横浜市国際学生会館 Yokohama International Student House

 「よこはま地球村」の紙面から

ニュースレター

各号のトップ記事です。

潮田交流プラザ秋まつり〜留学生との気軽に交流できました〜(2005年冬号)

留学生による文化講座を開催〜アットホームな触れ合いがありました〜(2005年秋号)

留学生による講座が開講 〜講師のためのゼミナール〜 (2005年夏号)

季節の飾りつけ 〜日本の四季や伝統行事を留学生にも感じて欲しい〜 (2005年春号)

留学生のための就職ゼミナール 〜2回連続講座で、より実践的なアドバイス〜 (2004年冬号)

念願の浴衣が着られました 〜潮田西部地区盆踊り大会に参加〜 (2004年秋号)

新しい仲間を迎えて 〜入居歓迎式を開催〜 (2004年夏号)

留学生による講座を地域へ出前 〜地区センターとの共催事業〜 (2004年春号)

「潮田交流プラザ秋まつり」を盛大に開催 〜留学生が、心をこめたおもてなし〜 (2003年冬号)

留学生と日本人学生との交流事業「野島で合宿」 〜真剣に語り合える仲間ができた〜 (2003年秋号)

わたしたち、こんな活動をしています 〜市民利用施設のご紹介〜 (2003年夏号)

一家団らんの旧正月 〜中国・韓国でのお正月の祝い方〜 (2003年春号)

留学生も地域の一員として 〜地域と留学生とのかかわり〜 (2002年冬号)

家族室 〜留学生を支える家族たち〜 (2002年秋号)

体験を通じて楽しく交流 〜「箱根・かまぼこ作りとバスハイク」〜 (2002年春号)

国際色豊かに、楽しく 〜秋まつりを開催〜 (2001年冬号)

研究者室 〜会館での生活を、より多彩にする人たち〜 (2001年秋号)


潮田交流プラザ秋まつり〜留学生との気軽に交流できました〜(2005年冬号)

 10月2日(日)に潮田交流プラザにおいて国際学生会館、潮田地区センター、潮田地域ケアプラザ合同のお祭りが行われました。すっかり地域に根ざしたこの秋まつり、天候に恵まれたこともあり、400人もの来場者を迎えることができました。24か国地域の留学生らが暮らす学生会館では、国際色豊かな催しを行いました。
 入居者有志が中心となって2か月前から準備をはじめ、迎えた本番。たくさんのお客様を迎え、お祭り後の学生たちは満足そうな表情でした。

屋台村

各国料理の屋台村では料理自慢の留学生が腕をふるいました。
*
ジャージャー麺(中国)特製肉みそが自慢
*
マハ(フィリピン)ココナツミルクたっぷりの南国デザート
*
杏仁豆腐(中国)フルーツもふんだんに
*
インドカレー(インド)スパイス豊富な、グリンピースカレー
*
八宝粥(中国)緑豆、ナツメなどが入った身体に優しいお粥
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トッポッキ(韓国)韓国屋台の定番、餅の甘辛炒め
「本番ではトッポッキを作り続けて忙しかったです。本場の材料ですが日本人の好みにも気を配りました。『おいしい』と評判で満足です。」(金鮮海さん)

 

 

 

国際喫茶

 7か国のブースで茶菓を味わいながら留学生と交流を図る国際喫茶は大変な活気で、自由に歩き回るのが大変なほど。茶菓や民芸品を説明する留学生と来場者との活発な交流がみられました。
*韓国館
*ベトナム館
*スリランカ・インド館
*中国館

 「アイディアが多すぎて意見をまとめるのが大変なくらい、準備は盛り上がりました。一言掲示板にお客さんがコメントを寄せてくれて嬉しかった。」(徐平さん)
*アメリカ館
 「手書きのアメリカ地図作りが大変でした。スモアズという甘いお菓子を200個用意しましたが、1時間くらいでなくなりました。」(コリンさん)
*ラオス館
 「楽しかったです。お客さんがラオスに興味をもってくれて嬉しかった。多くの人と会話できました。」(ノエルさん)

展示「よこはま愛・地球博」

入居者の母国を、国ごとのパネルと民芸品等で紹介しました。活気に満ちた喫茶とは対照的に静かで落ち着いた雰囲気のなか、ミニ世界旅行を楽しんでいただきました。留学生は来場者へのメッセージを書いたりポスターや民芸品などを提供したりと、母国紹介に張り切りました。

 

館内ツアー

普段入れない居住スペースを入居者自らが案内するツアーを3回行いました。最上階の図書室でみなとみらいの景色を堪能し、研究者室、単身室の居室も訪れました。

 

スタンプラリー

3施設合同の催しで、80人近い子どもがクイズに挑戦しながら4か所のポイントを回りました。学生会館では外国にちなんだクイズが出され、子どもたちは留学生と交流しながらスタンプを集めました。

留学生による文化講座を開催〜アットホームな触れ合いがありました〜(2005年秋号)

 8年目を迎えた「留学生による文化講座」は、留学生が自分の母国や専門分野を市民に紹介して交流を図る講座です。6月30日から7月21日の間に6講座を開催し、約100名が受講しました。
  テーマとした国は、ベトナム、ブルガリア、スリランカ、ラオス、中国の5か国です。「ベトナムへ行こう」など、「〜へ行こう」というタイトルで統一しました。留学生の案内によってその国を訪れた気分になれれば、という思いでつけたものです。
 学生会館の講座の特徴は、アットホームな雰囲気のなかで生の情報交換を行い、お互いの交流を深めていくことです。文化講座でもコンピュータや映像機器を駆使してヴィジュアルにプレゼンテーションする傾向にありますが、講座の醍醐味はなんといっても参加者同士の触れ合いです。
 受講者のなかには留学生と初めて接して、その勉強熱心な姿に感心する方も多くいます。
 一方、講師を務める留学生は、幅広い年齢層の方や人生経験豊かな方と接することで、日本に対する見方を深めていくようです。最初は気楽に考えていても、母国紹介は難しいものです。真剣に準備するなかで母国に対する認識を深め、誇りをも感じるようになっていきます。

ラオスへ行こう (全2回)

