黒喪服について 喪服と言われ思い浮かぶのが黒地の喪服。 黒無地に日向五つ紋をつけたものが、喪の装いでの第一礼装となります。
喪服の生地について かつては関東では羽二重、関西では縮緬と言われいましたが、現在では縮緬の生地が主流となっています。また、いずれの場合でも、喪服は一枚お誂えになれば末永く使用することになります。そのため、しっかりした上質の生地を選ぶことで、永年にわたりご愛用いただけるでしょう。
黒の色合いについて 生地と同様に黒の色合いも大切です。 ひとくちに「黒」といっても染色方法によって微妙に「色の深み」や「やわらかさ」などが変わります。代表的な染色方法を挙げると、紅を染めてから黒を染める紅下染め。藍を染めてから黒を染める藍下染めがあります。こちらもかつては、紅下は関西風、藍下が関東風と言われていましたが、現在では、草木染め、泥染めなど多くの染色法があり、この限りではなくなってきているようです。一般には、深みのあるハッキリした黒が好まれる傾向があります。
季節による使い分け 他のお着物同様に「袷、単衣、絽」と季節による使い分けが必要です。10〜5月までが袷仕立。6・9月は単衣仕立。7・8月は絽の単衣仕立となります。
喪服を誂えるタイミング(ご参考までに) 喪服は着ることが少ない方が良いだけに、お誂えになるタイミングを悩む方も多いようです。 しかし、いつどんなときに必要になるかもわかりませんし、ましてや不幸があってから慌てて誂えるものでもありません。いざという時に慌てないためにも、前もって用意しておくことが賢明です。 でも・・・。普段に喪服を誂えるのは「縁起が悪い」と思われる方もいらっしゃるでしょう。そんなときは、結婚の支度やお祝い事があるときに一緒にご用意されると良いのではないでしょうか。また、「すべて揃っていると縁起が悪いので、何かを買い忘れにする」とも言われます。帯〆や帯揚げなど、どこでも手に入るものを買い忘れにするのもひとつの方法ではないでしょうか。 |
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