| Quatorze |
無事、JUMEAUX OBSCENES初めてのライヴが終わりました(今日もありますよっ!)。無事……。無事と言っていいのかしら……。最後の曲『ジャンニ・ヴェルサーチ暗殺』の、一番いい所、「あなたを愛する人々は こんなにたくさんいるわ」がすっぽ抜けて、頭を抱えて変な顔をしてしまいました。なるべく、お澄ましで通したかったんですけど、そんな時まで演技してるのは無理でした。ま、ご愛敬ご愛敬。ライヴ感溢れてるなぁ(カラオケですが)。来ていただいた方、本当に有難う御座います。 思い付いた所から書いていると、本当にどうしようもなくムタクタになってしまうので、前日のリハから書くことにします。つまり、今日は日記です。昨日来てくれた、大学卒業以来会っていなかった友人のT君に、「康乃ちゃんの日記長いね〜。よく書けるよね〜」と言われたんです。え……っと、過去13回の内、12回分は日記じゃなかったのになぁ。あ、でも、後半のちょっとは日記っぽかったか。まぁ、何でもいいや。何でもイイです(笑)。 前日リハは、午後1時から始まっていたんですが、私は雑用と打合せがあったので、BIGART少し遅れて到着しました。衣装と深鍋を持って。深鍋には、昨夜から用意していた豚汁(酒粕を入れるのがポイントです)が入っていました。やっぱり、「一つ釜の飯を喰う仲間」じゃないですけど、一つ鍋の豚汁を食べたらねぇ、みんなで頑張ろう、おー!ってな気分になるじゃないかなぁと思いまして。まぁ、私が大鍋に大量の煮込み料理を作るのが好きだって言うのが、一番の理由なんですが。沢山作るのって、美味しいし、楽しいですよね。 そして、軽く照明・音響タイミングのチェックをしながら進行しました。1番最初のシマシマンは、仕事で遅れるとのことだったので、2番目の尾崎さんから、我々、タムラさん、タニシKちゃんと出演順に。ケイちゃんのリハーサルの途中に、シマシマンも到着したので、休憩と言いながら、みんなで豚汁を食べました。みんな、「美味しい。明日売りましょう!」と言って(売りません。勿論今日も。それじゃぁ、本当に芸祭になっちゃうよ(苦笑)。ねぇ)、喜んで食べてくれました。良かった。作った甲斐あったなぁ♪(余談ですが、BIGART井上君のイヴェントで、温かい料理が出てきたら、私かBIGARTメンバーのサトシ君が作っています。鳥の丸焼きや塊肉の焼き物が出てきたら、ハッチャンが屋上の窯で焼いているんですよ。大抵ね。あっ、今回はイヴェント後に軽食は出ません。入場料500円で+1ドリンクですもん) そして、ゲネプロです。シマシマンはちゃんと本番用の衣装に着替えて、ほぼ本番通りにやりました。シートをくぐる時に、ゴーグルが壊れたらしく(もうこれも6年目だしねぇ。6年間同じゴーグル使ってるかは知りませんが)、「ブルーだぁ」を連発しながら、後で直してました。だいぶ、良い感じに悩んだらしく、起伏のある展開とテンポのあるパフォーマンスに仕上がってました。 次は尾崎さん。リハーサル用の衣装でやってました。ティアドロップのサングラスで登場した時は、あまりの怖さに笑ってしまいました。彼のパフォーマンスを近くで見るのは初めてだったので、その鬼コーチぶりに圧倒されました。リハ前に、私が靖子ちゃんにお菓子を勧められた時、「今、(肌を)気にしてるからお菓子を止めてるの」と言ったら、尾崎さんが、「あぁ、分かります。本番前は身体のこと気になりますよね」と言ったので、実は「その筋肉質な身体の何処を気にするんだろう?」と思っていたのですが、かなり服を脱いだり着たりしながら、肉体を誇示するポーズをとるので、凄く納得しました。 そして、我々JUMEAUX OBSCENES。