<内 容>
一般事情、観光スポット、結婚式などの伝統文化紹介、踊りの実演、料理の試食など

<講師から>
 チッタウォン カンパンさん、ウオンサムパン ブンタノムさん「2人で分担しました。3人の家族も加わり、チームプレーで行いました。映像もたくさん用意したけど、最も役立ったのは、自分の経験を話すことです。自分の目で見たものは伝えやすいし、話すのに緊張感も少ないと分かりました。」

 

中国の書を知ろう

<内 容>
書体の変遷、書の道具、有名な書家とその作品、書道に関する、歴史的背景も踏まえた解説
<講師から>
 張長允さん「受講者のほとんどが、書の専門的な知識を持っていて驚きました。インターネット、自分の資料、手書きの書を組み合わせたレジュメを準備しました。1回きりの講座では、なかなか全部を紹介できなかったのが心残りですが、講師を務めることができて良かったです。」

ブルガリアへ行こう

<内 容>
一般事情、言葉と文字、歴史、ダンスの実演、ヨーグルト料理の試食、ローズオイルの試香など
<講師から>
 ペトロバ ラディナさん「2か月前から準備を始めました。参加者が五感でブルガリアに触れてもらえるように内容を工夫して、いろいろなものを紹介しました。初めはかなり緊張しましたが、参加者もフォローしてくれたので楽しい経験ができました。」

 

<受講者の声>
☆短い時間でたくさん紹介してくださり、その国を実際に旅した気分になりました。
☆留学生から直接聞く自国文化紹介はなかなか貴重な機会でした。人柄が伝わってくるようで、大変良かった。
☆初めて学生会館主催の講座に接し、留学生の方々のご協力と熱意を感じました。

「スリランカへ行こう」

留学生による講座が開講〜講師のためのゼミナール〜(2005年夏号)

 「講師をやってみたいけれど自信がない」という留学生のために、会館では講師になるための一連のプログラムを用意しています。希望者はまず「講師のためのゼミナール」に出席して講座の概要を把握し、講師登録を済ませた後、数回の研修を経て、晴れて講師デビューを果たすのです。

今年は4月12日(火)と24日(日)に「講師のためのゼミナール」を開き、計27人の参加者がありました。ここでは各講座の特徴を説明し、参加型講座の進め方についてのポイントをアドバイスしました。なかでも昨年講師を務めた先輩たちによる模擬レッスンはとても参考になったようで、みんな真剣に耳を傾けていました。
 5月からは講師の卵たちが緊張した面持ちで初舞台を踏んでいます。市民の皆さんにお会いできる日を楽しみにしています。


「では、発音しましょう」


一言も聞きもらさないように

 


季節の行事や飾りつけ〜日本の四季や伝統行事を留学生にも感じて欲しい〜(2005年春号)

 会館では、留学生に、“日本には四季があり、その季節ごとに伝統的な行事が行われている”ということを肌で感じて欲しいとの思いから、年間を通して季節の飾り付けをしています。
 4月に入居する学生を桜や菜の花の飾りで迎えることから始まり、五月人形やこいのぼり〜七夕の笹竹〜クリスマス〜お正月飾り〜書初め〜鏡開き〜節分の豆まき・・・そして、雛人形を仕舞う頃、さよならパーティをして退館するという流れで1年間が過ぎて行きます。雛人形や五月人形・こいのぼり一式は、会館ができた年に市民の方から御寄付頂いた、歴史の感じられるお人形です。
 この号では、その一端の1月から3月までを紹介していきます。 

1月 お正月飾り〜書初め〜鏡開き

 暮の20日を過ぎる頃、鏡餅を飾り、出入口に玄関飾りや若松を配して、その由来を張り出し、お正月を迎える準備をします。鏡餅を置いた緋毛氈には、墨汁・筆・半紙を出しておいて、年末から書初めができるようにしておくのがユニークなところです。書いた留学生の思いのこもった言葉や各国語の文字が、壁一面に張られているのを見るのは、新年の楽しみです。毎年必ず、達筆な文字や墨絵の書ける留学生が現れるのも入居者の裾野の広さが伺えます。壁一面の書初めに誘われて、会館を訪れた市民の方が、飛び入りで筆をとられることもあります。
 鏡開きでは、小豆から煮てお汁粉を作り、自由に食べてもらいます。お餅は食べたい人がオーブントースターで焼いて入れます。お汁粉は留学生にめずらしいようでなかなかの人気です。

 

2月 節分

 節分には、豆まき用の大豆を紙の升に入れて、鬼の面などと一緒に事務室の前に置いておきます。“年の数だけ食べるのはそこでも大丈夫!ただし、豆まきをするなら各自の部屋で”が、ルールです。小さな子が、鬼の面をつけてふざけていた留学生におびえて、大泣きした年もありました。

3月 ひな祭り

 緋毛氈を出して、壇を作り、雛人形を飾ることから始まります。衣冠束帯、お道具などを其々の人形につけていきます。
今年は、足りなかった金屏風や傷んだ雪洞を買い換えて、装いも整えて飾りました。お雛様もにぎやかになった段を喜んでいるかもしれません。菱餅・雛あられ・桃の花などを添えて完了です。ある年は、誰が買ってくれたのか雛あられや白酒などが増えているひな壇を発見した朝もありました。


留学生のための就職ゼミナール〜2回連続講座で、より実践的なアドバイス〜(2004年冬号)

 日本での就職活動をめざす留学生のためのセミナーを、10月16日、21日の全2回講座で開催し、延べ45人が参加しました。参加者の国籍は中国が大部分で、学年は学部3年生と修士1年生が中心です。アンケートによる将来の希望では、日本で働いた後母国に帰りたいという人が6割をしめました。
 講座の内容は、東京外国人雇用サービスセンター指導官による就職状況・就職活動状況の解説および留学生の就職活動体験談、さらに国際ビジネス人材育成センター講師によるビジネスマナーの実践講座と、幅広く実践的なものでした。「就職活動の具体的なイメージがつかめた」「留学生独自の就職活動方法があることを知った」などと参加者には大変好評でした。
 講座のなかから、就職活動に役立つポイントをご紹介します。

