ちょっぴり恐い話


ここには夜魔☆彡が過去に体験した不思議な出来事や知人から聞いた不思議な出来事をぽつぽつと書き込んでいってみようと考えてます。
ここに書き込んだ事柄の真疑については読まれた皆さんの判断にお任せさせていただきます。



※タイトル一覧※

23.線路の高架 22.踏切り
21.鬼○川にかかる橋の上 20.通勤途中の道 19.ホテルの部屋
18.お祭り好きな人 17.町立病院跡地の出来事2 16.南武線
15.窓の外その3 14.もう一人の自分 13.窓の外その2
12.肝試し 11.仙台市○○荘 10.トンネル
9.赤いコートの女性 8.赤いランドセルの女の子 7.鈴ヶ森
6.窓の外 5.腕 4.付いてきた人
3.中学の合宿所 2.町立病院跡地の出来事 1.私を迎えに来たおじさん


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○線路の高架○

高校生の頃時、私は電車通学をしていました。
しかし自転車で行けない訳では無かったため、晴れた日なんかは気分で自転車でも行っていました。
これはそんな自転車で高校に向かう時に体験した話です。

ある日、とても良い天気だったたため朝起きた私は「今日は自転車で行くか。」と思い自宅を早目に出ました。
ウォークマンで音楽を聴きながら快調に自転車を漕いでいると、線路の上を通っている高架に差し掛かりました。
この高架、線路の上を通っている部分には金網がかかっているんですが、すぐ脇から金網の外に出る事ができるようになっていました。

『相変わらずここの上りはきっついなぁ。』

ひぃひぃ言いながら自転車を漕いでいると、金網の辺りに見慣れない制服を着た女の子が立っていました。

『この辺の学校の子かな?』

そんな事を考えながら女の子を横目に脇を通り過ぎました。
私が高架を半ば降りきった時、電車が近づいてくる音がしたので何気なく後ろを振り返りました。
すると金網の所に立っていた女の子がいつの間にか金網の外に立っていました。

「ちょ!おめ!危ねぞ!」

驚いた私は叫びながら、自転車から飛び降り女の子のところまで走って行こうとしました。
しかし、女の子はそのまま線路に向かって飛び降りてしまい、その直後、電車が通り過ぎました。

『ヤなモン見っちゃったなぁ・・・・・。』

何か妙なダルさを感じながら高架脇から下の線路を覗き込んだ私は『あれ?』と思いました。
線路を見ると普通でした。
ごく普通の線路、特に人はいないし、血も見えませんでした。
電車も停止するでもなくそのまま走り去って行ってしまいましたし、
車に乗っている人達は、突然自転車から飛び降りて走りだした私を不思議な人を見る目で見ていました。

ここに至って『あぁ、生きてる人じゃなかったのね。』と気付き、自転車のところまで戻りそのまま学校に向かいました。

高校で休み時間に友達と朝の話をしていると、高架の近辺に住んでいる友達が教えてくれました。

何でも、その友達が小学生の頃に近所のお姉さんがその高架から線路に飛び降りて亡くなったそうです。
その後、高架で何度かそのお姉さんを見掛けたという話が出るようになったとの事でした。

自殺した人は死んだ後も同じ行為を永遠に繰り返す事になる、と昔にあなたの知らない世界か何かにゲストで来ていた霊能者が言っていた記憶があります。
その後、その女の子が高架の金網脇に所在無げに立っているのを何度か見掛けましたが、今もそこにいるんでしょうかねぇ。


○踏切り○

これは私が東京にいた頃の話です。
当時、私が住んでいたマンションの近くに小さな踏切りがありました。
この踏切りは特にどうという事もない普通の踏切りでした。
ある日の仕事帰りにその踏切りを通りかかったところ、ふと脇に新しい花が供えられているのに気づきました。
一昨日、この踏切りを通った時には何もなかったので、「あぁ、昨日あたりここで何か事故でもあったのかな?」とか思いながらそのまま部屋に帰りました。

数日が過ぎたある日、仕事が終わったのが既に終電も無い時間になってしまいタクシーで部屋に帰宅しました。
部屋に一旦帰ったものの、お腹も減っていたので近くのコンビにまで弁当でも買いにでかけようと思い私は部屋を出ました。
途中まで歩いたところで、どうせなら弁当よりラーメンでも食べようかな・・・と考え直し踏切りの先にあるラーメン屋に向かいました。

時間は既に午前3:00を過ぎていました。
てくてくと人気の無い道を歩いていると、前方に踏切りが見えてきました。

『あぁ、踏切りか。これを越えるとラーメン屋だなぁ。』

そんな事を考えながら踏切りに向かっていると、ふいにライトで照らされた踏切りの線路のところに子供の靴が落ちているのに気づきました。

『何でこんなところに子供の靴が落ちてるんだ?』

そう思い、特に何も考えずにその靴を手に取って踏切りの脇に置きました。
そのまま、踏切りを抜け、ラーメン屋でラーメンを食べた後、再び部屋に戻るために踏切りに差し掛かった時です。
私は先に通った際に踏切り脇に置いた子供の靴が無くなっている事に気づきました。

『あれ?俺、ここに靴を置いたよなぁ?』

そう思って周りを見ると、ライトで照らされた踏切りの線路のところに子供の靴があるんです。
厭な気分になった私はそのまま踏切りを通り過ぎようとしました。
踏切りを渡り、花が供えてあった場所の前に来た時の事です。
ふいに私のすぐ横から男の子の声がしました。

「おじさん、勝手に僕の物をいじんないでよ!」

とても驚いた私はそのまま足早に部屋に戻りました。
部屋に戻って気持ちが落ち着いた後、ふと思いました。

『俺はおじさんじゃねぇ!』、と。

○鬼○川にかかる橋の上○

これは2〜3年前に経験した話です。
この体験に関しては記憶が微妙に曖昧なのですが思い出だせる範囲で書きたいと思います。

その日、23:30に自宅に緊急コールが入りお客さんのセンターに向かう事となりました。
外にでてみると霧が深くたちこめていました。
車に乗り客先に向かう途中で鬼○川にかかる橋を渡った時です。

ごん。

橋の1/3程わたったところで何かが車にあたった音がしたので、ハザードライトを点灯させ車を降りました。
霧が濃かったため車周りの車道を歩いて確認しましたが特に何もありませんでした。

気のせいかな?

そう思って車に戻ろうとした時に橋の歩道から川を見ている人影がある事に気付きました。
こんな時間に?そう思った私は腕時計を確認したところ、既に時刻は24:00を回っていました。

まさか飛び降りたりしないよねぇ・・・・。

少々不安を感じた私は少しその人影の近くに寄ってみました。
人影は川の方を向いたまま微動だにしません。
私はその人影を見ていて何故かへんな違和感を覚えました。
何かがおかしいのです。
よくその人影を確認したところ、私はその違和感が何なのか理解しました。

その人影には頭が無いんです。

霧が濃い為にはっきりとはわかりませんが、橋に付いている街灯の灯りがあるので人影ではわかりました。
歩道に立っている人影はウルトラ7にでてきたジャミラの様なシルエットでした。
きっとこれは生きた人間では無いんだろうな・・・・そう感じた私はそのまま車に戻り客先に向かいました。

私がこの体験をした2〜3日後の事ですが、朝、通勤時にその橋を通ったところ、パトカーが多数橋の上に
停まっていて、警官が歩道から川を見つつ無線で何か話していました。
何があったのか知ったのはまた少し後の事となるのですが、どうも栃木のばらばら殺人事件の犯人が被害者の頭を
あの橋から川に投げ捨てたらしいです。
もしかして私が見た人影は自分の頭を探していたのかもしれないですね。

○通勤途中の道○

これは現在の仕事場への通勤道での話です。
あれはまだ寒さを感じる3月初頭の事でした。
その日、私は夕方からの勤務でした。
勤務中は特に何事も無く時間拘束されているだけでしたのでネットサーフなどしつつ、
現在ハマっているオンラインゲーム関連のページを巡回していました。
退社時間となり、駐車場に置いてある車に乗り込んでお気に入りの嘉門達夫のCDを大ボリュームでならして帰途につきました。

私の勤務先は宇都宮市から少し離れたところにあり、通勤に使っている道沿いは林や畑が多くそこにぽつぽつと民家が点在しています。
時間は午前2:30頃だったと記憶していますが、道沿いにあるコンビニを通り過ぎた時の事でした。
帰宅を急ぐ私の視界前方40〜50メートルくらいのところに人間の足が見えたのです。

『人?』

車のライトは思っているよりも遠くまでは届きませんので、確認の為にライトをハイビームにしました。
すると前方に浮かんだのは・・・・・・人間の下半身でした。
恐らくは男のものと思われる下半身がライトに浮かびあがったと思ったら、私の方に向かって走ってきました。

(ドコン。)

そんな感じの衝撃を受け、私は路肩に車をとめました。
車から降りてまわりを確認しましたが道路には何もありませんでした。
また車も特にヘコんでいる訳でも無く普通の状態でした。
ここに長時間留まっているのも気持ちが悪かったので私は車に戻ると帰宅を急ぎました。

後日、勤務先のお客さんにこの体験を話したところ以下の事を教えてもらえました。
何でも昔(10年前くらい)に、私が不思議体験をした場所あたりで交通事故があり、道路を挟んだ所にある民家の方が亡くなったそうです。
交通事故を起こした車はかなり制限速度をオーバーしていたらしく、轢かれた方は上半身と下半身が別々になっていたそうです。

それにしても、今まで7年間も同じ道を使っていたのに何で今更こんな体験してしまったのでしょう。
幸いな事に、その後は遭遇する事も無く現在に至ってます。
・・・・今度は上半身に遭遇なんて事にならない事を祈りつつ今回はここまで。

