佐原囃子用     笛作り     佐原の大祭に戻る

  
@篠笛の材料竹林 A竹を切る B切った竹

 
篠竹の林、佐原近辺は竹の宝庫で
 竹林は多い。しかし笛の材料となる
 となかなか適当なものは少ない。
 3〜5年のものが良くそれ以上若く
 ても古くても笛には適さない。最近
 造成などによって林がだんだん少
 なくなっており良い材料を探すのに

 
苦労する

 数ある竹の中から、笛になる太さ長さ
 の竹を見つけ出し切る。竹林は混み
 入っていて歩くのにも苦労する程。
 切った時ののこぎりの音で笛に適した
 竹かそうではないか大体見当がつく。

 現場では大体の見当で切って
 おいて、家に持ち帰ってから選
 別する
C天日干し D日影で寝かせる E穴あけ
 
 切ってきた竹はそのまま3ヶ月程天日
 干しをして青みを抜く、雨の日は取り
 込んで濡れないようにする。これが
 結構面倒。1日のうち何回か回して
 平均日が当たるようにする。
 
上が2ヶ月程日に当てた竹、下は切
  ったばかりの竹。
 
 笛の寸法に切りそのまま日陰で
 5年ほど寝かせる。寝かせる期間
 は長いほど良い。自分の場合一番
 長いので20年位。

 印を付けていよいよ穴開け。穴の
 大きさ、歌口と指穴とのバランス
 非常に微妙なところなので神経を
 使う。穴を大きくすれば大きな音
 にはなるが音が開いてしまりの
 無い音になってしまうし、小さすぎ
 ても音にならない。笛の良し悪しは

 
これで決まるし作者の個性が出る
F穴を開け終わった竹 G塗り H化粧
 
 穴を開け終わったところ。大体の調律
 は済んでいるが、最終の調律は塗り
 終わってからもう一度する。

 塗料はカシューを使う。塗りによって
 音も変わるので平均に塗るようにす
 る2回程塗ってから研ぎ出しもう一回
 塗る乾いたら最後の調律、筒音(全部
 塞いだ音)から全開の音までむら無く
 出るか確認。ここで最後の音が決ま
 る
調律が済んだら最後の仕上げ塗り

 笛製作の最終段階化粧。見た目
 だけではなく補強の意味もある
 あまり頑丈な厚化粧は音に影響
 するので注意が必要。

 I頭の化粧は螺鈿(らでん)仕上げ      J 頭にも籐を巻いた

I仕上がり
 
 これで仕上がりです。
 笛 は仕上がった時点
 では格好は出来あが
 ってますが、まだ半製
 品といってよく本当の
 音は出ません。長年吹
 いて持ち込むことによっ
 て本来の音に成長して
 いきます。