Vingt et quatre

 シンデレラしてしまいましたが(言い方が古いか?)、スパンクスの11月30日のレコ発パーリー@青山CAY、みんなで行きました。みんなっていうのは、松村君とハッチャンとコウノさんと新木さんとMちゃんとTさんです。こんなに大勢でライヴに行くなんて初めてで、やたらめったら楽しくて、妙にはしゃいでしまいました。以下、11月30日の夕方以降のことを書きたいと思います。




 柔らかくて楽ちんなフェイクファーのワンピースを着、その下にGパンを履いて、化粧を始めました。時計を見ると、出かけなくちゃいけない時間の30分前。パーリーの前に、ハッチャンと新木さんと夕食を食べる約束をしているのです。「うわー。30分で出来るかなぁ。とにかくやるしかない!」と、頑張って早くやった積もりですが、頭にウイッグを乗せた所で、45分経っていました。やっぱ、遅刻か……。

 Gパンを脱ぐと、足下が想像以上に涼しくてビックリしました。あれ? このワンピース2年ぶりに着たけど、こんなに短かったっけ? その上ストッキングとワンピースの裏が共謀して、どんどんたくし上がって来るではないですか! わー。時間無いのに! ウイッグ乗せちゃったのに! ……暗いから、誰も見ていないでしょう。エレガード、頑張って働いてくれぃ。じゃ、行ってきますっ! 走れ! うわー。上りの階段だと、スカート履いてない人みたいだよー(泣)。

 表参道の駅前でふたりと合流して、和食料理『やんも』へ(やんもとは「山桃の木」と言う意味らしいです)。駅から店までの約200mで、スタイリストのKさんと会ったので、誘って一緒に行くことにしました。偶然にも、新木さんとKさんは、昨日も打合せがあって、夕食が一緒だったとか。

 和食が食べたかったんで、この店に行ったわけですが、今思えば、青山通り反対側の『寅福』でも良かったかなぁ……と。何故って、お値段が2倍なんですもん(苦笑)。お通しからして、甘エビと香味野菜の三杯酢和えだし。否、とっても美味しかったんですけど。特に鯛のあら煮は、こっくりとした深みと照りが美しくて、「私もお酒を」と言いたくなってしまいました(なんて、日本酒なんか飲んだら、睡魔と戦うのが大変です)。

 Kさんと駅前で別れ、スパイラルへ。50人くらい人が集まっていました。既に居たコウノさんに、新木さんを紹介していると、Tさんが登場。一瞬、新木さんが消えたと思ったら、何故かサンレコの編集の方を連れていらして、私達の会話の輪の中に入れました。お互い「ど、どうも。初めまして」という感じで、妙に困ったような雰囲気が流れ、私もちょっと困りましたが、程なくして相方松村君とMちゃんがやってきたので、紹介したりして、この雰囲気をお裾分けしてやりました。


 15分押しくらいで開場すると、みなさん緩やかに入場していきました。CAYってなかなか良い所ですね。壁が変形のRで、なんだかダラダラした感じの空気が流れてて。

 見ながら自分で酔いそうになった位、ド下手な撮影だったんですが、まぁ、記念と言うことで、10月にあったパーリー@bisouのヴィデオをけふりんさんに渡せたらいいなと思って、コピーを会場に持って行ってました。すぐに、今日は来ていないと言うことが分かったんですが、もしかしたら、けふりんさんの同僚Aさんが来てるかも知れないなぁと思って、軽く探していました。

 コートを脱いでしまうと、もうスカートの裾が気になって気になって仕方がなくなりました。やんもで「ペチコートが見えてるよ」とKさんに言われたし、いっそのことペチコートを脱いでしまおうと、私はトイレを真剣に探していました。でも店員がどの人なのか、全然分からないくて……(苦笑)。カウンター前に飲み物を買い終わった松村君が立っていたが見えたので、近づいてトイレの場所を知らないか聞いていると、「あっ! コピーバンドの!」と言いながら、ゴセキさんにそっくりな人が近づいて来るではないですか。ゴセキさんと面識のない私は、けふりんさんの同僚Aさん(ゴセキさんにそっくりと定評のある)だと思い込んで、「あー。Aさん、こんばんは。良かった。会えたらいいなと思っていたんですよー」と言ってみたんですが、どうも様子が変です。すぐに、目の前にいるのは、実は『ゴセキさんに似た人』ではなく、『ゴセキさん本人』である事が分かりました(隣にいつも一緒にいる可愛い彼女が居たので)。「うわ。本物のゴセキさんだったんだ。……何故ゴセキさんが、いつだって違う顔をしていると言われている私を判別出来たんだろう? あれ? 何故話しかけてきてるんだろう?」とゴチャゴチャ考えていると、松村君が「そうか2人セットで居ると分かっちゃうのか」というので、成る程と解り、そしたら異常に恥ずかしくなってきてしまいました。サイトに写真載せといてなんだ、という感じですが……。ともかく、こっちから一方的に見ている人間だと思っていた人から、「サイト見ましたよー」なんて朗らかに言われてしまったり、人間違いして訳の分かんないことを言ってしまったり、短すぎるスカートを見られたり(多分見てないと思うけど、妄想的に)して、ドキドキが最高潮になり、走って逃げてしまいました。本当に大人げない(私の方が5歳も年上なのに。まぁ、年の問題じゃないか……)。すみません。


 今年3月に最初にあった、JUMEAUX OBSCENESのアー写(アーティスト写真)の打合せからずっと、私にスパンクスの魅力について語られていて、先に我々のライヴを見て興味を持ってくれた新木さんは、入り口で、「どのCDを買ったらいいんです?」と聞いてきたので、「これ(アルバム)が良いんじゃないですかね」と答えました。でも、ここは「3枚全部です」と答えるべきでしたね(なんせ、お店に置いてる所が少ないですから)。そして、1人ですすーっと最前列に陣取って待っていました。