○ホテルの部屋○

これは数年前に川崎のホテルに宿泊した時の話です。
その日は初夏を感じさせる少々蒸した日でした。
前泊予定で研修前日に東京に出た私は21:00まで新宿にて友達と酒を飲んでいました。
流石にホテルのチェックインの時間にひっかかりそうだったため、川崎まで移動し宿泊予定のホテルに入りました。
チェックフロントにてホテルの人から部屋の鍵を受け取ったところ刻印されていた番号は409!
『こんな番号ホテルで使ってるんかい!』と心の中で突っ込みをいれつつ、ホテルの人に言いました。

私「あの〜、この部屋番号ちょっとイヤな番号なんで他の部屋にしてもらえませんか?」
ホテルの人「申し訳ございません、生憎と本日は満室でしてこのお部屋しか用意できないんです・・。」
私「ツインルームのシングルユースとかも出来ませんか?」
ホテルの人「申し訳ございません、本日ツインも満室となっておりまして・・・。」

結局のところ409号室しか空いていないという事で仕方なく部屋に向かいました。
部屋に入って速攻でルームチェック!って言うか部屋の中に入った瞬間イヤでも目に飛び込んでくる物体が!
シングルルームのはずなのにどどどーんと部屋の中に鎮座しているソファー。
おまけに部屋の面積もシングルルームというには広すぎるし・・・・。
どうやら本当に満室だったらしくソファーベッドがあるツインもどきルームが用意されたようでした。
クローゼット裏をチェックし、額縁の裏と中をチェックし、天井の点検口をチェックし、鏡台の裏をチェックしましたが
特に異常は無く至って平凡な壁と絨毯しか出てきませんでした。
でもねー、部屋に入った瞬間から寒かったんですよねー。
何かヤバいものがありそうな感じがしてしょうが無かったんですよ。
部屋番号が悪いせいで、余計な事考えちゃってるんだと思う事にしました、はい。

ひととおり部屋の中をチェックし終わり、特に何もないにもかかわらず寒い室内でテレビなど見ながら23:00まで
時間を潰した後でお風呂に入る事にしました。
浴槽にお湯をためつつ洗面所で備え付け品の確認などをしていました。
室内に湯気が立ち込め、部屋の寒さも少しは解消されたかな〜などと思いつつ洗面台正面の鏡に視線をうつした時に
何か違和感を感じました。
湯気で鏡は曇っていたためよくはわからなかったんですが何かおかしいんですよ。

「?」

いいようのない不安感を解消しようと思い、曇った鏡をタオルで拭いた時に自分の感じた違和感の正体がわかりました。

自分の後ろに人がいるヨ、ママン!
怖い目をして睨んでいるヨ、ママン!!

鏡には私のすぐ斜め後ろに立っている女の人がしっかりと映っていました。
私は怖くて後ろを確認する事もできずに固まっていると、耳元でポツリとつぶやきました。

「・・・・・・悔しい。」

『ギョエー!すぐ後ろだよ、息がかかってきてるよ〜!』
あまりの恐怖に意識が遠くなりかけました。
もう寒さ全開です、お風呂に溜まりつつあお湯の湯気はドライアイスの煙のように感じます。
と、その時後ろの女の人がフと視線を逸らしたかと思うと浴室のドアを通りぬけて部屋の方に出ていきました。
じわじわと戻ってくる湯気の暖かさがありがたかったです。
私は自分にたった今起こった恐怖と何事も無く去ってくれた安堵で浴槽に座りこんでいましたが、その時気付いて
しまったのです!そう!女の人は部屋を出ていった訳では無いという事を!!

恐る恐る浴室から部屋に戻った私は部屋の中を見回し女の人の姿が無い事を確認しました。
しかし、今自分の起こった出来事から考えるにきっとこの部屋には何かあるに違いないのです。
部屋チェックの時に、その重さからチェックしていなかったソファーベッドを持ち上げてみると、
そこにはソファーベッドの裏に貼ってある10枚程のお札とベッドの下の黒いシミがありました。
冗談ではありません、こんな部屋泊まってられるか!と荷物をまとめてフロントにダッシュしました。

私「部屋のソファーベッドの下に黒い染みがあるじゃないか!あれは何なんだよ!」
ホテルの人「あれは清掃係の者があやまってコーヒーをこぼしてしまったのですが交換する時間が
      無かったため、ソファーベッドを置いておりました、申し訳ありませんでした。」
私「んじゃ、ソファーベッドの裏に貼ってあったたくさんんおお札は何のために貼ってんだよ!」
ホテルの人「それは倉庫にあった物を急遽お部屋におはこびしたため気付きませんでした、ご不満でしたら
      至急撤去いたします、申し訳ございませんでした。」
私「さっき風呂に入ろうとしたら浴室に女の幽霊でたんだよ!絶対何か隠してるだろ!」
ホテルの人「・・・・・・・そのような事を言われたお客様は初めてでございます、何かと見間違えられたのでは?」
私「見間違えって・・・・誰が自分一人しかいない部屋で他の人間に会うんだよ!何と見間違えるんだよ!」
私「とりあえずあんな部屋には泊まってられないから代わりの部屋を至急用意してくれよ。」
ホテルの人「申し訳ございません、本日は満室となっておりまして代わりのお部屋をご用意できないんです。
      明日からでしたら代わりのお部屋ご用意できますので本日はご勘弁願えませんでしょうか?」

ダメです、私はあんな事があった部屋で一晩過ごせるほど神経ズ太くありませんよ。
私「んじゃ明日からでいいから部屋代えよろしく。後、今日は別のトコ行くから荷物は代わりの部屋に運んどいて。」
そう言ってロビーにある電話からさっきまで飲んでた友達にTELしました。
友達TELに出ません(泣)
さっきまで一緒に飲んでたのに、そのまま家に帰るって言ってたのに、TELでてくれません。
仕方が無いので別の友達にTELします。
別の友達もTELにでてくれません(泣)
仕方が無いので別の友達に・・・・。
別の友達もTELにでてくれません(泣)
仕方が無いので別の・・・・。
別の友達もTELにでてくれません(泣)
もしかして私呪われてますか〜?(泣)
仕方が無いので川崎の馴染みのショットバーに・・・・臨時休業だし(泣)
それじゃいけす料理のお店に・・・・・・お休みだし(泣)
結局、朝5:00までホテルのロビーで過ごし、その後研修所に移動して寝ました。

ちなみに、翌日の代え部屋は410号室・・・・つまり409号室の向かいの部屋でした。
二度と使わないぞと心にきめた初夏の日でしたよ。

○お祭り好きな人○

中学生の頃、私にはSという友達がいました。
これはSの家に遊びに行った時の話です。
9月と言えば秋祭り、私の地元では秋祭りとなると町中あげての大賑わいとなり駅前から中心部に至るまで
道沿いに露店が立ち並び、町中にかざられた提灯とあいまって非常に幻想的な雰囲気でした。
普段何も無い田舎町なものでお祭りともなれば遊びたい盛りの中学生は弾けまくりです(笑)
私は部活をサボり、家に帰ると速攻でハッピに着替えS宅に向かって飛び出しました。

私「おーい、Sくーん!お祭り行こー!今いこー!」
S「おー!ちょっと待っててー、30秒でいくー!」

こんなやり取りをしつつS宅前でSが出てくるのを待っていると、S宅の道路を挟んだ向かいの家の戸が
「ガラガラガラッ」と開く音がして、その後、玉砂利の道を雪駄で歩く「ジャッ、ジャッ、ジャッ」という
足音が聞こえてきました。

『お!お向かいの人もお祭りいくんだ。やっぱ地元の人間はお囃子聞くとじっとしてらんないやねー。』

などと思い何気に後ろを振り向きました。
すると、向かいの家の玄関周辺には人の影も形もありませんでした。

『あれ?今、足音聞こえたのに・・・・。』

念のために周囲の道路を見回しても誰もいません。
きっと家に帰ってきたトコだったんだろうという事で自分を納得させ、再度Sを急かすために声をかけようと
S宅に顔を向けた時です、「ガラガラガラッ」また向かいの家の戸が開く音がきこえ、その後「ジャッ、ジャッ」
とこちら(道路側)に歩いてくる音がしました。
今度こそ向かいの人が出てきたんだなと思い後ろを振り返ってみると、そこには誰もいませんでした。

『?、?、?』

激しく理解不能で悩んでいるとSが家から出てきました。
Sと一緒に町の中心部へ向かって歩いている途中、さっきSを待っている間に起きた事を話ました。

私「なぁ、さっきさ、Sを待っている時にな、かくかくしかじかな事があったんだよ。」
S「あー、そうなんだ。」
私「そうなんだーって・・・それだけかよ!」
S「んー、多分向かいの死んだ姉ちゃんがきたんじゃないのかなぁ。」
私「死んだ姉ちゃんって・・・」
S「向かいの家に5つ上の姉ちゃんがいたんだけど、1ヶ月くらい前に心中したんだよな。」
私「・・・・・・。」
S「姉ちゃんお祭り大好きだったから、きっとじっとしてらんなくて出てきたんだべな。」
私「まじ?」
S「まじ。」

でもこれって、心中した相手よりもお祭りの方が好きだったって事?