留学生等の就職状況

2003年度の、就職による在留資格変更許可申請者は4,254人。89%の3,778人が許可されました。付与された在留資格は「人文知識・国際業務」が6割強、「技術」が2割。専門的な知識を要しない職種は不許可となりがちです。

 

内定者、現社会人の体験談から

●希望を明確に:業界・規模・海外勤務等、自分の希望を明確にしましょう。エントリーシートの記入は、求める人材像を会社のHPで確認してから。

●社風を知る:
会社説明会がチャンス。積極的に質問をしましょう。

●面 接:
時事問題などを本で事前学習する。どんな質問にも落ち着いて。自分をアピールして知ってもらうと同時に、相手を知るつもりで臨みましょう。

●粘り強く楽観的に:
実力があっても落ちることもあります。落ち込んだ気持ちを引きずらないように。

●会社選び:
会社の大きさばかりでなく、将来性や、自分のキャリアを発揮して貢献できるかどうかを主眼に決めていくとよいです。

●入社後:
評価は外国人だからといって甘くしてもらえません。  

ビジネスマナー

● 電話では「申し上げる、拝見する、人事ご担当の方、お電話させていただいている」などの表現を使うと差が出る。
● 時間に遅れる場合は、理由をいうよりもまず謝る。そして、今どこにいてどのくらいで着くかを具体的に伝える。
● 面接の服装は、清潔感が大切。 

差がつく応募書類の七か条

1.写真は重要です。明るい表情で清潔感と意欲にあふれたものを。
2.資格は、正式名称と取得年月日を入れる。
3.特技や趣味欄は、羅列よりも一つを詳しく文章で表現し、理解の一助としてもらう。
4.筆記具は0.7ポイントのペンで、手書きするときれいに見える。
5.挨拶状・インターンの経歴・成績証明書・自己PR書を添える。
6.提出するときはクリヤーファイルに入れて大きな封筒を用いる。
7.手渡すときには、正面を相手の方へ向けて。

留学生向け求人サイト 情報収集に役立てよう

外国人就職ネット http://www.tsubasainc.net/
東京外国人雇用サービスセンター http://www.tfemploy.go.jp/
国際留学生協会 http://www.ifsa.jp/
日本学生支援機構 http://www.jasso.go.jp/


念願の浴衣が着られました〜潮田西部地区盆踊り大会に参加〜(2004年秋号)

 毎年、地元の盆踊り大会に呼んでいただいています。今年は7月24、25日に行われ、OBや友人などを含めると70名を超える人たちが参加しました。市内の留学生のあいだでは、入居すると浴衣が着られるというウワサが広がっているようです。
 会館の留学生たちは、地元の方との交流を大切にしながら、日本の伝統文化や季節の行事を楽しんでいます。

盆踊り

 中国には盆踊りのような行事はないそうで、すっかり暗くなった会場に浮かびあがった提灯のあかりに見とれている学生もいました。
 初めて見る盆踊りに戸惑っている留学生を見かけると、お揃いの浴衣を着て踊っている地元の皆さんがやさしく声をかけ、手取り足取り、親切に教えてくださいました。
 ●「若い留学生のお陰で、地域の若者も盆踊りに集まってくるようになりました」(地元の方の声)
 ●「ランプ(ちょうちん)がとてもきれい」「踊りはとても難しかったけれど、“きよしのズンドコ節”は面白くて覚えやすかった」(留学生の声)


踊ってみると楽しいナ

浴衣の着付け

 地元のお二人のご厚意で、2日間に亘って全員の着付けを引き受けていただきました。さすが、プロ!2時間半あまりの間に30人以上の学生たちを、見事に浴衣姿の美男美女に変身させてしまいました。留学生は姿見の前で嬉しそうにポーズをとったり、写真を撮り合い、会館内は会場に着く前から、すっかり盆踊り大会の雰囲気です。
 ●「留学生とお友達になっちゃったわ」「留学生がこんなに日本の着物に興味をもってくれるのは、とてもうれしいことですね。希望者がいれば、会館で学生さんに着付けを教えてあげることもできますよ」(着付けの先生) 

初めて着る浴衣に緊張

杏仁豆腐の屋台

 町内会の屋台に混じって、昨年から、会館も「杏仁豆腐」の屋台を始めました。今年も、在館者の各国の舌で確認しながら、直前まで試作を繰り返し、昨年の味に負けない美味しい杏仁豆腐ができあがりました。
 浴衣姿の学生が販売する屋台は、華やかな雰囲気をかもし出していました。初めて出店した昨年と違い、お客さんを呼び込む声にも自信が感じられ、二日間で約500食を完売しました。何人分も持ち帰るお客さんもいたり、また子どもたちにも大人気でした。
 学生たちは、来年はもっと美味しい杏仁豆腐を作って地域の人たちに喜んでもらいたいと、今から張り切っています。

手作り杏仁豆腐!おいしいヨ!

新しい仲間を迎えて〜入居歓迎式を開催〜(2004年夏号)

 2004年度が始まった4月1日から、学生会館では新たな入居者を迎えました。今年の新入居者は62人(同伴家族を含む)で、出身国は12か国にわたっています。
 入居から1週間ほどたった4月10日(土)に、新入居者の歓迎行事が続けて行われました。入居歓迎式、生活オリエンテーション、歓迎パーティの3つです。なかでも入居歓迎式は、改まったなかにも和やかな雰囲気の式典となりました。

入居歓迎式

 会場の学生会館ホールには、新入居者のほかに入居2年目の在館者、来賓など約70人が集まりました。来賓として、自治会代表の方や今年度の入居審査にあたった入居者審査会委員の皆様のご出席をいただきました。
 式の冒頭、学生会館の藤澤館長の歓迎挨拶では「あいさつをしましょう、ルールを守って生活しましょう、そして会館での生活を楽しみましょう」という3つの提案がありました。
 また、来賓お二人からもご挨拶をいただきました。入居審査会会長(鶴見区自治連合会会長)横山正志さんは地域で留学生とともに暮らし交流する視点から、また入居審査会副会長(横浜国立大学副学長)矢内光一さんは大学で留学生と住居・宿舎の問題にかかわる立場から、とそれぞれの観点と体験に基づいた内容となりました。
 そして、入居者の自己紹介です。新入居者に始まり入居2年目の在館者まで会場にいる全員が、一人ずつ自己紹介を行いました。覚えたての日本語で挑戦する人もいて、会場はぐんと和やかな雰囲気に。一人ひとりに拍手が送られました。
 最後は在館者からの歓迎挨拶。姜真シンさんの心のこもったスピーチによって、入居歓迎式は締めくくられました。


