Vingt et un

 空気の中に冬の匂いがしてますね。例年、この匂いを嗅ぐと、編み物がしたくて堪らなくなる私ですが、今年はちょっと我慢しています。何故って、NYから帰ってくるまでは、超節約を心がけねばならないからです。毛糸って、以外と高いんですよー。行った先で、どうしても使いたくなったら、後で困りますからねぇ。今、帰ってきてからでも買える物は買わない事にしています。それに、やり始めたら止まらないですからねぇ。ホテルについて、トランクを開けたら、中の服を追い出して毛糸が入っていた、なんて知れたら、従姉に「呆れた。豪華ディナーはとり止め」なんて、言われる事間違いなし。そして、同席していたTちゃんには、編み物をしながらTVを見ている私に向かって、「非道い! 康乃ちゃんの所為で、NYの夜が台無しよっ!」と言われてしまうんです……。と、そんなことにならないためにも、先日、仕事に必要な物を買いに、ユザワヤ本店に行ったんですが、毛糸売り場には決して上がらないようにしました。偉いぞ、私(苦笑)。

 だけど、編み物をやる女って、じめっとしてるっていう定説があるじゃないですか。だから、冬の趣味をパッチワークに変えたいんです(笑)。でも、布を切るって作業が苦手なんですよね。2年前、布はいくつか買いましたが、全く切られていません。型紙以外は(苦笑)。型紙はね、紙だから、何て事無く切れるんですよ。布を切る、あのジャキッって音が、ドキドキしちゃうんですよね。後戻り出来ない感じがして。毛糸はね。ほどけば元の糸に戻るので、安心して編み進められます。それに、だんだん手が温まってくる所が、冷え性向きで……。

 おっと、そんな事書いていると、編み物を始めたくなるのでこの辺にしておきます。それに、瞳ちゃんは、編み物なんかやらなそうですし。つまり、コンセプトから離れてますしね。




 菊地さんと瞳ちゃんは、公称17歳違いで、ヴィジュアル・イメージとして、お嬢様とそのパトロンといった雰囲気が流れています。まぁ、そのくらいの年の差の、似ていない二人が食事に来ていたら、しかも、女の子がとても可愛かったりしたら、そうなのかな?なんて、下世話ながら思ってしまったりする訳ですが、もしかしたら、当初、私達もそう思われたのかしら?と思う、私がまだ10代だった頃のディナーの話をふと思い出しました。

 私とその人Mさんは40歳違いで、まぁ、共通の趣味はありましたが、何故、二人で夕食に行く事になったのかは思い出せません。確か最初は、「蟹でも食べに行こう」と言われたのですが、生憎、蟹は私の大嫌いな食べ物ランキング第2位だったので、「じゃぁ、ステーキでも食べに行くか」と言う事になりました。私は、Mさんを尊敬してましたが、9割私が喋っているという会話の中で、だんだん疲れてしまっていました。

 レストランの席に着き、メニューが来るとMさんは閉じたメニューの上に両手を置いて、「君と同じ物を頼むから」と言いました。私は、とてもとても困ってしまいました。30代の私なら、「じゃぁ、Mさんに合う物を選びましょう」と言えるでしょう。でも、10代の私には、40歳も年上で、しかも初めて夕食を一緒に食べるという、他人の胃袋の事なんか、考慮に入れる事なんか出来ません。いつもはすぐに決まるのですが、その時は、もの凄く長く悩んでしまいました。無理矢理、料理を選び、それを給仕に伝えながら、「メニューも見ずに、『君と同じ物を頼むよ』という男との夕食は2度は無いな」と思っていました。まぁ、その頃の私は、男の子達に甘やかされて過ごしてましたからね(苦笑)。幸い、それから今まで、デートでその台詞を私に向かって言う人には出会いませんでしたが……。

 そう思っていたので、私はMさんとは何度かランチを食べる事がありましたが(Mさんの自宅で、彼の手料理をご馳走になった時は、ちょっと感動しました)、決してディナータイムに会う事はありませんでした(苦笑)。私が、大学を卒業して、猛烈に忙しくなると、Mさんとは年賀状のやりとりをするだけになっていました。律儀なMさんは、今年も元旦に年賀状が届きました。そして、その1週間後、奥様から黒い縁取りの葉書が送られてきました。12月28日に、心筋梗塞で亡くなられたそうです。私はすぐ次の日、お線香をあげにご自宅に伺いました。……もう、お会いする事も出来ないんだな。そして、来年は、Mさんから年賀状が頂けないんだなぁ。




 相変わらず、窓の外は暗く、冷たく細い雨が降り続いています。あぁ、これから横浜アリーナのスタジオまで行くの嫌だなぁ。まぁ、途中から歩道橋に屋根があるのが救いですけど。


 ちょっと、気分が沈んでしまったので、明るい話題を。えー、最近は毎日、ペンギンの事を考えています。ペンギンの○○○を○○ちゃんの……あぁ、まだ全然書けないや。でも、とにかく完成したら絶対面白いのです。待ってろよ、デイジー! うひひひ(妄想中)。その他に、『麻酔』の間奏でー、あぁ、これも駄目だ。『○○の○』に至っては、タイトルすらも書けない(書いてるも同じだが)。おー! 頑張りましょう! ……って、また他人任せかい(苦笑)。否、今回こそ、制作者サイドに回りますよっ。なるべく。いやぁ、コレが出来たら、本当にアートになっちゃうかも(笑)。あ、そう言えば……。未だに、JUMEAUX OBSCENESをアート・ユニットだと勘違いしてる人が居て笑えるんですが、何度も言いますが、「これはアートではありません」。コピーバンドです! 否、勘違いしたい人は、もう、ずっとしててもいいんですけど!


 自分の為に、ここにダイエットの事など書いてみます。えー、エアロボディブレードを毎日やるようになってから、半月が経ったわけですが、体重はあれから1kg減でございます。あんまり減ってないですね。まぁ、そこそこ食べてますから(苦笑)。先輩と焼き肉行ったりね。それから、チョコレートも食べてまーす(笑)。

 とはいえ、3kg太っていた時に買ったパンツは、どれも緩くダル〜っとした感じになってしまいましたし、1週間後には、9日間もファッションにうるさい従姉と過ごすんですから、気になったので、新しいのを買いに行きました。行く前から、茶かベージュを買おうと決めていましたから、店をぐるーっと1周回って、あまり悩まずひょいひょいっと3本選び、試着室に入り履いてみました。「ゆ、緩い……」。今までと同じサイズ持ってきたら、緩いに決まってるじゃん! アホか自分(苦笑)。もう、その時点でグッタリしてしまいました。観念して、2件目で買いましたけど。

 そんな普段着よりも、今はANGELICのジャケットのようなコルセットが、猛烈に欲しいーと思っているJUMEAUX OBSCENES 康乃でございます。だって、次のライヴが誰よりもメチャメチャ楽しみなんですもーん♪ でも、あれと同じ物を私が着たとしても、絶対に可愛くないのは分かり切ってるんですよねー。エロくなるだけでさー。ま、私達、オプセーヌなんだから、問題ないとは思うけど(今更ながら、いい名前を頂いたなぁと思います。だって、どんなことをやっても、「オプセーヌ(猥褻)だから」で片づいてしまうという。本当に素晴らしい名前です)。まぁ、まだ時間はあるので、沢山楽しく悩みたいと思いますが……。松村君に、乳首の透けた赤いシャツを着せようとかね(真知代ちゃん案)。あははは

2002年11月1日



  


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