むと、おそらく50歳代半ば、と推測されます。つまり、いまのぼくと同じくらい。あらためて次の旅かあ。うーん。 うーん、と唸りながら、カリフォルニアの赤ワイン「デジャ・ヴュ」を飲みながらPPM「All my trials 私の試練」を聴いています。マリー・トラヴァースのアルトがワインに沁みます。しみしみ。 しみしみしている場合では(あまり)なくて、次のミッションが目白押し。明朝(フォントの「みんちょう」ではなく翌朝のこと、ね)に備えてはやめに寝ます。 2009/11/10(火)原稿/業務/PPM 学会出張の疲れにも(あまり)めげず、午後から早速デスクワーク。ぎりぎりまで待っていた詩集が留守中に届いていたので、ようやく執筆。締切1日前にして原稿一つクリアしました。ごく短いものですが、けっこうあれこれ頭をひねって2時間ほど。このところ年中行事の一つになっています。 年中行事を一つ片づけて、落ち着こうと思ったところに業務連絡があれこれ。メールと手紙と電話でそれぞれ対応。これでもう夜です。 もう夜なので夕食後落ち着いていたら、いくつか用事を思い出しました。ちょっとしたことばかりですが、放置できないのでてきぱき。探し物なども。ようやく終わって入浴して部屋に戻ったらこの時間です。ふう。なんだか一日が短い。 短い一日を終えて、なぜか今夜はPPMを聞いています。今度出た詩集にも出て来るピーター・ポール・アンド・マリーのこと。我が青春の英雄たち。そういえば、ピーターとポールとマリーは分かるけどアンドって誰?というギャグがありました。マリー・トラヴァースさん、最近亡くなったんですね。合掌。 合掌しつつ、なぜか今夜はめずらしくカリフォルニアの赤ワイン。ちょうど「我が祖国」の歌詞「From California to the New York island」が聞こえました。ワインの名前は「デジャ・ヴュ」。いかにも都合の良い偶然です。アメリカのワインはあまり飲まないのですが、これは美味。PPMのおかげでしょうか。今聞こえるのは「500マイル」。先般亡くなった忌野清志郎の熱唱もありました。あらためて合掌。ノスタルジックな秋の夜長です。 2009/11/09(月)熊本/学会/無事生還 二泊三日の熊本出張から無事帰りました。 たまたま金曜は大学が休みだったので、朝早く家を出て、新大阪から新幹線在来線を乗り継いで4時間ほどで熊本着。早速、熊本城へ。立派なお城です。昭和35年に再建された(西南戦争で焼失)天守閣も立派ですが。櫓や石垣、二の丸、三の丸と、城内の広大さと保存の良さに加え、2年前に再建された本丸御殿がまた立派な「新築」歴史建造物です。日本の城としては、観光客動員数ナンバーワンだそうです。なるほど。夜はたまたま入ったお寿司屋さんが超美味。あとで、熊本でも有名な名店だと知りました。魚だけでなく、和牛や馬刺などたらふく。地酒も。宿泊は、翌日の仕事を考えて市内の中心街。一見ふつうのシティホテルですが、実は最上階(13階)に大浴場と露天風呂があります。もちろん天然温泉。さすが火の国です。足回りの良さと温泉を兼ね備えたホテル。今まで知らなかったのですが、温泉だけでなく、地下水がとびりきの名水です。阿蘇の伏流水のおかげとか。なるほど。 なるほどと納得しつつ爆睡して、翌土曜は早朝から熊本大学で学会のお仕事。合間の時間に「五高記念館」へ。現存している唯一のナンバースクール校舎だそうです。テレビなどで「一高」が出て来たら「五高」でロケしたものだそうです。なるほど。夏目漱石先生やラフカディオ・ハーン先生の直筆やらいろいろ展示しています。漱石先生の演説のモンタージュ音声も。なるほど。 なるほどと納得しているヒマもなく午後はたっぷり研究発表を聴きました。全部で5つ。うち3つがミッションです。終了後は懇親会へ。ひさしぶりに会うみなさんとなんやらかんやら歓談して。発表者ともお話しして。夜遅くようやくホテルに生還。ふだんと同様にコーヒーなど飲んで(カフェを探すのに一苦労)いったん酔いを醒ましてから飲み直しは芋焼酎(熊本ですから)。ふだんより早めに爆睡。 爆睡から目覚めて。日曜もミッションがありましたが、合間のあき時間に水前寺公園と江津湖公園へ。どちらもよく整備されていて感心。