11月8日(日)にみさと天文台と以下のメールの交換をしました。
転載許諾を得ていますのでご覧ください。

先方の話では回線の使用の問題などもあり・・・と話されていました。
また、しし座については時期が時期だけに・・・ということもあります。

でもとても興味深い話ではないでしょうか。

−−−−−−−往信ここから
はじめまして

私は都立八王子盲学校の教員の三崎といいます。
先日、電離層の変化による遠隔地の放送の受信などによる流星の観測といった
ことを思いだし、生徒たちに話しました。

このような方法であれば、視覚障害者も天体観測に参加できるのではと考えた
のです。

10月26日の朝日新聞のしし座流星群の記事からみさと天文台のことを知り
ました。早速gooでみさと天文台としし座で検索すると「FM電波による観
測」のページがでてきました。
CU-SeeMe でしし座流星群FM観測
  http://www.obs.misato.wakayama.jp/event/leo97/leo97.html


(略)

私も数列を音の列に変換し全盲の生徒のための教材とする、ということを試み
ていましたのでとても興味を持ちました。

さて、質問なのですが、FM反射波の音声そのものをネットワークで中継する
ことはできないでしょうか。(今回は無理としてもですが)
もし可能であれば私の生徒もこれを見ることができるのですが・・・


(略)

−−−往信ここまで

−−−返信ここから


三崎 様
はじめまして、みさと天文台の豊増と申します。電波関係を担当しています。

> 私は都立八王子盲学校の教員の三崎といいます。
> 先日、電離層の変化による遠隔地の放送の受信などによる流星の観測といった
> ことを思いだし、生徒たちに話しました。
>
> ・・・ 中略 ・・・
>
> さて、質問なのですが、FM反射波の音声そのものをネットワークで中継する
> ことはできないでしょうか。(今回は無理としてもですが)
> もし可能であれば私の生徒もこれを見ることができるのですが・・・

  ご連絡ありがとうございます。

  実は先日のジャコビニ流星群でリアルオーディオを用いて、FM流星観測
音声の実験中継をしたところです。技術的にはたいへんうまく行きました。
  電波は直接人間に感知できませんので、受信機からの出力をグラフや音な
どに変換してやる必要があります。当初のFM流星観測の音声中継目的として
は、グラフよりも音の方が初心者にもわかりやすく、展示としておもしろいだ
ろう、曇ってもお昼でも聞けます!という程度だったのですが、視覚障害者の
方のためにも役立つ可能性があるとは、とてもすばらしいことだと思います。

  観測そのものはそれほど難しいものではありませんが、高性能ラジオやア
ンテナがあった方がいいため、どこでも手軽に観測というわけにはいかないか
もしれません(電波観測の方法については月刊天文11月号が参考になります)。
そこで中継にも意味が出てくるわけですが、この場合も信号に特別な加工をし
ているわけではなく、ラジオを使った観測そのものを流します。健常者も電波
は見ることはできません。音の場合、ハンディー無しです(むしろ、健常者の
方より楽しんでいただけるのかもしれません)。


  ただし、今月17日のしし座流星群につきましては、メインを映像と考え
て世界的なインターネット中継を別の団体と共同で企画していますので、みさ
と天文台へのアクセスが殺到した場合、サーバーがパンクし、まったく情報が
届かないという事態が予想されます。
  また、しし座群に関しては、FM放送以外の電波を用いた方が有効である
という予測もありますので、現在アンテナを作ったりして実験中です。いろい
ろな条件の全てに渡って、うまい方法が見つかりますようご期待下さい。

※ 今回の場合は、うまくいったとしても音声は非公開中継という形になるか
もしれませんので、よろしくお願いします。しし座流星群ほどのものでなけれ
ば、今後の公開音声中継も可能ですので、ご意見・リクエストをいただいて、
よりよい中継ができるようにしていきたいと思ってます。

−−−返信ここまで

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