よろしくお願いします

歓迎挨拶から「いい思い出を一緒に作ろう」 姜 真シンさん(中国)

 皆様、本当にご入居おめでとうございます。そして、横浜国際学生会館へようこそ!
 去年のこの時期に私もたぶん今の皆様と同じ気持ちで、会館での新生活をはじめました。ちょっと不安で、生活やバイトなどのことで悩んだり、新しい友達ができるかどうか心配したりもしたけれども、事務室の方々の親切な笑顔と会館の先輩たちの助けのもとで無事楽しく、そして、元気よく、一年間の留学生活を送ることができました。 個人的なアドバイスとしては、積極的に会館の活動に参加してみましょう。仲間が増えて生活も充実してくると思います。
 皆様の力で、会館を去年より一層賑やかで活気あふれる、温かい大ファミリーにしていきましょう。いい友達とたのしい思い出をたくさんつくりましょう。 

生活オリエンテーション

 入居歓迎式後に、新入居者を対象とした生活オリエンテーションを行いました。快適な生活を送るためのヒントや年間を通じて行われる会館のイベントの紹介を行いました。
 地元鶴見警察署からも係の方をお招きし、安全な生活を送るためのアドバイスをいただきました。ひったくり被害を防ぐ歩き方や、交通ルールを守った自転車の乗り方などの実践的な話に、身を乗り出して聞く姿がめだちました。

留学生による講座を地域へ出前〜地区センターとの共催事業〜(2004年春号)

 市民を対象として、これまで会館だけで行ってきた留学生による文化講座や語学講座を地区センターと共催で実施しました。留学生による講座を地域の身近な場所で行うことにより、さらに気軽に参加して頂くための初めての試みでしたが、参加された皆様からは大変ご好評を頂きました。共催して頂いた地区センターのスタッフの皆様、ありがとうございました。こうした試みをさらに拡げていこうと考えております。「留学生による講座の地域への出前」を通して、ささやかに多文化に触れてみてはいかがでしょう。
 講座の様子を各地区センターからご紹介いただき、講師にも印象を聞いてみました。

杉田地区センター

 ワンパク事業の新企画として小学生親子を想定したのですが、高学年は子どもだけの参加が目立ちました。子どもたちにも分かりやすいように、セネガルはパリ・ダカール、ブラジルはサッカー、中国は卓球でPR。特に学校の話が興味深かったようで、「テストはあるんですか?何点ならいいんですか?落第しちゃうんですか?」と質問攻め。日本でよかったと安堵の顔、顔、顔。親からは「機会があればもっといろんな国の話を聞きたいし、料理も教えて欲しい。」との声がありました。(今井副館長)
<講 座>
10〜12月 「中国語講座」全12回
11〜12月 「留学生と文化交流・料理」を小学生親子対象に(セネガル、ブラジル、中国)
 

市沢地区センター

 新しいセンターなので、いろいろな自主事業を実施しています。今回の留学生による講座は、国際化の流れを地域の方たちに直接感じ取っていただける事業でした。「広報よこはま旭区版」で募集し、参加した皆さんには「留学生から直接それぞれの国の話が聞け、料理も作って、大変良かった。」と好評でした。(野村館長)
<講 座>
9・11・2月 「話と料理」シリーズ(中国、韓国、モンゴル)

希望が丘地区センター

 国際交流を図ることを目的に“世界の料理”として、近隣の中国と韓国の料理講習を実施しました。参加者も最初は講師が学生さんであることに疑心暗鬼でしたが、いざ講習が始まると手さばきの見事さ、使用する油の多さ、ラージャ等の隠し味・・・本場の作り方の違いに感心していました。会食しながらの歓談では話が弾み時間が足りないようでした。(福永指導員)
<講 座>
10月 「世界の料理・中国と韓国」
2月 「ワンパクホリデー『留学生と遊ぼう』」を小学生対象に(中国)

「留学生による中国語講座」講師 湯 玉梅さん(中国)

 会館と地区センターと両方で講師をした。杉田地区センターで中国語を教えたときの受講者は、語学の勉強が目的の人が多く、それに合わせて授業の内容も文法を主に行った。会館の場合は、中国人と交流したい人が多かったので、主に中国の文化・習慣・中国人の行動様式に重点を置いた。両方とも和やかな雰囲気で、語学の勉強を通じてより多くの日本人に、中国人または中国への認識を深めていただいたように感じた。そして、自分自身も多年齢のネットワークがより広がり、日本の社会への理解を深めることができた。

「お隣の国・韓国の話と料理」講師 呉 圭澤さん(韓国)

 今までの近隣の方との色々な触れ合いの行事に加えて、今年から始まった出前講座は、市内の様々な地域の方々と触れ合う機会を与えてくれます。始めは緊張や戸惑いもありましたが、参加者の皆さんに助けて頂いて最後まで楽しい講座ができました。自由な話し合いでは、改めて皆さんの韓国の文化に対する興味と愛を感じ、ありがたく思いました。今後もこのような催しがさらに拡大していくことを望みます。

「潮田交流プラザ秋まつり」を盛大に開催〜留学生が、心をこめたおもてなし〜(2003年冬号)

 10月5日(日)、潮田交流プラザにおいて恒例の「潮田交流プラザ秋まつり」を行いました。国際学生会館、潮田地域ケアプラザ、潮田地区センター3館がそれぞれに趣向を凝らし、約300人の来館者を迎えました。国際学生会館では毎年人気の各国料理「屋台村」に加え、新たな試み「国際喫茶」をオープンしました。
 在館者の自主的な企画・実行によって行われた秋まつり。留学生の活動を日本人学生4人がしっかりサポートし、にぎやかで楽しいお祭りになりました。市民の皆様との交流も深めることができました。