 で、他の5人は中央の5列目くらいで固まって見ることにしました。すぐ後ろに、girl true blueのもとまりさんと山田さんがいらして(ハッチャンに教えて貰うまで、全然気付いてなかった。何処に目を付けてるんだか……)、ご挨拶&雑談。


 「ワールド・ハローソング」が掛かって、スパンクスのお二人が登場。瞳ちゃんは、黒い地に銀糸の混ざったレースで2枚構造のマーメイド気味ロングドレス。ラインストーンのネックレスとイヤリングに、靴は黒いファー(ウサギかな?)の付いたぺたんこのミュール。菊地さんは、いつものコートの中のスーツに珍しく白いシャツを合わせてらっしゃいました。厳粛な感じを表現してるんでしょうか。そして、手には黄色い薔薇の蕾の花束を。私は乱視が非道いので、最初、「お? 紅花かな?」と思い、次に「いやいや、花が小さい。ミモザの花束だな。時期が早いのに、よく用意が出来たなぁ」と思っていました。それが、薔薇だと気付いたのは最後の曲が終わった後で、コウノさんが「隣にいた女の子に貰ったんです」と、花を見せてくれた時でした(本っ当に私は目が悪いなぁ)。そのすぐ後、「あれー? 取れなかったんだ」と言って、ハッチャンが薔薇をくれたので、GETすることが出来ました(喜)。

 私の立っている位置が、ミラーボールよりもステージ寄りだったので、ライティングの効果を全て満喫することは出来ませんでしたが、瞳ちゃんと菊地さんで、あからさまに変えられているストリップライトが近すぎるのか、ちょっとヤリ過ぎ気味のステージライトは堪能出来ました。まぁ、ヤリ過ぎによる効果が各所に出ていて、それはそれで良いのかも知れません。

 振付が結構増えていて(今までふたりが忘れていただけなのかも)、とても楽しくてずーっとニコニコしてしまいました。私が初めて見た振付の中で、コウノさんに付けて貰ったのとかなり似てる所もあったりして、おおーっと嬉しくなってしまいました。時々、気になったので新木さんの方を見ると、いつでも楽しそうにニコニコしてました。良かった良かった。余談ですが、赤い壁紙のBBSに、どうやら新木さんのことを言っているらしい書き込みがあって笑いました。その方がここを読んでいるかどうか分かりませんが、注釈させていただきますと、新木さんは30代で男の子なんて年齢からはほど遠く、柔道もやってません(笑)。余談の更に余談ですが、元柔道部員は松村君です。

 そんな松村君もそして私も、つまりJUMEAUX OBSCENES二人ともが、逞しい体つきをしている訳です。なんせ、私は菊地さんに「男ガタイ」と言われてしまったくらいの体つきで……(苦笑&開き直り)。ステージの上の筋肉の少ない二人を見ていると、例え全く同じ服装をしても、全然別物に見えるんだろうなぁ、という確信が沸いてきます。とはいえ、トリビュート・バンドと言う程、スパンクスを理解してないし……。トホホ。

 アンコールでは、久々に登場したペンギンXXXが2曲フルに踊っていて。本当に最高でした! やっぱ、スパンクスのコレオグラファーだけあって、制限された動きの中にも美しさがあり素晴らしかったです。それに、あの存在感。あぁー。欲しー。ペンギンちゃんが退場するまで、「うわぁ。こりゃぁ、ヨシタケ君に発注するしかないかなぁ。どうしよう。既にもみちゃんに、ペンギンの○○○の制作依頼をしちゃったのに……。いやぁ、まだデザイン打ち合わせしてないから、まだ間に合うかも」と、真剣に悩んでいました。でもすぐに、松村君が反対して、現実に引き戻してくれたんで良かったです。


 次の日の予定が早いというのもあり、瞳ちゃんのDJがとてもとても見たかったんですが、バタバタとCAYを後にしました。預けていた荷物を受け取っていると、さっきまで1本も薔薇を持っていなかった松村君が、2本も持ってるではないですか! 誰に貰ったんだー。こ、この、人気者めー! なんか悔しいなぁ。まぁ、薔薇はそんな風に人気投票する為に、投げられたわけじゃぁないとは思うんですが……。たぶん。

 地上に出ると、既に1台目のタクシーが止められていて、Mちゃん、コウノさん、Tさんが乗り込んでいきました。慌ただしくもう一台のタクシーが止められ、新木さんとハッチャンと私が乗り込みました。ここから徒歩で帰るというご近所の松村君に、これまた慌ただしくお別れを言い、私達はCAYを後にしました。ふぅ。あぁ、楽しかった。


 帰り道の途中に思い出したんですが、時間があれば、ペンギンや新作Vの打合せをしたかったんですよねぇ。ペンギンに関しては、今回のライヴを観て、私の中ではだいぶ固まりました。それより問題は、『○○の○』なんですよ。松村君、頑張ってくれてるんでしょうか? 風邪引いてるらしいけど(文章内に結構出てきたけど、実は殆ど喋ってないのです。)。




 後でよくよく思い出して、「やっぱり、ゴセキさんに話しかけられた時に走り去ったのは失礼だったなぁ」と思ったので、メールで謝るか、BBSで謝るか少し悩んだんですが、「メールで謝る程、神妙な内容でも無かろう」と思い、BBSにメッセージを書いたら、その後の書き込みが菊地さんの日記でビックリ! なんだか、もう……、言葉にならない……。ヨロヨロヨロ……

2002年12月03日



  


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