2004年度県高校総体 当時の顧問大石先生がまとめられたものです。

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1日目
1500m
秦野勇太 4’08”23(自己新)
志満津 隼人 4’15’10
尾形友嘉子 5’03”59(自己新)
 秦野は積極的な飛び出しから最後まで粘るという現段階での充分すぎるほど果敢なレースでした。本人が今年中に4’02”台まで持って行きたいとの頼もしい言葉も聞けました。志満津はレースに飲み込まれたような印象を受けました。益々自力をつけていく気持ちを新たにしてもらいたいものです。友嘉子は自己記録を2”更新。立派です。よくぞ2年間でここまで記録を伸ばしました。1000mの通過も今までで最速のペースについきました。

4×100mR
藤田−田口−佐藤−渡邊 43”11(麻高新記録)
石島コーチのコメントです↓
43”11と麻高記録を更新したものの、決勝進出には0”15届きませんでした。
選手それぞれの走りは見事だったと思います。直前のバトン合わせも今までで一番よかったですし、地区での反省をしっかり生かしてくれました。ただ、私はバックストレートにいのと人影などで確認しきれなかったのですが、ビデオで確認すると、1→2走,2→3走のところでかなり詰まり気味に渡しています。アンダーハンドパスは元々詰まることを前提としているのですが、適正距離より もさらに少し詰まってしまいました。直前のバトン練習は上手くいっていたことを考えると、本番でのプラスアルファを読んでやれなかったことが悔やまれます。
 事前の打ち合わせでもボーダーラインは43”00と読んでいたのでそれはほぼその通り(42”96まで)になったのですが、チーム自体がそこにもう一歩届かず非 常に悔しいです。冒頭に書きましたように選手はよく走りましたし、アンダーパスもよく活かしてくれました。4人の持ちタイム総合から考えても立派なタイムです。胸を張っていいと思います。走力に勝るチームに挑戦して迫った自信と、届かなかった悔しさを力にして、明日以降また勝負に行きたいと思います。

円盤投げ
石井 奈々絵 30m78(自己新) 8位入賞
鳥居 美里  30m71
 事前に予想していたライバルのできがよく、一投目からそれなりのレベルの試合になりました。二人とも直前のトライアルのできがよく、少し力みが見られた1投目で6,7位という位置。
これから勝負というときに本来の投げができませんでした。
32mという終わってみればそう高くない6位入賞ラインに二人とも届かなかったことは残念です。
改めて勝負の厳しさを痛いほど味わいました。事前に「二人で6位を争う展開もあり得る」とは言ってきましたが、鳥居にとっては9位という残酷な結果になってしまいました。ただ、二人で競い合いながら力をつけてきた今までの日々は確かに一人一人の記憶に残っているはずです。よく勝負の遡上に乗るまで力をつけてきました。二人ともまだ砲丸、円盤にも可能性は残されています。私にとっては3年連続の8,7,8,位でした。

2日目
400mH
佐藤 和樹 (予)55”42(自己新:麻高新) (決)54”63(自己新:麻高新)
井出 雄介  (予)60”65
「ブレイクする」とは今日のことをいうのでしょう。佐藤が事前のランキングで好位置につけていたとはいえ、一日で1”6もタイムを短縮し、3位入賞。表彰台に登りました。「高体連の歌」の伴奏の元、晴れがましい姿に部員達も大きな声で「和樹、おめでとうぉ」の大声。プレゼンテーターは私たちの世代にとっての恩師である、高体連陸上専門部の金田部長です。
 予選は力を発揮し、自己記録で1位通過。決勝もタイム上位者に与えられる6レーンと絶好の条件でした。
石島コーチの「前半抑える」という作戦がものの見事に的中し、ホームストレートでは3位につけました。ハードラーとしての資質は冬からの合同練習で多くの先生方からのご指摘でお墨付きでした。実際、7台目以降にリズムを保った走りができたのは8人の中でも僅かでした。
 佐藤は麻溝台中学校出身、このときはコーチの鈴木くんからきっちり基本的なことを教わっていました。
それに2年間の練習で徐々に、地道に力をつけ多くのライバルとの合同練習でも腕を磨いてきました。そして相模原高校の乙幡先生にも詰めの段階の練習でいろいろとアドバイスもいただきました。先生も決勝は私の横で注目してレースを見守っていてくれました。最大限の賛辞もいただきました。鈴木くんは乙幡先生の教え子でもあります。
 ご家族の暖かい愛情と、多くの人に見守られ育まれ、大輪の花を咲かせました。麻Tにある「でっかい夢」を32人の部員を代表して体現してくれました。この成果は本人の努力がもちろんですが、全部員の気持ちと力の結晶と考えます。「麻高陸上部員である」という誇りと自負心を多くの部員の中に根づかせてくれました。
 関東大会はこれからの練習しだいで後半の走りに磨きをかけ、インターハイを目指します。レベルは千葉、東京の結果次第でしょうが可能性は大です。6/19がレースです。埼玉県の熊谷競技場です。