○町立病院跡地の出来事2○(長文注意)

昨年の6月、ちょっとした用事があって実家のある町に帰りました。
実家で用事を済ませ、その後に県庁所在地の市まで行き久しぶりに会った友達K、M、Yと飲み会をしました。
高校時代の思い出話や、仙台市での思い出話等諸々の話に花を咲かせていたところ、何故か不思議な体験談
に話題が移っていき、私は小学生の時にあった町立病院跡地での話をしました。
私が話し終わるとKが「んだば、みんなさ不思議な体験した場所さこれから行ってみね?」と言い出だし、
M、Y共に「あ、それ面白そだね。」とか言い出す始末。
酒の勢いもあるのか、私の反対意見はスルーされ、酒を飲んでいない友達Hが呼ばれました。

以下、居酒屋での会話。(内容がわかるよう標準語に変換しております)
H「車で来たけど、どこに行くの?」
K「あぁ、よく来た!これから県内探索ツアーに行こう!」
H「はぁ?」
M「あのね、みんなが昔に怖い体験した場所に行ってみようって事に決まったのよ。」
私「決まってねぇって。」
Y「でも、みんなお酒飲んでるから車運転すると危ないでしょー。」
H「はぁ、んだな・・・・。」
M「Hくんも行ってみたいよねー、みんなも行きたいよねー。」
私「いや、俺は行きたく・・」
K、M、Y「行きたーーい!」
H「まぁ、行ってもいいけど。」
私「俺の意見は無視ですか?俺一人行かなくてもいいですか?」
K「ダメだって。何かヤバい時に教えてくれる人がいないと危ないだろ?」
私「だーかーらー、そういう所には行かない方がいいんだって!」
K、M、Y、H「大丈夫ー、ヤバそうになったら逃げるからー。」
はい、もうダメです。ひとの話を聞きやしません。とほほ。

(前振り長いですね、すんまそん。)
さて、遠い場所から順番に回ろうという話になり、町立病院跡地は2番目となりました。
結構、私の実家の近所なんですが二度と近づきたくないと思わせる経験をしたので敢えて建物がその後
どうなったか確認せずにいました。
道を教えつつだんだんと町立病院跡地が近づいてきました。
建物がある町営住宅のはずれに差し掛かった時、ふと妙な感覚を感じました。
周りの住宅を見てみるとほとんどの住宅が無人なんです。
私が小学生になる前につくられた住宅地なので住人が少なくなっているのはあるかとは思いますが、
無人化が進んでいるというのは微妙に嫌な感じではありました。
公立病院跡地に残っている病院の建物に続く道に入った時、一帯の雰囲気が変わりました。
それまで車の中で騒いでいたK、M、Yの3人も何かを感じたのか突然にだまってしまいました。

道の向こうに建物が見えているんですが、周囲が暗く感じました。
夜中と言うに充分な時間ではあり、街灯もほとんど無い場所なので暗いのは間違いないんですが、
自然の暗さよりも暗い、何か悪意のような暗さ・・・そんな暗さを感じました。
私「あー、ゴメン車停めてくれる?俺ここが限界だわ。」
H「なんかヘンな空気だよね、この辺。」
私「前よりもイヤな感じ強くなってる気がするよ、ここ。」
Y「ちょっと寒いよね、この辺り。確かにイヤな感じするね。」
K「えー、せっかくここまで来てるんだから、建物の前まで行こうって。」
M「そうだよ。ちょっとイヤな感じするけど、きっと今まで怖い話してたからだよ。」
H「んじゃ、とりあえずここで車とめるから。」
私「ごめん、ホントにこれ以上俺いけねーわ。」
K「それじゃ、ちょっと歩いて建物見てくるから、ここで待っててな。」
M「あ、あたしも行く。Yちゃんも行こー。」
Y「・・・う、ん。わかった。」
私「あ、間違っても中には入んない方がいいから、まじで。」
M「もぅ!そんな事言うと余計怖くなるでしょ!」
K「大丈夫だって、ちょちょっと行ってすぐ戻ってくるって。」
そう言ってK、M、Yの3人は建物の方に歩いていきました。

私とHの2人が車で待っていると、K、M、Yの叫ぶ声がして3人が走って戻ってきました。
3人は車に乗るなり「早くここから離れろ!早く!早く!」と言うので速攻でHが車を発進させました。
以下はK、M、Yから車の中で聞いた話です。
建物に近づいた3人は入り口の前に行ったそうです。
すると入り口は木材が打ち付けられていて、その上にはぼろぼろになった多数の紙のようなものが貼り付け
られていたという事でした。
近くの窓から中を覗いてみても中は真っ暗で全然見えなく、入り口前でそろそろ戻ろうかーと話していた時に
突然「コンコン」と音がしたそうです。
『何?』と3人で顔を見合わせた時にもう一度「コンコン」と音が建物の中からしたそうです。
3人がその場に固まっていると「ゴンゴン」と少し強く叩いた感じの音がしてきたそうです。
怖くて動けずにいると「ゴンッ!ゴンッ!ゴンッ!ゴンッ!」と激しい音が・・・・思わず口から
叫び声が出てしまい、と同時に3人で車に向かって走り出していたそうです。
その後Kが「もう、今日はウチに行って飲もう・・。」と言いました。
当然、皆同意しそのままKのウチで朝まで宴会してました。

でも一番ゾッとしたのはKのウチで酒飲んでいる時のMのセリフでした。

M「車に走って逃げた時にね、あの建物の窓の内側いっぱいに人の手が張り付いているのを見た気がする・・・。」


○南武線○

前回の話が結構長目でしたので、今回は短いのをひとつ(笑)
これは私が多摩に仕事で通っていた時の話です。

大森から多摩に通うのって遠いんですよね〜。
早出の時は朝5:00には出ないと多摩に8:00に到着しないし・・・・。
もっとも乗り換えの待ち合わせ時間もかなりあるんですけどね。
まぁ、いいや。これからする話はそんな通勤時にあった出来事です。

朝、仕事に行く為に6:00頃発車の南武線に乗りました。
さすがに朝も早いだけあって座席はそこそこに空いています。
私は誰も乗っていなかった最後尾の車両に行き、座席の端に座りマンガを読んでいました。
発車時間間近になり何気無く顔を上げると正面におじいさんがうつむき気味で座っていました。
『あれ?乗り口は私のすぐ脇だから人が通ると判ると思うんだけど・・・・』と思いましたが、マンガに熱中する余りに気付かなかったんだろうと考えなおしました。
電車の発車時間になり、駆け込みで走り込んでくる会社員で電車の中はそこそこにいっぱいです。
何駅か過ぎ武蔵中原駅に着いた時、新しく乗って来た会社員が私の正面に座っているおじいさんの前に行き、あろう事かおじいさんが座っているにも関わらずその座席に座ろうとしました。
『何てヤツだ!』と思い注意しようとしましたが、変なんです。

会社員とおじいさんは重なって座席に座っていました。

驚いてだまって見つめている私に会社員は怪訝な表情を向けましたが、すぐに新聞を開いて読み始めました。
おじいさんも新聞にかくれてしまいましたが、足は4本・・・・・・・・。
結局、私が降りる登戸駅に着くまで、正面の会社員はおじいさんと重なったままでした。

わからないと言う事は結構幸せですよね〜。



○窓の外その3○

う〜ん、私の体験では何となく窓の外に何かいるパターンが多い感じがします。
もっとも、部屋の中は御札で守られていますので、中に入れないから外にいるんでしょうけどね。
今回は窓の外の話その3です。

東京に住んでいた頃、私は大田区の大森に住んでいました。
そこそこ近くには鈴が森刑場跡があったりしてかなり色々な目に会いましたが、今回の話もその中に一つです。

それは8月の半ば頃の事でした。
私の狭い部屋には霊体験の無いA君と私以上に霊体験が豊富なBさんが遊びに来ていました。
夜も更けたので「寝ようか。」と思い、私のロフトベッドにはA君が、下では私とBさんが横になり部屋の電気を消しました。
しかし、3人共なかなか寝付ずしばらく寝返りをうっていましたが、その内にA君が「寝た?」と声をかけてたので、私もBさんも「ん〜ん、まだ。」と答えました。
みんな起きていると知ったA君は「怪談・・・・しようか?」と言いだし、私とBさんも怪談大好き人間だったので「しよう、しよう。」と答えました。
かくして夜中に暗い部屋の中で怪談は始まったのです。

最初は順調に3人で順番に怪談を語っていきました。
しかし、4順目になって私が「私を迎えに来たおじさん」の話を始めた頃、お風呂の方で「ぱきっ。」と言う音が数回しました。
『あら?何か来たかな(^^;』と感じた私、と同時にBさんが「ねぇ、何か来たみたいじゃない?」と言いました。
A君は私とBさんの会話を聞き、「まじ?それじゃ俺もやっと体験できるんだー!」と喜んでいました(^^;
「へへ〜、残念でした。この部屋は御札はってて入ってこれないんだよー!」とA君の希望を打ち砕く私(笑)
Bさんが「でも、そろそろ止めた方がいいんじゃないの?」と言いだしましたが、私はまだ話の途中でこれからがいいところだし、A君に至っては貴重な霊体験が出来るかもしれないチャンスという事もあり即座に却下しました(おぃ

その後、怪談を進めるにしたがって、ドアをノックする音や壁を軽く叩く音がしてきました。
『そろそろ止め時かな?』そう思いました、しかし、その時にはもう遅すぎました。
突然に私はロフトベッドの置いてある壁の方にとても重い(って言うか悪意のような)気配を感じました。
と、同時にA君が叫んでロフトベッドから転がり落ちてきて、「うわわっ!何か外に怖いのがいる感じがする!」と叫びました。
Bさんは顔面蒼白で冷や汗流しながら「やだ、すごく怖い・・・。」と言って抱き着いてくるし、A君もがたがた震えながらすがり付いてくるし・・・・えぇい!私のどうしろって言うんだ!って気分でした(^^;
結局、私達と怖い何かとは壁を隔てて睨み合う形になってしまいました。
外の何かは中に入ろうとしているようでしたが結局中には入れずに押し戻されているようでした。
その内に外の何かは部屋の周囲を回りはじめてようで、気配が壁からドアに、ドアから隣の部屋との間の壁に、と移動していきました。
私の部屋はワンルーム、当然この次には窓にそれは来ます。
私とA君Bさんは抱き合ったまま部屋の真ん中で固まって窓のカーテンの隙間を凝視していました。
それの気配が窓の向こうに移動した時、私達は見ました。

カーテンの隙間から部屋の中を覗く無表情な小学生くらいの男の子。
しかし、その男の子の目には"憎しみ"のような怖いモノがこもっていました。

その子は暫くの間じっと私達を見詰めていたかと思うと徐々に透けていき消えてしまいました。
子供は消えてもしばらくは私達は動けずにいて、空が白んできた頃にやっと私達は動き出せました。
部屋の周りを清めようと思い、清めの塩を持ってカーテンを開けると、窓に2つ、子供の手形が付いていました。

