【水沢地区付近からの遠景】
雨乞岳に登るつもりで車を走らせていると、突如目の前に行く手を遮る看板が現われました。
鈴鹿スカイライン通行禁止!後でわかったのですが、先日の台風で道が崖崩れを起こしているそうです。
ならば行き先変更、この付近の山で登ったことないのは…?
あり過ぎて絞れませんが、白羽の矢を立てたのは入道ヶ岳でした。
地図に添付してある冊子の説明文の
「草原、展望」等の文言に引き寄せられたのです。
紅葉で有名な宮妻渓谷にある宮妻ヒュッテ付近からの新道コースを選びました。
内部川を渉った後、傾斜の急なザレ道を歩き始めました。
【左:駐車場と奥に登山口 右:内部川】
【ザレた道と踏み固まった登山道】
鹿が遠くで鳴いていました。
寂寥感を誘います。
「奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の声聞くときぞ秋は悲しき」
前を歩く熊チャンが吟じました。
猿丸大夫の有名な歌です。奥深い、美しい歌だと思います。
大半は頭上を木が覆っていましたが、
一面シダが茂っているところがありました。日だまりになっています。
左手の海側が開けていますが、靄っていてはっきりは見えません。
その後はまた頭上を木々が覆っている道が続きます。全体に、あまり休憩に適したところがありませんでしたが、
少し広めのスペースがありましたのでしばし休憩した後、またも歩いていると、
やがて右側が大きく開けたところに出ました。
鎌ヶ岳が独特の山容を見せ、御在所岳もその奥に見えました。
【鎌ヶ岳と御在所岳】
しばらくすると突然目の前が開け、笹原を包むように青空が広がっているのが見えました。
【突然目の前が開けた】
そこに見えているのが頂上!と思いきや、
登って行くにつれその奥が小高くなっていることに気付き、
更に進むとピークらしきところがありました。
が、そこは北ノ頭というところで、入道ヶ岳山頂はその南、
少し下ってやや登り返したところにありました。
【北ノ頭から入道ヶ岳山頂】
山頂付近はアセビの大群落が広がっています。そこを過ぎると、
だだっ広い草原の山頂で、鳥居が設えてありました。
360度の眺望です。靄っているものの伊勢湾が見え、鈴鹿の山々が見え、
空が広がり、風が吹き、気持ちよい山頂です。
【北ノ頭の向うに鎌ヶ岳】
【山頂から東側】
【向うは海?】
【野登山方面】
そうこうしているうちに、親子連れや沢歩きの装備の若い男性2人組、
先生と生徒らしきグループなどで賑わってきました。
食事をすませ、まったりとした時間を過ごした私たちは
後ろ髪を引かれる思いで山頂を後にしたのでした。
【椿大神社方面へ下る道】
下りも同じ新道コースを歩きましたが登り同様、全く人に会いませんでした。
急坂の連続ですから下りは慎重に歩を進めました。静かな気持ちのよい山でした。
では、今回出会った花たちのほんの一部を紹介します。(クリックで拡大)
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