水前寺公園の中にある出水(いずみ)神社の「神水」は長寿の御利益があるそうです。美味な硬水。1週間ぐらい寿命が延びたでしょうか(あつかましい)。水前寺公園の隣には漱石の旧居と「ジェーンズ邸」。前者はともかく、後者は明治4年に建てられた日本で最も古い洋館の一つ。西南戦争の折には「博愛社」と称して両軍の負傷兵を看護した家で、その博愛社が後に日本赤十字社になったそうです。つまり、「日赤」誕生の地。なるほど。 なるほどと感心しているひまもなく熊本大学へ戻って再び会議。熊本は二度目ですが、前回(15年ほど前)はほとんど観光はできなかったので、今回はよかった。活気があって、しかも落ち着きのある、いい町です。市電も充実しているし。車も多いのですが、うまく歩行者と共存している感じ。地元のみなさん親切だし。また行きたくなりました。今度は阿蘇や天草も行ってみよう(注&蛇足:家人は天草まで行きました、ぼくが仕事している間に)。すべての予定を無事に終えて、在来線新幹線を乗り継いで4時間で新大阪。午後9時半に帰宅しました。ああ長かった。 ああ長かった3日を終えて。メールの整理を終えて。とりあえず急ぎの返信だけして。たまっていた郵便物に目を通して。さきほどようやく終了。深夜のワインタイムは日常への復帰のしるし。ヨーロピアン・ジャズトリオのアルバムを聞いています。元気。 2009/11/06(金)詩集感想/学会出張/熊本市街 詩集『微光と煙』が出て1週間ほどになります。すでに多くの方から感想などをいただいています(感謝感謝)。中には、山田が詩を書いていたことをまったく知らなかったので驚いた、という人も。筆名を使っていたためでもありますが。やはり意外、なのでしょうね。ばら色の紙にボードレールの肖像を薄く入れて谷川さんの題字を青で入れた装幀もなかなか好評のようです(編集者とデザイナーと谷川さんに感謝感謝)。いただいたお便りの内容には触れませんが、みなさんに御礼申し上げます。 御礼申し上げながらイタリアの赤ワイン中(昨夜の残り)。いま午前0時をまわったところですが。今日(6日)から二泊三日の九州旅行です。学会出張で熊本大学。空き時間が少しあるので、ちょっとは観光もできそう。研究室で熊本在住体験のある同僚に聞いたところ、なんといっても阿蘇周辺がいいそうですが、熊本市街から車で1時間ほどかかるそうです。うーん。往復2時間。今回は無理かな。とりあえず市街地にある熊本城と水前寺公園、それに江津湖、くらいは廻れるでしょうか。ほかにどこかないか今から探します。 探しながら赤ワインを飲みながらイヴ・モンタンのCDを聞きます。なぜか秋にはシャンソンが似合う(なぜ)。 2009/11/05(木)森村泰昌/佐々木幹郎/藤井寺 11月1日の日記に藤井寺美術サロンでの佐々木節雄展のことを書きました。この4月に91歳で亡くなった美術界の重鎮の「想い出」展です。高津高校の美術教師として40年。数多い教え子のひとりが国際的に活躍している森村泰昌さん。その森村さんと佐々木画伯の子息で詩人の佐々木幹郎さんとのトーク「美術と言葉をめぐって」が、前回と同じ藤井寺美術サロンでありました。盛況の中たっぷり2時間。 たっぷり2時間の中でいろいろと面白い話が出ました。森村さんが高校時代の習作をすべて保存していてその一部を見せながらのトーク。本人のピアノ即興演奏CDを流したり。青春時代の油絵を自己解説したり(三重県大王崎波切の風景、ここはぼくもよく知っています、絵描きの町、といわれる名所)。大阪万国博のインパクトのこととか。ぼくも同世代なのでこの話はよくわかります(参:「1970年のこんにちは」詩集『微光と煙』所収、ついでに宣伝)。終わりの方では大阪文学学校の話題も出てびっくり。絵を諦めて文学に進もうかと思っていた頃の話です。その頃の講師陣のひとりに佐々木幹郎さんがいた、とのこと。小野十三郎の「定住の思想」に強く影響を受けたそうです。 「定住」と「放浪」をめぐる森村/佐々木の応酬は今回のハイライト。とても深い話でした。定住こそが妄想(空想旅行、小野用語では垂直旅行、カッコ内は山田による注)を生み出す、と。佐々木さんからボードレールの「幼年期」の話が出たのも意外でしたが納得。さすがにうまいものです。この対談、どこかで活字になるのでしょうか。