これはその後でBさんと話た事ですが、おそらくは私とBさんがいる事によってチャンネルが合った所にブースターがかまされた感じになったんじゃないかな?という結論に至り、今後2人が一緒にいる時は絶対に怪談はしない事にしようねと決めたのは言うまでもありません。
尚、A君は「あの時、窓の外にすごく怖い気配があったけど何も見えなかったよー。」とあっけらかんと言ってくれました(;▽;)/
今もA君はたまに私の所に遊びに来ては怪談や心霊スポット探索に私を引きずり回してくれてます(T□T)/



○もう一人の自分○

WEBのホラーサイトを回って自分に会った云々の話を見て、自分にもそんな体験があった事を思い出しました。
仙台に住みはじめて1年目の冬の頃、秋田市に住んでいた姉貴の所に1週間程遊びに行った時にした体験。
その時の事を今回はしましょう。

当時、私はヘヴィメタルに傾倒していて格好もおのずとそれ系になっていました。
秋田市と言えば秋田県でいちばん大きな都市なのですが宮城県の仙台市と比べるとやはり田舎でして、私のような格好をしている人はほとんどおらず道行く人達が奇異な目を私に向けてすれ違っていきました。
もっとも仙台市でもそんなにいなかったんですけどね〜(あはは)。

ある日、私は姉が仕事にでかけた後いつものように駅前の繁華街に繰り出しました。
その時の格好はと言えば、オーダーメイドのリベットたっぷりの黒革のロングコートに黒革のパンツ、底の高い安全靴をはいてミラータイプの丸サングラス、そしてオレンジの長髪といったものでした。
当時は普通の体型でしたからこんな格好も出来たんですけど、今じゃ無理ですねぇ。
そんな格好で楽器屋、服屋、本屋、史跡、CD屋、ゲーセン、といった感じでうろうろしていました。
街中をぶらつくのにも飽きたので姉貴の部屋にでも戻ろうかと帰路につきました。

細い路地に入りしばらく歩いていると近所のパチンコ屋の駐車場から私と似た格好の人が出てきました。
オレンジ色の長髪、そっくりな服装、似ている顔立ち、唯一の違いはグラサンがあるかないかだけ。
近付いて細部まで観察できるようになるにつれてその人は私と本当に瓜二つな事がわかりました。
顔や体型はおろか東京の知人の店で私用に作ってもらった服までそっくり・・・・・。

『・・・・うぇ?俺?・・・それじゃ俺は誰?』

私はあまりの事に思わず足が止まりもう一人の自分を見つめていました。
声をかけてみようなんて考えはまったく浮かばなくて、ただただ立ち尽くしていました。
そんな私にはまったく気付かないかのような足取りで私に向かってくるもう一人の私。

すれ違いざまにもう一人の私が私と同じ声で呟きました。

「今度会った時が最後だな。」と。

一瞬の硬直の後ですぐに後ろを振り返るとそこにはもう誰もいませんでした。
細い一本道、両脇は畑で見晴らしがとても良く隠れる場所はどこにも無いのに。

幸いな事にその後もう一人の自分とは会っていません。
今度会ったらどうなっちゃうんでしょうね。


○窓の外その2○

これまた予備校の寮での話です。
東北の冬は寒いです。この話の時期もそんな寒い時期でした。
予備校の寮の私の部屋は5Fにあり、寮から狭い道路を挟んだ向い側は飲み屋街でした。
近くに県庁があった事もあり、県庁の職員が良く飲みにきているようでした。

12月も半ばの頃、21時頃に部屋で勉強していると窓の外から怒声が聞こえてきました。
「何だよ、うるさいなっ!こっちは受験勉強でせっぱ詰まってんだから静かにしろよ!」と思い外を見ると、べろんべろんに酔っ払ているらしいおじさんがお店の看板を蹴倒しながら訳のわからない事を叫んでいました。
そのうちに道路に横になってしまい、寝てしまいました。
季節は12月半ば、いくらなんでもこの時期に路上で寝てしまうと朝には凍死してしまうでしょう。
しかし、飲み屋の前という事もありきっとお店の人が閉店の時に気付いて起こすだろうと考え、酔っ払いの相手をしに行くのもイヤだったんでそのまま勉強に戻りました。

3時間後、勉強の方も一段落付いた時に背後に人の気配を感じてふと後ろを見ると、窓の外に下で寝ていた酔っ払いのおじさんが窓にぺたっと顔を付けて部屋の中を不思議そうに覗いていました。
いや〜、もうこれにはビックリです。
寮の5Fのそれも窓の外に張り付いているんですから。
思わず「うわわっ!お前何でそんなとこにいんだよっ!とっとと自分の所に戻れってんだよ、クソおやじっ!!」と叫んでしまいました。
私の怒鳴られた酔っ払いのおじさんはびっくりした表情のまま引っ張られるように道路で寝ている自分の身体に戻っていきました。

こんな事があったんで「もしかして酔っ払いのおじさん死にかけてんじゃないのか?」と心配になった私は救急車を呼びました。
とりあえずそのおじさん一命はとりとめたようでした。
それにしても・・・・勝手に他人の部屋覗くなって言うの!


○肝試し○

久しぶりの怖い話ですが、今回は肝試しの時の体験を一つ話させてもらいますね。
私が中学1年の時の夏休み、3年の女子生徒が教室で自殺しました。
今回の話はその2年後、私が中学3年の時の話です。
私は中学生の時、剣道部に在籍していまして、夏の合宿は恒例になっていました。
そして夏と言えばお約束の肝試し。やはり合宿最後の夜は肝試しで締めくくるお約束にでした。
当時3年生だった私は驚かす役でしたので友達と2人で驚かすポイントを探して3年の教室棟に足を向けました。
3年の教室棟の2Fに上がる階段の踊り場に大きな窓があり、外は1Fの屋根になっていたので私達はここで脅かす事に決めて屋根の上でスタンバっていました。
やがて肝試しの1組目が出発する時間になり、「たっぷりと驚かしてやるぜ、うひゃひゃ。」などと2人で話ていました。
3年教室棟のルートは奥の階段を2Fに上がり、そのまま手前の階段を1Fに降りるといったルートで、私達は手前の階段の踊り場の外で上の部分を黒く塗った手袋をして準備万端で待ち構えていました。
しかし、1組目が2Fに上がった足音がして少し後「ギャー!」と言う悲鳴を上げて私達のいる階段の方に走ってくるのです。
3年教室棟にいるのは私達だけで他に驚かす人はいませんでしたので、悲鳴を上げる程驚いた原因を知りたくなり窓を開けて踊り場に戻りました。
と、その私の顔を見て1組目の2人は気絶。
そういえば移動前に友達が「やっぱり顔も怖くメイクしないとダメよ。」と言って勝手に私の顔をメイクしていた事を思い出しました(笑)
まぁ、このまま気絶させておく訳にもいかないんで活を入れて気付かせた後で話を聞きました。
階段上がってすぐの教室の前を通った時に、教室の中から声が聞こえたと言うのです。
ここには私達だけしかいないハズだから、風の音とかを聞き間違えたんじゃないかと言いましたが、2人は「絶対に人の声だった!」と言います。
1組目が帰っらにあと2組目が出発できないんで、とりあえず2人を先に進ませました。
その後、友達と話してみましたが、その時に「そういえば階段上がってすぐの教室って、あたし達が1年の時に3年の先輩が自殺した教室じゃない?」と余計な事を思いだしてくれました。
「あ、それじゃきっと幽霊出たんだねー。」と何気なく答える私。
「えーっ!そんな怖い事言わないでよっ!」と怒る友達。
自殺した先輩の話しを振ったのは君だっつーの!
「ほっとけばいいんじゃないの。」そう言う私。
「やだよ!本当に幽霊だったら怖いもん。ねぇ、行って確認してきてよぉ。」と友達。
冗談!なんで私が行かないといけなんだよ!と思ったんで、「やだよ、お前行けば?」と私。
「信じらんない!女の子にそんな事させるのっ!」といかにも心外だという顔の友達。
協議の結果、2人で確認に行く事になりました。
恐る恐る問題の教室に近付く2人。教室に近付くにしたがって何か異質な空気に・・・。
『あ〜、これはたぶんいるなぁ・・・。』と思って、友達に「怖いから戻るべ。」と言いましたが、友達は「ヤダ!絶対に原因はっきりさせないともっと怖いもん。」と言ってききません。
仕方無しに教室の前にまで近寄る2人。

ここでちょっと一言、私の通っていた中学は年期が入っていまして教室のドアは厚い木製の引き戸でした。
当然、覗き窓なんか無いので教室の中は見えません。

特に物音もしないし声も聞こえてこないので友達が「やっぱり気のせいなんじゃないかな。きっと教室の中にも誰もいないわ。」と言いドアに手をかけました。

ガラッ!!

