たっぷり休憩中、北側から登って来る登山者を観察していると、多くの人が手にアイゼン
をぶら下げている。11時30分に休憩を終え、北側に回るとその訳が分かった。
深くは無いがそこそこの雪、しかもかなりの急坂を下るのだ。我々も勿論アイゼンを履いて、
張られたザイルを頼りにおそるおそるクライム・ダウンで降りる。
降りきれば蓼科山荘で、ここから先、大河原峠に向かう道には全く人影が無くなった。
いかにも北八つらしい、縞枯れの木々の中の緩やかな登山道をわしわしと雪を踏みながら、
のんびり歩を進める。のんびりしすぎて大河原ヒュッテに着いたのは13時25分。
ちょっと遅いけど、慌てる必要も無いし。
ここからは双子山へ、我々の他に歩いているのは一人だけ、
蓼科山の混雑からすると別天地だ。緩やかなピークを越えて下ったところに美しい双子池がある。
併走していた登山者はここにテン泊するとの事。テン場は池のほとりという素晴らしいロケーションで、
ちょっと羨ましい。我々はさらに雪道を進み、北八つの落ち着いた森の中、
亀甲池を巡って天祥寺原に出、17時25分頃竜源橋に出た。お疲れ様でした。
山から降りた我々は蓼科の小津安二郎記念館に立ち寄った後、入浴、食事を済ませ、
中央道の八ヶ岳PAで車中泊。翌朝は早朝から茅ヶ岳の登山口に向かうのであった。(つづく!)
《 前の山〉
〈表紙へ〉