スタッフとはいえ、10人くらいの人がいる前でやるんだから、緊張するだろうと思ってたんですが、ケイちゃんが一番前でニコニコしていたので、ものすごく楽しく出来ました。しかも、歌詞もフリも間違えなかったし。安心しました。なんだ、出来たじゃんと、安心というよりか油断しました。外で思いっきりテンパッた顔で素振りしてるタムラさんが見えたら、緊張どころじゃありません。 で、ウォーミングアップしたタムラさんに。アシスタントの芸大生横須賀君が、プラモを置くと、パカーン!と打ち砕きました。「え?! リハーサルでも壊すの?」と聞くと、「あぁ、140分の1だから、大丈夫」と、返事になってない答えが返ってきました。しかし、何度聞いても凄い音。最後、キメポーズ後の暗転のタイミングで、かなり揉めました。 タ「俺は、もっと早く暗転した方が良いと思う」 私「否。今のは早過ぎたよ。もっと表情を見せた方が良いと思う」 タ「表情が持たないよ。最後のフラッシュも止めてさ……」 井上「否。フラッシュはあった方が良いよ。華やかだし」 タ「うん。そうかな。俺も良いと思ってたんだけど、俺の顔なんか見せたり撮ったりしても……って思ってさ。それって面白いのかなぁ」 尾「良いと思いますよ。締まる感じがするし」 タ「何だか、もう、どんな顔したらいいのか分からなくなっちゃって。パッと消した方がスッキリするんじゃないかって思って……」 私「そんな。どんな表情だって良いですよ。タムラさんの顔を、もっと見ていたいのに!」 シマ「……いいなぁ。僕も『顔をもっと見ていたい』なんて言われてみたいなー」 一同「(2秒ほどの沈黙)」 井上「表情は、後でもうちょっと詰めて。最初の案でやった方が良いと思いますよ」 と更に論議は続いたんですが、割愛。シマシマン。相変わらず甘えんぼさんキャラクターが炸裂していて面白かったです。最初は「何だそれは」と思ったけど、慣れると可愛らしいね。もう、いい大人なのに。あはは。 最後はタニシKちゃんです。彼女は、電車の中でワゴン・サーヴィスをやるのが好きらしく(好きって言う話じゃないと思いますが)、今回は韓国でやったパフォーマンスのVが流れたんです。外国の車内で、知らない人の携帯を取り上げて、「アニョハセヨ! 〜(聞き取れなかった)〜 サランヘヨ! チャオ!」と言っていたのにはビックリしました。良く出来るなぁ。やっぱ、コスプレだからかな。今回のパフォーマンスである『エアウェイズ・ビンゴ」を本当に配ってみんなでやりました。ビンゴって、何か楽しい雰囲気ありますね。彼女は私と反対で、自分の出来ていない所を数えるのが得意らしく、みんな楽しんで面白がってるのに、「アレが出来なかった。コレも出来なかった」とやたらと慌てていました。そんなに慌てるほどの事じゃないのになぁ。 夜。松村君とふたりで、ケイちゃんのビンゴ制作の手伝いをしてると(飛行機会社の名前の書いてあるシールを1シ−トに9枚ずつ貼っていくのです)、みんなに「ジュモー・オプセーヌ、余裕かましてるなぁ」とニヤニヤされてしまいました。余裕って言うか……、金曜の夜は、大抵暇なんでね。松村君は途中で帰り、仕事が終わった靖子ちゃんと交代して、100枚のビンゴを完成させました。小雨の降る窓の外を見て、「誰だ。雨男雨女は!」と言い出して、最終的に、「きっとタムラさんだ!」と言うことに、勝手に決定させて貰いました。雨かぁ。本当に、雨だなんて、想像もしてませんでした。晴れ女なんですよ。 作業中、ずっとSPANK HAPPYがかかっていたんですが、French kissがかかってる時にヨシタケ君が、「ここ、ここ、何て言ってるの? イ、トコノコ? イトコの子? 良いトコの子?」と言うので笑いました。「Oui, d'accord d'accord」確かに、イトコの子って聞こえなくもない。