100m
田口 祥平 (予) 11”20(+.07) (自己新) (準) 11”09(+0.6)(自己新)
藤田 敦史 (予) 11”16(+1.3) (自己新) (準)11”29 (+0.1)
緒方 里美 (予) 13”12(+0.8)(自己新)
 二人が準決勝へ進出。藤田は予選で11”16。ここ数ヶ月での飛躍的な記録の伸びには舌を巻くほどです。
秋にはこれまたレベルの高い1,2年生との対戦ですが、来年は夢の10”台への挑戦です。
 田口は予選で自己記録をほぼ3年ぶりに更新、昨日のリレーのあとのハムスリングへの若干の不安もありましたが準決勝ではそれもものともせづ、さらに自己記録を更新しました。とてつもなく長く、暗いトンネルの中での2年間を
耐え、心も鍛え、チームの一員のムードメーカーとしての「明るさ」も担い、今日の準決勝では「荒々しい、猛々しい」
本来の走りを見せてくれました。誠に残念なことに決勝で10”8台ででも関東を逃すというような全国屈指のハイレベルの戦いの中で、形に残るタイトルには手は届きませんでしたが、これからますます発展していく「Sprinter」としての入り口に入りました。
 緒方も自己記録を更新しました。12”代も間近です。

3000mSC
川田 駿佑 10’08”39(自己新)
 果敢なレースをしました。3回目の3000mSCでありながら1000mまで先頭に立つなど積極的にペースを作りました。ある意味この種目での将来性も感じることができます。決勝には手が届きませんでしたが、5000mに向けて弾みがつきました。昨秋の屈辱を来週は果たしてほしいものです。

3、4日目
先週も含め上・下の全ての素晴らしい写真はサイト「北相の高校」管理人様、S様からいただきました。本当にありがとうございます。

200m
藤田 敦史 (予)22”55(+1.0) (自己新)
      (準)22”98(+0.8) (自己新)
緒方 里美    27”94(+0.8)

800m
志満 津隼人     2’02”02(自己新)
秦野 勇太      1’58”02(自己新)
郷原 裕貴   (予)1’57”28(自己新)
        (決)1’55”99(自己新:麻高新) 6位入賞 南関東大会進出

5000m
川田 俊佑 15’47”12

110mH
佐藤 和樹 (予)15”73(+1.3)(自己新)
      (準)15”64(+0.9)(自己新)
       (決)15”34(+0.3)(自己新:麻高新) 4位入賞 南関東大会進出
井出 雄介 (予)16”48(+1.5)(自己新)
       (準)16”47(+0.6)(自己新) 

4×400mR
田口‐佐藤‐郷原‐渡邊 3’28”22(麻高新)

