袋帯の誕生 重くて締めにくいと言われた丸帯に代わり、これらを解消するために明治後期の頃から作られたのが袋帯です。丸帯とは異なり、表は柄、裏は無地で作られた袋帯は丸帯に比べて重量も軽く、様々な変わり結びが行なえることでも非常に扱いやすい帯となりました。
現在、主流となっている袋帯は表地(柄)と裏地(無地)を別々に織り、生地の両脇を縫い合わせているものが多くあります。しかし、当初は表地(柄)と裏地(無地)となる両面を続けて袋状に織った帯地を半分にして丸帯のように仕立てられていました。これを「本袋」といいます。
現在主流である仕立合わせの袋帯と本袋では、ご着用の用途としての違いはありませんが、両面が同じ組織(糸)で続けて織られている本袋は、表地と裏地の馴染みがとても良い帯といえるでしょう。現在でも一部の袋帯は、この本袋で作られているものがあります。 |