アブダクション諸論     ヤルデア研究所 伊東義高

アブダクション(abduction)とは仮説設定法、仮定演繹法…と訳されているもので、 帰納法(induction)や演繹法(deduction)と並んで、遠くギリシャ時代から思考法、 推論法として認められている論法である。近年になってC.S.パースが「あるデータ から、それを成り立たせている基盤原理を仮説として導くと、他のデータが上手く    説明される場合その仮説は真であろうと推定する」ものと定義をした。このパース   の定義についても、アブダクションについてもいろいろな定義・解釈がある。因みに  ヤルデアは「アブダクション研究会」に所属しているが、その説は十人十色である。 敢えて中途半端な「ヤルデア・アブダクション論」を披瀝しご高評を願うものである。

(1)アブダクションについて………(アブダクションについての種々の断面を箇条書き) (2)3類型とアブダクション………(類比思考・類推思考・類似思考とアブダクション) (3)ヤルデア流「アブダクション」解義………(ヤルデア流のアブダクションの解釈) (4)推論の進化過程 ………(ゾウリムシからヒトまでの認知の仕方の発達を考える) (5)謎解きと仮説設定………(テレビや小説の謎解き法を仮説設定の面から考える) (6)みる・きく・よむとアブダクション………(見る・聞く・読むの仕方と得られる推論) (7)袋の中の豆………(パースの向こうを張って、袋の中の豆を推理する)

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