教室のドアを勢いよく開けると正面の教壇の手前に人がいました。
私達は違和感を感じてその人を良く見ると足が地面に着いていません・・・。
「・・・・・・おぃ!あの人地面に足着いてないよ!」私が叫ぶとほぼ同時に友達は悲鳴を上げて教室から逃げていきました。
私も一人だけ残されてたまるかとばかりに後を追って逃げました。
結局2人で部室に逃げ込み二度とあの教室には行きませんでした。
肝試しが終わりみんなが体育館に戻ってきた後で私達が経験した事を話したら後輩達が教室で女子生徒がいたけどそれは私達が驚かそうとしているんだと思っていたと言っていました。
しかし、私達は1組目が去った後はずっと部室にいたんです。
後輩達が見た女子生徒ってやっぱり自殺した人の幽霊だったんでしょうか。

その後、みんなでその教室に行きましたが誰もいませんでした。


○仙台市○○荘○

webの心霊サイトをぐるぐると回っていると仙台の心霊スポットというwebsiteを発見しました。
中を覗いているうちに思い出した体験がありましたのでそれを今回は書いてみようと思います。

当時、私は仙台市の五輪に住んでいました。
ある時、東京に行っていた友達が仙台市の専門学校に入学するという事で3年振りに仙台市に帰ってくる事になりました。
友達がウチに泊まりにきて、これから住むウチを探す事になりました。
やはり住むんだったら私のウチの近くがいいな〜という事で、私が住んでいるアパートを世話してくれた不動産屋に行く事になりました。
不動産屋には私と仲が良い社員のAさんがいたので、Aさんに「安い家賃、広い部屋、私のウチの近く」この条件でお願いした所、5つの物件を見せてくれました。
その中に問題の○○荘があったんです。
近場から見ていこうという話になり、Aさんと友達、そして変なモノがいないか見て欲しいと友達から頼まれた私の3人で順番に見てまわりました。

○○荘は2件目の物件でした。
外観は白が基調の清楚な雰囲気の建物でしたが、2F奥の部屋の窓から嫌な感じがしていました。
中に入るとその感じは一層強くなりました。Aさんが階段を登り奥へと歩いていきます。
階段を登るとまっすぐに1本の廊下があり、そのつきあたりには明かりとりの大きな窓がありました。
その窓から太陽の光が入ってきているはずなんですが、廊下の奥の辺りは暗く空気が淀んでいる感じでした。
私は友達に「すごく嫌な感じがする。特に一番奥の部屋のドア近くの小さい窓からすごく嫌な空気が出てる。」と伝えると、友達も「なんか2Fに上がってから寒気がするんだよねぇ・・。」と答えました。
Aさんはすたすたと一番奥の部屋のドアの前まで進み、「ここなんですけどね〜。」と明るく言うと合鍵でドアを開けて中に入りました。
友達は「取りあえず中を見るだけ見てみる・・・」と言って続いて入っていき、私も気が進みませんでしたが後に続きました。
中は1LDKで8畳のリビングに8畳の和室、和室は角部屋という事もあって東と南に大きな窓が付いていて日光も良く入ってきそうでした。
でも、それなのに部屋の中だけとても暗いんです。
中でAさんだけが妙にはしゃいだ感じで部屋の説明をしています。
『あ〜、なんかAさん無理してる感じするなぁ・・・。』そう私が思った時、入り口で立っていた私の右手に何かの気配がしたのでそちらを見ると半透明のおばあさんがじっと私を見ていました。
「えっ・・・。」そのおばあさんは私が見ている前で皮が溶け、肉が溶け、骨になりながら消えて行き、あとはおばあさんさんがいた辺りに黒いもやのようなものが溜まっていました。
それを見た私は友達の腕を取り、Aさんに「すみませんがここは止めておきますからっ!」と言うとそのまま友達を引っ張って外に出ました。

その後、他の物件も見て私のウチから徒歩3分のところにある物件に決めて3人でお茶をしている時に私は思い切ってAさんに○○荘で見た事を話しました。
話を聞いたAさんはびっくりしていましたが、その後で○○荘のあの部屋の事を教えてくれました。

Aさん曰く、あの部屋に前に住んでた人というのが身寄りの無い一人暮らしのおばあさんだったそうです。
そして、1年くらい前のある日お風呂に入ろうとして水を張りお湯を湧かしていて、湯加減を見ようとした時に心臓麻痺かなにかで死んでしまったそうです。
そのまま湯船の中に頭から入ってしまい、発見されるまでそのままだったそうです。
向いの部屋の人がおばあさんの部屋からヘンな臭いがすると大家さんに苦情を言い、大家さんと向いの部屋の人がおばあさんの部屋に合鍵を使って入ったところ、煮立った湯船の中で皮も肉もどろどろに溶けてしまったおばあさんを発見したそうです。

先日、車で仙台に遊びに行った際にAさんに会ってきました。
もう不動産屋を辞めていて1児のお母さんになっていましたが、その時に○○荘の話を聞かせてもらいました。
結局あの後も借り手がつかずそのまま空部屋のままだったそうですが、そのうちに○○荘の誰もいないはずの2F一番奥の部屋から変な臭いがしてきたり、苦しそうなうめき声がしたりするという噂が出て、2Fの住人は全員出てしまったそうです。

そういえば、あの物件を見に行った時に一番嫌な感じがした小さい窓って、お風呂場の窓だったんですよねぇ。


○トンネル○

東北にある峠での話です。
私と友人2人で友人の車に乗って隣県まで遊びに行った帰りの事でした。
県境にある峠に入り、3000メートルのトンネルを通り抜け、峠道を走っていました。
3000メートルのトンネルの他に7つ程のトンネルがこの峠道にはあるのですが、それらのトンネルはすべて長さがほとんど無く、トンネルの出口が入口から見える程度のものでした。

車の中では、女の友人が運転席に、私が助手席、男の友人が後部座席に座っていました。
長いトンネルを通り抜けて、(私)「この後どうする〜?」(女)「ん?夜魔☆彡ちゃんの部屋に行って騒ごうか?」などと話をしつつ峠道を走っていると目の前に幾つめかのトンネルが見えてきました。
車はそのままトンネルの中に入って行きました。
入ったかと思うとすぐに出口につくようなトンネルしか無いはずなのに・・・・そのトンネルの出口にはなかなか着きません。

(女)「あれ?こんな長いトンネル無かったよねぇ?」
(男)「さっき長いトンネル抜けたから、あとはこんなに長いトンネル無いはずだよなぁ。」
(私)「う〜ん、確かに。なんか変だなこのトンネル。」

そんな話をしながら5分程トンネルの中を走りましたが一向に出口が見えてきません。
かなり焦る私達。おかしい、おかしい、おかしい、おかしい、オカシイ・・・こんなトンネルある訳がない。
とうとう耐えられなくなり、車を運転していた女の友人がトンネルの中で車を止めました。

(女)「ねぇ、ヘンだよ!何でいつまで経ってもトンネルから出られないの?先に進むの怖いよ!」
(私)「・・・・わからない、けど、ここで止まっている方がもっとヤバい気がする。」

真っ暗な世界。車のルームランプが私達の顔を浮かびあがらせます。
2人の友人の顔にはっきりと浮かぶ不安と恐怖の表情。おそらくは私の顔にも同じ表情が浮かんでいた事でしょう。
しばらくして、女の友人も落ち着いてきたようなので再び先を目指して車を走らせました。
その時、後ろから何か物音が近付いてきました。
コーッと言う音、後ろを振り返る私。すると後部座席に座っていた男の友人も後ろを見ていました。

(私)「何か音が近付いてきているよな?」
(男)「あぁ、何の音だこれ?でも、後続車だったらラッキーだよな〜。」

今までの自分達の車の走る音と暗闇の世界しかなかった状況に不安であしょうがなかった私達にとって、この近付いてくる音は孤独感を消してくれるだけの力がありました。
が、ヘンなんです。音は近づいてきて「ゴーッ!」っていう感じの風切り音に聞こえます、しかし車のライトの明りが無いんです。
真っ暗なトンネルの中をライトもつけすに走る車・・・・そんな車あるわけありません。
『ヤバいっ!』そう感じた時、ドーン!という衝撃が車の後部にありました。
何も見えない、でも何かがぶつかりました。
女の友人は恐怖からか車のスピードを上げました。
と、また後ろからゴーッ!という音、続いてドーン!という衝撃。
一層上がる車のスピード、後ろからの音と衝撃。
車のメーターを見ると既に150km/hに達していました。

『峠道を150km/hぅ〜!死ぬぞこれ!』
私は女の友人の耳元で大声で「ブレーキ踏めっ!ブレーキッ!」と叫びました。
しかし、恐怖のためか彼女の耳には私の声が届いていないようでした。
相変わらず後部からの衝撃は続いています。
仕方が無いので、彼女の耳元で「ブレーキ踏めって!ブレーキッ!」と叫びつつ、サイドブレーキを思いっ切り引きました。
なんとか私の声が届いたらしく急ブレーキを踏む女の友人。激しい音がして車は止まりました。

車が止まって外を見ると、既に外でした。
車から降りると、外にはタイヤのゴムが焼けた嫌な臭いとずっと先から続くタイヤの後、そして先から続いているガードレールに車が擦れた跡がありました。
そして車の前には急カーブと崖と無数の花束がありました。

取りあえずは無事でよかった〜と思い車に戻ろうとした時、車の後部に無数の手形が付いていました。
あのドーン!という衝撃はきっとこの手形の主が車を押していたんだろうなぁと気付き、しばらくこの道を通るのはやめようと心に決めて帰路につきました。


○赤いコートの女性○

これは前の話の続きです。
赤いランドセルの女の子が消えてしまい、何が起こったのかよく理解できないまま、私達は深く考えない事にしようという結論に達し、そのままコンビニに向かう事にしました。
大通りに出るために細い路地をいくつか曲がった時です。
何か人の気配のようなものを感じた私は右を向きました。

すると、半ば壊れた家屋の隣の倉庫のシャッターの前に赤いコートを着て赤いヒールを履いた女性が立っていました。
女性のすぐ脇には電柱があり、その上にある外灯が辺りを照らしていました。
それにもかかわらず、赤いコートの女性の表情がわからないんです。
妙に顔の部分だけぼやけていてはっきりと表情がみえない、でもその女性が着ているコートは細部まで良く見えるんです。

私は友達に「なぁ、あの倉庫のシャッターの前にいる女の人なんかヘンじゃない?」と尋ねました。
すると友達1人を除いて「あ?夜魔さん(仮名)何言ってんの?誰もいないじゃん。」と答えるじゃないですか。
何も言わなかった友達は私の耳元で「あれ人じゃないよ。ちょっとヤバそうな感じするからこのまま無視して通り過ぎちゃった方がいいと思う。」と言いました。
彼の言葉に従い、私達はそのまま倉庫の前を通り過ぎてコンビニに行きました。
帰り道は同じ道は通りたくなかったので、別の道を通って帰りました。

ランドセルの赤、コートの赤、今でも鮮烈な赤い色が思い出されます。


○赤いランドセルの女の子○

これは私が仙台で寮住いをしていた頃の話です。

当時、しがない浪人生だった私は予備校の寮に住んでいました。
夜中まで受験勉強していた私はお腹が減ったのでコンビニまで何か食べ物を買いにいこうと思い、まだ起きていた友達数人を誘って外に出るようとしました。
しかし、この頃、寮の中に女の子を連れ込んで遊んでいるのが寮の管理人にばれてしまっていて正面玄関からは出る事ができませんでした。
仕方なしに私達は非常階段に出て1Fまで降り、そこから食堂に抜けて非常口から外に抜け出しました。
「ふっふっふ、正面玄関で見張ってても俺達の行動を阻止する事なんか出来ね〜ぜ〜。」とかなんとか言いあいながら無事に外に出た私達。
さて、コンビニまでGO!と寮の前の道路に出た時の事です。
寮の前の道路は道幅1.5メートルと狭い道なんですが、その道の真ん中に赤いランドセルを背負った女の子がしゃがんで小犬の頭をなでているのです。

時間は深夜の2:45、こんな時間に?小学生が?こんな人気のない道の真ん中にいる?迷子か?

