その209 ひよ子


 

 秋。百貨店の店頭に「博多 ひよ子 栗」を見つけた。季節限定、福岡限定のお菓子だそうな。「ひよ子」を東京のお菓子と思っている人もいるようだが、「ひよ子」は福岡県飯塚市に大正元年に誕生した福岡銘菓である。
 ひよ子の石坂社長とは、ある会で何度かご一緒したことがある。恰幅の良い白髭混じりの紳士は、ひよ子を看板商品とする「株式会社ひよ子/ひよ子本舗吉野堂」の三代目にあたられる。

 春には確か「さくら ひよ子」が売られていたっけ。いいなぁ、ひよ子。
「お菓子は生きものであり、味は無限である」
「商品は私たちの生命であり、真心である」
「私たちの願いは、ひよ子のお菓子を通じて  おつきあいの輪を拡げ、明るい社会をつくることである」誕生以来、一貫して変わらず受け継がれてきた精神だそう。

 深い意味は、また後日。いずれにせよ「ひよ子」は、福岡の人たちにとって大切なお菓子である。「ひよ子を持って、会いに行こ」

 


のどか/Nodoka(ペンネーム)

福岡県八女市生まれ、福岡市在住。

小学生の頃より作文を得意とし、中学〜高校ではラブレターの代筆を頼まれることが多かった。好きが高じて「もの書き」となる。「人生は宝さがしだ」をテーマに、enjoyしている。豆・豆料理研究家1年生。

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