国際喫茶

 ホールでのイベントは、その年の在館者が企画から考えます。今年も学生たちで話し合いを重ね、いくつかの国が喫茶のブースを出すことにしました。館内で募集した結果4カ国が決まり、館ごとに、装飾やお茶とお菓子の準備を進めました。
 来場者にくつろいでいただけるよう会場にはテーブルやいすを配置しました。来場者と留学生との会話もあちこちで聞かれ、話の輪が広がったようです。

韓国館

大使館を始め各機関のご協力を得ることができました。伝統婚礼服の試着とポラロイド撮影は大人気で、用意した70枚のフィルムはすぐになくなりました。6種類ものキムチには、珍しそうに食べ比べる人の列ができました。

中国館

留学生数が多いので、準備はにぎやかに進みました。ブースの飾りは留学生が持ち寄ったり、また手作りをしたりと、中国の雰囲気が出るよう工夫しました。

ヨルダン館

本物のアラブコーヒーを味わってほしいとの意気込みで準備しました。民族衣装でのサービスに、衣装への質問も相次ぎました。

インド館

手作りのスナック"サモサ"(カレー味のジャガイモを包んだ揚げパイ)を100個用意したところ、1時間でなくなるほどの人気でした。

屋台村

事前に提案された料理を試作・試食して、よりおいしい味が出せるよう準備を重ねました。

モンゴルのボールツォグ

ねじった形の揚げパンを、砂糖をまぶして食べやすくアレンジ。

韓国のチヂミ

緑豆を生地に使ったこだわりの味で勝負。シェフは去年も担当したベテラン。

中国のピータン粥

手軽に作ってトッピングに凝りました。お母さんの味を再現。

バングラデシュの海老カレー

サイズにもこだわった海老が自慢。ナント材料費の半額で販売! 食べた人はラッキー!

喫茶スタッフの声

*作り方などを聞かれたり、美味しいと言ってもらえて、大学では会えないような幅 広い年代の日本の人と交流ができて嬉しかった!
*初めから責任者だと分かっていたら、大変そうで引き受けなかったかもしれないけど・・・母国でもなかなか出来ないような貴重な体験ができてよかった。

屋台村シェフの声

*皆で一緒に作る作業は、面白かった。
*大変だったけど、母国の料理を食べてもらえてよかった。
*生地を作り直すというハプニングもありましたが、販売に間に合い味も好評で、ホッとしました。

留学生と日本人学生との交流事業「野島で合宿」〜真剣に語り合える仲間ができた〜(2003年秋号)

 交流会「野島で合宿」を、6月21〜22日に野島青少年研修センターで行いました。学生会館では、毎年、留学生と日本人学生むけに日帰り交流会と1泊の交流合宿を行っています。同じ学校に通っていても知り合う機会が少ない留学生と日本人学生に、交流のきっかけを作ることが目的です。宿泊を伴う交流合宿では、寝食をともにしながら、各国料理作りやキャンドルを囲んでのナイトプログラムなど、密度の濃い交流活動を行います。 

事前交流会って?

 顔合わせのための事前交流会を6月12日夜、学生会館にて実施しました。
 ゲーム形式での自己紹介や、お互いを知り合うためのアクティビティを重ねるうちに初対面の緊張は解け、合宿当日にみんなで作る夕食のメニューを決める頃にはすっかり打ち解けていました。事前交流会で「仲間」になっておくことで、合宿での交流活動はより充実したものになります。

アクティビティって?

 初対面の人同士が心を開き合うきっかけとなるような活動を意味します。お互いを知るところからはじまり、価値観や個性の違いなどについて話し合っていきます。例えば、「バルーン」では、それぞれが気球に乗せた10個の大切なものを一つずつ捨てていかなければならない旅人になったと仮定して、「一番大切なもの」について意見を交換します。交流合宿ではいくつかの場面でこうした活動を行い、その中で感じたこと、気付いたことを伝え合います。

 3回目の参加ですが、今年の合宿は最高でした。お互いの相性がいいというのもありますし、積極的にBBSやメーリングリストなどを作ってくれる仲間がいたおかげで、みなさんとの絆を深めることができました。今の段階では、飲み会を一回しかやっていませんが、これからはみなさんと一緒にいろいろな活動して、交流を深めていきたいと思います。(武蔵工業大学4年 胡 定遠(マレーシア))

 たくさんのことを素直に楽しみ、笑うことができた合宿でした。短期間であれほど仲良くなれるのか、というくらいみんなと交流を深められた気がしています。
せっかくできたつながりを今後も大切にしていきたい、ということで合宿後も掲示板をつくり情報交換をしています。今は、夏休みが終わったらみんなでまた会おうと話しているところです。
 さて、夏休み後にはみんなで合計何ヶ国を訪れたことになっているのでしょうか・・・(笑)。(立教大学4年 藤田 素子)

2日間で感じたことを表すと・・・

担当者から

 恒例の事業ですが、毎年感じるのは、留学生も日本人学生も自分の夢や希望を真剣に語える場を求めているということです。交流合宿はあくまできっかけです。この絆が今後どうなるかは参加者次第。その場限りでなく、ずっと続くかけがえのないものになるといいですね。

わたしたち、こんな活動をしています〜市民利用施設のご紹介〜(2003年夏号)

 国際学生会館は、留学生の宿泊施設であるとともに市民利用施設を兼ね備えています。国際交流の会合などに利用できる研修室およびホールと、図書資料をそろえた学習室です。特に、研修室やホールは市民グループの活動にご利用いただいています。今号では、会館施設で活動している団体のうち、3グループをご紹介します。 

語学講座 陳発昌さんの中国語講座

 2001年に潮田地区センターの事業としてスタートし、講座終了後も学習を続けています。留学生講師の陳発昌さんと8人の受講生が、会話や読解を楽しく学んでいます。
 教室はとにかく明るい雰囲気です。受講生が「先生は優しくて、若いながら真面目な方です。上手な日本語で教えてくださるので安心して学べます」といえば、陳さんも「年齢では先輩である皆さんががんばっていらっしゃるので、私も刺激を受けます」と、すっかり信頼関係ができています。
 教室を離れての中国訪問を2回も果たした、活動の活発なグループです。

日本語教室 こんにちは(国際交流の会)

