のっけからそれなりの急登だが、積雪時にはスキー場なのだから当然だ。
リフトから外れるとたちまち道が二手に分かれ、左側にモンタンベール、
メール・ドゥ・グラスへの表示が出ているので我々もそれに従うが、
後で分かったんだがこれはどっちの道を行ってもいい。
左側の道はSortie Vallee Bland経由、右の坂道はCaillet経由でモンタンベールに向かう。
左の道は林道のように広いが、車の轍は無く、埃っぽくも無く、ずっと森の木陰の中で極めて歩きやすい。
程なく登山電車とクロスするが、ちょうどアプト式の電車がゆっくりゆっくり下って来るのに出くわした。
さらに結構な勾配のつづらを登って高度を稼ぐ。やがてCaillet方面への分岐に出る。
Caillet方面の登山道は狭くてワイルドなので、こちらを取る事にする。10時20分、
Cailletと言う小さな山小屋に到着、休憩。静かな山の風情を楽しむ。
Cailletを出てすぐ、他の登山者に抜かれる。皆登山電車を使うので、登山道には人が少なくて快適だ。
やがて再度線路を横切り、小一時間登りと格闘すればSortie Vallee Blandからの道と再合流、
11時20分に行楽客が行き交うモンタンベールの終着駅に着いた。
ここからメール氷河(Mer de Glace)はすぐ近くだが、トレッカーの習性でまず目の上に見えてる
ピークに向かう。駅でちょうど森林限界を超えたもので、直射日光が暑く、
しかし氷河から来る風は冷たいという、なんだか良く分からない空気の中をひたすら登る。
目の下に見える氷河、その周りの山々の美しさと言ったら。たまりまへんな。
登山道はピークを掠めて、昨日のロープウェイの中間駅に続くのだが、ずっと雪渓が続いているようで、
運動靴の我々にはちょっと不安。すれ違うフランス人にも「その靴で大丈夫か?」とか言われる始末で、
途中から雪渓を引き返し、ピークで休憩。時刻は12時30分。
山々を見ながらゆっくり昼食休憩、13時20分には駅に向けて下山開始。
途中で話し好きのおばちゃんに捕まり、たっぷり世間話をして14時に駅に戻る。
ここから氷河に降りるのだが、一番奥の降り口に行くとすごい梯子がかかっていて、
女房の奴が怖がって降りられない。やむを得ず引き返し、今度はロープウェイ直下に向かう。
ここは有料だが、氷河内にトンネルが掘られていて、中に入ると氷の彫刻があったりする。
たっぷり涼んで駅に戻り、もう終った気分でビールを口にする。
そうこうするうち少し雲行きが怪しくなり、パラパラ来たので16時40分、
合羽の上だけ着込んで下山にかかる。
コースはCailletから真っ直ぐ下山する予定。直に雨は止み、快適に降りる。17時25分にCaillet,
さらにかなりの急坂を黙々と下り、電車道を横切ると今朝の分岐に出た。
18時30分に登山口に帰還。ピーク近くであった話好きのおばちゃんとその連れ合いにまた会い、
再び果てしなく世間話。フランス人だと思って出来るだけフランス語を使ってたらオランダ人だった。
Oh, la la!
モンタンベールの駅からさらに登ったので、恐らく標高は2000m以上、
登山口からの標高差は1000m程のお手ごろハイクでしたが、とにかく景色が素晴らしい!
さすがにアルプスです。登山電車のおかげで登山道は閑散としていて、この自然を二人占め出来ました。
いつかモンブランにも行けたらいいなー。
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