不審に思った友人がその娘に向かって「お嬢ちゃん、何でこんなとこにいるの?家に帰らないとお母さんが心配するよ。」と声をかけてもただ俯いているだけ。
「家はどこにあるの?」「家まで送っていってあげるから帰ろうね。」等々声をかけてみても何も言わずに俯いているだけ・・・・。

『この娘、何かヘンだぞ・・・。』

そう思った私はその女の子の顔を見ようと覗き込んだんですがはっきりと顔がみえないんです。
周囲が暗かった訳では無く、寮の入り口にある街灯が明るく照らしていました。
どうやら友人達もヘンだと思ったらしく誰からともなく「おぃ、行こうぜ。」という声が出てきました。
女の子の事が気になったものの、ちょっと不気味だったのでそのまま「それじゃ、お兄ちゃん達もう行くけどあまり遅くならにあうちに家に帰るんだよ。」と言いのこしてその場を去りました。
数メートル進んだ時、後ろで「くすっ」という笑い声が聞こえたような気がして後ろを振り返ると、そこには女の子の姿はありませんでした。
道の片側は予備校の寮、もう片側は病院の塀、どこにも隠れる場所なんか無いのに・・・・赤いランドセルを背負った女の子はどこに行ったんでしょう・・・・。

実はこの日、他にも不思議な事があったんですが、その話は次回にでもさせていただきます。


○鈴ヶ森○

これは私が東京に住んでいた頃の話です。

当時私が住んでいた場所はあまり良い土地では無く色々な出来事があったんですが、今回はその中の一つ、鈴ヶ森刑場跡での話をします。
8月のある日、府中に住んでる友達が遊びにきました。
新車を買ったのでドライブに行こうと誘いにきてくれたのです。
どこに行くのかという話になり、私はレインボーブリッジを通ってどっかの埠頭に行こうと提案したのですが友達は季節的に行くとなるとホラースポットでしょ〜と言って譲りません。
個人的にそういう場所に近付くのは好きではないので私は行かないからねと言いましたが、誰に聞いたのか私と一緒にその手の場所に行けば遭遇率が上がると吹き込まれたらしく、ちょっと前通るだけでいいからと頼まれ晩メシ奢ってもらう約束で一緒に行きました。
場所は近場で車で素通りできる「鈴ヶ森」に決定し、嬉しそうな友達と気乗りしない私を乗せて車は目的地へと向かいました。

鈴ヶ森に近付き前を通っている時「頼むから何も出るなよ〜!」と祈る私の願いが聞き届けてもらえたのか何事も起こらず、私はホッと一息。

「何だ、何も起きないじゃんか〜!」と友達は不満そうでしたが「平穏無事何事も平和が一番なんだよ、うんうん。」とココロの中で考えていた時です。
突然に悪寒と後方からの視線を感じたのです。
「何だこれ?なんかすごくヤバそうな感じがする・・・。」そう思い車を運転している友達はどうしてるかと見ると何事も無いように平然と運転しています。
見たくは無かったのですがついつい後ろを振り返ってみると、鈴ヶ森の上に大きな鼻から上の顔が浮かんでおり、鈴ヶ森入り口の方から手が車の方に伸びてきていました。

「やべっ!すっごくやべ〜よこれ!」

ものすごい恐怖に襲われた私は隣で口笛を吹きながら車を運転している友達に慌てて「すっごくやばいのが後ろにいるって!早く遠くに行け!早く!早く!」と叫びました。
「何?何なんだよ?」訳がわからずに問い返す友達に「いいから早くっ!」と叫ぶ私。
夜中で道が空いていた事もあってなんとかなんとか逃げる事ができました。
秋葉原駅前に車を駐車した時、友達が言いました。

「そういえば夜魔☆彡さんが叫んだ時にバックミラー見たらさぁ、鈴ヶ森の上に目みたいなのがあったんだけど・・・・すっごく大きかったんだよね〜。俺の見間違いかなぁ・・・。」

やはり危ない場所には面白半分で近付かない方がいいみたいです。



○窓の外○

これは私が仙台に住んでいた頃の話です。

当時、予備校の寮にいた私は毎晩同じ寮の友達と誰かの部屋に集まって遊んでいました。
確か7月頃だったと記憶していますが、とてもコーヒーに凝っていた友達の部屋に6人程集まって話をしていた時です。
時間も夜中の2:00という事もありみんなお腹が空いてきていましたが、外に何か買いに行くのも暑くて面倒だな〜と話していたらその友達が「それじゃ、俺のカップラーメンみんなにやるから箸持って来て。」と言ってくれたんで、みんな自分の部屋に箸を取りに戻りました。

私も当然お腹が減っていたんで自室に箸を取りに戻ったんですが、部屋のドアノブに触った時妙に冷たくて「おや?」と思ったんです。
各部屋の電気代は部屋毎に別清算になっているんで、私は部屋にいない時はエアコンを切って出る事にしていたんでドアノブが冷えている訳が無いんですよね。
でも、まぁ、そこは人間のする事ですからエアコンの消し忘れという事もあるので「なんだぃ、エアコンつけっぱなしにしてたか〜。」と独り言を言いながら部屋に入りました。
しかしエアコンは止まっていて、部屋の中も冷えてはいませんでした。
「ん〜、おかしいなぁ。ドアノブ冷たく感じたのは気のせい?」と思い直して、箸を取るだけなんで部屋の電気をつけるのも面倒ですからそのまま部屋の中で箸を手探りで探していると、部屋の中で「ぱきっ、ぱきっ。」と割り箸を割るような音がしました。
「うげ、やば〜。何か来てる感じするわ。」そう思った私は箸はまだ見つかっていませんでしたが取りあえず部屋を出ようと思い顔を上げた時、目の前にある窓のカーテンが動きました。
当然窓は締め切っていたし、カーテンは窓の内側にあるんでエアコンの動いていない部屋で私が顔を上げたくらいで動く訳がありません。

もっともカーテンが動いただけだったら大した事は無いんですが、その動いたカーテンの先の窓の外に見知らぬ女の子がいて私の方をじっと見ていました。
不思議と怖いとは思えず、とても悲しく感じてしまい涙が出てきて止まりませんでした。
窓の外の女の子は何か言いたそうにするんですけど途中でやめてしまい、そのまま左の方に歩いていきました。
私は女の子が消えた窓を見ながら「・・・・そういえばこの部屋って5Fにあるんだよなぁ。」と考えていました。

ベランダも無い予備校寮5Fの窓の外に立っていた女の子、あの娘は何を言いたかったんだろうかと考えてしまいます。



○腕○

これは私が高校生の頃の話です。
日本海沖地震が起きた翌年、私は友人達と男鹿半島まで釣りに行きました。
男鹿の磯場に行き「何が釣れるかな〜?」などと友人達と話しながら釣り糸を垂らし始めました。
10分〜15分程たった頃、私の釣り竿にかなり大物な感じの当たりがきました。
「うぉっ!すごい当たりだや!!」そう声を上げながら釣られてくるであろう大きな魚に期待しつつ15分間釣竿と挌闘していました。
しかしヘンなんです。釣竿の引きが全然弱ってくる気配が無いのです。
だいたい磯場での釣りで釣り上げるのに15分以上かかるような大物なんてそうそう釣れる事はありません。
「何かヘンだな〜。」と思いつつも釣り上げようとしていると急に引きが無くなってしまいました。
針を上げてみると餌が付いたままで魚が噛み付いた後もありません。
「おかしいな〜、なんか魚かかった感じじゃないよ、これ。」そういう私に友人は「きっと何かヘンな物ひっかけたんじゃないの?」と言いましたが、引きが漂流物のものではありませんでした。
釈然としないまま、再び釣り糸を垂れましたが、5分もしないうちにまた同様の事が私や友人達にも起こりました。
何度釣り糸を垂らしても同じ事が起こり気持ち悪くなってきましたが、交通費をかけて折角来たのに1匹も釣らないで帰るのも癪だったのでせめて1匹釣るまでは頑張る事にしました。
何度めかのキャストの時、今までの倍くらいの強さの当たりがきました。
「おっしゃ〜!これは絶対に釣り上げるぞ〜!」と叫んで釣りはじめる私。
30分以上の駆け引きの末、なんとか水面近くまで上がってきた感じだったので引きが弱くなったところを半ば強引に釣り上げようとしました。
一瞬、釣り糸を引いていた物がみえましたが、見えた瞬間釣竿が折れてしまい海の中へと沈んで行ってしまいました。

私達はすぐに釣りを止めて帰路につきました。「もうここには絶対に釣りにこない。」と思いながら・・・。
私達が見た釣り糸を引いていた物というのは無数の子供の腕でしたから。

