その202 幹事、引き受けます



 間借りコラムの間借り人の一人が、間もなく還暦を迎えられる。私の中の60歳って、先に還暦ライブをやったジュリーこと沢田研二や、間もなく東京ドームでロックン・ロールする矢沢永吉が思い浮かぶ。間借り人さんは‥‥ ふつうのおじちゃんである。

 そのおじちゃんと知り合って、おそらく15年以上はたっていると思う。20年に届くか、届かないか、そんな感じ。おじちゃんは、私がまだスーツ姿で膝上のスカートを履き、ヒールの靴をコツコツ鳴らして走り回っていた頃からの知り合い。ツンツンいちばん生意気だった頃から今日に至るまで、よくぞご縁が続いていると感心する。これすべて、おじちゃんの寛容性の賜物である。

 この度、おじちゃんの還暦祝いの発起人を申し出た。間借り人一同と大家さんにお声かけしたところ、全員一致で「参加」である。遠くは韓国・釜山から日帰りで還暦祝いに訪れる(可能性高し)というではないか。すごいなぁ‥‥。偉いぞ、儒教の根付いた国の若者は!

 おじちゃんは、話したがりである。おじちゃんは、会社員で「定年過ぎたら契約社員になって、会社にあと一年ご奉公する」と言っていた。
おじちゃんは、餃子バカである。おじちゃんは、柳川ふるさと塾の下足番をしている。おじちゃんは、人のお世話を一所懸命やる人で、複写ハガキを書いている。おじちゃんは、百姓だ。
 といった特徴を最大限に発揮できる、おじちゃんのワンマンショーのような還暦祝いの晴れ舞台を仕掛けることができたらなと考え始めた次第。

 催し事は参加者になるより、世話役のほうが面白い。人様のお慶びの席を盛り上げる裏方〜仕掛人、これって私向きの役回り。参加者一同にも大いに盛り上がっていただき、おじちゃんをスター☆に仕立てあげたい。
 今のところ、10月か11月の土曜日が有力候補、これから皆さんの日程調整を始めよう。

 


のどか/Nodoka(ペンネーム)

福岡県八女市生まれ、福岡市在住。

小学生の頃より作文を得意とし、中学〜高校ではラブレターの代筆を頼まれることが多かった。好きが高じて「もの書き」となる。「人生は宝さがしだ」をテーマに、enjoyしている。豆・豆料理研究家1年生。

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*「のどかの間借りコラム」は、毎週火曜日を目標に更新中。

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