次回は、その部分はヨシタケシンスケの詞で行ってみる? 彼の作品、「もらいもの」も、強烈な歌だったし、面白い芸術的な詞になるんじゃないかしらね。 前日の話がこんなに長くなるなんて思ってなかった(苦笑)。ど、どうしよう。まぁ、本番は、そんなに長くならないでしょう。バタバタして他の人のは、そんなに見られなかったし。 当日は、ゆっくり起きたんですが、何故か顔に湿疹が出ていました。ガーンと思つつ仕方ないので、歌詞を確認しながらゆっくり風呂に入ることにしました。で、色々私なりに、マッサージしたり、パックしたりして、ジタバタしてみたんですが、全然駄目です。ま、普段の行い(美容に関して)が悪いから仕方ないですね。それから、美容院に行って、ヘアセットして貰いました。でも、これもまた、「直前リハに遅刻だー」っと軽く走ったのと、湿気とでダラッとしてきてしまい……。もう、この見た目どうしてくれようか。どうすんのよ。一応、ヴィジュアル担当(笑)なのに(あはは。書いて笑いが止まらん)。とにかく、やれることをやるしかないっす。オッス!という感じ。BIGARTの入り口を開けると、丁度、『拝啓ミス・インターナショナル』の間奏の所で、荷物を床に投げ出しマイクに駆け寄って、「I PRAY EVERY STARS」と入ったら、笑いが……。スミマセン、遅刻して(苦笑)。 リハも終わり、このダルンダルンになってしまった髪を復活させるべく、ティッシュを買いにコンビニに行きました。昔、プチ・レモン(つまり中学生の時ね)に、「ティッシュペーパーで髪をカール」って書いてあったのを思いだしたんです。髪を小分けにして、ティッシュにくるんで、丸めてピンで留めるんです。でも、コンビニにピンが売ってなかったので、結びました。もちろんいい加減な感じで(笑)。すんごい頭ですよ。どっちかって言うと、汚らしい感じ。もう一度言いますが、ヴィジュアル担当です(あはは。こんなのが!)。暫くして、やっぱり真知代ちゃんが来られないと言うことが分かり、もう、殆ど諦めては居たんですが、ガッカリしながら、メイク開始。化粧の本忘れちゃったので、何となく思い出しながら、手探りに進めて行きました。途中で、やっぱりお粉を付けるのを忘れましたね。忘れるんじゃないかって思ってたけど。でも、完成してみたら、まぁ、なかなかそれなりな感じに出来ました。みんなにも好評だったし。ヨカッタヨカッタです。 で、そんなメイクの間、本番直前でテンパりきってるケイちゃんと向かい合って話してたんですけど、私の台詞に何度も半泣きになってしまい、本当に困りました。井上君には、「おっ、出ました! 本番前の、康乃さんの容赦ない一言!」と言われてしまうし……。そんな積もりは本当に無いんですけど、ねぇ、本番前に慌てても良いこと無いじゃないですか。あ、これもキツイ? まぁ、本番の良い所で歌詞が飛んだ人が、偉そうに言う台詞じゃないですが。でも、「いつも、本番前こんな感じなんです! あぁ、もう、今すぐ大地震が来て、イヴェントが無くなってくれればいいのに! 私、パフォーマンスが早く終わればいいって思って、思わず早口になってしまったりして、駄目なんです!」なんて言われたら、「な……ぁに? 好きでやってるのに? 私は、今中止になったら困るよ!」って言いますよ。本当に……、やりたいのか、やりたくないのか? 「やめてやめて、……やめないで」心理? ちょっと違うか。天才とは、職業に選ばれる人だと誰かが言っていたが、天才なのか? 天才? あまり、端っこにある言葉を使うのはドキドキするのでこの辺にしておきます。 開場の時間になると、パラパラと何処からか人がやってきて、満席になりました(60人くらい)。いやぁ。空席が出ると思っていたので、本当に良かった。