タクシーのドアガラスが割れた

      

 南米のベネズエラという国でのことです。 産油国だけあって車はみんなアメリカ製のガソリンを撒いて走っているような大型車。 首都カラカスのタクシーもこんなアメ車です。 出張で当地に来ていた小生は例によって目的地までの価格交渉にのぞみ、交渉成立とばかりに車に乗り込みます。 ところがどうもドアの締まりが悪い。 運転手はどうやら強く閉めろと言っているみたい。 そこで小生が強く閉めると・・・・・・・   開いていた窓ガラスがドアの中でガチャーンというすざましい音とともに粉々になった気配!  運転手は両手をVの字に上げてサッカーのゴールを決めた選手のような感じで何やらスペイン語でまくし立てます。 「おまえが悪いんだ! 何でそんなに強く閉めた! これで俺も仕事が出来なくなった。 どうしてくれる!!! 」 とか何とか言ってる気配。 小生も負けずに「おまえさんが強く閉めろと言ったから閉めただけじゃないか! 何言ってるんだ、ちょっと強く閉めたぐらいで壊れるようなオンボロ車なんだろ。 何だアメ車じゃないか」 とスペイン語で言い返したいところを、英語かなんだかわからない言葉で応酬します。 らちがあかないので、とにかくホテルまで戻ってもらいスペイン語のわかるホテルの従業員に話をつけてもらい、20ドルのお金を払って決着となりました。 う〜ん、何ともよくやった。 旅先ではいろんな予期せぬ出来事がつきもの。 でも20ドルとは安かった。運転手はこれで修理が出来たのだろうか。

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