車で朝5時過ぎに横浜を出たのだが、松井田インターから裏妙義に向かう道を間違えた。
正解はインターの出口を右折し、国道18号に出て、国民宿舎裏妙義への看板を見つけて左折する。
そこさえ間違えなければ、無事に国民宿舎に着ける。宿舎の人に聞くと、
タダで駐車させて貰えるとの事、なんとありがたい。8時9分前、予報に反して曇り空、
というより僅かにパラパラ来ている、霧も出ている中、まず丁須の頭に向けて出発。
檜林の中を、濡れた落ち葉を踏みしめながらうにうに登る。
静かな登山道を30分くらい登ってふと気付くと、
ヤマヒルがひざの上を懸命に登って来ている。おぉ〜クライマ〜やね〜。
10分後再び靴をチェックすると、やはり靴紐の部分で悪戦苦闘しているのがもう一匹。
女房の靴をチェックするとそこでもまた一匹。木戸で休憩した際にもさらに靴に一匹。
おろしたザックにも一匹這い上がってきていた。やれやれ、
今日はヤマヒルにかなり献血する事になりそうだ。
木戸を過ぎるといよいよ登りもきつくなり、噂の鎖もぼちぼち出始め、
女房の奴がつらそうだ。実は僕もつらかったのだが。ようやっとコルに出、
くるりと丁須の頭に回り込み、足場の悪い鎖のトラバースを通過し、わしわし上ると丁須岩が見えた。
10時15分。休憩!天気が悪いので展望は殆どなく、ラーメンを炊く余裕も無いので、
パンだのバナナだのリンゴだのを齧って空腹を満たす。休憩後、丁須岩にもトライしたが、
2m登ったら腕が萎えたので怖くなって止めた。
11時、丁須を後に三方境に向かう。少し西進すると、
いきなり20m下降の鎖場に出くわした。僕が最初に恐々降りるが、
下を見ると結構遠くて、女房の奴が降りられるか心配になる。
半分ほど降りたところで足場があったので、鎖に捕まったまま、女房に降りてくるように促す。
僕が途中に張り付いているほうが、彼女の恐怖感が和らぐだろうし、僕もいろいろアドバイス出来るからだ。
思いのほか、女房の奴もちゃんと降りてきたので、その後も無事に降りきる。
困難な鎖場はこの後も次々と続く。垂直の降りの次は水平のトラバースで、
足場のあまりない横ばいや、写真で観た事或るステンレスの横断路なんぞを続々とこなしていかなければならず、
実に楽しい。女房の奴も嬉々として付いてくる。正直、今までの山行の中で一番楽しめた。が、残念ながら曇っているので、
奇岩が連なると言う全貌は全く見られなかった。
13時20分に三方境に到着、ゆっくり休憩、楽しい岩場もこれで終わり。
余裕のある人は谷急山に行くのだろうが、もう満腹、と言うよりくたびれた。
後はごく普通の登山道を国民宿舎まで帰る。14時55分に無事帰還。
結局ヤマヒルに齧られる事もなかった。
表妙義よりは楽と聞いていた裏妙義ですが、これまでの我々の山行のなかでは一番グレードが高かった。
表は一体どんなところなんでしょうかね?行きたいような、怖いような。