| Trente - sept |
今、ライヴにいらして下さった、もとまりさん選曲のミュージックテープを聴きながらこれを打っています。今は、Erikah Baduの"Hollywood"がかかっております。体が自然に左右に揺れるような感じでお読み下さい。 10月15日、ライヴに足をお運び下さったお客様、たまたま東京オペラシティに展示を見に来たら、何か歌うたってる人達が居るぞ(ひとりは口パクでしたが)と、うっかり立ち止まってしまったお客様、スタッフの皆様、色々ご協力いただきました方々、心から有難う御座いました。本当に楽しかったです。ライヴの後、会場内で私達の振付(「ビューティを世界に」の所)を真似してるお客様がいらしたと聞きまして、感激すらしてしまいました!(私達も振付がもう少し上手になれたら、もっといいのに……) もの凄く嬉しいですねぇ。 ただ、お詫びしなければならないのは、お飲物をお渡し出来なかったお客様が大量にいらしたという事です。MCでも申し上げましたが、私達は“2本目”を配るつもりで居たんです。何故、予め飲み物がお客様に一つも回っていなかったのか、本当の処は知らないのですが、たぶんスタッフが足りなくて、しかもみんながそれ以上に重要な仕事で手一杯だったからだと思います。知っていたら、もっと沢山ワゴンにビールとお茶を乗せて、ペンギンちゃんに持ってきてもらうんでしたのに……。本当に失礼致しました(たぶん余って居るであろうビールとお茶は、次のジャン・ヌーベル展のオープニングパーティかなんかにでも回されるんでしょう。勝手な予測ですけど)。 2回続けて、ライヴ中に飲み物をお客様にサーヴィスしましたので、我々が毎回飲み物を配るものなのだ、と思っていらっしゃる方が極少数ですがいらっしゃるみたいですが、違いますよ。これはたまたまだったのです(まだライヴは4回しかやっていないので、割合的には50%ということになりますが……)。でもまぁ、今後はやらないと言う意味ではなく、そのライヴがお祝いだったり、スポンサーが付けば、勿論やります(スポンサーは微妙に募集中。微妙というのは、私も結構好き嫌い激しいからねぇ……(苦笑)。また言われちゃうか)。 それから、あんなに伝えたと思ったにも関わらず、今回もまた、JUMEAUX OBSCENESがアートパフォーマンス・ユニットだと思い込んでいる方が! 「酷い! 信じていたものに裏切られた感じです!」とまで仰る方がいて……、本当に困ります。ここでもう一度、文字を大きくして伝えます。「JUMEAUX OBSCENESは、SPANK HAPPYのコピーバンドです」。本当に変ですねぇ。ちゃんとお客様には、私達のプロフィールが配られたはずですし(濃いピンク色の紙です。数が足りずコピー用紙の方もいらしたみたいですが)、今回はSPANK HAPPYの画像も出し(菊地さんの画が出た時、会場から小さな笑いと「真似してる」と言う反応が出たみたいです)、SPANK HAPPYの認知度調査までしたのに……。 あ……、でも今回SPANK HAPPYの音楽を聴いていらっしゃる方から、違う所が多過ぎる事についての指摘をいただきました。確かに、“コピー”バンドと言うからには、同じくやることが前提なのかも知れませんが……、無理なんです。実力が無いから(笑)。ジュモー・オプセーヌって?の所で既に書いてますが、「な〜んとなく真似」なんです。なんというか、言うなればカレーとか味噌汁みたいな感じなんです。各家庭によって味が違うというか……。う〜ん。そんな綺麗な話じゃないなぁ。月とスッポンみたいな感じですか? 丸いけど全然違うもの、と言うか……。すみません、いい加減で。でも、好きだって気持ちは真剣ですし、私達に出来ることの範囲内で最上級のことをやってるつもりなので許して下さい(誰に言ってるんでしょう)。 いらっしゃらなかった方と、私の記録の為に、当日のことについて書きたいと思います。 15日午前2時。何故だか準備が全然出来ず、こんな時間まで起きていてしまった私。6時半にBIG ART集合なのに……。とてつもない自己嫌悪に陥り、ヤケになってこのまま起きていようかと思いましたが、ちょっとでも眠るべきかと思い直して床に就きました。