考えてみると私達が釣りをしていた場所は日本海沖地震の時に磯辺で遊んでいた遠足で男鹿に来た小学生32人が津波にのまれて全員溺死した場所のすぐ近くでしたので、もしかしたらその小学生が出てきたのかもしれませんね。



○付いてきた人○

これは私が東京に住んでいた頃の話です。
その日、吉祥寺に遊びにいった私はいつも行っているはるばる屋に行きお香を買って渋谷に向かいました。
吉祥寺の駅から井の頭線にのって渋谷い向かう途中で電車が急ブレーキを踏みました。
どうやら飛び込み自殺だったようです。
井の頭線は飛び込む人が多いので、私はいつも井の頭線に乗る時は一番後ろの車両に乗るようにしていました。そのおかげでこの時も直接は現場を見ずに済みました。
何故一番後ろの車両に必ず乗るのかと言うと、昔、初めて井の頭線に乗った時に一番前の車両で前の線路を見ていたら駅のホームに入った所で飛び込んだ人と目が合ってしまい怖かったからです。
車両清掃や現場処理の為しばらく停車していたんですが、何気なく外を見たらブラウンのコートを着た25歳くらいの女性が線路脇に立ってぼーっと電車を見ていました。「何してんのかな〜?」と思ってその女性を見ていたら私の方を見てお互いに目が合ってしまいました。そうしたらその女性は軽く微笑んで線路から離れて行きました。
私もあの女性は事故を見物に来た人だと思いましたし、渋谷で友達と待ち合わせをしていたのでその事を考えている内にその女性の事は忘れてしまいました。

その後、センター街のカラオケ屋にみんなで行ったんですが歌っている時にカラオケボックスの廊下に誰かが立っているんです。見えたのはブラウンのコートだけだったんですが、私達のボックスの前の廊下にずっと立っているんです、で、たっぷり歌って場所を変える為に部屋を出たら誰もいなかったんです。
その次に居酒屋に行って奥の方にあるボックス席にみんなで陣取り騒いでいたら、トイレに行った友達が帰って来た時に「なんか、トイレの所からこっちを見てる女の子いるんだけど。」って言うんです。
「それだったらここに呼んでみんなで騒ごうや。」と誰かが言いその娘を呼びに行ったんですけど、帰って来るなり「誰もいなかったぞ。」と最初にその娘の話を出した友達に言いました。
「おっかしーなー、茶色いコート来てる女の子だよ。確かにいたんだけどなぁ・・・。」と友達は言うんですが、みんなでそこに行っても誰もいませんでした。
きっと自分の席に戻ったに違いないという結論にいきつきその後1時間くらい居酒屋で飲んでみんなと別れました。

電車に乗って自分の部屋に戻り、パソコン通信でもしようかと思ってコンピュータを立ち上げてホストに接続しようとするんですけど、モデムの調子が悪いらしく何度かけても上手く接続してくれません。
「おっかしーなぁ(--;;まぁ、繋がんないもんはしょうがないから風呂でも入るかな〜。」と考え湯船にお湯をためようと玄関の方に行ったら、玄関口に女の人が立っているじゃないですか。
自分が部屋に入った時に鍵をかけたハズなのに・・・・。その女性は部屋の中に入りたそうにしていましたが、結局中には入れずに玄関口に戻っていくという事を何度も繰り返していました。
良く見るとその女性は日中に線路脇で見た女性でした。『あぁ、これはきっとあの時に電車に飛び込んだ人で、あの時自分と目が合ったから付いてきちゃったんだろうなぁ。』と思った私は彼女に「何で付いてきちゃったの?」と話しかけました。
すると彼女は「寂しかったから、誰も私を見てくれなくて、死んじゃえばそんな事も全部なくなると思ったのに・・・・お願い、寂しいのはもう嫌なんです、中に入れて下さい。」と答えたじゃないですか、冗談じゃありません!彼女には私の部屋は御札で守られているからどこからも入る事は出来ないという事を諭して、お引き取り願いました。

いや〜、それにしても今にして思えば聞き分けのいい人(霊?)で助かりました(^^;
これが聞き分け悪くて部屋の前に居座わった上に、私はともかく遊びに来た友達に付いていっちゃったりしたら大変ですからねぇ。
自殺した人の霊は憑いた人も道連れにしちゃうって聞きますからね〜(;_;)
皆さんも事故現場や自殺の現場を野次馬で見に行くのは止めておいた方がいいと思いますよ。



○中学の合宿所○

これは私の通った中学校の合宿所での話です。

中学生の頃、私が入っていた部では夏休み中に1週間の合宿を学校の敷地内にある合宿所で行っていました。
この合宿所というのがヘンでして、外から見ると男子棟と女子棟が2F建てになっていて、間に食堂と風呂があるという作りでしたが、中に入ってみると男子棟も女子棟も1Fしかないんです。
1年生の時に3年の先輩に聞いたら、先輩が1年生の時に女子棟の2Fで3年の女子生徒が自分の手首を切り落として自殺したそうです。
その時は先輩が自分を怖がらせる為に嘘を話したんだろうと考えていたんですが・・・・。

それが起きたのは私が中学2年の時でした。
いつもだとお盆の時期は学校を閉鎖して誰も入れなくするんですけど、この年の合宿は他の部の合宿等もあり、上手く日程の調整がつかずお盆の時期になってしまいました。
さてさて夏場の合宿の定番といえば怪談ですよね、寝苦しい夏の夜でしたので私を含めた6人の男子部員が男子棟の入り口側に集まって怪談をしていました。
全員が怪談を2回程した時に何気なく男子棟の入り口脇のガラスの窓から合宿所の玄関を見たら女子生徒が玄関の外に立って中を覗いていました。
『ん〜?何か用なのかなぁ?』そう思って隣の友達に「玄関の所に誰かいるねぇ。」と話すとその友達は「え?誰もいないよ。」と答えるじゃないですか。『嘘だぁ、ちゃんといるじゃん。』と思いもう一度玄関の方を見ると誰もいないんです。見間違いなのかなぁ・・・なんか釈然としないままその日は寝てしまいました。

翌日の夜、前夜の事があったので私は入り口脇の窓の所で寝ました。と、何となく人の気配を感じて玄関を見たら昨夜の女子生徒が外に立っていました。
やっぱり見間違えじゃないよなぁ・・・そう思い何の用なのか尋ねようと思って布団から出て、窓から玄関を見たらその女子生徒が玄関の中に入っているじゃないですか。
その時、『ちょっと待て!夜は先生が玄関に鍵をかけていたから中に入れる訳が無いぞ。それに先生が鍵をかけ忘れたとしても、古い引き戸の玄関だから開けると必ずガラガラと音がするハズなのに全然音がしなかった・・・。つまり今玄関に立っている女子生徒は生きてる人じゃないって事だよなぁ・・・・』とそう考えた私は出て行くのを止めて様子を見てみる事にしました。
すると、その女子生徒は廊下を女子棟に向かって歩いて行き、女子棟の中に入って行きました。
私は確認の為、女子棟に行きました。中ではまだ起きている女の子がいたので「なぁ、今誰か入ってこなかった?」と尋ねてみましたが答えは「NO」でした。
「ねぇ、何でそんな事聞くの?」と言う問いには適当に答えつつも自分の目でどこに行くのか確認したいなぁと思った私は「明日さぁ、こっちに遊びに来てイイ?」と言ってました。

翌日の夜、夜練が終わった後で先生が自分の部屋に引っ込んだのを確認してから私と友達2人で女子棟へ遊びに行きました。
最初は馬鹿な話や世間話をしていましたが、やはり夏場という事もありみんなでの怪談へと話はうつっていきました。
何人か話終えた後、私の番になり何を話そうか悩んだ末に昨日、一昨日の話をする事にしました。
私が話し終えるとみんなが「怖がらせようと思って〜、もぉ。」と誰も本気にしてくれませんでしたが、その時に入り口のドアを開けずに昨夜の女子生徒が中に入ってきました。
突然な事でしたので私は目を離す事ができずに固まってしまいました。
その女子生徒は私達の存在など気付かない様子で何人かをすり抜けて部屋の窓側まで行くと天井を見上げて消えていきました。
女子生徒が消えた後で今見た事をみんなに話してみたら、その女子生徒が歩いた時に身体が重なった友達はその瞬間鳥肌が立つ程の寒気を感じたと話していました。

翌日、顧問の先生に事の次第を話したところ、男子棟、女子棟共に窓側に2Fに登る階段があったそうです。しかし、女子棟で自殺者が出てからというもの2Fで寝ると色々な事が起こってしまい、2Fは使えないように階段を取り外してしまったという事でした。
当然、私達が夜の女子棟に行った事もばれてしまいその日の練習はいつもにも増して厳しいものになってしまいました(^^;

その合宿所も今では既に取り壊されてしまっていますが、あの女子生徒は今でもあの場所にいるのでしょうか・・・・。



○町立病院跡地の出来事○(長文になってしまいました注意)

私の地元にある公営住宅の真ん中に町立病院の病棟の一部がそのまま残っています。元々この公営住宅は町立病院の跡地に建てられたもので、別の場所に新しい町立病院が建てられた為、古い病院は取り壊されたそうです。
私が生まれた時にはすでに公営住宅が建てられて5〜6年はたっていたのですが、小学生になって遊びの行動範囲が広がった時にこの公営住宅地に初めて来て、何で住宅地の真ん中にこんなボロボロな建物が残っているんだろう?と私は疑問に思いました。一緒に遊んでいた友達たちも同じ疑問を持ったらしく、中に入ってみようか?と誰ともなく言いだし、中に入ろうと入り口に向かいました。しかし、入り口は木材でしっかりと打ち付けられていて小学生になったばかりの私達では窓にも手が届かず、この時は諦めて帰りました。