ビデオ収録はしていましたから、いずれどこかから出るのでしょうね。たのしみ。 たのしみにしているボージョレー・ヌーヴォの解禁日間近ですが。その前に、イタリアのヌヴェッロ(ヌーヴォのことね)をいち早く入手しました。早速飲んでいます。これは美味。しっかりした手ごたえ(口ごたえ?)があります。ブラッド・メルドーのピアノを聞きながら。 メルドーのピアノを聞きながら、これで6連休終了。今日(木曜)は午前から講義。がんばりまーす。金曜からは九州出張。 2009/11/04(水)疲労/断念/自重 11月3日は神戸で現代詩セミナーが開かれるので、行くつもりでいたのですが。昼近く起きたらどうも体が重くて。今ごろ夏の疲れが出たのでしょうか。少し考えましたが、神戸行きは断念しました(残念)。今週末は熊本で学会ですから(重大な任務付き)。ここで無理をして風邪でもひいたら取り返しがつきません。こういうところで無理をしない、というのは、この10年ほどで身についた習性みたいなものです。昔は結構無理をしました。この歳になると(そうでなくてもですが)体調の管理は重要なつとめの一つです。 つとめの一つと自分に言い聞かせて一日悄然。詩集の追加発送をしたぐらいで、あとはテレビを見たり、音楽を聴いたりして過ごしました。これはこれで正しい祭日の過ごし方かな、と。 正しい祭日に初詩集への感想などがそろそろ届いています。ウエブ上での紹介も。書店にはまだ出ていないようですが。こちらもそろそろかな、と。少しでも多くの人に読んでいただきたいので、献本の発送も多めにしました。早速次の本のことなど考えています。 次の本のことを考えながら、このところ深夜にはヨーロピアン・ジャズ・トリオの新譜を聞いています。ショパンのマズルカやらピアソラのリベルタンゴやらスカボローフェアやらダニーボーイやら。アレンジがみごとです。ジャズの編曲って、ほんとに何でもあり、です。ピアノの音色が赤ワインに沁みます。しみしみ。 2009/11/03(火)クリムト/シーレ/ココシュカ 休日を利用して午後遅くひさしぶりにサントリー・ミュージアムへ。ウィーン世紀末展です。クリムトを目当てに行ったのですが、代表作といえるのは1点だけ。あとはいずれも小品と周辺の作品です。でも、クリムトの陰に隠れてなかなか画集などで見る機会のない同時代画家たちの作品をまとめて見られるのは、こうした展覧会ならではのこと。結構楽しめます。クリムトの弟も画家だなんて知らなかった(単なる無知)。もう一つのお目当てはエゴン・シーレ。どちらかというと苦手なタイプですが、自画像はよかった。なんとも鬼気迫る、それでいてどこか優雅な自画像です。二律背反。これは一見の価値あり、です。ほかに、今まであまり意識していなかったココシュカ。マーラーの妻だったアルマとの恋愛で名高い画家ですが。意外とこれがヒットです。もっとも、展示されていたのは小品ばかり数点ですが。その中で、ウィーン工房のために作られた絵葉書「窓辺の婦人」には特に注目。絵葉書です。これは多色リトグラフでしょうか。売店にその絵葉書があったので5枚購入しました。 購入後、9階のレストランへ。大阪港に面したこのミュージアムはぼくのお気に入りのスポットですが。残念ながらあと1年少々で休館だそうです。安藤忠雄設計によるユニークな外観もですが。ロケーションがすばらしい。大阪湾に沈む夕陽が眺められて。9階にあるレストランは全面ガラス張りで(窓拭きはどうするんだろう)、間近に大観覧車も見えています。このレストランでいつか出版記念会(だれの)などやりたい、と思っていましたが、ここもあと1年でなくなるのでしょうね。名残を惜しんでコーヒーとケーキをいただいて帰りました。 帰り道、阿倍野近鉄百貨店でショッピング。学会出張用にシャツだけでも、と思ったのですが、気に入ったジャケットがあったのでこれもゲット。ついでにパンツ(ズボンのことね)2着も。計4点のまとめ買い。こういう買物はひさしぶり。 ひさしぶりの買物ですっかり遅くなったので、そのまま阿倍野で家人と夕食。10時頃に帰宅しました。休日らしい休日を過ごしました。満足。 満足しつつ、深夜のワインタイムはバッハのオルガン曲を聞きながら。CD47枚セット、これが32枚目です。まだあります。