静岡市から県道29号を安部川ぞいに車を走らせて、
新田という集落で大谷崩れへの分岐を左折、
さらに山伏への支線に左折、しばらくオフロードを走れば駐車場に着く。
さすが人気の山だけあって8台ほどの車が既に停まっている。
8時40分に出発、林道を僅か歩けば山伏登山口。さぁ登るべぇ。
天気は晴れだが、春霞でぼんやりとした明るさ。
暫くはモノラックと併走するゆるやかな登山道で、沢を渡ったり、
わさび田の横を巻いたりしてじわじわ高度をかせぐ。
9時20に大石という名の大岩にたどり着く。
ここを過ぎれば徐々に登りもきつくなり、
溶けた雪が凍りついて滑るのでアイゼンを装着。
しばらく行くと雪が無くなるのでまたアイゼンを脱ぐ。
10時25分、よもぎ峠に到着、ベンチがあるので休憩。
前に見える堂々たるピークが目指す山伏らしいが、結構遠くて高い。
ここからは雪が深そうなので再びアイゼンを装着、以後の険しい急登に挑む。
夏場は熊笹に覆われているらしい北側の、雪の急斜面をガンガン登って尾根に出る。
さらに登山道は南側に巻いて、今度は雪の溶けた南側斜面を再度尾根にグイグイ登る。
登ったところでもう一度山伏のピークが見え、
今目指している頂のさらに向こうが目的地である事を悟り、いささかげんなり。
1900m地点への登りの大変さはなかなかのものだが、つらいのはここまでで、
1900m地点を過ぎるとなだらかな雪の平原をだらだら進む事になる。
ただ、雪道には自然の落とし穴が無数にあり、へらへら歩いていると突然
片足が股までズボッともぐってしまう。積雪は1m位だろう。
やがて遠くに山伏という看板が見え、たどり着けばやはりそこがピークだった。
12時30分。4時間ほどかかってしまった。
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山頂
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南アルプス
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数人の登山者が憩う頂上では快晴で、空気もいつしか澄み、
南アルプスの展望が素晴らしい。先着していた人に「あれが聖、あれが赤石」
と教えてもらう。アンパンとクリームパンの昼食後、寒いので13時にちゃっちゃと下山にかかる。
牛首への下山道は積雪時には危険との看板あり、勿論私たちはピストンで同じ道を帰る。
ただでさえ凍って滑る下山道は怖いもーん。
僕の体調はいまいちで、ここまでなんとか元気を振り絞ってきたのだが、
きつい下りにバテバテ。こんなに登って来たんやなと我ながら感心するような凄い下り。
女房の奴に必死で付いて行き、14時20分ヨモギ峠、15時に大石、
15時30分にようやっと駐車場に帰還。
ここしばらく簡単な山にしか行ってなくて、久々に登り応えのある山だったからか、
全身バテバテのガタガタ。近来稀なほど疲れました。大無間への道はまだまだ遠い。
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