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物見ヶ岳
(ものみがだけ:山口県山口市・徳地町:745m)
 「山口山の会」の山根文人氏から教えていただいたコースです。物見ヶ岳は阿東 町篠目からのルートしか紹介されていませんが、南麓の山口市仁保の岩倉から登るルートは随所に滝が現れる野趣に富んだコースです。是非、一度歩いてみてください。但し、かなり踏み跡が薄いので「Cレベル」です。
 ※付録として、鉄塔巡視路No.56による「551m峰」(Aレベル)も紹介しています。
【グレード】仁保岩倉ルート「C」…途中、踏み跡薄い 
山口市の仁保中郷の交差点で国道376号から別れ、徳地町の野谷に向かう「柿木山口線」を北上します。仁保上郷の岩倉で、岩倉川沿いの狭い舗装道路(船路への三叉路から数百b手前の小さな橋の所)を北上します。舗装道路が終わる地点に三叉路がありますが、そのまま左の「岩倉上川」に沿った林道(右岸側)に入ります。
送電線の保守道取りつき付近に駐車可能
林道は舗装されていませんが、よく管理されており、普通車でも十分乗り入れ可能です。中国電力の送電線の保守道入口付近に駐車しましょう。(左の写真:この先はほとんど進入不可能)
ここから林道を詰め、終点からそのまま山道に入ります。すぐに沢に降り立ちますが、ここは猛烈に荒れています。沢の中を強引に少し遡及すると、左岸(行く手の右)に微かな踏み跡が見えます。これを見つければ大丈夫です。もし、これが見つけられなかったら、ここで引き返しましょう。その方が身のためです。
こんな看板があった。
踏み跡はすぐに沢を渡っています。少し迷いますが、よく見ると右岸に僅かな踏み跡が残っています。
再び左岸に渡渉し、沢から離れ、暗い植林地の中を歩いていると、突然、「景勝車巻の滝」という立派な看板に出会います。道から数十b離れた所にありますが、滝までは道らしいものはありません。
実際は、この上に釜があり、二段の滝になっていた。
ものすごいザレ場を滑り落ちるように下ると沢に降り立ちます 。
左の写真の上には、もう一つ大きな釜があり、滝は二段になっています。
再び山道に戻ると、高巻きの道が続きます。やがて沢と同じレベルになるといくつかの滝に出会います。踏み跡は、やがて本流から支流に移りますが踏み跡は薄くなります。うっそうとした植林地内を遡及しながら、突然、尾根に取り付き、稜線の鞍部に出ます。
天狗岩から岩倉集落方面。昼食の煮込みうどんを調理中。
稜線上は、測量?のため境界が刈り払われています。但し、勾配が非常にキツいので20分間みっちりシゴかれます。
やがて天狗岩下に当たり、左を巻いて岩上に出ます。この岩は、非常に展望がいいのですが、ガイドブックに紹介されていないため訪れる人が少ないようです。ボク自身、この山には5〜6年前に登りましたが、こんな展望岩があることを知らずに、展望のない山頂で「どうしてこんな展望の悪い山が物見なんだ?」と愚痴をこぼしたことを想い出します。
天狗岩から高羽ヶ岳を臨む。きりりとした姿がカッコよかった。
静かな山行を楽しみたい方にお勧めしたいコースです。

林道終点〜25分〜車巻の滝〜30分〜支流分岐〜20分〜天狗岩〜3分〜山頂 ※歩行時間約90分
付録
高圧鉄塔巡視路No.56で551m峰へ
 林道終点の少し手前のコンクリート橋の所に、右(東)がNo.55、左(西)がNo.56という高圧鉄塔の標識が立っている。増水のため物見ヶ岳に登ることができなかったので、帰り道にNo.56の巡視路を歩いてみたら、これが意外にいいコースだったので紹介する。
No.56の巡視路標識
沢沿いに立派な巡視路が続いている。
沢を15分ぐらい遡及すると、沢から離れて右の支尾根に取り付く。
つづら折りの急登が約15分続く。
NO.56の鉄塔。
目の前に素晴らしい展望が広がる。
巡視路はさらに上に続いていたので登ってみた。
更に15分頑張ると、NO.57鉄塔が見えてくる。
NO.57鉄塔広場から、NO.56〜55方面を見下ろす。

一番奥が石ヶ岳の稜線。

とにかく展望がいい。
更に巡視路が続いている。5分ほどでNO.58鉄塔

ここまで来ると北面が開けて、物見ヶ岳が姿を現す。
林道の分岐点まで戻って鉄塔を振り返る。

低く見えるが、実際に登ってみるとしごかれる。