 「こんにちは(国際交流の会)」は日本語教室と国際理解・交流事業を行っているボランティアグループです。日本語教室の会場として、学生会館の研修室が利用されています。約10人のボランティアメンバーが、手作りのテキストを利用して、交替で授業を担当しています。
 学習者の出身地は中南米を中心に幅広く、職業や生活環境も多岐にわたっています。学習者のみなさんに共通するのは、勉強に大変熱心なこと。日本語検定を目指す人もいるそうです。教室では、お互いに助け合いながら学ぶ風景がみられます。会の活動についてはホームページをどうぞ。
「こんにちは」ホームページ
http://www.konnichiwa.org/

サンバチーム SAMBAU(サンバウー)

 SAMBAU(サンバウー)は、学生会館の講座「サンバワークショップ」をきっかけに1995年に結成されたサンバチームです。浅草サンバカーニバルをはじめ、学生会館の地元潮田神社祭礼のパレードなど、さまざまなイベントに参加しています。「サンバウー」には、「楽しい夢が詰まった大きなトランク」という意味があります。
 練習は基本的に第2、第木曜日の夜7時から学生会館のホールで行っています。ダンスも楽器もどなたでも気軽に参加していただけますので、ぜひ一度遊びにいらしてください。(SAMBAU代表 平嶋千里さん記)

一家団らんの旧正月〜中国・韓国でのお正月の祝い方〜(2003年春号)

 今年の2月1日、学生会館内では「新年好!(あけましておめでとう!)」の挨拶が行き交いました。
 この日は旧暦の1月1日。中国、韓国ではお正月を新暦ではなく旧暦で祝っているので、この日がお正月なのです。中国では「春節」、韓国では「ソルラル」と呼ばれ、いずれの国でも最大の祝日となっています。
 留学生それぞれの家庭での、お正月の祝い方とお正月の思い出を話してもらいました。 

中国 春節(桂 成豪さん)

 私の出身地は朝鮮族が多く住むところで、標識なども朝鮮語と中国語が併記されています。従って、生活の風習も中国と朝鮮の両方が入り混じっています。州の方針で、正月休みが1〜2週間と長く定められています。

新年の迎え方

 新年の飾りとして、最近では中国式に「福」の字をさかさにしたものをつける家もあります。
 大晦日の夜11時頃には餃子を作り、年があけた0時すぎに食べ始めます。また、時には爆竹が鳴り響きます。「正月が来たなあ」と実感するときです。
 元旦は、食事の前に年配の人に新年の挨拶をします。そうして子どもはお年玉をもらうのです。また、お正月の思い出深い食べ物といえばソルギットです。黒豆ともち米を何層かに重ねて蒸した朝鮮の食べ物で、私にとっては祖母の味です。元旦には子どももちょっぴりお酒をもらいます。これは、お酒を飲むことで耳がよくなる、つまり人の話をよく聞くようになるといういわれによる習慣だそうです。

親戚が集う

 春節には、親戚が10人以上集まり、お正月の2〜3日はおしゃべりをして遊んですごします。お正月は家族が単位の行事なので、普段は故郷を離れて暮らす人たちも帰ってきます。私も去年は帰国しました。友だちもみんな里帰りするので、懐かしい人たちにたくさん会えてよかったです。

韓国 ソルラル(金 相佑さん)

 私は釜山の出身です。都会育ちなので、伝統的な行事や遊びの経験は少ないと思います。それでも私にとってもお正月は特別なときです。韓国での休日は正月をはさんで前後1日ずつの計3日間です。

元旦の行事、チャリェ(茶礼)

 先祖をしのんで行う供養の行事です。先祖にチャリェサン(茶礼床)という食事のお膳を供えてジョルという挨拶をし、先祖が食事をすませてから家族が同じ物をいただきます。チャリェサンに並ぶ料理は20種類以上で、料理の並べ方に様々な決まりがあります。例えば、魚類は東側に、肉は西側に置きます。また果物は紅いものを東側に、白いものを西側にする、などです。
 チャリェの準備は親戚みんなでします。料理はすべて手作りです。

おしゃべりやゲームを楽しむ

 大晦日から長男の家に親戚が集まります。チャリェの準備もありますが、久しぶりに再会するのでおしゃべりをするのが楽しみです。子どもの時は、仲のよいいとこと会えるのでとても楽しみでした。
 元旦は、チャリェのあとに食事をします。お正月の代表的な食事はトック(お餅入りのスープ)です。そのあとはおしゃべりなどをして過ごしますが、お正月の伝統的な遊びといえばユンノリです。ユンノリは、木を削って作った4本のユッを投げてマル(駒)を進める、韓国のすごろくです。

それぞれ習慣は異なりますが、親戚が大勢集まってにぎやかに過ごすお正月の様子が浮かんできました。

留学生も地域の一員として 〜地域と留学生とのかかわり〜(2002年冬号)

 国際学生会館のある鶴見区の潮田地域は、下町の雰囲気が色濃く残る人情味にあふれた街であると同時に外国人住民が多く住む街です。
学生会館の交流活動は多くの市民の理解と協力に支えられていますが、なかでも地元の方々なくしては交流事業を通した相互理解も十分な成果を得ることができません。地域の行事を通して深まっている交流の一端をご紹介しましょう。

潮田神社祭礼(6月)

 戦前から行われている地元最大のお祭りで、いなせなはっぴを着て神輿を担ぎます。小さな子供たちは山車の上に乗ってパレードに参加します。祭りのフィナーレを飾る「直会(なおらい)」では「サセ・サセ」の掛け声に合わせて清めの樽酒を飲み、その後はビールで乾杯。少々飲みすぎてしまうこともありますが、体全体で祭りを感じることができます。

盆踊り大会(7月)

 浴衣に着替えて参加するので女子留学生に人気です。最初は様子を見ている留学生も踊りの輪の中に自然に入っていき、みようみまねで踊りをマスターしていきます。また、町会のテントでは、焼きそばやカキ氷、焼き鳥やビールなどが出店されお腹も心も満足できます。日本の夏を満喫する行事です。

地区運動会(10月)