目覚ましを5時半にセットして……。 実際に起きたのは6時。私は歯を磨き顔を洗い、日焼け止めだけを顔に塗り、グレープフルーツジュースとバナナを鞄に突っ込んで、助手席にペンギンの着ぐるみを乗せ、車でBIG ARTへ向かいました。BIG ARTに到着するまでが、究極に眠かったのですが、着いて荷物を積み込んでいるうちに眠気が抜けてきました。行きの車内では、SPANK HAPPYの曲を延々かけ、あがきのような歌詞確認をしました。 約束の9時。皆さん、丁度良い時間に集合して、東京オペラシティアートギャラリー館内に入り、リハーサルです。プリンビー&えぐち君のつくばチームは5時に起きたんじゃないでしょうか。でも全然眠そうじゃなく、逆に爽やかな感じに見えましたね。ライヴの仕切で照明も担当していた井上君お手製の可動式照明セット(よく考えられていて、凄く良く出来ている)が組上がると、結構ちゃんとしたステージに見えてきました。 リハーサルはプリンビーから。持ち歌をメドレーに作り直し、映像も付けてました。もー、本当に映像も本人達もカーワイーイー。本物のガールですね。『ガール!ガール!ガール!』に相応しい。さすが「おきらくアイドルユニット」! Kちゃんに、「可愛いよねぇ。こんな時代、私達にはこれまでもこれからもやって来ないね」と言って、無理矢理仲間になってもらいました。そして、我々JUMEAUX OBSCENESの番。歌詞が抜け抜けで、この展覧会のキュレーションをしていらっしゃる堀さんに、「本番までにちゃんとして下さいね」と念を押されてしまいました。ペンギンの中に入って下さるコウノさんは、お仕事で夕方入りだったので、私がペンギンの体と足を着けて、会場を歩いてみました。心配だった床との相性もそんなに悪くありませんでしたし、事前に無い無いと言われていた奥行きも、思ったよりはあって、軽く踊るには問題ない感じでホッとしました。最後のタニシKちゃんは、細かい段取りや進行打合せが中心。お客様との絡み(参加型という表現が正しいんでしたっけ?)がメインなので、歌の部分に関してはさらりと流してやりました。予定していた時間よりも20分早く終わったので、プリンビーと私達は、もう少しずつ歌の練習をやらせてもらいました。 セットをバラし、12時のギャラリーオープン時間になり、プリンビーのCDをギャラリーショップに置いてもらいに行ってから(ショップで菊地さん表紙のremixをちょっと立ち読みしました)、イベント出演者&スタッフみんなで、地下の「さぼてん」で昼食を食べました。井上君が、「揚げ物は、康乃さんヤバイかなー」と言って気にしてくれたのですが、「近くにみんなで入れる店無いし(蕎麦屋は、松村君が強度の蕎麦アレルギーなので、食べさせたら死んでしまうし)、平気平気」とお気楽な気持ちで返事をしたのですが、井上君の予感が当たり(コレを予感していたのかは分かりませんが)、食後1時間でバッチリ顎に吹き出物が出てきて、顔が痛くてたまらなくなってしまいました。 それから、松村君はライヴに使う為に買った機材とお店が包んでくれた商品が違った為に交換に行き、井上君はコード類が足りなかったので買いに行き、後の人は、Kちゃんが家に荷物を取りに一旦帰ったのを待って、渋谷の「歌広場」にカラオケしに行きました。部屋に入ると、朝一で今日流す映像の一部を作っていたハッチャンが爆睡したので、プリンビーの二人と私はほのぼのと歌い、えぐち君はショータイムの様に歌い、Kちゃんはずっと『Call Me』を口パクしながら、振付の練習をしました。ここで印象深かったのは、「私達、新しい歌をよく知らないんです」と言いながら、『神田川』や『春一番』を歌うプリンビーと、「メドレー、みんなで歌いましょうよ。1999年版がいいですかねぇ。高校3年生だし」と言うえぐち君の台詞。わははは。1999年ったら、私は28歳だって(苦笑)。もう。 ギャラリーに戻るともう16時を回っていて、メイクの井上スミコちゃんが来ていました。(彼女はいつもタニシKちゃんのメイクをしてる娘で、今回一緒にお願いすることにししちゃったのです)。慌てて洗顔&ローションパックをし、メイクを始めてもらいました。