| Vingt et trois |
えーっと、間が開きすぎたので、何から書いたらいいのか分からなくなってしまいました。アメリカに1週間居たのに、体脂肪を4%も落としたJUMEAUX OBSCENES康乃です。 帰ってきて4日後に他のバンドでライヴがあったんですけど、衣装の布の量がいつもより少なかったので、とにかく太ったり、体がだらけたりするのが怖かったので、トランクにお気に入りのエアロボディブレードを入れて行ったんです(勿論、税関職員に軽く笑われましたよ)。で、現地では2日置きにやっていました。ホテルの部屋が暗くて、全身を映す鏡を見てもよく分からないし、それに体重計が無いものですから、自分の身体が保たれてるのかどうか分からなかったんですが、なんか腕がムキッとしてきたり、腹に縦線が入ってきたなぁーと思ったんですよねぇ(苦笑)。これじゃいけないんで、今は少し休憩しております。 ずっと、「アメリカでの食事なんて、何処も不味いに決まってる」と思っていたんですが、NYでは毎日毎日とても美味しい日々を送ってきました。所謂アメリカ料理というのは殆ど食べませんでしたし(ファーストフードなんてもっての他)、自炊も数回しました。 「それもアメリカ料理だよ」と言われてしまうのか分かりませんが、ニューオリンズ料理の店(本当は、セネガル料理を食べに行ったのですが閉まっていたので、連れて行ってくれたマンハッタン在住の友人Kさんが「ここも美味しいよ」という、近所にあったその店に行ったのです)でランチを食べましたが、私のイメージしていたアメリカ料理とはまったく別物で、美味しかったんですが、かなり痺れました。スパイシーで。 それから「美味しい」というよりも、「面白い」という店にも行きました。従姉の友人である、ロッキー・青木さんの店『紅花』です。各テーブルに料理人がやってきて、鉄板の上で料理ショーをやってくれるというのが売りで、日本にも沢山支店があるそうなんですが、私は一回も行ったことがありませんでした。 従姉が「ロッキーさんが、2名分の只券くれたから。ショーも面白いし、適当に高い物頼んで、食べておいで」というので(笑)、そうしました。実際は、高いからその料理を頼んだのではなく、出されたメニューを読んでも、「わぁ、これが食べてみたいわぁ」というのが無かったので(ゴメン)、初めて来た店だったし、天井に頭が付きそうなくらい背が高くガタイの良いアフロフェアの黒人のチーフが、「このメニューに載ってる料理なら、どれをどれだけ頼んでもノープロブレムです。このシェフズ・スペシャル(一番高いコース)も、ノープロブレムです」と、丁寧な口調の英語で言うのを聞いていたら、「じゃぁ、それ下さい」と言ってしまっただけのことなのでした。でも、JUMEAUX OBSCENES的には、この注文の仕方は、バブリーで良い感じなんじゃないかしら? 高い店じゃないけど。 紅花は、一応「アメリカ風日本料理」らしいのですが、日本人から見たら、「何処か分からないアジアの国(もしかしたら、それが黄金の国ジパングだったのかも)風いんちきアメリカ料理」でした。とにかく、シェフのサーヴィスが楽しくて大笑いしました。しかし、食べ進むにつれ、その量に圧倒され、笑いが少なくなってしまったんですが……。結果、二人で日本の2人前は軽く残しました。 同じ長テーブルに、北米白人の3人組が居たのですが、その中の1人の男が、焼き肉を付けて食べるジンジャーソースを、お玉1杯分以上の量チャーハンにぶっかけて食べていたのには驚きました。恐るべし、アメリカ人の味覚。……今思い出しましたが、マクドナルドに視察に行くべきでした。もっと凄い光景が見られたかも知れません。 で、私が他に何を食べていたのかというと、ヴェトナム料理や中華料理、ギリシャ料理、イタリア料理、和食など。あの街は、世界中の人が集まっている場所だけあって、料理店も"るつぼ"でした。「あの店が美味しいから行ってごらん」という、従姉や現地の友達などのリコメンドを聞いていたら、ホットドッグスタンドにも寄ることすら出来ませんでした。 と、かなり食べて過ごしたにも関わらず(って、全然書いてませんが。私がどんな物をどのくらい食べたのか知りたいーと言う方は、まぁ、そのうち何処かに旅行記をアップしますので、それをご覧下さい)、何度も書きますが、体脂肪が4%も落ちるなんて状況の一番の要因は、お気に入りのエアロボディブレードではなく、いつも10kg位のバッグを持って、毎日飛び回ってたってことだと思います。 仮予定には入っていたんですが、他にやることが沢山ありすぎて、NYのセレブお宅訪問は1軒しか実現しませんでした。その1軒は、教授こと坂本龍一さんの自宅地下にあるスタジオでした。 正直、私は坂本さんの熱烈なファンではないのですが、やっぱり極度に緊張して、いくつも失敗をやらかしてしまい(恥ずかしいから書きませんよっ)、そこにいた人達に笑われてしまいました。帰ってきて、友人にその話をしたら、「そんな、緊張するの当たり前だよー」と、分かって貰えました。確かに、JUMEAUX OBSCENES的には、坂本さんよりも細野さんなんでしょうけども、私的には、細野さんよりも坂本さんなのですよー(MORELENBAUM2/SAKAMOTOの『CASA』買いました)。 で、坂本さんのスタジオがどんな感じだったかというと、イメージ通りというか、シンプルなんですけども温かい雰囲気のある所でした。掘り下げられた裏庭のような所に、木が沢山植えてあって、それがまた秘密基地っぽい感じで素敵でした。今まで無かったらしいヴォーカル録音ルームも、しっかりしたのがあって、「おー!」という感じ(何見ても、「おー!」なんですけどね)。 本当は私だって、スパンクス見に東大駒場キャンパス行きたかったんだー、と叫ばずにいられない昨日の出来事。行けなかったのは、上にも書きましたが、他のバンドのライヴが六本木であったからです。例の14人編成のバンドのライヴであります。 今回のライヴでも、色々考えさせられてしまいました。ライヴが終わって、ひとりの可愛い顔の男の子(20歳くらいかな)がやってきて、「感動しました! 僕もそんな風に音楽に取り組んでいきたいです!」と、瞳をキラキラさせながら訴えるように言われてしまうと、ウチらのようなアマチュアバンドに対してとんでもないことを言うコだと思いながらも、その身近さから出てくる言葉なんだろうなって事も分かっていました。 「打ち上げだー」と言いながら、鈴木さん(元ダウンタウンヴギウギバンドのDr)の店DONに行って、一部の人はまた演奏。全然打ち上がってない感じ。音楽生活って、こういう事なんでしょうか? 解ったような解らないような、どうでも良いような良くないような、麻痺してきて、気持ち悪いような気持ちいい雰囲気でーぇ、……良かったです。面白かった。 この日は他にもっと沢山、別のことを考えたり、そして染み入ったりしていたんですが、書いていると取りとめがないので止めておきます。いつか書くかも知れませんが。……ともかく、秋っていいなぁ。 2002年11月24日 |