鎌崩の頭から一度鞍部に降りるんだが、この降りがえらい急。これをまた帰りに登り返すのか。
とほほ。急降下した後は軽やかな踏み後が続き、今日のコースの中で唯一楽に歩ける道になる。
やがて笹薮に突入、ちょっと登れば広々とした鹿の平だ。
なるほど、ここならテントはいくらでも張れる。
鹿の平のどんづまりで道がなくなる。不動岳が霧で見えないのでちょっと不安だが、
とりあえず尾根沿いに行けばいいはずだ、と薮の中に突進。しばらく進んで枝上に赤テープを発見、
無事踏み後に辿り付いた。尾根沿いにうねうね進めば突如ガスが晴れ、
不動岳の堂々たる立ち姿が確認できた。よっしゃーもうすぐや。
熊笹の中の最後の登りにかかる。それほど急な登りでもないが、
もう体力があまり残ってない。12時30分、ついにピークに到達。バンザーイ!
と叫ぶ元気もなく、そのまま寝転がってしまう。晴れてれば展望がいいんだそうだが、
残念ながらほとんど何も見えない。
12時55分、来た道を引き返して下山にかかる。順調に鹿の平を過ぎ鞍部に降り、
鎌崩の頭への急登を見上げていると、人はどこから来てどこへ行くのだろう、
などと形而上学的な疑問が頭に湧いてくる。理屈はさておき、これが今日最後の登り。
13時5分、鎌崩の頭に到着。ここからは既に2往復目の道なのだが、
それでも2度ほど迷いかけ、15時45分登山口に戻る。既に足は萎えきって、
以降の7キロの林道歩きは拷問のようであった。
家に帰って、女房の奴が僕の着ていたTシャツを洗濯しようとして、
背中にかなりの血の跡を発見。スボンにも血が付いていた。
背中をチェックしてもらうと案の定、ヤマヒルに噛まれた跡が。
休憩で腰を下ろした時に這い登って来たらしい。
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