ふふ。 2009/11/02(月)上海的蜘蛛人/田原/購買中心 気にしていながら先日見損ねたテレビ番組の再放送があったので、録画して見ました。「上海のスパイダーマン」。中国語では上記のようになります。上海の高層ビルの窓拭き職人たちの仕事ぶりと生活ぶりを描いたドキュメンタリー。ワゴンを使わずにロープ1本を頼りに窓を拭く人々。上海全体で2万人いるというから、一大産業です。この人たちを苛めているとしか思えない構造の建築(全面窓ガラスとか変な勾配とか)を紹介したり。最後の方ではハイテク・ワゴンを収納した高層ビルが紹介されて、いずれこの職人たちの仕事も機械に奪われていくのでは、との予感を覚えさせていました。ハイテク都市のローテク産業と言えばいいのでしょうか。 番組作成で大きな特徴は、田原さんの詩が随所で朗読されていたこと。高層ビルを大樹に喩えた一節や、同じくビルを馬に喩えた一節などはみごとなものです。農村出身の窓拭き職人たちへの敬意と愛情と共鳴の中に社会批判、特に都市文明批判を折り込んだ名作だと思いました。残念なのは、朗読が田原さん本人でなかったこと。たぶん中国の高名な俳優さんなのでしょうが、やはりこれは作者自身の朗読で聞きたかった。 番組の中でふと目に留めたのが「国際購買中心」と看板に書かれたビル。購買中心、って。すぐにピンと来ました。英語に直訳すると「ショッピング・センター」ですね。なるほど。漢字だって日本語なのに、英語にしてみると意味がわかる、というのも変な話ですね。それほどまでに、日本語には外来語が浸透しているということですが。そもそも漢字も中国から入って来た外来語なのでした。和語で言い換えたらどうなるんだろう。買い物広場? なんだかぴんと来ません。 2009/11/01(日)佐々木節雄/幹郎/藤井寺 この春、91歳で亡くなった画家の佐々木節雄さんの展覧会に行きました。ぼくは知らなかったのですが、ご子息は詩人の幹郎さん。少し見ただけですが、画風が多様で、実におもしろい実験作を残しています。長年、高津高校の美術教師をしていたこともあって、教え子の中には高名な画家も多数いるようです。この日は、その同窓会といった雰囲気で、狭い部屋に70人ほどが集まっての座談会。もちろん、進行役は幹郎さんです。なかなか面白い話をうかがいました。この展覧会は1週間ほどあるので、また改めて見に行こうと思います。 ところでこの会場ですが。藤井寺駅近くの美術サロン。ここで佐々木節雄さんは30年にわたって絵を教えていたそうです。ここは、ぼくの娘が小学生の頃に通っていた絵画塾でもあることに気付きました。さすが地元。おもしろい偶然です。夜、たまたま帰宅した娘にたずねたら、直接習ったことはないけど、佐々木先生は知っていた、とのことです。 会場で会った詩人のK橋さんと駅前の飲み屋でビールを飲んでしばらく歓談。二日後にひかえた神戸での現代詩セミナーのことなどをお聞きして。2時間ほどしてから帰宅しました。 今夜はまだワインタイムではなく、先に日記を書いています(なぜなら娘に風呂を先越されたから)。今から入浴、ワイン、焼酎、という流れです。 過去の日録 2006年3月 4月前半期 4月後半期 5月前半期 5月後半期 6月前半期 6月後半期 7月前半期 7月後半期 8月前半期 8月後半期 9月前半期 9月後半期 10月前半期 10月後半期 11月前半期 11月後半期 12月前半期 12月後半期 2007年1月前半期 1月後半期 2月前半期 2月後半期 3月前半期 3月後半期 4月前半期 4月後半期 5月前半期 5月後半期 6月前半期 6月後半期 7月前半期 7月後半期 8月前半期 8月後半期 9月前半期 9月後半期 10月前半期 10月後半期 11月前半期 11月後半期 12月前半期 12月後半期 2008年1月前半期 1月後半期 2月前半期 2月後半期 3月前半期 3月後半期 4月前半期 4月後半期 5月前半期 5月後半期 6月前半期 6月後半期 7月前半期 7月後半期 8月前半期 8月後半期 9月前半期 9月後半期 10月 11月 12月 2009年1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 <トップページにもどる> |