走り高跳び 石井 奈々絵 DNS

三段跳び 田子 政昌 NR

砲丸投げ 鳥居 美里 8m89

槍投げ 

河合 誠    46m00
石井 奈々絵 32m96

ちょっと日記調になってしまいますが。・・・・ 
 この四日間、教師として改めて若人の可能性と躍動感の素晴らしさを味わいました。
関東大会に進出した2名の選手は江藤先生、石島コーチが直接指導していますので、
私が彼らと関わってきたことは「おお。どうだ。」「がんばれよ」程度でした。
しかし麻溝台高校陸上部という大きな船をこいでいく際の舵取りの役として、集ってくれた
選手たちには目を配り、少しでも「がつっ」とまとまるためには、どうしたらよいかを考えてきました。
 取り組んだ結果の全部が結実し、全ての部員が満足な結果を残して、最後の総体を
終われるにこしたことはありませんが、そこには「勝負」がかかってきます。どこの学校のどんな選手も
真剣に陸上競技に向き合ってきています。それこそ踵(きびす)を接するのです。
全身がびりびりするほどの「緊張感」や「期待」を背負い、勝負の場面に臨んだことでしょう。
 勝った負けたには原因があります。それを受け止めて振り返り、さらに次どうするのかという繰り返しが
人間としての成長につながると思います。勝った二人はさらに上のステージがあります。
インターハイとは全国の66名にしか与えられない切符です。そして陸上競技選手にとって「一生に一度」です。
 具体的には南関東をみると110mHは15”0台、400mHは53”台、800mは展開しだいですが
1’54台での勝負に生き残っていかなければなりません。しかし二人にとっては
これからの練習でまだまだ力をつけていく時間はたっぷり残されています。
麻高陸上部が挑戦していくシンボルとしてのプライドの力をますます高めていきましょう。

 そしてこれからの麻高陸上部ですが、2年生の恐いもの知らずの大活躍が今回見られました。
秦野は1、2年生で県内TOP、河合は2位につけています。来週には新部長も決まることになります。
すべての部員が自分が今、部の発展について何ができるのか考え実践できたとき、それは大きな
「伝統」の力となり息づいていくことになるでしょう。

石島コーチの講評です↓
 佐藤は普段あまり褒めないんですが、もう見事と言うほかないです。本人自身も
あまりレース内容に納得したことがないのですが、今日はなかなかよかったようです(笑)。準決で派手な減速をした時には私も半分諦めかけましたが、そこからの怒濤の追い込みには今までを遙かに凌ぐ決勝への執念を感じました。中学の頃から求め
続け跳ね返され続けて、ようやく辿り着いた決勝の場でしたから、喜びもひとしおで しょう。先週の400mHの経験も生きたと思います。
 準決のインパクトが強かったので薄氷を踏むような試合だった印象があるのですが、よく考えると試合展開としては非常にまとまっています。ラウンドごとに確実にパフォーマンスを上げましたし、決勝でも自分のレースに徹することができていました。背は大きくないのですが後半追い込める選手ですから、特に順位を決める決勝ではそれが生きました。冬場の走り込みと地道な技術改善の結果です(いつの間にやら秋から1秒近く速くなってしまいました^^;)。番編やレーン順なども味方してくれたように思います。正直4位は出来過ぎの感もあるのですが、ハードルレースは何があるか分からない…というのも改めて感じました。15”34のタイムを聞いたときにここから先どう持っていこうかと少々考えあぐねましたけども、ビデオで確認するとまだまだアラが目立ちます。今回は勢いが勝ったという感じですが、スプリントハードル全国最速の南関東ではそれでは通用しませんから、より一層磨きをかけて熊谷に乗り込みたいと思っています。

江藤先生コメントです。↓
郷原1′55″99
 1周目56″+2周目60″=1′56″を自分への的確な目標と設定をし、その
ための練習を着実にきっちりとこなしてきた。みごと目標のタイムと南関東大会出場
を果たした。うれしい誤算は1/00秒だが1′55″台に突入したことだ。南関東大会
に向けて1日2本走れるスタミナつくり、ラスト100mから勝負できる切れのある
スパートを1ヶ月弱という期間で、可能な限りの練習を、共に挑戦していきたい。記
録的には1′54″台を目標。やればできる。