朝5時に浜松を出て、7時半に富士宮口新五号目登山口に到着。
既に標高は2,400mもあり、
ここまで車で登ってしまうとなんか富士山に失礼な気分にもなるけど、
ま、今日は高地トレーニングと言う事で許してもらおう。
真っ直ぐ頂上に登り、ピストンで降りる予定で、7時45分、
ぼちぼち登り始める。
なにしろ高山なので、薄い空気に慣れるよう、いつも以上にゆっくりゆっくり登る事にする。
足元はじゃりじゃりの火山岩で、一定の勾配の登山道が続く。
天気は曇りで、太陽光線が遮られ、気温も高くなく、
先週とはうって変わって極めて快適。
予想したほど登山客も多くは無く、順調に新六号目、
六号目の小屋を通過、9時4分には新七号目の御来光山荘に着く。
さらに小一時間ほどで次の小屋に着くんだが、
当然八号目小屋だと思うとこれが元祖七号目という小屋。
へほへほ。この後、本家七号目小屋とか、帰って来た七号目小屋とか
次々出てくるんやないやろな。
延々同じような登山道を登って10時42分、無事に八号目小屋に到着。
目の下には雲海が広がる。頂上も割と近くに見えて、
なんと言う事も無く登れるような気がこのあたりではしたんだけど。
女房の奴が少しバテ始め、さらにピッチを落とす。
11時33分に九号目小屋、さらに12時23分に九号目半の小屋に着くが、
なかなか辛そうだ。そこまで元気一杯だった私は、
僕は一足先に行ってお鉢を回って来るから、
君はぼちぼち剣が峰まで登って、そこで落ち合おう、
と自信たっぷりに宣言し、荷物を背負って勢い良く立ち上がったその瞬間、
強烈な立ち眩みがガーン!と襲って来た。しもた、高山病や、と気付いた時にはもう遅かった。
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巨大火口
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最高点
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そこから先はもうへろへろで、先に行ってお鉢を回るどころか、
女房にまで遅れを取る始末。兎に角ちょっと歩くとクラクラと立ち眩みするので、
能楽師のようなスピードでじりじり進まねばならない。
ようやく13時25分頂上富士館にたどりつく。
随分休憩するも立ち眩みはやまず、頭は酸素不足で強烈に痛む。
お鉢回りは当然中止し、剣が峰に向かう。
足場のザラつく急登をのろのろ登って14時14分、日本最高峰3776m地点に着く。
驚いた事にほんの数人しか人がいない。
普通、登山者は最高点にまで来るものだと思ってたのでちょっとびっくり。
観測所の床に座ると、ゆらゆら揺れているように感じる。
もちろん、実際は強固に固定された床なんだけど、とにかく酸素が足りない。
ここの気圧は646Hp。さぁ降りよう。
以下、膝を痛めないように誰よりもゆっくりゆっくり、
15時15分九号目半、15時42分九号目、16時22分八号目と降りて、
さすがに目眩は無くなったが頭痛は取れない。八号目でも穂高より高いねんもんな。
単調な登山道をひたすら下り、17時元祖七号目、17時40分新七号目、
18時55分に登山口へ無事帰還。
その後も体は酸素を欲しがって、ひたすらハーハー荒い息遣いの私でした。
さすがに大きな山でした。日帰りはキツかった。
登山者は若い人や、英語を使う外国人(殆どが白人)がやたら多く、
そういう点も他の山とは随分違いました。
やっぱり富士山は「特別な山」なんでしょうね。
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