 運動会も地元町内の一員として参加します。初めての日本の運動会にルールが解らず戸惑うこともありますが、若さと体力に物を言わせて大活躍するが常です。お昼は町会婦人部手作りの茶飯と豚汁を食べ、たくさんの賞品を抱えて帰ってきます。普段なかなか体を動かす機会がないせいか意欲的に種目に挑戦し、いい汗をかいています。

寒中もちつき大会(2月)

 潮田交流プラザ全体で行う寒中もちつき大会では、テントや杵、臼、蒸し器などの物品の提供から餅つきの指導まで、町内の方々に心温まる協力をいただいています。この行事は開館当初の平成7年から実施しており、寒い時期にもかかわらずつきたてのお餅を求めて長蛇の列ができるほど地元の方々に受け入れられ、定着しています。

 地域行事への参加は、留学生が「ゲスト」ではなく地元一員としての自覚を持つことができる機会です。また、日本の伝統文化を体験し、地域の活動を知る絶好のチャンスでもあります。
 そして、なにより留学生と地域の方たち双方がふれあいを深める大切な場となっています。

地域からのメッセージ 行事を通じて交流しましょう」

五十嵐 昇さん(潮田西部地区連合会会長)

 外国籍の方が多く住むこの地区では、外国人だからといって特別なことはなく共に暮らしています。留学生のみなさんとは会館のオープン当初から地域行事を通じて交流を続けています。日本語も上手でしっかりしている方が多いですね。盆踊りなどの行事を通じて会話を交わすことが地域の私たちとの何よりの交流だと思いますので、これからも積極的に行事にいらしてください。私たちもみなさんとの交流を望んでいます。

家族室〜留学生を支える家族たち〜(2002年秋号)

 学生会館の居室には、単身室や研究者室の他に家族室が10室あります。家族室に暮らす家族のほとんどは、夫が留学生で妻や子どもを同伴して滞在しています。なかには夫婦で留学生という場合もあります。今回は、家族の生活の様子を、ある留学生の奥さまへのインタビューを中心にお伝えします。

グラナットナ トゥシャリ ウパシャマさん(スリランカ)

 トゥシャリさんは、東京工業大学大学院の留学生グナラットナ・ジャヤンタさんの配偶者として来日しています。

来日当初はいかがでしたか?
 2000年に来日して、すぐ民間のアパートに住みました。主人は大学での研究に忙しかったので、毎日寂しく心細かったです。この頃は、同じスリランカ人の仲間以外とは、ほとんど交流がありませんでした。

日本語はどうやって学びましたか?
 去年の4月に学生会館に入居するまでは、日本語を使うチャンスがほとんどなく、主人の学校の日本語教室でも、なかなか思うように習得できませんでした。学生会館に入居後、事務室から日本語チューターを紹介してもらい、個人レッスンを開始しました。生活の中のことを話題にしながら進めてくれるので、とても理解しやすかったです。
※日本語チューター・・・市内在学中の留学生とその家族に日本語を個人指導する日本人ボランティア

会館に入居して感じたことは?
 まず、きれいで充実した施設に驚きました。歓迎会をはじめとするさまざまなパーティに参加することで少しずつ知り合いが増え、違う国の人たちと交流する楽しみを知りました。日本語チューターのレッスンを受けながら、日常生活では在館者たちと英語を介して日本語を学んでいきました。

会館入居後の生活はいかがですか?
 主人が学校に行っている間、私も何かのかたちで日本の人たちと交流したいと思いました。会館には母国紹介の機会がありますので、少し不安でしたが思い切ってやってみたところ、次第に自信が持てるようになりました。さらに、季節行事や交流会など会館主催のさまざまなイベントに参加していく中で交流はさらに充実したものになりました。

来年会館に入居する家族へのメッセージは?
 住むだけはなく、目の前にあるいろいろなチャンスをつかんでほしいです。チャレンジすれば自己発見もできるし人とのつながりもできる。そういう環境が揃っている場所だと思います。

日本語チューターから  加藤洋子さん

 トゥシャリさんとは1年以上レッスンが続いています。熱心かつ目的意識をしっかり持っている方なので、教えていても気持ちがいいです。昨年は日本語能力試験3級に合格し、今は2級を目指して勉強中です。
 プライベートでもお付き合いしていますが、ご主人のこともさりげなく立てており、ひと昔前の日本に見たような素敵なご夫妻です。雑談ではスリランカと日本の文化の違いについても話し、私も勉強になっています。この秋にお子さんがお生まれになりますが、レッスンはもちろん、これからも交流していきたいと思っています。(談)

学生会館を明るくする、家族の存在

 家族室には、8月1日現在、8ヶ国10家族(インドインドネシア、ウズベキスタン、韓国、スリランカ、中国、ネパール、ポーランド)が住んでおり、子どもも計6人います。各事業に協力、参加してくれるのはもちろんのこと、何より明るい雰囲気づくりに一役かっています。奥さんは、パーティなどで家庭料理を提供してくれたり単身室の学生と一緒に料理を作ったりしています。子どもたちは単身室や研究者室の学生たちからも可愛がられていて、よくなついています。ロビーからも子どもたちの明るい声が聞こえ、事務室前を通る際にも、「コンニチハ!」「コンバンハ!」と元気に挨拶しています。子どもは日増しに日本語が上達し、その成長ぶりには感心させられます。

体験を通じて楽しく交流〜「箱根・かまぼこ作りとバスハイク」〜(2002年春号)

 2001年12月1日(土)に、留学生と市民の交流会として箱根への日帰りバスハイクを行いました。参加者は9ヶ国および地域の留学生19人と日本人市民17人。60歳代から子どもまで幅広い年代の参加者が交流を深めました。
 ハプニングに見舞われながらも笑いの絶えなかった当日の様子を、時間を追って再現しましょう。

8:15横浜集合、出発
集合に間に合わず急きょ現地で合流することになった人もいましたが、みんな無事バスに乗り込み元気に出発!

