大宮ICカードによる実験
                               高原光子
 

買い物日時  2000年9月13日(水曜日)

 バランスリーダーを郵政省からいただいたので、早速大宮で買い物をしてみた。
  バランスリーダーの声は耳にくっつけて聞くにはちょうど良い音量だと思うが、
イヤホンが付いていればもっとありがたい。また、スピーカーの位置に少々問題
があるように思う。あれでは音声を聞きながらの暗証番号入力がやりにくい。そ
れでもとにかくバランスリーダーで確かめたところ、「お買いもの有効期限が切れ
ている」とのことで郵便局にて保留の手続きをした。
 しかし、この保留手続きは全盲者一人では不可能であり、結局晴眼者の目を借
り手ボタン操作を行った。
 その際、ATMに受話器が付いてなかったため、持参した(先日郵政省でいただ
いた)イヤホンを使用した。
 このイヤホン使用には少し工夫がいる。しっかり奥まで差し込んでしまうとな
ぜか全く音声が聞こえなくなってしまう。さりとて不完全だとやはり音声は出な
い。ちょうどいい加減な所を見つけて残高などの確認を行った。
 まず、ダイエイの地下の回転寿司の店での支払いでは、郵政省で見た新型端末
だったので音声で買い物金額や残高などの確認ができ満足した。
 しかし、私の視力では全くディスプレは見ることができなかったし、一緒に行
った晴眼者も見るのは難しいと言っていた。
 次にやはりダイエイの紳士服売場で買い物をしたが、ここの端末は以前の物で
あり、あまり使用されてないらしく店員の操作に時間を要した。
 それから、自動販売機でジュースを買った。以前の販売機では暗証番号入力ボ
タンが2列になっていて使いにくかったが、きちんとテンキーになっていてうれ
しくなった。前に使ったときにカードが出てこなくなったのでちょっとドキドキ
したが、そんなこともなくスムーズに買うことができた。これで商品を自分で選
ぶことができれば文句はないのだが‥‥。

 次にジャスコで買い物をしたが、最初は端末機そのものが繋がっておらず、わ
ざわざ私のために繋いで行った。ここでもやはり古い端末だった。古い端末の場
合、音声が出ないのでやはり不安は残る。
 最後にジャスコで食料品の買い物をしたが、カードの残高が足りずに現金を追
加しなければならなかったが、なぜかその操作がうまく行かずに何度か暗証番号
の打ち直しをさせられた。
 家に帰ってからバランスリーダーで買い物履歴を確かめ間違いないことを確認し
た。レシートを見ることのできない私達には本当にうれしいことだ。
 今回感じたこと
 まず、郵便局での保留を自力で行えるようにATMに工夫が必要である。
 次に、持参したイヤホンでも支障無く使えるようにさし込み愚痴に工夫が必要
。慣れないと音声が出ずに慌ててしまう。
 買い物では現金での支払いよりもずっと楽だった。新型の機会では残高や買い
物金額を音声で確認できるので安心して使うことができる。
 このような便利なカードなのだから、もっともっと利用されるような啓発活動
が必要なのではと感じた。
 このバランスリーダーや店に置く新型端末が、これからのデビッドカードシステ
ムやその他のICカードシステムにも応用されれば、お金を持ち歩かずに買い物が
でき、しかも自分の買い物金額をきちんと確かめられるので本当に安心して買い
物を楽しむことができるであろう。

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