スキー
スキーは司法試験に合格してから本格的に始めました。当時(昭和63年から平成の始めころ)はバブル景気の全盛期だったので、深夜に東京を出発するスキーバスはいつも満員。交通事情も悪く、道路の交通渋滞も激しかったです(当時、夜、東京を出たスキーバスが、渋滞のために夜が明けても都内を走っていたという事がありました)。スキー場のリフトも待ち時間が長く混雑していました。ビッグコミックスピリッツで、ホイチョイプロが、「見栄スキー」のやり方を示していた、そんな時期でした(バブル以降の人には理解不能ですね)。DVDで発売されている「私をスキーに連れてって」を見ると、バブル時代の何もかも明るい雰囲気が分かるかもしれません。
中学のときに一度万座スキー場に行ったことがあっただけだったので、「うまくなるためにはスクールに入る必要がある。」と考え、志賀高原一ノ瀬の「パラレルスキースークル」というスキー学校に入りました。ここは2泊とか3泊の合宿制のスクールでした。二段ベッドで、見ず知らずの人たちと一つの部屋で寝るという、ある意味、環境は悪いのですが、同好の人たちとスキーの話をするのも悪くないので、まあ、それなりに楽しいものでした。スクールの講習は良く、とにもかくにも、ボーゲンから3日でパラレルの基礎が出来るようになりましたから。
その後も、何度も一人で滑りに行き、また、スクールに入り、友達とスキーに行き、で数年間練習しました。パラレルの癖を直すのに何年も苦労したので、本当は上手くなるまでスクールだけに行き続けた方が早く上達するのかもしれません。でも、自由滑走しないとスキーじゃないですよね。何かで読んだスキーの定義は、「スキーという道具を使って雪の上を早く滑る遊び。」(?)でした。「上手く滑る」のではなくて、「早く滑る」というのが、この遊びの本質なのです。自己流でもいいから、楽しく、早く、滑らなくては、面白くありません。
パラレルを初級レベルから上級レベルにするのに苦労して、次に苦労したのが、ウェーデルンでした。これがパラレルの小回りとは違う。早くスキーを回すというものでもない。その違いを理解するのに、ずいぶんかかりました。私の理解ですと、パラレルは、エッジの切り換えと体重移動だけで良い、ウェーデルンは、回すというよりも、その前の段階で、しっかりとスキー(雪面)に加重する意識が重要だ、こんなことになります。しっかりとスキーを踏むと、スキーが帰ってくる。散々、スキーを踏む練習をしました。
こういうウェーデルンの練習を積み上げて、やっと出来るようになってきた、と思ったら、カービングスキーが出てきて、板をカービングに替えた途端に、ウェーデルンが出来なくなりました。従来の技術で滑ろうとすると、上手く滑れません。昔のスキーでは、元々スキーのずれが大きかったので、常に、スキーをずらさない様にするという意識が必要でした。ところが、同じ意識で滑ると、カービングスキーは本当に滑らなくなってしまい、カービング ウェーデルンになってしまいます。そうすると、あっと言う間にオーパースピードになり、自分がコントロール出来る速度域を出てしまいます。それで苦労しました。
結局、「(ずれやすいスキーを)ずらさない。」という以前の意識を、「自分でスキーを適当にずらしてコントロールする」という意識に切り換えて、楽に滑れるようになりました。別にバッジテストを受けるわけではないし、自分が楽しくて、どこでも滑ることができ、見た目が格好良ければいいのです。ということで、今では、お気楽スキーです。
スキー道具
今は道具にこりません。板は、7年位前のヘッド。靴も同じときのサロモン。以前は、ラングを履いていましたが、靴がきついので、リフトに乗るたびに、全てのバックルを外すのが面倒で、やめました。それでも、10年近く履いていましたし、スキーを上達させてくれた靴です(でも、もう嫌です)。
サロモンは、ルーズですが、楽ちんです。踵なんて、5ミリから1センチ位動くような気がしますが、まあ、しっかりと踏んでいればいいはずだ、と信じて、楽な方を優先しています。
ポールはカーボンが軽くて、柔らかくていいですが、競技するわけではないので、あまり関係ないし。
中学生で行ったときは、スキーの板は木製、ストックは竹製、靴は革製なので半日も履くと濡れてびしょ濡れになってしまい、毎晩、靴を乾かすためのストーブの回りの場所取りをしていました。リフトはそんなに乗らないし、乗るとしてもシングルリフトしかありません。基本は歩いて上がって滑るのです。行き帰りの列車は満員で座れません。いい思い出ではありましたが、もう一度スキーに行きたいという気持ちにはなりませんでした。鶴見のIBS石井スポーツが閉店するということで、今後はどこでスキーを買ったらいいのでしょうか?