行きの車中
途中で渋滞に巻きこまれましたが、その間車中はカラオケやゲームで盛り上がりました。予定より1時間余計にかかったために「寄木の里」散策をあきらめることに。

御殿場・平和公園と仏舎利塔
最初の下車地は、富士山と御殿場の町を一望できる御殿場・平和公園です。思い切り身体を伸ばして、異国情緒あふれる仏舎利塔などを散策しました。

大涌谷
次の訪問地は、噴煙があがり硫黄臭のただよう大涌谷。噴火口を見学し、延命長寿の黒卵をほおばりました。

昼 食
富士山を望める芦での昼食。名物のわかさぎを自分で揚げて食べる楽しい食事で、おしゃべりもはずみました。

かまぼこと竹輪作りに挑戦
いよいよ、かまぼこ作り体験です。職人顔負けに上手な人、個性的な形を目指す人など様々で、世界でたった一つのものが完成しました。焼きたての竹輪はさっそく試食。かまぼこはいいお土産になりました。参加者の感想は、「面白かった」「出来上がりが良く満足」「案外難しかった」などでした。

18:45横浜に到着、解散

留学生と市民の交流会とは

留学生と市民が親しくなる場をつくるため、学生会館では年1回の日帰りでの交流会を企画しています。プログラムはいつもゼロからの手作りです。体験を通じた交流が特色で、いままでみかん狩り、地引網、陶芸などを行ってきました。

事前交流会

バスハイクの2日前に全員参加で実施しました。説明会と顔合わせを兼ねていて、前もって参加者が親しくなれると好評です。ゲーム、自己紹介、グループワークなどを通じて参加者はすっかり仲良くなりました。1人で参加した人も、帰りには新しい仲間と連れ立っていました。

参加者こぼれ話

・イスラムのラマダン(日中の断食)中で、一人食事ができなかったバングラデシュの学生。夕方4時半すぎにようやくお弁当や竹輪を口にすることができ、他の参加者もホッとしました。
・一番の人気者だったウズベキスタンの女の子は5歳。覚えたての日本語でお母さんの通訳をしたり、かまぼこ作りにも挑戦したりと大活躍でした。

国際色豊かに、楽しく〜秋まつりを開催〜(2001年冬号)

 去る10月14日(日)、秋晴れの下、恒例の「潮田交流プラザ秋まつり」が開催されました。秋まつりは、国際学生会館、潮田地区センター、潮田地域ケアプラザ(総称して潮田交流プラザ)が合同で行う年に1回の大きなお祭りで、今年も屋台村や各種催しなど個性あふれる内容で多くのお客様を迎えました。
 学生会館では留学生が「秋まつり実行委員会」を組織し、手作りの各国料理の屋台村とバラエティショーを披露しました。

各国料理屋台村

メニューは、中国水餃子、韓国キムチとチヂミ、マレーシア焼き鳥サテ、バングラデシュカレーの5品。試食会を行い素材と味を研究しました。手間と愛情をかけたこだわりの一品は評判も上々で、1時間で約1,100食を完売しました。

バラエティショー

 歌と劇の2部構成。生演奏で歌った3曲の歌は、英語、韓国朝鮮語、ポルトガル語と国際色豊か。そして劇「新黒船来航」では、女性が男役に挑戦して名役者ぶりを発揮しました。
 本番一週間前からリハーサルがスタート。繰り返すうちにだんだん役になりきっていく留学生。総合リハーサルは、なんと本番前日の深夜11時から行われました。
 そして本番。
 舞台終了後、ある観客が役者に一言、「お芝居、とても素敵だったわよ」。この言葉が彼らの努力が結実したことを証明してくれました。
 「努力にまさる才能はなし」、この言葉を実証してくれた在館留学生。本当におつかれさまでした。

研究者室〜会館での生活を、より多彩にする人たち〜(2001年秋号)

 横浜市国際学生会館の居室は110室。ほとんどが留学生用の居室ですが、研究者室用の部屋もあります。最上階(13階)の5部屋が研究者室であり、日本で研究活動を行う外国人研究者が居住しています。これまでに19ヶ国51人の研究者を迎えました。
 入居者全体からみればわずかな数ですが、研究者は会館内外のさまざまな活動で大きな役割を果たしています。
 例えば――。
 ・比較的年齢の若い留学生と比べ、研究者は年代にも幅があり、母国や他の国々で経験や実績を積んだ方も多くいます。若い留学生にとっては、研究者の培ってきた経験や実績の体験談を聞くことが、日本での留学生活でのよい刺激になっているようです。
 ・入居している留学生の出身国はアジア地域が9割をしめますが、研究者室にはアメリカカナダ大学連合日本研究センターに通う英語圏出身者など、より多彩な国の入居者が入居してきています。在館者同士も、日常のやりとりを通じてさまざまな文化にふれています。
 学生会館は住居であると同時に、様々な個性をもつ留学生たちの交流の拠点でもあります。研究者室の存在が、その交流の場をさらに盛り上げているといえるでしょう。これからも多方面での活躍が期待されます。

研究者にインタビュー 

カマル ウディン アハメドさんは、横浜国立大学外国人客員研究員として2000年9月に来日しました。

-来日の目的と研究内容は?
 「私は国立のダッカ大学の教授で、国際関係学、政治学を教えています。今回は、国際交流基金のフェローとして来日しました。 『新世紀の日本における人権状況について』がテーマです。人権はどの国でも、前にいたアメリカやオーストラリアなどでも完全ではありません。日本では人権が発達し、いまや他の先進国に匹敵していると思います。」

-横浜の印象は?
「どこもきれいで清潔ですね。海事広報艇『はまどり』に乗船した横浜港見学会が、楽しかっただけではなく、併せて横浜港の機能についても学べ、印象に残りました。」

-学生会館での生活はいかがですか?
 「交流活動では、異なる国の学生同士、また日本の方々とのよい関係がもて、友人関係の促進に役立ちました。日本人の生活習慣、食べ物などを知りました。
  語学講座の講師を担当したのですが、『ことば』を媒介に交流、理解しあう方法は大変よいですね。この会館に住んでいても、交流活動に参加しなければ、単なる宿舎で終わってしまうと思います。
 この会館は、異なる国の学生同士が出会うところでもあります。いろいろな人が住んでいますが、希望をいうならば、同じ国の人が最低2人はいるといいですね。母語で話せる人が近くにいることはとても心強いものです。たとえ外国語が話せても、です。」

-もうすぐ帰国ですね。
「日本では母国にない資料をたくさん入手でき、学問上の成果もありました。帰ったら、日本で経験したことを伝えていきます。」


 
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