会場には、偉い人(何度も肩書きと名前を教えて貰ったんですが、覚えられなかったので、「え、偉い人?」と聞いたら、みんなが「そうそう」と苦笑いしながら言われました。美術業界では偉い人らしい。えっと、「も」……? だっけ? 作家の方々は、挨拶に行ってました。 準備が出来る前に本番になってしまったので、シマシマンと尾崎さんのパフォーマンスは、外で見ることになってしまいました。とはいえ、尾崎さんのは、近くで見るのは怖いので(笑)、最初から外で見るつもりでしたけど。ハッと気が付いたら、もう尾崎さんのも後半戦になっていたので、私は慌てて着替えたんです。でも、10分休憩があるので、実はそんなに慌てて着替えることもなく、手持ちぶさたな時間を過ごすことになってしまいました。ジュモーのペンギンXXX役であるデイジーと、その友人達(その中に前述の大学の友人T君がいるって言うのも不思議な感じでした)が、みんなでニコニコと過集中な感じで見られているのも、「見に来てね」と言いながら、「見ないで」とも言えず、何となく恥ずかしいような……。 自分たちの本番は、何だか思ったより長かったですね。MCも、普通に喋ったし。ふたりでMCするって、こんなに楽なんだなぁとビックリしました。まぁ、松村君が上手に喋るからでしょうね。ANGELICでは、元々自動的に歌っていたので、間奏で今どこなのか分からなくなってしまい、終わりかな?と思って、ANGELを繰り返していたら、2番になりました(笑)。そして、ジャンニも間違えました。振り付けに関しては、2曲目でコウノさんの姿が見えたら、何だかもの凄く気分が楽になって、間違えずに出来ました。ホッ。あー。でも、最後の曲の後、お辞儀したら、停電したのでした。原因は、扇風機の断線のようです。 慌てて着替えて、タムラさんのを見に行こうとしたら、ケイちゃんが、「何で着替えるんですか? 可愛いのに」と言うので、「えー。だって、明日もコレを着るんだよー。汗っぽくなっちゃうじゃん」と言ったら、「なんでー。私なんかこの衣装、半年以上洗ってないんですよー。シマシマンなんか、3年も洗ってなかったのにー。気にすること無いですよ」って。もぅ……、そぉゆぅ話じゃないのー!(笑) っつーか、洗え! とやってる間に、ケイちゃんの出番になり(タムラさんがめちゃ短いので。……というか、着替えた時に、ブラジャーを別の階に忘れてきたんだけど、取りに行ってするかしないか迷っていたら時間を喰ってしまった。結局、ブラジャーはしました。すんでの所で、オバ化ブレーキをかけた、と言う所でしょうか(苦笑))、途中から入場しました。本当に、さっきまで「怖い怖い」を連発してたのが彼女なのか?というドラァグ・クィーンぶりの(本物の女ですけど!)イケイケ・パフォーマンス。面白いなぁ。 終わって、お客様と歓談。と言っても、友達ばっかりですが。メールはしてるけど、久々に会う友達や、本当に久々に会う友達が居たりして、話せるのも楽しいですね。みんな、楽しんで貰えたみたいで、本当に良かった。 客ハケの後、ケイちゃんとタムラさんは、「ツアーやろう! ツアーやろう!」と、いくつかの会場とそこの担当者の名前を実際に挙げて、盛り上がっていました。その中には、「わぁ、そこでやれたらいいなぁ。あそこは、ミラーボールがあるから良いな」と言う所もあって、「私達はアートじゃないです」と言いながら、この楽しくて面白人間の会である、アート・ツアーに参加したいと思いました(でもぉ、(小声)アート以外の企画でもやりたいなぁ……)。もし。もしも、企画が通れば、今回来られなかった方も、来て面白かったなと言う方も、来ていただけたら……。あ、まだ気が早いね(笑)。じゃ、今日の夕方、お会いしましょう! 暑いから、重ね着で脱げるようにして来て下さいね。 2002年9月29日 |