スミコちゃんは、事前に送ってもらった私の衣装(赤くて胸にファーの付いているドレス)の画像を見て、ラメと赤い付け睫毛を用意していてくれたので、基本的にお任せで(人の解釈を見るのは面白いですもんね。新鮮な発見があります)お願いしました。メイクの中盤の辺りで、覗きに来た松村君に、「私は鏡を全然見てないんだけど、どう?」と聞くと、「若作りだー。今日、年齢のことネタにして良いですかね。平均年齢にしておきますから」と。別にサイトで生年月日公開してますしねぇ……(消した方が良いのかしら)。 震度4の地震が来たりして(Kちゃんが「私が、パフォーマンスのある日はいつも、『地震が来ればいい!』って思うから来ちゃったんだ」なんてオロオロしながら言っていて、笑いました)、予定より時間が掛かってしまったメイクが終わって、コウノさんにペンギンを着付け始めました。今まで一度も誰にもちゃんと着せたことがなかったので、なんとなく着せる順序はメモって行ったのですが、最終的には何度も付けたり外したりする羽目に。持ち運びと保管場所を小さくすること重視で、出来るだけパーツを分解出来る様にした為、そんな事になってしまったのでした。着せてみて知ったのですが、ペンギンちゃんになってしまうと、椅子に座れないのです。コウノさんには、……2時間も!立ちっぱなしで過ごさせてしまいました。ありがとうございます。……というか、ごめんなさい。で、でも、またお願いします(平に平に)。 ペンギンを着せている間、控え室という名の倉庫(本当は、オペラシティのVIPルームを使って下さいと言われたんですが、私が「会場に近いから、倉庫を控え室に使わせて下さい」と言った為、こんな事になってしまったのでした。Kちゃん、アッチョ&リッツ(プリンビー)、ソファーもない部屋を控え室に指定しちゃってごめんなさい。謝ってばかりだなぁ)で、プリンビーは衣装の早変わりの練習をしていました。目の端っこで「おおー」と言いながら見てました。 18時半になり、井上君が開始1分前を知らせに来ました(今回、井上君、松村君、ハッチャンの3人は、藤原靖子ちゃんの作品、「エルメット -Helmet」をモチーフにした衣装でキメていました。あんまりに決まっていたので、言葉がない程でしたね。笑いがこみ上げて来たというか)。1分後、「行ってきまーす!」とプリンビーの二人が出て行っても、私はペンギンちゃんの胸元を直していて、本当に直前まで衣装の手袋と指輪の事をすっかり忘れていました。出番が終わって、楽屋に戻ってきたプリンビーの二人が、ドキドキしていた私に、「お客さん、凄く暖かいですー。楽しく出来ますよ!」とニッコニコ顔で言いました。続いて、スタッフ着の松村君が控え室に飛び込んできて、「スタッフと出演者を兼ねるのは、ちょっと無理がある気がするなぁ」と言いながら、バタバタと衣装に着替えました。 ペンギンちゃんを見送って、本当に間もなく(思ったよりも早く歩けるみたいですね)「拝啓 ミス・インターナショナル」のイントロが流れました。人混みの間を歩いてステージに向かってる途中、「あー。間に合わないかも! 走って!」と松村君に言われ、本当はエレガントに登場したかったのに、ドタドタとマイクスタンドの前に立ち、慌てふためきながらお辞儀をすることになってしまいました。松村君は、「ライトが眩しくてお客さんがよく見えなかった」と言ってましたが、私は眩しいのに慣れているのでお客さんの顔は結構よく見えてました。ヨシタケ君が、途中下手側から上手側に移動したとか、西代彩ちゃんも来てくれてるなぁとか(挨拶出来ませんでしたが)出展作家の山崎さんが途中で来たなーとか、イヴェント会場として使わせていただいたチコ&トコプロジェクトの作品を見たいお客様が、人が沢山居るので、掻き分けて作品鑑賞するの大変そうだ(申し訳ないです)、とか。 軽くMCをして、2曲目「ジャンニヴェルサーチ暗殺」、香水(前回同じく、ゴルティエのサマーフレグランス 2003)を撒き3曲目「麻酔」。ここで、ペンギンちゃんにビールを乗せたワゴンを押してきてもらい、お客様にアサヒビール(株)さんから頂いたスーパードライをサーヴィスしました。冷蔵庫の中にまだ沢山あった(確認してないけど)のに、配れなかったなんて……。