スキーとケガ
数年前、スキーのため半月板を損傷しました。30度の斜面、雪が深く積もっていたところを、ゆっくりと、ていねいに、降りるつもりが、板がひっかかり、転倒、そのときに右膝を強くねじりました。この事故自体も悪かったのですが、その夜、フロに入って温めてしまったのが、もっと悪かった。ケガが悪化したかどうかはともかく、痛みが増加し、治りが遅くなったのは間違いありません。初めての経験だったので、どれくらいのケガだったのか判断できなかったのです。1月の初スキーでケガ(半月板損傷)をして、せっかく交換したスタッドレスタイヤが無駄になり、夏タイヤに交換したいけど、膝か曲がらないのでそれも出来ず・・・。
その後、同じような斜面では、もう、丁寧に降りるなどは考えず、ウェーデルンで真っ直ぐに降りることにしています。ジャンプウェーデルンにすれば、スキーがひっかかることもない、せいぜい、普通にころぶだけですから。
スキーに行く車
レガシーがベストです。雪道、雨の高速道路での安定性が抜群です。レガシーの欠点といえは、雪国では、「レガシーは飛ばす。」と思われているらしく、、後続車の無言の圧力を感じて速度を上げざるを得ないところ。
ステップワゴンはFFでしたが、充分良く走ってくれました。それに車内で着替えができるのが便利でした。
FFだと、上り坂で上がらないときがあるのが欠点ですが。レガシーの様な他に選択枝のないフルタイム四駆ならともかく、パートタイム四駆だと、普段は積雪地に住んでいていないので、高いだけもったいないです。首都圏からスキーに行くのには、FFで充分です。あとは、急な上り坂のあるスキー場には行かない、ということです。
スタッドレスタイヤ
もし私が積雪地に住んでいたらブリヂストンのスタッドレスタイヤを買ったと思います。でも、普通のスタッドレスは、雪道や氷道の性能はすぐれていますが、高速道路での安定性に欠けるうえ(触ってみると分かりますが、柔らかいですからね)、雨の舗装道路でのブレーキ性能に問題があります。そこで、お勧めはミシュランのスタッドレスタイヤです。ミシュランのスタッドレスは、舗装路での性能が夏タイヤに遜色ありません。感覚的には、夏タイヤの80%~90%位といった感じです。安心して高速道路を走れます。
スキーのローテーションを直す
最近は、あまり、外向傾を強調していようですが、やはり身体がローテーションしていると小回りがうまくいきません。ひねりはカービングスキーになっても不可欠なのではないでしょうか。私は、パラレルの練習中、ローテーションの癖が直らずに苦労しました。色々なスキー技術の本に書いてあるローテーションを直す練習方法をとってもうまくいきません。しかし、あるとき、ローテーションが発生する根本原因に気がつき、それを修正したところ、あっと言う間にローテーションが無くなりました。それをお教えします。
ローテーションが起きるということは、スキーと腰が一緒に回転するということです。たいていのスポーツは腰の回転を利用しますが、スキーは腰は回さずに足だけを回します。ここがスキーの特殊な動きです。この特殊な足の動きを理解すれば、ローテーションは直ります。わざわざ、ストックを両手に捧げ持って滑る必要はありません。
まず、平地で真っ直ぐに立ちます。スキーもスキー靴も要りません。普段の格好のまま両足で立ちます。そして、片足を軽く地面から持ち上げて、その爪先を内側に(たとえば、右足ならば左側へ)回転させてみます。左右に回転させてみると、大体90度の範囲で足先を回転できるはずです。このときに右手を前に出し、その人指し指を右腰骨に真っ直ぐに当てておきます。この右手の人指し指が1センチも動かないようにしたまま、右足を左右にか回転させます。ローテーションする癖のある人は、このとき、右腰に当てた人指し指が動いてしまいます。これが正にローテーションなのです。スキーと同じ方向に腰が回転する、すなわち、上体がスキーと同じに回転することなのです。人指し指が1センチも動かないようにして(つまり、腰を回転させないで)、足だけを回転させるという動きを理解すると、すぐにローテーションは無くなります。大体、左右両方で、合計2~30分もあると、ローテーションは直ります。しかも、スキーも要りません。人指し指は、腰が動かないことを確認するために添えるのです。そうして、腰骨を動かさずに、足の骨だけを回転するというスキー独特の動きを覚えることです。

