朝起きるとどうもお腹の調子が良くない。僕は何の因果か胃腸が強く、
89年にネパールで下痢して以来お腹をこわした事などないので、まぁそのうち治るだろうと出発。
ところが終日、腹痛に悩まされる事になった。
朝5時過ぎに横浜を出発。第三京浜、環八、外環、東北、日光宇都宮道路と乗り継ぐのだが、
環八の渋滞が響いて9時30分にようやく男体山登山口の二荒山神社についた。
随分手前から見えていた男体山の堂々たる山容にまず大感激。天気は快晴。
神社に登山料を払うがこれが一人千円。坊主丸儲け、いや神主丸儲けやな、などと呟きつつ、
9時40分、登りにかかる。お腹は痛いが、我慢我慢。
神社奥の階段を登りきると、一合目の石碑。以降、二合目は見逃したが、
頂上まで合数の表示があるので励みになる。熊笹の中の登山道、
つづらをあまり切らず直登するかなりの急坂を、腹痛をこらえながら登る。
風があって適度に涼しい。三合目で林道に合流、一息つける。相変わらずお腹は痛いが、雉心は沸いて来ない。
アスファルト道路を暫らく歩いて10時50分、四合目に到着。
腹痛を堪えながら五合目、六合目とこなすと、いつしか熊笹は消え、
火山らしい岩のごろごろした登山道となる。途中から中禅寺湖も見下ろせるが、
既に随分登ってきているもんだ。
六合目から七合目が迂回路となっていて距離が遠くなる。
このあたりで急激に体力を消耗し、出張疲れは無いと思うのだが、腹痛のせいかやたら足が思い。
でも女房の奴は、この位のスピードで丁度いいと言ってるので、甘えさせて貰う。
12時丁度、七合目到着。やたらトンボが飛んでいる。
僕はほぼ全エネルギーを使い果たしていたのだが、もうあと四割登ればいいだけなので、
気力だけで先に進む。がここからは本当に辛かった。八合目を過ぎると少し坂が緩やかになり、
足場は火山らしくざらざらになり、ゆっくり進んで13時35分、やっとの事で頂上へ。
いつしか雲が出てきて、あまり展望は望めなかった。しかしトンボの数がすごい。
既に胴体が真っ赤になった何百匹と言うトンボが頂上で涼んでいる。
腹痛のせいで僕は食欲は無く、卵スープと蜜柑だけ辛うじて口に入れた。
しばらく寝転がってうとうとして、体力回復。14時25分、来た道を誰よりもゆっくりゆっくり戻る。
今だ腹痛は断続的に襲ってくるが、降りなのでまだしも楽だ。
後は順調に15時35分七合目、16時40分四合目、17時35分登山口。
完全に体力の限界だった。女房の奴は温泉に入ったが、僕はその体力すらなく、車の中で横になってました。
体調は最悪だったけど登れて良かった。この山、麓から見上げると本当に堂々としていいですね。
男体山と言う名前は良く分かりませんが。女体山なんて山がもしあったら登ってみたくないか?