そして、最後に「普通の恋」を歌って退場しました。 ダンスは元々踊れないんですが(自分で分かってますが、本当に、殺人的に酷い!)、歌も何だか上手く歌えなかったかナーと思っていたら、某Hさんが「ジュモーは、ライヴの度に上手くなってしまっている。これ以上、上手くなったら嫌だなー」と言っていたという話を又聞きしてしまって、とても複雑な気持ちになってしまいました。そう言う狙いは全くないんですが……。本番中は全くと言っていい程見られなかったペンギンちゃんですが、ヴィデオで見たらあまりの可愛さに、手に付いた針の刺し傷が無くなってしまうかの様でした。コウノさん凄いですー(感涙)。次にペンギンちゃんが出ることがあれば(熱射病予防の為、冬季限定です)、ステージの上でよーく見てみたいと思いました。 控え室に戻ると、ドラァグクイーンを更に誇張したような、青と赤のラメに黒と白の太いラインのメイクで別人に大変身し、テンションがMaxに上がったKちゃんが、お手製のリンゴシェーカーを持って立っていました。テーマソングがかかって、出て行ったKちゃんを見送り、ペンギンちゃんの体に空気穴を開いてから、パフォーマンスをペンギンちゃんと一緒に見に行きました。既に気分は観客になりきっていた私ですが、ペンギンのことを聞きに来たり、ちょっと目を離したスキに動物虐待しようとする(あ、ちょっと言い方が大袈裟でした)お客様がいらしたり、友達が挨拶に来たりして、現場ではずっとステージに集中することは出来ませんでした。でも、MCは本当に面白かったなぁ。丁寧な喋り方と乱暴な喋り方のバランスが絶妙だと思いました。 エンディングになり、キュレーターの堀さんに出演者は準じ呼び戻されました。最後に呼ばれたタニシKちゃんが花束(お花屋さんに「お洒落な大人をイメージして」とアレンジのリクエストをしたそうですよ)を手に登場し、会場のお客様に堀さんを紹介しました。色々挨拶をして、プリンビーが自作CDの宣伝を、可愛すぎる感じでやって、ほのぼのとイヴェントは終了しました。ちなみに、プリンビーのCD「いちまいめ」は、ライヴ終了後10分で完売したそうです。素晴らしいですー♪ 終了後、少し会場で歓談しましたが、ペンギンの中にいるコウノさんが、もうすっかり蒸し上がってる筈でしたので、控え室に戻り、脱いで頂きました。私が見る限りコウノさんは元気で、特に具合が悪いとか、顔色が悪いとかも無いようで、下からいつものニコニコ顔が現れて、「お客さんから、自分の表情が見えないっていうのは、気分が楽だね〜。面白かった」と言ってくれたのでホッとしました。 打上は、地下1階の「西安餃子」で、ガール展のスタッフやお客さんも一緒に30人くらいでやりました。私は、サイン責めに合っているプリンビーの所に行って、「私もー」と言って、CDにサインしてもらいました。二人で交互にプリンビーのマークを書いてくれて(いつも驚く程コンビネーションが良いのが不思議です)、最後に、プロデューサーであるえぐち君が、「From Tackt to Yasno」と書き入れてくれました。私の名前を、ちゃんと"u"抜きで書いてくれたので、ビックリしました。一体、何時何処で知ったんでしょう? それから、何故か私達もサインを書く羽目になりました。サインなんか考えちゃ居なかったので(今後も考えることなんて無いでしょうけど)、普通のブロック体で書きました。松村君は漢字で書いてました。 あー、本当に面白かったです。ちょっと、笑い過ぎてしまいました。今回、余りに無理のある若作りだったので(苦笑)、次回以降は実年齢に近い、無理のない感じでやっていきたいと思います(松村君にも冷たく突っ込まれたしさー。突っ込みが冷たいのは昔からだけど)。 それから、松村君が忙し過ぎるので、無断でオケを外注させていただきました。まだ、ライヴ終わって3日しか経ってないのに、2名にも依頼してしまいました。1人は何だかんだで7年の付き合いになるS氏(しかも、生楽器の部分を既にW氏に頼んだそうですよ)。もう1人は、過去にKing RecordからCDを出したこともあるバンドのT氏でございます。どちらもすっごく楽しみっ♪ ……でも、まだ次のライヴは決まってないんですけどね。 2003年10月18日 |