その後、小学4年生になった年にそういえば町立病院の跡地の建物に入ろうとしたよね〜という話が仲間内で話している時に出て、今だったら中に入れるんじゃないか?入ってみようよ。という話になりました。その頃にはこの建物に関する色々な話(怪談ばかりでしたが、そのほとんどはガセネタだと思ってました)も耳に入ってきていて、友達の何人かは怖がってしまい一緒にはいかないと言いだしました。仕方が無いので私を含めた4人でその建物の中に入ってみる事にして、建物まで行きました。時刻は夕方近くで周りの住宅では子供が遊びまわっていたので、「怖い」という感情は出てきませんでした。最初に建物の周りをぐるりと回り中に入れそうな窓ガラスの割れた窓から中に入りました。中は埃とカビの臭いの他に薬品の臭いがしていました。私達が入った場所は廊下で反対側には入院患者用の病室と思われる部屋が並んでいました。床板は木でところどころ腐っているようだったので注意して建物内の探索をしました。壊れたベッド、薬品棚、すっかり色褪せたカーテン等々、特に変わったものも無く最初に抱いていた期待感は失望感へとかわっていました。

「何だよ、何も無いな。面白くね〜。」友達の一人が言いました。
「そうだな、それじゃ2Fに行ってみよう。」別の友達が言います。

その言葉に促されるように2Fへと上がって行き、私達は再び探索を始めました。2Fを半分程探索した時でしょうか、1Fを誰かが歩く足音が聞こえました。
『やべ〜、俺達が中に入るのを誰か見てて怒りに中に入ってきたんじゃないかなぁ?』そんな考えが私達の頭をよぎり、「やばいな〜、今日はもう止める事にしよ。」と私が言うと他の3人も「そうだな。」「止めよう。」と同意したので4人で1Fに降りていきました。しかし、1Fに降りてみると誰もいないし足音も消えてしまっていました。病室の方にいるのかなと思い私達が入ってきた窓に向かって1つ1つ病室の中を確認してみましたが誰もいませんでした。

友達「2Fにいた時には、足音が確かにしたよな?」
私「うん、確かに足音がしてた!」
他の2人も同意するように肯いてます。
友達「それだったら、なんで誰もいないんだよ?」
友達「知らないよ、俺に聞くなって!」
私「どうする?もう止めて帰るか?」
友達「確かに怖いけど、中全部探検してから帰ろうよ。」
友達「そうだな、せっかく中に入ったんだしな。」

といったやりとりの後、私達は再び2Fに上がり病室の探索をはじめました。すると暫くしてまた1Fを歩く足音が聞こえてきました。私達は足音が2Fまで来るのかどうか確かめる為にその場で4人固まってました。足音は1Fの入り口の方から奥の方へと移動していきます。私達は足音を追いかけるように2Fの廊下を歩いていきます。足音は階段を過ぎ、1Fの私達がまだ調べていない方へ向い、2Fの廊下の突き当たりの所で下の部屋の扉を開く音がしました。

友達「なんだ、やっぱり誰か別の人が入ってきたんだって。」
私「そうだな、話した友達の誰かが来て探していのかもね。」

私達は1Fに下りて廊下の突き当たりの部屋に向かいました。突き当たりの部屋は・・・・手術室・・・・でした。中に入った私達は部屋の中が真っ暗だった為、ドアを友達に押さえさせて開け放しにしておき、ドアから入る光で中を調べましたが誰もいませんでした。中は手術台と空の点滴のビンや器具が乱雑に散らばっていました。良く見ると床には黒い染みが所々にあります。

友達「誰もいないな。」
私「うん、誰もいない・・・・」
友達「でも、あの足音ここに入ったよな。」
私「うん、入った・・・・」
友達「何で誰もいないんだよ!」
私「俺に聞いたってわかる訳無いだろ!」
友達「もういい!俺帰るっ!」

そう言って友達の一人が入って来た窓に向かって走りだしました。突然だったので私と友達、そしてドアを押さえていた友達の3人は手術室から走り去る友達を唖然と見てました。と、階段の辺りにさしかかった所で、その友達の身体は半透明になったかと思うと消えてしまったんです。当然の如く私達はパニクりました。

友達「き、き、消えちゃったよ!」
私「・・・・・・」
友達「どうすんだよ!どこにいっちゃったんだよぉ!」
私「・・・・・・」
友達「怖いよ、帰ろうよ!」
友達「俺もうここにいるのやだよ、早く出ようよ!」
私「俺だって帰りたいよ!でもあいつがどっかに消えちゃったの放って帰れないだろ!」
友達「だって、俺達も消えちゃうかもしれないんだよ!」
私「でも、消えないかもしれないじゃんかよ!取りあえず少し探して見てみつからなかったら親に話してみようよ。」

友達と3人で友達の消えた辺りまで進むと笑い声が聞こえました。耳を澄ましてよく聞くとどうやら地下から聞こえてきているので3人で地下に降りていきました。地下へ続く道は階段ではなくスロープになっていて、突き当たりにはドアが一つだけでした。そのドアの中から力の無い笑い声が聞こえてきていました。思い切ってドアを開けて中を見ると、消えた友達が広い部屋の真ん中で座りこんで笑っているんです。私達は友達にかけよって声をかけようと友達の顔を見ると、友達は口から涎をたらして目は焦点が定まっていず見た目にも正常ではありませんでした。しかし、友達をこのままここに残しておく訳にはいかず、私達は友達を引きずって建物から外に出ました。

その後、その友達を友達の家まで連れて行ったんですが、翌日その友達は精神病棟に入ってしまいました。
いったい彼はあの時、何を見て何を感じたんでしょうか・・・・。

昨年、地元の友達の家に遊びに行ったんですが、その時に「町立病院跡地にある建物ってまだあんの?」と尋ねたら
「うん。まだあるよ。行ってみる?」との返事が帰ってきたので、みんなで見に行ってきました。
相変わらずその住宅には人が住んでいたんですが、問題の建物の周りの住宅は全て無人になっていました。そしてその建物の周りは妙に薄寒く感じ、入り口や窓には色々な御札がはられていました。
もし、この話を読んで場所の心当たりがついた方は絶対にその場所へは行かない事をお薦めします。



○私を迎えに来たおじさん○

これは私が小学校に入る前の話です。当時、私の家の近所に祖父の親友のおじさんが住んでいて自宅で飼っている鶏の卵を持ってよく家に遊びにきていました。
そのおじさんは奥さんと2人暮らしで子供がいなかった為、家に遊びに来ては姉や私を可愛がってくれました。
姉はあまりそのおじさんを好きでは無かったそうなのですが、私はそのおじさんが大好きで家に遊びにくると近くに行って一緒に遊んで貰っていました。

ある時、2日に1回は家に来ていたおぢさんが1週間も家に来ませんでした。
私は祖父や両親に「ねぇ、何でおじさん遊びに来ないの?ねぇ、なんで?」と何度も尋ねましたが祖父も両親も曖昧に答えるだけで教えてくれませんでした。
そんなある日、TVで「スター千一夜(古いですね(^^;;;)」を見終わった私は寝る為に2Fにある自分の部屋へと行きベットに入って電気スタンドを点けてマンガを読んでいました。
すると、家の前を救急車やパトカーがサイレンを鳴らして走って行くじゃありませんか。何だろうと思い1Fに下りて行こうとベットから出ようとしたんですが身体が動きませんでした。
「え?何で身体が動かないの?」とアセっていると脇で点いていたスタンドがパチパチと明滅した後で消えてしまいました。
「こんな時に停電?(; ;)」さらにアセってしまいわたわたしていると階段の下の方がぽうっと明るくなったんできっと両親が蝋燭を持って様子を見に来たんだろうと思いちょっと安心しました。
(注:この頃は8月でとても暑い日でしたので部屋のドアは開け放しにしていました)
しかし、その明りが妙なんです。蝋燭にしては明りがゆらゆらと揺らめいていないし、懐中電灯にしてはぼうっとした明りなんです。
「何かおかしいぞ!この明りは見ない方がいいぞ!」と心の中で自分が言っているんですけど、目が吸い付くように明りから離れませんでした。
そうこうしている内にその明りは1Fから踊り場まで階段を登って来て、2Fの私の部屋の前に近づいてきました。
その時、明りの中に家に遊びに来ていたおじさんが見えました。おじさんは階段を滑るように上がって来て私の方を向いたんです。
私の方を向いたおぢさんはとても寂しそうな顔で私を見ていましたが、おじさんの喉元には包丁が刺さっていてその下は血でどす黒くなっていました。
「ひっ!」声を上げて叫びたいのに声が出ない・・・顔を背けたいのに目が離れない・・・ただ私の方を見ているおじさんから目が離せずに固まっている私の方におじさんはゆっくりと近付いてきました。
私の目の前に来たおじさんは私に「おじさん、独りで寂しいんだよ。おじさんと一緒に行かないか・・・」と話し掛けてきて両手で私の頬を包むように触ったんです。
ぞくっとする程に冷たい手、そんな感触を頬に感じた瞬間、私の意識は無くなってしまいました。

私が目を覚ました時は病室で目の前には父親が青い顔をして私の顔を覗き込んでいました。
何か嫌な感じがして2Fにいる姉と私の様子を見にきたら、ベットの上に私が真っ白な顔をして倒れていたそうです。
呼吸もかなり浅かったらしくヤバイと思った父親は車に私を乗せて救急病院に連れて行ったと聞きました。
幸いな事に発見も早く助かった訳ですが、もしあの時に父親が2Fに来なかったらと考えると恐いです。

これは後日、祖父に教えて貰ったんですけど、そのおじさんの奥さんが他の男性と逃げてしまいおじさんはかなり自暴自棄になっていたそうです。
そして、あのパトカーと救急車が家の前を走って行ったのはそのおじさんが包丁を喉に刺して自殺した現場へ向かっていたからだと教えてくれました。

これは私の初めての体験談でした。
この後、多々不思議な体験をするようになってしまいましたが、その話はまた別の話としてここに書き込んで行きたいと思います。



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